コーヒー豆の売り場で手が止まるのは、袋に書いてある言葉がどれも似て見えるからです。「深いコク」「華やかな香り」と並んでいても、飲むまでは違いが分かりません。
先に決めてしまうと一気に楽になるのが、豆のまま買うか、挽いた粉を買うかという一点でした。ミルを持っていなければ粉、挽きたてを飲みたいなら豆。それだけで候補は半分に減ります。残りは焙煎度、つまりどれくらい深く煎ってあるかで絞り込めます。
この記事では12点を、粉のまま買える5点と豆のまま買う7点に分けました。それぞれを公式の焙煎度表記が浅い側から深い側へ並べているので、上から読んでいくだけで自分の位置が見つかるはずです。
比べる材料は、豆か粉か・焙煎度・産地・内容量の4つに絞りました。どれも袋の裏か商品ページに必ず書いてある項目です。この4つで見る癖がつけば、次に別の豆を買うときも同じやり方で選べます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
豆か粉かで半分に絞り、焙煎度で決めます
粉のいいところは、袋を開けてすぐ淹れられることです。ミルもいりませんし、朝の数分をそのまま削れます。弱点は、挽いた面が空気に触れるぶん香りが抜けやすいところ。開けたら早めに飲み切るつもりで、買う量を決めてください。
豆のまま買う場合は、挽き目を器具に合わせられるのが強みです。ペーパードリップなら中細挽き、エスプレッソなら極細挽きというように、同じ豆を器具ごとに使い分けられます。そのかわり電動コーヒーミルが要りますし、淹れる前にひと手間増えます。
焙煎度は、生豆をどれくらい長く火にかけたかの度合いです。浅いほど豆の色は明るく、深いほど黒に近づきます。呼び名はメーカーごとに違いますが、浅い順に並べるとミディアムロースト(中煎り)、ハイローストやフルシティロースト(中深煎り)、フレンチローストやダークロースト(深煎り)という並びです。
ここで正直に書いておきたいことが1つあります。煎り具合の等級を公式に出していない商品もあります。今回の12点でも、UCC・AGF・無印良品の3点は公式ページに等級表記が見当たりませんでした。UCCは風味を「深みのある味わい」とだけ書き、無印良品は商品名の「ミディアムテイスト」が手がかりになります。表記が無いこと自体は珍しくないので、そこは名前と説明文から読み取るしかありません。

下の表は、このあとの見出しと同じ順に12点を並べたものです。気になる行が見つかったら、そのまま下に読み進めてください。
| 商品名 | 豆か粉か・内容量 | 焙煎度の表記 |
|---|---|---|
| ハマヤ 珈琲専門店用 モカブレンド | 粉・300g | やや軽めにロースト |
| AGF ちょっと贅沢な珈琲店 スペシャル・ブレンド | 粉・200g | 公式表記なし |
| UCC ゴールドスペシャル リッチブレンド | 粉・1,000g | 公式表記なし |
| illy ブレンド エスプレッソ粉 クラシコ | 粉・250g | ミディアムロースト |
| Bialetti ペルフェットモカ インテンソ | 粉・250g | ダークロースト |
| 無印良品 オリジナルブレンド ミディアムテイスト | 豆・200g | 公式の等級表記なし |
| スターバックス ハウス ブレンド | 豆・250g | ミディアムロースト |
| TOKYO COFFEE オーガニックブレンド | 豆・400g | フルシティロースト |
| TOKYO COFFEE デカフェ エチオピア モカ | 豆・400g | フルシティロースト |
| KIMBO エスプレッソ ナポリ | 豆・250g | ダークロースト |
| DRIP TRIP マンデリン G-1 | 豆・400g | 深煎り |
| 澤井珈琲 2種飲み比べ | 豆・500g×4袋 | ハイローストとフレンチロースト |
粉で買う|ミル無しで淹れるドリップ用の3点
ミルを持っていない人が最初に見るのがここです。3点とも袋を開けてそのままドリッパーに入れられます。並びは浅い側から順にしてあります。
ハマヤ 珈琲専門店用 モカブレンド 300g(粉)
モカという呼び名は、エチオピア産の豆に付くものです。この300gの粉は、公式オンラインショップで産地が「エチオピア、ブラジル、その他」、焙煎度が「やや軽めにロースト」と書かれています。今回の12点でいちばん浅い側に置かれた1点になりました。
実売は1,150円前後です。公式の販売価格が1,242円なので、通販で買っても大きくは変わりません。300gという量も、200gでは足りず1,000gだと余ってしまう人にちょうど収まります。
先に伝えておきたい注意点が1つあります。同じシリーズがAmazonでは「豆」として出ていることがあり、今回は在庫と価格を実測できた楽天の「粉」を採用しました。豆で欲しい人は、購入前に商品ページの表記を必ず確かめてください。
苦い方向のコーヒーに飽きて香りの方向を変えたい人に、いちばん安く試せる1袋です。
AGF ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラーコーヒー スペシャル・ブレンド 200g
レギュラーコーヒーを買うのが初めてなら、ここから入るのがいちばん負担の軽い選び方になります。200gで965円前後、合わなくても痛くない金額です。
公式ページで確認できるのは、容量200g、生豆生産国が「ブラジル、ベトナム、他」、原材料が「豆を挽いた粉」であることでした。JANコード4901111577848も一致しています。焙煎度の記載はありません。
スーパーでもよく見かける商品なので、通販で買って気に入ったら次は近所で買い足せます。毎日淹れる習慣が自分に付くかどうかを確かめる1袋として、これ以上ない入口です。
UCC ゴールドスペシャル リッチブレンド(粉)1000g
1日に2〜3杯飲む人だと、200gの袋は2週間ももちません。この1,000gの大袋は、そういう人のための量です。2,580円前後なので100gあたり258円になり、今回の粉5点ではいちばん安く上がります。
公式ページで確認できるのは、内容量1,000gと、原材料原産地が「ブラジル、ベトナム他」であること。等級の表記は無く、風味は「深みのある味わい」とだけ書かれています。
1,000gを一度に開けると香りが抜けますから、密閉できる容器に小分けするか、1日に飲む量を先に決めてから買ってください。この1点はEC限定の大容量なので、店頭で同じ袋を探しても見つかりません。
粉で買う|エスプレッソ器具に合わせる2点
同じ粉でも、マキネッタやエスプレッソマシン用は挽き目が別物です。器具が決まっている人は、この2点から選ぶと挽き目で悩む時間がまるごと消えます。
illy ブレンド エスプレッソ粉 ミディアムロースト クラシコ 250g
エスプレッソ用に挽いた状態で缶に詰まっているので、開けて詰めるだけで済みます。公式ページで確認できるのは、内容量250g、焙煎度がミディアムロースト、生豆生産国が「ブラジル、グァテマラ他」であることでした。
エスプレッソ用でありながら深煎りではない、という点がこの1点の位置づけです。深煎りのエスプレッソ用は多いので、中煎りで探すと選択肢はぐっと減ります。
2,100円前後という値段は、同じ250gの粉としては高い部類に入ります。缶入りのぶん、紙のパックより単価が上がるためです。ここは器具と手間を買っていると考えたほうが納得できます。エスプレッソマシンやマキネッタを使っていて、深煎りの強さは重いと感じている人に向く1点です。
Bialetti ペルフェットモカ インテンソ 250g
ビアレッティの直火式モカポットを持っているなら、これが最短の答えです。同じメーカーが自社のポット向けに挽いた粉なので、挽き目を探す作業がまるごと省けます。
内容量は250g、焙煎度はダークローストです。豆の構成はアラビカ30%とロブスタ70%、生豆の産地はブラジル・エチオピア・ウガンダ他と公表されています。1,300円前後で、今回の粉5点では中間の価格帯に収まりました。
ただし挽き目はモカポット向けの細挽きです。ペーパードリップに使うと目が細かすぎるので、器具がまだ決まっていない人は、先に器具のほうから決めてください。
豆で買う|中煎りから中深煎りの4点
ここからは豆のままの7点です。まずは中煎りから中深煎りの範囲を、焙煎度の浅い側から順に並べます。挽き目を自分で選べるので、電気ケトルとドリッパーがあればすぐ始められます。
無印良品 オリジナルブレンドコーヒー豆 ミディアムテイスト 200g
ミルを買ったばかりの人には、最初の1袋として200gがちょうどいい量です。挽き目を探して何度か外しても、200gなら惜しくありません。
産地はブラジル・エチオピア・グアテマラの3か国、内容量は200gで、実売は1,200円前後でした。公式には等級表記が見当たらず、商品名の「ミディアムテイスト」が目安になります。
無印良品の店舗でも買えるので、通販で切らしたときに近所で拾えるのも地味に効いてきます。ミルの練習台として、いちばん気楽な1袋です。
スターバックス コーヒー ハウス ブレンド 250g
店で飲んだものを家でも、という動機ならここが基準点になります。ハウス ブレンドはスターバックスの定番で、味の記憶を持っている人が多い1本です。
焙煎度はミディアムロースト、豆はラテンアメリカ産、内容量は250gです。実売は1,700円前後ですが、店によって1,600円台から1,900円台まで開きがあります。安いところを探す価値のある1点でした。
覚えておきたい点があります。これはラテンアメリカ複数国のブレンドで、単一の国の豆ではありません。産地ごとの違いを確かめたい目的には向きませんが、基準を1つ持ちたい人には向いています。
TOKYO COFFEE オリジナル オーガニックブレンド 400g
毎日口に入れるものだから原料の作り方が気になる、という人向けの1点です。公式ページには「100%JAS認証の有機珈琲豆使用」と書かれています。
内容量は400g、焙煎度はフルシティロースト。3,000円前後なので100gあたり750円になり、今回の12点では高い側に入ります。有機JAS認証と自家焙煎のぶんが価格に乗った形です。
量を飲む人が主役の商品ではありません。1日1〜2杯を落ち着いて飲む人が、原料まで納得したうえで買う枠だと考えてください。
TOKYO COFFEE デカフェ エチオピア モカ 400g
夕方以降にもう1杯飲みたい人には、カフェインを抜いた豆という選択肢があります。この400gはスイス式水抽出法という方法でカフェインを98.31%カットしたもので、焙煎度は先ほどと同じフルシティローストです。
3,510円前後と、今回の12点でいちばん高い1点になりました。100gあたりに直すと約878円です。それでも、夜に飲めるかどうかは値段では代えられません。
商品名に「エチオピア モカ」と付いていますが、中身はエチオピア主体のブレンドです。単一産地を期待して買うと話が違ってきます。もう1つ、この商品はYahoo!ショッピングでは見つからず、楽天の公式店で在庫と価格を確認しました。
豆で買う|深煎り表記の2点
牛乳を多めに合わせる飲み方をするなら、深煎り表記の豆が候補に入ります。ここでは深煎りの2点を、ブレンドと単一産地の順で並べました。
キンボ(KIMBO) コーヒー豆 エスプレッソ ナポリ 250g
イタリア・ナポリの名前が付いたエスプレッソ用のブレンドです。焙煎度はダークロースト、生豆生産国はブラジル、インド、他。内容量は250g、実売は1,700円前後でした。
豆のまま届くので、エスプレッソにもドリップにも挽き目を変えて使えます。深煎りの豆を1つ常備しておくと、その日の飲み方に合わせて淹れ分けられるようになります。
生豆はブラジル・インド他の輸入豆で、単一農園のものではありません。産地を追いかけたい人には、次の1点のほうが合います。
DRIP TRIP マンデリン G-1 インドネシア 深煎り 400g
産地ごとの違いを確かめたいなら、ブレンドではなく単一産地を1袋買うのが早道です。この400gはインドネシアのマンデリンG-1だけで作られています。
注文を受けてから焙煎する売り方で、焙煎度と豆か粉かを選べる仕組みです。今回は深煎りの豆のままで2,342円前後でした。100gあたりに直すと約586円になります。
受注焙煎なので、注文したその日に届く商品ではありません。切らしてから頼むと数日空きます。常備用ではなく、いまの1袋が半分になった時点で次を頼んでおく使い方が合います。
焙煎度を決めきれないなら、2種をまとめて試す
澤井珈琲 ビクトリーブレンド/ブレンドフォルティシモ 2kg 飲み比べ
ここまで読んで焙煎度を決めきれなかったなら、2種類まとめて試してしまうのが早いです。500gの袋が4つ、合計2,000gで2,800円前後になります。
100gあたりに直すと140円で、今回の12点ではいちばん安く飲めます。中身はブレンドフォルティシモとビクトリーブレンドの2種類。前者がハイロースト、後者がフレンチローストという、焙煎度の違う組み合わせです。自分がどちら寄りかを、同じ淹れ方で比べられるのは大きいところです。
弱点もはっきりしています。2種類が同梱なので、片方だけ欲しい人には量が多すぎます。2kgは1日2杯のペースでも3か月ぶんに近い量です。飲み切る前に香りが抜けないよう、小分けと保存の準備をしてから注文してください。
買ってから気づきやすい引っかかりどころ
いい点だけ並べても選べないので、ここでは弱点を先にまとめます。まず粉は、袋を開けた瞬間から空気に触れる面積が広い状態です。安いからと1,000gを買っても、飲み切るまでに時間がかかれば意味が薄れてしまいます。
等級表記が無い商品があることも、知らないと戸惑うところです。UCC・AGF・無印良品の3点は等級表記が公式に見当たりませんでした。ここは商品名や風味の説明文から読み取るしかありません。
エスプレッソ器具向けの粉をドリップに流用できない点も、うっかりやりがちです。illyは極細、Bialettiは細挽きで、どちらもペーパードリップには目が細かすぎます。器具が変わればその粉は使えなくなるので、買い替えが必要です。
受注焙煎のDRIP TRIPは、届くまでに焙煎の日数がかかります。切らしてから注文すると数日飲めない日ができるので、頼むタイミングを早めてください。デカフェのTOKYO COFFEEは100gあたり約878円と、今回でいちばん高い単価でした。夜に飲む用途がはっきりしている人向けです。
買う量を先に決める3つの質問
- 1日に何杯飲みますか。2杯なら200gはおよそ10日で無くなります
- ミルはありますか。無ければ粉、あるなら豆で挽き目を器具に合わせられます
- どの器具で淹れますか。ペーパードリップかモカポットかで、選べる粉が変わります

最初の1袋をどこから選ぶか
決め方をもう一度だけ整理します。ミルが無いなら粉の5点から、ミルがあるなら豆の7点から選んでください。器具がモカポットやエスプレッソマシンなら、illyとBialettiの2点まで絞れます。夜に飲みたい日があるなら、デカフェを1袋だけ持っておくと選択肢が広がります。
量の決め方も同じくらい大事です。飲み切れない量を安く買っても、香りが抜けたぶんは戻ってきません。まず200gから始めて、2週間で無くなるようなら400gや1,000gに上げていけば十分です。この順番なら、無駄になる袋がほとんど出なくなります。
産地の違いを味で確かめたくなったら、シングルオリジンのDRIP TRIPへ進んでください。逆に、まず量と習慣から作りたいなら澤井珈琲の2kgが早いです。どちらの入口からでも、豆か粉かと焙煎度の2つを見る癖は同じように使えます。
淹れる道具も一緒に決めておく
- コーヒードリッパーのおすすめ穴の数と素材で湯の落ち方が変わります
- コーヒーメーカーのおすすめ全自動とドリップ式を抽出方式と手入れで比べています
- 電気ケトルのおすすめ容量と温度調節で選べば買い直さずに済みます
※本記事はプロモーションを含みます

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