ギャツビーの洗顔売り場で起きる迷いは、たいてい「バームと泡と薬用、どれが自分向きか」という一点に集まります。ブランドはもう決めているのに、剤形が違いすぎて横並びで比べにくいままです。値段も80g、130g、200gと容量がばらばらで、単純な比較が効きません。
先に骨格を書いておきます。毎日使う1本を先に決めてから、必要に応じて別の役割を足す形。この順番で考えると4品はきれいに整理できます。というのも、いちばん高いバームは日々の洗顔料の代わりになる製品ではないからです。
もうひとつ、4品は狙っているところが揃っていません。ニキビを防ぐ有効成分を積んでいるのは薬用トリプルケアアクネフォームで、荒れやすい肌をなだめる方向に振っているのがディープメディフェイシャルウォッシュです。毎日の皮脂とテカりを軽く流したいなら泡洗顔、毛穴の黒ずみを狙い撃ちしたいならバームという分かれ方になります。
以下は公式サイトに出ている全成分表示をもとに、洗浄成分の骨格から読み比べたものになります。価格は在庫を確認できた楽天の実売価格を併記しました。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
洗い上がりを決めているのは、洗浄成分の骨格です
ギャツビーの4品は、洗ったあとの手触りがそれぞれ違います。同じ棚に並んでいても、皮脂の落とし方の設計がまるで別だからです。ここを先につかんでおくと、値段や容量の数字に振り回されずに済みます。
全成分の表示は、上に書かれているものほど多く入っているという決まりです。ですから並びの頭を見れば、その洗顔料が何で汚れを落としているのかがだいたい分かります。4品を頭から読み比べていくと、思っていたよりはっきり性格が割れていました。
洗浄成分の骨格でも分かれます。薬用アクネフォームとディープメディはステアリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸に水酸化カリウムを合わせた石けんの組み合わせが軸でした。対して泡洗顔はラウロイルアスパラギン酸Naとラウリルグルコシドが主役で、石けんとは別系統の組み立てになっています。同じブランドの棚に並んでいながら洗浄の骨格が別系統だったのは、成分表を突き合わせるまで気づきませんでした。
洗顔の前に使う1品、EXディープクリアバーム

4品でもっとも高いのがEXディープクリアバームで、80gで1,320円です。ただし高いから上位、という並びではありませんでした。値段順に強さが並んでいるつもりで見ていたので、ここは最初に読み替えが要りました。これは毎日の洗顔料ではなく、洗顔の前段階に置く毛穴の集中ケア用だからです。
全成分の頭はエチルヘキサン酸セチル、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、パルミチン酸エチルヘキシル、イソステアリン酸PEG-8グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルと、油性の成分が続きます。そこへ合成ワックスとマイクロクリスタリンワックスが入って、バームの固さが作られる構造です。
吸着側にはシリカと炭が入り、公式は皮脂を溶かす成分と炭の組み合わせと説明しています。ほかにアスコルビン酸硫酸2Na、酢酸トコフェロール、ダイズ種子エキス、アーチチョーク葉エキスも配合されていました。
油で汚れを溶かすタイプにつきまとう流れにくさを受け持つのが、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸PEG-8グリセリル、ジオレス-8リン酸Na、ポリグリセリル-4ラウリルエーテルといった水になじませる側の成分です。バーム状の油をぬるま湯で流せるのは、この組み合わせが入っているからになります。
日焼け止めやメイクも落とせてW洗顔不要と表示されていますが、日々の洗顔料を置き換えるという位置づけではありません。週に何度かの集中ケアとして足すのが素直な使い方でしょう。毛穴の黒ずみそのものを主題に選び直したいなら、毛穴の黒ずみ向けクレンジングも見比べてみてください。
ギャツビー EXディープクリアバーム
参考価格 1,320円前後
洗顔前に使う毛穴洗浄バームです。4種の皮脂溶解成分と炭(吸着剤)で毛穴の黒ずみ・皮脂を徹底洗浄し、W洗顔不要で日焼け止めやメイクも落とせます。4品の中で唯一「洗顔の前段階・毛穴の集中ケア」専用のアイテムで、日々の洗顔料とは役割が異なります。
毎日の皮脂ケアは炭酸の泡で、マイクロスパークリング泡洗顔
200gで586円です。容量あたりで見ると4品の中でいちばん気楽に使える1本になります。押すだけで泡が出るので、洗顔ネットで泡立てる工程が要りません。
洗浄成分はラウロイルアスパラギン酸Naが軸で、ラウリルグルコシドが補助に入ります。石けん系の3品とは骨格が違うので、洗い上がりのつっぱり方も別物になるはずです。イソブタンと二酸化炭素で泡を作り、そこへ炭が入る構成でした。
保湿側にはグリセリン、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、カプリリルグリコールが並びます。パラベンフリーで、メントールが入っているので洗い上がりにひんやりが残る点は好みが分かれるところです。
同じ炭を使っていても、バームは油に溶かして吸わせる形、こちらは泡で浮かせて吸わせる形と、届かせ方そのものが違います。毎日の回数で効かせるのか、週に数回の集中で効かせるのか。2品の分かれ目はここにありました。
摩擦をかけずに毎日洗いたい、という条件がはっきりしている人にはこれが基準の1本になります。他社の定番と並べて考えたいなら、メンズビオレの洗顔と骨格を比べてみるのも早道でしょう。
ギャツビー マイクロスパークリング泡洗顔 ディープブラック
参考価格 586円前後
炭酸ガス濃密泡と炭(吸着成分)で毛穴の黒ずみ・アブラを洗浄する泡タイプの日常洗顔料です。皮脂クリア成分で汚れを溶かし、炭酸泡で毛穴の奥から浮かせて炭で吸着除去する3ステップ設計です。パラベンフリーです。
ニキビを防ぐ枠で選ぶなら、薬用トリプルケアアクネフォーム

ニキビを防ぐ有効成分を積んでいるのは、4品でこの薬用トリプルケアアクネフォームだけです。価格は130gで300円前後になります。いちばん安いのに、狙いはいちばんはっきりしている1本でした。値段の順に強さが並ぶわけではないと分かる、いい例だと思います。
有効成分はサリチル酸とグリチルリチン酸ジカリウムです。サリチル酸がアクネ菌を殺菌する側、グリチルリチン酸ジカリウムが炎症を抑える側を受け持ち、この2本立てでニキビを防ぐ設計になっています。繰り返しやすい人が、毎日の洗顔というだれでも続く場所で手を打てるのは大きいはずです。
その他の成分は濃グリセリン、ステアリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、水酸化カリウム、パルミチン酸という石けんの骨格に、皮脂を吸着するベントナイトを合わせた形になります。l-メントールとdl-カンフルも入っているため、洗い上がりの清涼感は4品の中でもはっきり出る側です。
ベントナイトは粘土由来の粉体で、洗っているあいだに皮脂を抱き込む役割を担います。石けんの骨格だけで皮脂を落とし切ろうとすると洗浄力そのものに頼りがちですが、吸着する成分を足しておけば負担を分散できるという組み立てです。
ニキビができやすい時期に、価格を気にせず毎日続けたい人に向いています。その条件がはまるなら、選ぶ理由は十分に立ちます。ニキビ側から化粧品を組み直したい人は、ニキビ向けのコスメもあわせて読むと全体像がつかめるでしょう。
ギャツビー フェイシャルウォッシュ 薬用トリプルケアアクネフォーム
参考価格 300円前後
4品中唯一の医薬部外品(薬用)洗顔フォームです。有効成分サリチル酸(殺菌成分)とグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症成分)でアクネ菌を殺菌・炎症を抑え、ニキビを防ぎます。皮脂吸着成分(ベントナイト)でテカリも抑えます。ニキビができやすい肌向けの予防ケア専用ラインです。
荒れやすい時期の逃げ場、ディープメディフェイシャルウォッシュ
130gで728円になります。薬用アクネフォームより上、バームより下という中間の価格帯に置かれた1本です。
洗浄の骨格はミリスチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸に水酸化Kという石けん系ですが、そこへラウラミドプロピルベタイン、ヤシ脂肪酸アルギニン、カプリル酸ポリグリセリル-3が加わります。単純な石けんだけで押し切らない構成で、公式は摩擦レス処方と説明していました。
美容側の成分はツボクサ葉/茎エキス、ドクダミエキス、アロエベラ葉エキス、ダイズ種子エキス、フィチン酸です。皮脂を受け持つのは脱脂コメヌカと海シルトで、スクワランと酢酸トコフェロールも入っています。パラベンフリーです。
スクワランが洗い流す製品に入っている点も、この1本の性格をよく表しています。すすいだあと肌に残る量は限られるはずですが、洗浄成分だけで構成しないという方針は成分表からはっきり読み取れました。
そして4品の中で唯一、メントールもカンフルも入っていません。清涼感が苦手な人にとっては、この一点だけで選ぶ理由になるはずです。ニキビを防ぐ枠が要るなら薬用アクネフォームですが、乾燥や荒れのほうが前に出ている時期は、こちらのほうが肌を休ませながら洗えます。
ギャツビー ディープメディフェイシャルウォッシュ
参考価格 728円前後
シカ成分(ツボクサ葉/茎エキス)と4種の美容成分(ドクダミエキス・アロエベラ葉エキス・フィチン酸・ダイズ種子エキス)を配合した濃密泡洗顔です。摩擦レス処方で肌への負担を抑えながら、皮脂吸着成分(脱脂コメヌカ)でアブラを落とす、肌あれ・ゆらぎが気になる肌向けの低刺激ラインです。パラベンフリーです。
見落とすと後悔しやすい線引き
4品を並べて見えてくる引っかかりを、まとめて置いておきます。
| 品名 | 容量と価格 | 洗浄の骨格 |
|---|---|---|
| EXディープクリアバーム | 80g/1,320円前後 | 油で汚れを溶かして炭とシリカで吸着 |
| マイクロスパークリング泡洗顔 ディープブラック | 200g/586円前後 | アミノ酸系の洗浄成分と炭酸の泡 |
| 薬用トリプルケアアクネフォーム | 130g/300円前後 | 石けん系にベントナイトを合わせる |
| ディープメディフェイシャルウォッシュ | 130g/728円前後 | 石けん系にベタインとスクワランを添える |
まずEXディープクリアバーム。4品でもっとも高いうえに、日々の洗顔料の代わりにはなりません。W洗顔不要という表示はありますが、毛穴の集中ケア用として買う前提でなければ割高に感じるはずです。
泡洗顔はスクラブの粒子が入っていないので、ザラつきを物理的に削り落としたい人の期待とはずれます。薬用アクネフォームはl-メントールとdl-カンフルによる清涼感が強めに出る側なので、ひんやりが苦手なら避けるほうが無難でしょう。ディープメディは名前にメディと付きますが、ニキビを防ぐ有効成分を積んだ1本ではなく、荒れやすい肌を低刺激で洗う方向の製品です。
清涼剤の有無で分けると、泡洗顔と薬用アクネフォームが入っている側、バームとディープメディが入っていない側になりました。ひんやりが苦手かどうかは、4品を2つに割る現実的な物差しです。清涼剤が入っているかどうかは成分表を開かないと分からない部分なので、ここは棚の前で判断しにくいと思います。
組み合わせの目安
- 毎日の1本を軽く済ませたい=マイクロスパークリング泡洗顔
- ニキビを防ぐ枠が要る=薬用トリプルケアアクネフォーム
- 清涼感を避けたい=ディープメディフェイシャルウォッシュ
- 毛穴を集中的に片付けたい=EXディープクリアバームを別枠で足す
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4品は上下ではなく、役割で並んでいました。毎日の洗顔料として成立するのは泡洗顔、薬用アクネフォーム、ディープメディの3本でした。バームだけがその手前に立つ製品になります。
だから決め方はこうなります。まずニキビを防ぐ枠が要るかどうか。要るなら薬用アクネフォーム、要らないなら清涼感の好みで泡洗顔とディープメディを分けます。そのうえで毛穴の黒ずみが残るようなら、バームを別枠で足してください。
1本だけ買うならどれか、と聞かれたら、私は586円前後のマイクロスパークリング泡洗顔を挙げます。200gという容量に対して価格の負担がいちばん軽く、押すだけで泡が出るので毎日の摩擦も減らせるからです。そこにニキビの悩みが乗っているなら300円前後の薬用トリプルケアアクネフォームへ、清涼感を避けたいなら728円前後のディープメディへ振り替えてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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