先に結論です。貼って剥がす毛穴パックは、使い方を間違えると悪い、が正確なところです。角栓が取れるのは事実で、肌を傷めるのも事実。分かれ目は頻度と剥がし方にあります。
「毛穴パックは絶対ダメ」という話も、「ごっそり取れて最高」という話も、どちらも半分だけ合っています。この記事では、公式が案内している使い方と、剥がすタイプ以外の選択肢を並べます。
毛穴パックで失敗する3つのパターン
- 頻度が多すぎる … 週1回が公式の目安。毎日はやりすぎ
- 乾かしすぎて無理に剥がす … 皮膚ごと持っていかれる
- 剥がしたあと何もしない … 開いた毛穴がそのまま固まる
逆に言えば、この3つを避ければ道具として成立します。順番に見ていきます。
この記事を書いた人
30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。
洗顔して1時間でテカる極度の脂性肌です。学生時代から肌荒れと戦い続けていて、脂性肌向けとうたわれる化粧水はドラッグストアの棚にあるものからデパコスまで、ほぼ全部試してきました。アゼライン酸・レチノール・ビタミンC・ナイアシンアミドといった成分ものも、セラミド系の敏感肌向けも同様です。
スキンケアだけでは足りず、イソトレチノインや、アドバテックスレーザー・ポテンツァ・アビクリアといった美容医療にも一通り手を出しています。そのうえで「結局これは要る/要らない」を自分の肌で判断してきました。
貼って剥がすパックの正しい位置づけ

取れるのは事実。ただし毛穴は開く
剥がすパックは、角栓を物理的に引き抜きます。シートに付いた角栓が見えるので、効果は分かりやすい。ただし引き抜いた直後の毛穴は、栓が抜けたぶん開いています。
ここで何もしないと、開いた毛穴に皮脂がまた詰まり、前より大きい角栓ができます。「パックを使うと毛穴が広がる」と言われる現象の中身はこれです。パック自体ではなく、剥がしたあとの放置が原因です。
公式の使い方は思ったより細かい
花王の使用説明では、手順はこうです。鼻を水でまんべんなく濡らす → 濡れた手を拭いてから貼る → 硬くなるまで乾かす(夏は約10〜15分、春秋冬は約5〜10分)→ まわりから少しずつゆっくり剥がす。
注意書きには「乾かしすぎるとパックが硬くなりすぎ、無理にはがすと皮フがはがれる等、肌を傷めることもある」と明記されています。置き時間は長いほど取れるわけではなく、長すぎると肌側が持っていかれます。
頻度は週1回のスペシャルケアが公式の目安。角栓は数日では育たないので、週2回やっても取れるものが増えるわけではありません。肌のダメージだけが積み上がります。
向いている人と、やめたほうがいい人
黒ずみの正体が「詰まった角栓」なら、剥がすパックは効きます。一方、角栓が無いのに毛穴が黒く見える場合は、取るものがありません。開きやたるみで影になっているタイプは、剥がしても変わらず、開きが悪化するだけです。
自分の毛穴がどのタイプかは毛穴の開きを目立たなくするにはで切り分けられます。また、肌が荒れている時期・ニキビがある場所には貼らないでください。炎症の上から剥がすと、確実に悪化します。
タイプ別に3つ

その日に取る枠:メンズビオレ 毛穴すっきりパック 黒色タイプ
花王の定番で、男の鼻に合わせた大きめサイズの立体裁断シート。黒色タイプは皮脂吸着成分(炭)配合です。10枚入りで500円前後。
公式の説明どおり、詰まった角栓をキャッチして除去する道具です。週1回なら10枚で2か月以上もつので、コスパは悪くありません。大事な予定の2〜3日前に使うのが使いどころです。直後は毛穴が開いているので、当日の朝は避けてください。
メンズビオレ 毛穴すっきりパック 黒色タイプ 10枚
参考価格 499円前後
花王。男の鼻に合わせた大きめの立体裁断シートに皮脂吸着成分(炭)配合。週1回のスペシャルケア。
こすらず洗い流す枠:スキンフード ブラックシュガーマスク
韓国スキンフードのロングセラーで、黒糖のスクラブを顔にのせて洗い流すウォッシュオフタイプです。剥がさないので、肌を持っていかれる心配がありません。
これは僕自身が実際に使っていて、単独のレビュー記事に感想を書いています。砂糖のスクラブは水に溶けるので、スクラブ特有のゴリゴリ感が途中からやわらかくなるのが特徴です。週1〜2回、剥がすパックの代わりに使えます。
スキンフード ブラックシュガーマスク ウォッシュオフ
参考価格 1,460円前後
黒糖スクラブを塗って洗い流すタイプ。剥がさないので肌を持っていかれない。実際に使ったレビュー記事あり。
毎日の予防枠:スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュN
カネボウの酵素洗顔パウダーです。公式の説明では、タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)と皮脂分解酵素(リパーゼ)、アミノ酸系洗浄成分の組み合わせ。角栓の材料(タンパク質と皮脂)を、育つ前に分解する方向の道具です。
1回分ずつの個包装で、公式は「毎日使える」としています。32個で1,800円前後。取るケアではなく、次の角栓を作らせないケアなので、パックとは役割が重なりません。酵素洗顔の仕組みは酵素洗顔の記事に書いています。
スイサイ ビューティクリア パウダーウォッシュN 32個
参考価格 1,833円前後
カネボウ。タンパク質分解酵素と皮脂分解酵素のW酵素で、角栓の材料を育つ前に分解する。毎日使える個包装。
取る強さの順に並ぶ
タイプ・頻度・価格で並べます。3つは「取る強さ」の順に並んでいて、強いものほど頻度を下げる必要があります。
| 製品とタイプ | 頻度と使いどころ | 容量/価格 |
|---|---|---|
| メンズビオレ 毛穴すっきりパック 黒色貼って剥がす/炭配合・立体裁断 | 週1回。予定の2〜3日前に | 10枚/500円 |
| スキンフード ブラックシュガーマスク塗って洗い流す/黒糖スクラブ | 週1〜2回。剥がしたくない人 | 100g/1,500円 |
| スイサイ パウダーウォッシュN酵素洗顔/プロテアーゼ・リパーゼ | 毎日OK。次の角栓を作らせない | 32個/1,800円 |
迷ったら、酵素洗顔から始めるのが安全側です。毎日使えて、失敗のしようがありません。それでも残る頑固な角栓にだけ、週1回の剥がすパックを重ねる。この順番なら、肌への負担が最小で済みます。
黒ずみには2種類ある
毛穴の黒ずみは、角栓の頭が酸化して黒い場合と、毛穴の影が黒く見える場合があります。指で軽く触って、ザラつきがあるなら角栓。つるつるなのに黒く見えるなら、影か色素沈着です。
パックが効くのは前者だけです。後者に剥がすパックを使い続けると、取れるものが無いのに刺激だけ与えて、開きが進みます。触って確かめる、はこの分野でいちばん簡単で確実な診断です。
鼻だけでなく、あごと眉間も同じ
角栓ができやすいのはTゾーン全体です。鼻のパックで取れた人は、あごや眉間にも同じ詰まりがあることが多い。ビオレのパックには気になる部分用もありますが、曲面が多い場所は、剥がすタイプよりスクラブや酵素洗顔のほうが扱いやすいです。
顔全体の皮脂対策としては、洗い方そのものを見直すほうが効きます。スキンケア完全ガイドの「テカる・脂性肌」の項目から入ってください。
指や毛抜きで押し出すのが最悪
パックの是非より先に言うべきことがあります。爪や毛抜きで角栓を押し出すのは、パックの比ではなく肌を傷める行為。毛穴の周りに圧がかかり、壁が壊れて、開きが戻らなくなります。
取れたときの快感が強いので癖になりやすいのですが、毛穴の開きの多くは、過去に押し出した場所です。どうしても取りたい衝動が出たら、週1のパックの日まで待つ。パックはその衝動の受け皿としても機能します。
鏡との距離も効きます。毛穴が気になる人は、顔を近づけて拡大して見がちですが、他人はその距離であなたの鼻を見ません。腕1本ぶん離れた距離で見えないものは、日常では見えていない。気にしすぎて触る回数が増えるほうが、実害としては大きいです。
お湯の温度で下準備が変わる
パックの前に熱いお湯で温める人がいますが、熱すぎは逆効果です。皮脂が溶けて流れるのは40度前後からで、42度を超えると肌の保湿成分まで流れます。
風呂上がりの、肌がやわらかくなったタイミングがいちばん取れます。蒸しタオルを使うなら1〜2分で十分。温める時間より、そのあと濡らして貼るまでの手際のほうが効きます。
剥がしたあとの5分で差がつく
剥がすパックを使うなら、直後のケアまでが1セットです。やることは2つだけ。
剥がした直後にやること
- 冷やした化粧水で押さえる … 開いた毛穴を引き締める。冷蔵庫で冷やしておくと早い
- 保湿で蓋をする … 乾燥すると角質が厚くなり、次の詰まりが早まる
パック剤が肌に残ったら、こすらず水で洗い流してください(公式の案内どおり)。爪でこそげ取ると、そこだけ赤くなります。
なお、触ってもザラつかないのに毛穴が目立つ場合は、すり鉢状の開きです。すり鉢毛穴の記事のとおり、取るケアでは戻らないタイプなので、そちらの対策に切り替えてください。
化粧水は普段使っているもので構いません。持っていないなら脂性肌のメンズ化粧水から選んでください。毛穴の詰まりが気になる人は、だいたい皮脂も多いので、この記事が合います。
まとめ
毛穴パックは週1回・濡らして貼る・ゆっくり剥がす・直後に引き締める。この4つを守れば、悪者ではなく道具です。
すぐ取りたいならビオレの黒色タイプ、剥がすのが怖いならブラックシュガーマスク、次を作らせたくないならスイサイの酵素洗顔。取る側と作らせない側で役割が違うので、組み合わせて使えます。
剥がしても黒く見えるままなら、それは角栓ではなく開きか影です。毛穴の開きの記事のほうを見てください。取るものが無い毛穴にパックを繰り返すのが、いちばんの遠回りです。
角栓のほうが本体だった場合の落とし方は、鼻の黒ずみとクレンジングにまとめています。角栓は半分以上がタンパク質なので、油を溶かすだけでは足りません。
剥がしても黒く見えるものが毛ではないかと思ったら、毛穴の産毛の落とし方を見てください。
※本記事はプロモーションを含みます

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