メンズの保湿クリームは油分の量で選ぶ、乾燥する季節に足す5点

冬の室内でくつろぎながら過ごす男性

保湿クリームを買い替えるとき、多くの人が最初に見るのは価格か容量だと思います。ただ、実際に塗った後の重さや、朝までもつかどうかを決めているのは、そこではありません。全成分表に何種類の油が、どんな性格で積まれているか。乾燥する季節に足す1本は、ここを見るとかなり絞り込めます。

もうひとつ、先に断っておきたいことがあります。ここで取り上げる5点のうち1点は、正確には保湿クリームではありません。しみ対策の薬用ジェルで、役割そのものが違う製品です。同じ棚に並びやすいので外さずに扱いますが、保湿の本線としては数えない形にしました。

読み方の前提もそろえておきます。5点はどれも有効成分とその他の成分を分けて表示していて、配合量の多い順に並んでいるわけではありません。だから「何番目に書いてあるか」で量を測ろうとしても、あまり意味がないんです。そのかわり、どんな性格の油をいくつ積んでいるかは表示からはっきり読めます。

以下は各製品の公式ページに出ている全成分表示をもとに、油の積み方から順に並べたものです。価格は公式価格と、在庫を確認できた楽天の実売価格を併記しました。

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men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

クリームの重さは、積んでいる油の性格で決まります

同じ「クリーム」でも、使われる油の性格は大きく3つに分かれます。ひとつはパルミチン酸イソプロピルやステアリン酸のような、肌の上に残って膜を作る油です。ふたつめはジメチコンやトリシロキサンといったシリコーン系で、伸びを良くしながら薄い膜を残す油になります。

3つめが揮発するタイプ。シクロペンタシロキサンのように、塗った直後は伸びを助けて、そのあと飛んでいく油です。これが上位に来る処方は、塗り終わりの重さが残りにくい仕上がりになります。

さらにセタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコールといった固形のアルコール類が入ると、質感そのものが硬く、こっくり寄りに振れます。乾燥する季節に「足りない」と感じるなら、この固形側を持っている処方を選ぶのが近道でしょう。価格でも容量でもなくここを見るだけで質感の見当が付くと分かってから、棚の前で迷う時間がだいぶ減りました。

品名油の積み方足すのに向いている状態
メンターム メディカルクリームG膜を作る油と固形のアルコール類を厚く重ねる体のカサつきをまとめて抑えたいとき
メラノCC Men 薬用しみ対策美白ジェル水性の保湿剤が主体で油は控えめしみ対策を1本にまとめたいとき
ニベアメン アクティブエイジ マルチケアクリーム油の種類を増やして顔用の厚みを作る顔の乾燥がはっきり出てきたとき
キュレル 潤浸保湿フェイスクリームシリコーンと炭化水素にセラミド機能成分を重ねる乾燥性敏感肌がゆらぐとき
オルビス ミスター モイスチャライジングクリーム揮発する油と粉体で軽く仕上げるテカリと乾燥が同居しているとき
油の読み取りは各製品の公式ページに出ている全成分表示にもとづきます

体まで1本で済ませる、いちばん油の厚いメンターム

5点の中でもっとも油に振り切っているのが、メンターム メディカルクリームGです。145gで542円になります。全身用として作られたクリームなので、顔専用ではありません。

その他の成分の並びを見ると、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸、セタノール、ジメチコン、SEステアリン酸グリセリル、POE硬化ヒマシ油、水添大豆リン脂質と、油性の成分と固形のアルコール類がまとまって並びます。水性の保湿剤はBGとグリセリンで、精製水は最後に書かれていました。

有効成分はdl-カンフル、トコフェロール酢酸エステル、ピリドキシン塩酸塩、リボフラビン、グリチルリチン酸ジカリウムという5つの顔ぶれです。乾燥やあれ性の肌を保護する働きが承認されています。

手の甲、ひじ、かかとのように、顔よりも面積が広くて皮膚の厚い場所へ遠慮なく使えるのがこの容量と価格の意味です。かかとまで含めた体側の乾燥を先に片付けたいなら、かかと向けのクリームと読み比べてみてください。

まず体側の乾燥を止めてから顔用を選び直す、という順番で考えるなら、最初に手を伸ばす1本になります。

メンターム メディカルクリームG

メンターム メディカルクリームG

参考価格 542円前後

全身用(手・ひじ・かかとなど体全体)の医薬部外品クリームです。dl-カンフル、トコフェロール酢酸エステル、ピリドキシン塩酸塩、リボフラビン、グリチルリチン酸ジカリウムの5つの有効成分で、乾燥やあれ性の肌を保護します。顔専用の4品とは異なり、体のカサつき・あかぎれ対策の定番として使う位置づけです。

役割が違う1点、メラノCC Menは保湿クリームではありません

冒頭で触れた例外がこれです。メラノCC Men 薬用しみ対策美白ジェルは、名前のとおり薬用のしみ対策ジェルで、保湿クリームとして作られた製品ではありません。100gで1,210円になります。

有効成分はL-アスコルビン酸2-グルコシド、トコフェロール酢酸エステル、グリチルリチン酸ジカリウムです。メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ働きが承認された組み合わせで、日焼けを繰り返してきた肌に先回りしておきたい人に向いています。

油の側を見ると、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、メチルポリシロキサン、親油型ステアリン酸グリセリル、軽質流動イソパラフィン、ベヘニルアルコール、セタノールが入っています。ただしBG、ペンチレングリコール、濃グリセリン、ソルビトール発酵多糖液といった水性の保湿剤も並び、全体としてはジェルらしい構成でした。

つまり真冬の顔の乾燥を、これ1本で受け止める設計ではありません。化粧水と乳液をまとめたい人が、しみ対策を兼ねて選ぶ位置づけになります。1本で済ませる発想そのものを比べたいなら、オールインワンの比較も見ておくと判断が早いでしょう。

保湿を主目的にするなら、この後に挙げる3点のほうが素直な選択になります。

メラノCC Men 薬用しみ対策美白ジェル

メラノCC Men 薬用しみ対策美白ジェル

参考価格 1,210円前後

顔用のオールインワンジェルクリームです。有効成分L-アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC誘導体)・トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)・グリチルリチン酸ジカリウムでメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。男性の肌向けに作られた美白ジェルで、化粧水・乳液を1本にまとめたい人向けです。

油の種類を増やして厚みを作るニベアメン アクティブエイジ

顔用として油をしっかり積んでいるのが、ニベアメン アクティブエイジ マルチケアクリームです。85gで1,625円で、5点の中では価格が中間に位置します。

その他の成分にはジメチコン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、セタノール、親油型ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG、ミリスチン酸ミリスチル、ステアリルアルコールと、性格の違う油が幅広く並んでいました。固形のアルコール類が2つ入っている点が、質感の厚みにつながる部分です。1本の中でこれだけ役割の違う油を組み合わせている点は、5点を並べたなかでもいちばん目を引きました。

有効成分はトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムです。トラネキサム酸はメラニンの生成を抑えて、しみ・そばかすを防ぐ働きが承認された有効成分です。日焼け後の色ムラが気になり始めた人に向く一本になります。

ほかにユビデカレノン、タウリン、システイン、アルギニン、水溶性コラーゲン液-3も配合されています。顔の乾燥がはっきり出てきた段階で、油の量を一段上げたい人に向く1本でしょう。

ニベアメン アクティブエイジ マルチケアクリーム

参考価格 1,625円前後

顔用のエイジングケアクリームです。有効成分トラネキサム酸・グリチルリチン酸ジカリウムを配合し、年齢とともに気になるハリ・キメの乱れにアプローチする医薬部外品です。乾燥ケアだけでなく、肌のコンディションを整えたい30代以降の男性向けです。

油そのものより、肌の油をまねる成分を積んだキュレル

キュレル 潤浸保湿フェイスクリームは、5点の中でもっとも高い1本です。40gで公式価格2,970円、楽天では1,999円前後で在庫を確認できました。容量あたりで見ると、遠慮なく使う種類の製品ではありません。

油の並びはトリシロキサン、ジメチコン、α-オレフィンオリゴマー、POE・ジメチコン共重合体と、シリコーンと炭化水素が中心です。ここまでに挙げた3点が持っていた固形のアルコール類は、ひとつも入っていませんでした。同じ「クリーム」という名前で、ここまで組み方が離れるとは思っていませんでした。

そのかわりに置かれているのが、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドというセラミド機能成分です。油を厚く重ねて外から覆うのではなく、肌が本来持っている油に近い成分を足す方向で組まれています。有効成分はアラントインで、肌荒れを防ぐ枠まで。

弱酸性、無香料、無着色、アルコールフリーという設計も、乾燥で荒れやすい肌を想定した組み立てです。同じ考え方の製品を横に見たい人は、敏感肌向けのスキンケアもあわせて読んでみてください。

価格よりも刺激の少なさを優先したい段階なら、ここに置き換える価値はあります。

キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム

キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム

参考価格 2,970円前後

顔用です。乾燥性敏感肌向けに、肌荒れを防ぐ有効成分アラントインとセラミド機能成分(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)を配合し、角層の奥までうるおいを届けてバリア機能をサポートします。弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリーで、乾燥によるカサつき・肌荒れを繰り返しやすい肌向けです。

揮発する油で軽さを作るオルビス ミスター

最後は方向が逆の1本です。オルビス ミスター モイスチャライジングクリームは50gで2,420円です。5点の中では2番目に高い価格帯になります。

油の顔ぶれはα-オレフィンオリゴマー、シクロペンタシロキサン、ベヘニルアルコール、パルミチン酸セチル、ジメチコン、トリオクタン酸グリセリルです。ここで効いてくるのがシクロペンタシロキサンで、伸ばすときは助けになり、そのあと揮発していきます。塗り終わりに重さが残りにくいのは、この性格によるものです。

さらにタルクと水酸化Alという粉体が入っていて、公式は皮脂吸着パウダーと説明しています。有効成分はグリチルリチン酸2Kです。無香料、無着色、弱酸性、アルコールフリー、パラベンフリーという設計でした。

なお表示上のアルコールフリーはエタノールを指す言葉で、ベヘニルアルコールのような固形のアルコール類とは別の話になります。質感を作る油と、刺激の話で語られるアルコールを混ぜて読まないでください。

Tゾーンはテカるのに頬は突っぱる、という状態に向けて作られた処方なので、テカリ対策の側から入ってきた人にも扱いやすいはずです。

オルビス ミスター モイスチャライジングクリーム

オルビス ミスター モイスチャライジングクリーム

参考価格 2,420円前後

顔用です。有効成分グリチルリチン酸2Kを配合し、皮脂吸着パウダーでテカリを抑えながら乾燥も予防する「うるおいコネクト設計」の医薬部外品クリームです。無香料・無着色・弱酸性・アルコールフリー・パラベンフリーです。皮脂の多いTゾーンと乾燥しやすい頬が混在する男性の肌向けです。

選ぶ前にそろえておきたい前提

いくつか、買ってから気づきやすい点を先に置いておきます。

メンタームは顔用として作られた製品ではありません。香りや質感を整えた処方でもないので、顔に使う前提で期待すると外れます。メラノCC Menは繰り返しになりますが保湿クリームそのものではなく、しみ対策のジェルという位置づけです。ニベアメンは有効成分の枠を超えた効果を期待すると、必ずずれが出ます。

キュレルは5点でもっとも高額で、40gという容量を考えると使い方に節度が要る1本です。オルビスは皮脂吸着パウダーを積んでいるぶん、乾燥だけが悩みの肌にはさっぱりしすぎる可能性が残ります。どれも欠点というより向き先の話なのですが、名前と価格だけで選ぶといちばん外しやすい部分だと思います。

そして5点に共通しているのは、乾燥や肌荒れを防いで、いまのコンディションを保つところに向いた設計だという点です。ここを押さえて選べば、買い直しの回数はかなり減らせるでしょう。

足す順番の目安

  • 体のカサつきが先に来ている=メンタームで面積の広い場所から
  • 顔の乾燥がはっきり出た=ニベアメンで油の量を一段上げる
  • 荒れやすさとセットで出る=キュレルに置き換える
  • テカリと乾燥が同居=オルビスで軽く仕上げる
  • しみ対策も兼ねたい=メラノCC Menを別枠で足す

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今の季節に、どれを足すか

油の量という物差しで並べ直すと、5点はきれいに散らばりました。厚く重ねるメンターム、油の種類で厚みを作るニベアメン、肌の油をまねる成分に寄せたキュレル、揮発する油で軽く仕上げるオルビス。そして保湿の本線から外れた場所に、しみ対策のメラノCC Menが立っています。

乾燥が体から来ているのか、顔だけなのか、荒れやすさを伴っているのか。この3つのどれに当てはまるかで、足す1本はほぼ決まります。テカリと乾燥が同居している場合だけ、軽さを優先する側へ振ってください。

全成分表示はどの製品も公式ページで公開されています。気になった1本があれば、買う前にそこを開いて油の顔ぶれを確かめておくと、質感で外す確率が下がるはずです。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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