毛穴の産毛は落とす順番で変わる|脂性肌が選ぶ道具3つ

鏡の前で顔を剃る

先に結論です。鼻や頬の毛穴に見える黒いポツポツには、汚れだけでなく産毛が混ざっていることがあります。 洗っても取れなかったのは、あなたの洗い方が雑だったからではない。落とす相手を取り違えていただけです。

産毛が混ざっているタイプなら、見え方は変えられます。順番は「落とす→剃る→守る」の3手でいい。角栓というふたを外し、残った産毛だけを顔用の道具で剃り、剃った直後の肌を守る。それだけで鏡の中の印象は変わります。

僕は脂性肌でニキビ肌、しかも敏感肌という面倒な組み合わせです。20代のころ、鼻の黒ずみを「汚れだ」と決めつけ、ヒゲ用のT字カミソリで小鼻をゴリゴリやりました。黒ずみは減らず、翌日に鼻の脇が赤くむけて、その週のうちに白いニキビが3つ。黒ずみの正体を確かめないまま道具を当てたのが、いちばんの失敗でした。

この記事では、黒ずみに産毛が混ざっているかを先に見分けたうえで、3手に当てる道具を3つ挙げます。対象はヒゲではなく、頬・小鼻・鼻の下・額の生え際の産毛のほう。

この記事で分かること

  • 毛穴の黒ずみに産毛が混ざる仕組みを、資生堂の記載から確認する
  • 自分の黒ずみが角栓由来か色由来かを、指の腹で見分ける
  • 落とす→剃る→守るの3手に、道具を1つずつ当てる
  • 剃り方の手順と、剃った日にやってはいけないこと

この記事を書いた人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。

洗顔して1時間でテカる極度の脂性肌です。学生時代から肌荒れと戦い続けていて、脂性肌向けとうたわれる化粧水はドラッグストアの棚にあるものからデパコスまで、ほぼ全部試してきました。アゼライン酸・レチノール・ビタミンC・ナイアシンアミドといった成分ものも、セラミド系の敏感肌向けも同様です。

スキンケアだけでは足りず、イソトレチノインや、アドバテックスレーザー・ポテンツァ・アビクリアといった美容医療にも一通り手を出しています。そのうえで「結局これは要る/要らない」を自分の肌で判断してきました。

YouTubeでは日常Vlogをメインに発信しています

鏡の前で顔を剃る
目次

毛穴の黒いブツブツ、その一部は本当に産毛です

「毛穴の黒ずみ=皮脂の酸化した汚れ」。あなたも読んだはずの説明で、間違いでもありません。ただ、それが全部ではない。黒く見えているものには毛が混ざっていることがあり、これは俗説ではなく化粧品メーカーの側が書いていることでした。

資生堂は「毛穴から生える産毛」を黒ずみの原因に挙げている

資生堂のビューティー情報ページには、こうあります。

「また、毛穴から生える『産毛』も、毛穴が黒ずんでみえる原因のひとつ!」(資生堂 Beauty Journey「【毛穴ケアまとめ】黒ずみ・開き・たるみ」)

原因の「ひとつ」という書き方に注目を。全部が産毛だとは言っていません。ただ、候補に入ることは公式が認めています。

仕組みについては、資生堂の別ページがもう少し踏み込んだ説明をしている。

「このように、寿命を終えた産毛は、角栓がなければ抜けて毛穴から外へ出ていきます。ところが、角栓が毛穴をふさいでいると、産毛が行き場を失ってしまうことに…。産毛が角栓に混ざり合い、黒ずんで見えるのです。」(資生堂 Beauty Journey「鼻・小鼻の毛穴の黒ずみの正体は「汚れ」と「産毛」も!?」)

洗っても「汚れ」として落ちなかったのは、そこにあったのが毛だったから。いままでの徒労にも、これで説明がつきます。

目立たなくする順番は「落とす→剃る→守る」の3手でいい

仕組みが分かれば、順番も決まります。まず角栓というふたを外す。それでも表面に残って黒く見える産毛だけを、顔用の道具で剃る。最後に、剃った直後の無防備な肌を守る。

逆にすると失敗します。ふたを外さないまま刃を当てても、角栓に埋まった毛には届かない。届かないから力を入れ、角質が削れる。20代の僕がやったのは、これ。

順番さえ守れば、道具は3つで足ります。

手順担当する道具この手で変えられること
1. 落とす,酵素配合の洗顔料,角栓というふたを外す
2. 剃る,顔用の電動シェーバー,表面に残った産毛を短くする
3. 守る,医薬部外品の保湿ジェル,剃った直後の肌荒れ・にきびを防ぐ
区分はそれぞれ化粧品・家電・医薬部外品。役割が違うので、1つで全部を兼ねることはできません

角栓か、それとも色か。指の腹でなでれば見当がつく

自分の黒ずみがどれなのかは、眺めるより触ったほうが早い。風呂上がりに水気を拭いた小鼻を、人差し指の腹でなでてみてください。30秒あれば見当がつきます。

ざらつくかどうかで、角栓か色かに分かれる

フェミークリニックは角栓が詰まったタイプを「詰まり毛穴」と呼び、その特徴を「触るとざらついている」と書いています。指の腹に細かい引っかかりを感じるなら、毛穴の入口にあるのは固形物、つまり角栓。

一方、メラニンによる黒ずみの説明はこうでした。

「詰り毛穴の黒角栓とは違い、角栓が詰まっているわけではないのでザラザラしていません。」(フェミークリニック「毛穴の開きや黒ずみの原因を見分けて」)

見た目の特徴は「毛穴周辺がリング状に黒ずみ」。色がついているのに、触ってもつるっとしている。これに当てはまるなら、落とす道具でも剃る道具でも動きません。色の問題だからです。

産毛は、どちらにも混ざりうる

ここが混乱しやすいところ。産毛は「第3のタイプ」ではなく、上のどちらにも重なって存在します。角栓があれば産毛はその中で黒い線に見えるし、角栓が無くても毛そのものは黒く見える。

見分けの結論はこうです。ざらつきを感じたら、まず落とす。ざらつきが取れたあとも黒い点や短い線が残るなら、そこにあるのが産毛。落としてから残ったものが、剃る対象です。この二段構えなら順番を間違えません。

ざらつきの正体は、落とす側を掘り下げた毛穴の黒ずみを落とす洗顔に預けます。一気に引き抜こうと考えているなら、先に毛穴パックの使いどころを。産毛が混ざった黒ずみに貼りものを当てても、思ったほど気持ちよくは剥がれません。

まず落とす。角栓がふたをしている間、産毛は出ていけない

3手のうちの1手目は、落とすこと。剃るのはそのあとです。この順番は資生堂の記載を読んで決めました。ただし、資生堂が「剃っていい」と言っているわけではない点は、はっきりさせておきます。

資生堂は「剃る」より先に角栓対策を勧めている

先ほど引いたページの続きには、こうある。

「産毛を剃ろうとしたり、角栓をむりやり押し出したりするのではなく、スキンケアによる角栓対策から始めましょう。」(前掲ページ)

読んだとおり、剃ることを勧めている文ではありません。資生堂は、剃るより先に角栓対策から始めろと書いている。だから僕も、落とすを1手目に置きます。

そのうえで、この記事は剃る手順まで進みます。落としても残る産毛はあるし、剃るという選択をする男は現実にいるから。ただしその判断は資生堂の後ろ盾ではなく、僕が引き受けたものです。

角栓のタンパク質に働きかけるのが、酵素の役割

では、ふたはどう外すのか。石けんで崩れないのは、角栓が皮脂だけの塊ではないからです。そこで出てくるのが酵素。ファンケルの特設ページには、こうあります。

「酵素(プロテアーゼ)が角栓・ザラつきのもととなるタンパク質に働きかけます。」

同じページには炭とクレイの説明も並んでいました。

「表面に多くの小さな穴が開いている針葉樹の炭が、肌表面の角栓・毛穴汚れを効率よくかき出します。」「豊富なミネラル成分を含むクレイ(天然の鉱物)が角栓・毛穴汚れや老廃物を吸着し、からめとります。」(いずれもファンケル公式 酵素洗顔特設ページ)

いずれもメーカー側の表現です。僕の言葉として「これで毛穴が消える」とは書きません。書けるのは、角栓に物理と酵素の両方から当たる設計になっている、というところまで。

【1つ目】ファンケル ディープクリア洗顔パウダー:剃る前にふたを外す係

1手目に当てるのが、ファンケルの「ディープクリア洗顔パウダー」。区分は化粧品の洗顔料で、上の酵素・炭・クレイの説明はこの製品のものでした。

形は個包装のパウダーで、1個が1回分、30個入なら30回分。形は個包装のパウダーで、1個が1回分。公式ページの表記は「30回分(1日1回、朝晩いずれか使用)」で、毎日使えば1か月で1箱を使い切る計算。価格は公式で30個入×1箱が1,980円(税込)、2箱セットが3,740円(税込)。使う位置はクレンジングのあと、化粧液の前。防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤が無添加なのも、肌が揺れやすい人間にはありがたい。

これを1手目に置く理由はふたが外れないと、産毛の本当の量が見えないから。剃刀を買う前に、まずここを通してください。

ファンケル ディープクリア洗顔パウダー 30個入

ファンケル ディープクリア洗顔パウダー 30個入

参考価格 1,980円前後

化粧品の酵素洗顔料。剃る前に角栓というふたを外す1手目。1個1回分の個包装

電動シェーバーで顔を整える

それでも残る産毛は剃る。道具で結果が変わる

落としても、産毛そのものは無くなりません。角栓が外れたあと、鏡に近づくとうっすら黒い毛が並んで見える——ここまで来たら剃る番。ただし道具で結果が変わります。

T字カミソリを顔に当てると、毛と一緒に角質まで持っていかれる

ヒゲ用のT字カミソリは、太くて固いヒゲを根元から断つための道具。刃が鋭く、肌に押し当てて滑らせる前提です。

顔の産毛はヒゲよりずっと細く、柔らかい。細い毛を切るのに太い毛用の刃圧は要りません。余った圧は毛ではなく角層へ向かいます。剃ったあとにヒリつく、白い粉をふく、数日後にニキビが出る。20代の僕がやったのがこれで、毛は減ったのに肌の状態は明らかに悪化していました。

ヒゲそのものの整え方は担当外。長さや形を作りたいならヒゲトリマーの選び方のほうへどうぞ。

【2つ目】パナソニック ファースト フェイスシェーバー ER-GM40:削らずに剃る係

顔用の電動シェーバーを選ぶとき、僕が基準にしているのは3つ。顔に当てる前提の刃であること、水洗いできること、電源で止まらないこと。産毛と皮脂は刃に絡むし、週に数回しか使わない道具の充電管理は正直しんどい。

その3つを満たすのが、パナソニックの「ファースト フェイスシェーバー ER-GM40」。区分は家電なので、肌への効能をうたう製品ではありません。毛を短くする道具として切り分けて考えてください。

公式の仕様から数字を拾います。電源方式は乾電池式で、「パナソニック単3形アルカリ乾電池1本で約1年使用可能(週3回、1回約2分間の使用)」。本体質量は「約55g(乾電池・マユコーム・マユカバー含まず)」、寸法は「高さ16.6×幅2.6×奥行き2.8cm(マユコーム・マユカバー含まず、キャップあり)」。防水設計で、水洗いができます。付属品はマユコームA・B、マユカバー、掃除用ブラシ。替刃の型番はES9277、生産国は中国。

週3回で電池が約1年もつのは、産毛の手入れに向いた性格でしょう。毎日剃るものではないので、充電切れで止まらないのはありがたい。約55gという軽さも、細かい部位では効いてくる。

なお価格は、パナソニックがオープン価格を採っており公式ページに記載がありません。比較サイトの数字は別製品を掴んでいる疑いがあったので、この記事では書かないことにしました。販売ページで確認を。

パナソニック ファースト フェイスシェーバー ER-GM40

パナソニック ファースト フェイスシェーバー ER-GM40

家電の顔用電動シェーバー。落としても残った産毛を剃る2手目。乾電池式で防水

剃り方は資生堂の手順をそのままなぞればいい

道具が決まったら、次は当て方。自己流でやると、替えた意味がなくなります。資生堂が剃り方を手順として公開しているので、それをなぞるのが確実でしょう。

クリームか乳液を塗ってから、上から下へなでるように

資生堂の手順は、いきなり刃を当てません。STEP①「マッサージクリームか乳液を顔全体にまんべんなく塗ります。」、STEP②「皮ふの上から下の方向に軽くなでるようにしてムダ毛を剃ります。」(資生堂 Beauty Journey「【顔の産毛の剃り方】意外と知らないケア方法&おすすめアイテム」)

大事なのは「軽くなでるように」の部分。押し当てて削る動きではありません。刃が滑る層をクリームか乳液で作り、毛の流れに沿って撫でていく。力が要らないから角質も持っていかれない、という理屈でしょう。

仕上げも公式に書かれています。STEP③「蒸しタオルを作り、①で塗ったクリームをふき取ります。」、STEP④「コットンに化粧水を含ませ、十分にパッティングして肌を休めます。」(いずれも同ページ)洗い流すのではなく拭き取る。「肌を休めます」という言い方が、剃った直後の状態をよく表しています。

逆剃りはしない。直後にパックもメイクも重ねない

やってはいけないことも、同じページに明記されていました。

「下から上に向かって剃る『逆剃り』は肌を傷めてしまうので絶対に避けましょう。」「顔剃り直後のマッサージやマスク・パック、メイクは肌トラブルの元になるので、避けましょう。」(いずれも同ページ)

逆剃りは毛の流れに逆らって根元から刈る剃り方。深く剃れる代わりに負担が大きい。「絶対に避けましょう」とまで書かれている以上、産毛に使う理由はないでしょう。

そして剃った直後にパックやマッサージを重ねない、これがこの記事でいちばん守ってほしい一行です。「ついでに毛穴もケアしよう」と考えたくなる気持ちは分かる。僕もやりました。その日の夜に頬が赤くなり、翌々日にニキビ。

剃った後の肌は敏感になる。脂性肌がつまずくのはここ

剃ること自体は、正しくやればそれほど怖いものではない。問題は、剃った日の残りをどう過ごすか。資生堂も「産毛処理後の肌は敏感になっているので、いつも以上にやさしく丁寧にお手入れすることを心がけましょう。」と書いていました。(前掲ページ)

剃った日は攻めない。角質ケアを重ねない

僕が自分に課しているルールはひとつ。剃った日は、落とす側の道具を使わない。

1手目の酵素洗顔も、スクラブも、拭き取り化粧水も、剃った日には重ねません。以前、「今日は毛穴が開いているから吸収がいいはず」と思い込んで酵素洗顔を追加したことも。翌朝には鼻の脇と頬の境目が突っ張り、3日かけて赤いニキビが2つ育っています。

剃るという行為は、それ自体が角層への刺激。そこへ角質を落とす道具を重ねれば、同じ方向の負荷が二重にかかります。僕は落とす日と剃る日の間を最低1日空けています。剃った日のニキビに心当たりがあるなら、ニキビ肌向けの洗顔選びを先にどうぞ。

【3つ目】キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル:剃った日の肌荒れを防ぐ係

3手目、守る係に当てるのが「キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル」(販売名:キュレル保湿ジェルSa)です。区分は医薬部外品。承認された効能は「にきび・肌荒れを防ぎます。」で、有効成分はアラントイン一つ。

ここは正確に。言えるのは「防ぐ」までであって、すでにあるニキビを治すとか消すとかいう話ではありません。敏感になった肌が荒れる方向へ転がらないよう支える。役割はそれです。

商品説明には「セラミドの働きを補いながら皮脂による肌荒れを防ぐ」とあり、乾燥だけでなく過剰な皮脂でも肌荒れをくり返す敏感な肌に向けた設計だと書かれています。潤い成分としてセラミド機能成分とユーカリエキスを配合。ただしこの2つは有効成分ではないので、混同しないように。

内容量は120ml。使い方は化粧水の後に、ポンプ3〜4押し分を顔全体にやさしくなじませる。先ほどの手順でいうとSTEP④の直後です。乾燥だけでなく皮脂側の肌荒れも想定した設計が、脂性肌が顔を剃った直後にちょうど噛み合う。3手目にこの区分を選んだ理由は、そこでした。

使用上の注意も。傷・はれもの・湿疹など異常のある部位には使わないこと、赤み・はれ・かゆみが出たら中止すること、目に入らないよう注意すること。剃り負けて出血しているところに塗る道具ではありません。

キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル 120mL

キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル 120mL

参考価格 1,396円前後

医薬部外品。剃った日のにきび・肌荒れを防ぐ3手目。有効成分はアラントイン

3つそれぞれの引っかかりと、この手順では動かないもの

ここまで良いところを並べてきたので、正直な話を。3つとも、買ってから気づく点はあります。

買う前に知っておいてほしい、3つの弱いところ

ファンケルのディープクリア洗顔パウダーは、個包装の使い切りである点が弱みにもなります。1個1回分で30個入が30回分。毎日使えば1か月ちょうどで終わります。旅行に小分けで持てるのは利点ですが、泡の量を増やす調整は効かず、ゴミも毎回1袋出る。

ER-GM40は、細い毛のための設計です。だからこそ産毛に向くのですが、裏を返せば太くて固いヒゲを一気に処理する道具ではない。1台でヒゲも産毛もと期待すると、物足りなく感じるでしょう。乾電池が別売りな点も、届いたその日に使いたいなら要注意です。

キュレルの保湿ジェルは、化粧水の後に使う設計です。つまり、これ1本ではスキンケアが完結せず、前段に化粧水が要ります。「洗って終わり」で生きてきた人には、工程が2つ増えることに。

毛穴の凹みそのものは、この3つでは変わらない

もっと大きな限界も。この3手で扱えるのは、毛穴の中身と、そこから生えている毛だけです。

角栓が外れて産毛が短くなっても、毛穴という穴の形——開き具合や、すり鉢状に落ち込んだ縁——は残ります。中身が黒くなくなれば影は薄くなるので印象は変わる。けれど穴そのものが埋まるわけではありません。ここを期待して買うと、確実にがっかりします。穴の形が本題だという人は、すり鉢状に落ち込んだ毛穴へ。

そしてもうひとつ。触ってもざらつかず、毛も見当たらないのに黒く見える毛穴。フェミークリニックの説明でいうリング状のタイプです。これは中身ではなく色の問題なので、落とす道具でも剃る道具でも動きません。この記事の3つは、その場合には向いていない。買う前に、ここだけは確かめてください。

剃り続けるか、脱毛に切り替えるか

最後に、続け方の話。産毛の手入れは一度で終わりではなく、決めるべきは頻度と、いつまで続けるかです。

剃っても毛は濃くならない。太く見えるのは断面のせい

「剃ったら濃くなるのでは」という不安も、短く片づけておきます。毛はもともと先が細く尖った形で生え、それを途中で切ると切断面が四角い状態で伸びてくる。うる肌シェービングの解説では「毛の断面が四角く、太くなった状態で毛が生えてくるため、毛が太くなったように見えてしまいます」とし、「これはあくまで断面がそう見せているだけで、太くなるという医学的根拠はありません」と書かれていました。

太く見えるのは断面の形の話。毛が増えたわけではないので、ためらう理由にはなりません。

2週に1回から始めて、頻度が上がるなら考え直す

頻度に唯一の正解はありませんが、始めるなら間隔を空けたほうから試すのが安全でしょう。僕なら2週に1回から入ります。それで気にならないなら、そのままでいい。

ただし、剃った翌日に赤みが出る、週1回でも足りないと感じる。そうなったら道具でどうにかする段階を越えています。資生堂も「1本1本抜くわけにいかない産毛は、レーザー脱毛で処理するのも対策の一つです。」と書いていました。あくまで選択肢のひとつで、受けるかどうかは医師の説明を聞いたうえで慎重に判断すべきもの。この記事では効果や費用の数字に踏み込みません。

今夜、指の腹でなでるところから

黒ずみに産毛が混ざっているなら、見え方は変えられます。順番は落とす→剃る→守る。ふたを外してから残った毛だけを剃り、剃った日は攻めずに守りに徹する。この3手さえ守っていれば、20代の僕の「鼻をゴリゴリして赤くむける」は起きていません。

ファンケルのディープクリア洗顔パウダーで角栓を落とし、パナソニックER-GM40で残った産毛を剃り、キュレルの保湿ジェルで剃った日の肌荒れとにきびを防ぐ。役割が違うので1つでの代用はできず、逆に言えばこれ以上を買う必要もない。

まずは今夜、風呂上がりに小鼻を指の腹でなでてみてください。そこで感じたざらつきの有無が、あなたが最初に買うべき道具を決めます。

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30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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