電気圧力鍋は容量と圧力値で決まる|1〜2人用から3〜4人用まで7台

赤い鍋で煮込んだ肉料理のアップ

圧力鍋がほしくなる瞬間は、たいてい台所の前に立っているときにやってきます。角煮も、乾燥豆も、玉ねぎを飴色にするスープも、時間さえかければおいしくなることは分かっています。ただ、その時間のあいだ火の前に立ち会える日は、思っていたよりずっと少ないものでした。

今回は実売7,980円前後から21,440円前後まで、7台の電気圧力鍋を公式スペックだけで並べ直しました。横に置いて眺めてみると、迷いを断ち切るのはデザインでも自動メニューの数でもありませんでした。効いてくるのは調理容量と圧力値の二つで、ここさえ決まれば候補は半分以下に減ります。

容量を外すと、作りたい量が鍋に入りきらないか、逆に底が寂しいまま毎回動かすことになります。圧力値のほうを外すと、期待したほど加熱の時間が縮まりません。どちらも買ってから取り返しのつく話ではないので、先に決めておく価値は大きいと感じました。

以下では調理容量で三つのグループに分け、そのグループの中で圧力値と価格を見ていきます。自動メニューの数については、判断の順番としては最後に置きました。

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30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

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満水容量ではなく、調理容量のリットル数で見てください

電気圧力鍋のカタログには、満水容量と調理容量という二つの数字が並んでいます。満水容量は内なべのふちまで水を入れたときの量で、実際に材料を入れてよい上限は調理容量のほうです。ここを取り違えると、4.0Lと書かれた鍋に4L分の材料が入るものだと思い込んでしまいます。

たとえばアイリスオーヤマのPC-MA4-Wは満水容量4.0Lですが、調理容量は2.6Lまでです。パナソニックのNF-PC400-Kも満水容量3.9Lに対して調理容量2.6Lなので、実際に使える量はほとんど変わりません。大きいほうの数字に引っぱられると、この差はきれいに見落とします。

もうひとつの軸が圧力値です。パナソニックは70kPa(ゲージ圧)という数値に「約115℃」という温度を併記しています。ふつうの鍋では水の温度は沸点で頭打ちになりますから、鍋の中を115℃まで持ち上げられることが、そのまま加熱時間の短さにつながります。

今回の7台のうち、70kPaという数値を公式に明記していたのはパナソニック・シロカ・山善・マクスゼンの4台でした。コイズミは5段階の圧力調整という書き方で、数値そのものは公表していません。アイリスオーヤマの2台については、公式ページに圧力値の記載を見つけられませんでした。

数値が出ていない機種が劣っている、という意味ではありません。ただ、加熱の強さを数字で確かめてから買いたい人にとっては、比較の材料がひとつ足りない状態になります。ここは気持ちよくごまかせるところではないので、正直に書いておきます。

人数の目安と調理容量の関係を、7台ぶん整理しました。

人数の目安調理容量あてはまる機種
3〜4人分の作り置き2.6LパナソニックNF-PC400・アイリスPC-MA4
1〜3人分1.6〜1.68LシロカSP-2DF231・コイズミKSC-3503
1〜2人分1.3〜1.4LアイリスKPC-MA2・山善EPCB-M220・マクスゼンMEPC-TX301
容量と圧力値は各社公式のスペック表の記載によります。アイリスオーヤマの2台は圧力値が公式に公表されていません

表を作って気づいたのですが、メーカーによって「何人用」の言い方はまるでそろっていません。同じ1.6L台でも三人向けと書く会社があれば、四人向けと書く会社もあります。人数表記は参考程度にとどめて、リットル数のほうで判断してください。

3〜4人分をまとめて仕込むなら、調理容量2.6Lの二択になります

家族ぶんのカレーや角煮を一度に仕込みたいなら、選択肢は2.6Lクラスの2台に絞られます。価格はどちらも2万円台前半で、7台の中では上のほうです。ただ、週末に作り置きをして平日を楽にする使い方なら、この容量に払う価値は十分にあるでしょう。

パナソニック NF-PC400-K|20,636円前後、圧力値と自動メニューが両立した1台

満水容量3.9L・調理容量2.6Lの大容量で、3〜4人分のカレーや角煮をまとめて仕込めます。消費電力は800W、圧力は70kPaのゲージ圧で、公式には約115℃と書かれています。質量は4.2kgです。

この機種のいいところは、圧力値がきちんと数字で出ていて、しかも自動メニューが20種類そろっている点にあります。数字で納得したい人と、献立を考えるのが面倒な人の両方を拾える構成になっていました。7台を並べたなかでは、迷ったときの安全な着地点になります。

弱点は価格とサイズです。7台の中では高いほうに入りますし、ひとり分の煮物を作るには鍋が大きすぎて持て余しやすくなります。少量調理が中心なら、後で紹介する小さいグループのほうが日常に馴染むでしょう。

献立に迷いたくない人、そして数字を見て納得してから買いたい人には、ここから見てもらうのが早いはずです。

パナソニック 電気圧力鍋 おうちシェフ NF-PC400-K

パナソニック 電気圧力鍋 おうちシェフ NF-PC400-K

参考価格 20,636円前後

満水容量3.9L・調理容量2.6Lの大容量で、3〜4人分のカレーや角煮をまとめて仕込めます。20種類の自動メニューがあるので、献立に迷ったときも助かります。

アイリスオーヤマ PC-MA4-W|21,440円前後、7台でいちばん大きい満水4.0L

満水容量4.0L・調理容量2.6Lで、白米6合の炊飯にも対応します。消費電力は1000W、質量は4.5kgと、7台の中では最も重い部類に入りました。価格も21,440円前後と、今回いちばん高い1台です。

満水容量が4.0Lあるので、材料をたっぷり入れて煮汁がふきこぼれる心配をしにくいのは実用上ありがたいところでした。炊飯を6合までまかなえる点も、家族の人数が多い家庭には効いてきます。

いっぽうで自動メニューは6種類にとどまり、パナソニックの20種類やアイリスの小型機の65種類とは差があります。消費電力も1000Wと高めなので、同時に他の家電を使うときはブレーカーの容量を意識しておいたほうが安心です。

献立は自分で決めるから容量がほしい、という人向けの1台になります。逆にメニューを機械に任せたい人は、この後に出てくる機種のほうが合うでしょう。

アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 PC-MA4-W

アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 PC-MA4-W

参考価格 21,440円前後

満水容量4.0L・調理容量2.6Lの大容量タイプで、白米6合分の炊飯にも対応します。予算を出せるなら、家族の作り置きを一気に済ませたい人に向いています。

ひとり分から三人分まで、いちばん使い回しの利く中間サイズ

普段はひとりかふたりで、たまに人が来ます。そういう暮らし方だと、大容量は持て余し、最小サイズでは足りません。この中間に置ける2台が、今回いちばん出番が多くなりそうだと感じました。

シロカ SP-2DF231|17,800円前後、70kPaと自動20種類を2.4Lに収めた

満水容量2.4L・調理容量1.68Lで1〜3人分に対応し、使用最高圧力は70kPaです。消費電力は700Wと控えめで、質量は3.9kg、オートメニューは20種類そろっています。無水調理やスロー調理もこなせるので、圧力をかけない使い方まで含めて1台で回せます。

パナソニックの大容量タイプとアイリス・山善の小容量タイプのちょうど中間に位置していて、性能の割り切り方に無理がありません。圧力値と自動メニュー数の両方が公式に出ているのも、比較する側としては助かりました。

ただし3〜4人分をまとめて作るには、調理容量1.68Lでは足りません。家族ぶんの作り置きが目的なら、素直に2.6Lクラスへ上げてください。

初めての電気圧力鍋で、しかも長く使いたい。その条件で選ぶなら、この1台の据わりのよさは覚えておく価値があります。

siroca 電気圧力鍋 おうちシェフ SP-2DF231

siroca 電気圧力鍋 おうちシェフ SP-2DF231

参考価格 17,800円前後

満水容量2.4L・調理容量1.68Lで1〜3人分に対応し、圧力70kPaで無水調理やスロー調理もこなします。オートメニューは20種類そろっているので、初めての電気圧力鍋にも向いています。

コイズミ KSC-3503/H|11,880円前後、5段階の圧力調整を1万円台前半で

満水容量2.5L・調理容量1.6Lで、3.5合の炊飯にも対応します。消費電力は700W、質量は3.8kgで、圧力は5段階に調整できる方式です。実売は11,880円前後で、他店では11,880〜16,200円ほどの幅がありました。

容量をそれなりに確保しながら1万円台前半に収まっているのが、この機種の立ち位置です。圧力を段階で選べるので、煮くずしたくない野菜と、しっかり柔らかくしたい肉を、同じ鍋で作り分けられます。

弱点は自動メニューが6種類と少ないところにあります。パナソニックやシロカのような多メニュー機と比べると、献立を機械に提案してもらう場面では物足りません。レシピは自分で調べる、という人でないと使いこなしにくいでしょう。

まず1万円台前半で試したい、でも容量は削りたくない。そんな条件のときに残る1台です。

コイズミ マイコン電気圧力鍋 KSC-3503/H

参考価格 11,880円前後

満水容量2.5L・調理容量1.6Lで3.5合の炊飯もできる3〜4人分向けサイズです。7点の中でも価格が抑えめで、電気圧力鍋を初めて試す入口になります。

1〜2人分と割り切るなら、1万円台前半までで足ります

ひとり暮らしや二人暮らしで、その日に食べる分だけを作っていく使い方です。この使い方なら、無理に大きい鍋を買う必要はまったくありません。ここから紹介する3台は、価格も置き場所も気楽です。

アイリスオーヤマ KPC-MA2-B|15,120円前後、自動メニュー65種類が効く

満水容量2.2L・調理容量1.4Lのコンパクトサイズで、消費電力は800W、質量は3.6kgです。目を引くのは自動メニューが65種類あることで、この数は7台の中でも突出しています。

同じ1〜2人用のマクスゼン・山善との違いは、はっきりこのメニュー数に出ます。何を作るか決めずに帰宅する日が多い人ほど、選択肢が並んでいることの価値は大きいはずでした。

ただし調理容量は1.4Lまでなので、3〜4人分をまとめて作る用途には向きません。また圧力値の数値は公式ページに記載がなく、加熱の強さを数字で比べたい人には情報がひとつ足りません。

献立を考える手間を減らしたい人で、そのために少し予算を足せるなら、この65種類はしっかり効いてきます。逆に作るものが毎回だいたい決まっているなら、ここは過剰かもしれません。

アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 KPC-MA2-B

アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 KPC-MA2-B

参考価格 15,120円前後

満水容量2.2Lのコンパクトサイズで、1〜2人分の煮込み料理をひとりで扱いやすい重さで作れます。自動メニューは65種類あり、レシピ選びに悩みにくいのが利点です。

山善 EPCB-M220|9,980円前後、70kPaを1万円以下で確保する

満水容量2.2L・調理容量1.4Lの1〜2人用サイズで、消費電力800W、最高圧力70kPaという数値が公式に明記されています。炊飯容量は3合までです。実売9,980円前後で、この価格帯で圧力値がはっきりしているのは貴重でした。

同じサイズのアイリスKPC-MA2と役割が分かれるのは、まさにこの点です。あちらは自動メニューの数で選ぶ機種、こちらは圧力の数字で選ぶ機種、という住み分けになります。

短所は情報量そのものにあります。自動メニュー数や献立提案について公式サイトに詳しい記載がなく、買う前に中身を確かめたい人にはやや物足りません。機能の説明を読み込んでから決めたい性格なら、パナソニックやシロカのほうが気持ちよく選べます。

ひとり暮らしの一台目として、性能を落とさずに1万円を切りたい。その条件ならここが素直な着地点になります。

山善 電気圧力鍋 EPCB-M220(W)

山善 電気圧力鍋 EPCB-M220(W)

参考価格 9,980円前後

満水容量2.2Lの1〜2人用サイズで、圧力70kPa・消費電力800Wというしっかりした調理性能を1万円以下で確保できます。ひとり暮らしの最初の1台として選びやすい価格です。

マクスゼン MEPC-TX301-BK|7,980円前後、7台でいちばん小さく、いちばん安い

満水容量2.0L・調理容量1.3Lと、7台の中でもっともコンパクトなサイズです。それでいて使用最高圧力は70kPaを確保しており、消費電力は700W、質量は約2.56kgと軽く仕上がっています。

質量が3kgを切っているのは今回この1台だけでした。棚から出して使い、終わったらしまいます。そういう扱い方をするなら、この軽さは毎日の面倒くささを目に見えて減らしてくれるでしょう。

もちろん調理容量1.3Lという小ささは、そのまま制約でもあります。3〜4人分の料理には向きませんし、作り置きをしたい人には最初から選択肢に入りません。

電気圧力鍋というものを、まず自分の暮らしで試してみたい。その入口として、7,980円前後という価格と2.56kgという軽さは十分に魅力的です。

MAXZEN 電気圧力鍋 MEPC-TX301-BK

MAXZEN 電気圧力鍋 MEPC-TX301-BK

参考価格 7,980円前後

満水容量2.0L・調理容量1.3Lのもっともコンパクトなサイズで、圧力70kPaと基本性能を保ちながら価格を抑えています。ひとり分の煮込み料理を手軽に試したい人に向いています。

買ってから「そういうことか」と思いやすいところ

いいところばかり書いても選べないので、7台に共通する引っかかりも書いておきます。まず、電気圧力鍋は圧力がかかるまでと、圧力が抜けるまでの時間が別に必要でした。表示された加熱時間だけを見て「これなら早い」と思うと、実際の所要時間との差に驚くことになります。

次に置き場所です。今回の7台は質量2.56kgから4.5kgまで幅があります。吊り戸棚の下に置くと蒸気の逃げ道がなくなるので、上に空間のある場所を先に決めておいてください。

そして自動メニューの数は、多ければ嬉しいというものでもありません。65種類あっても実際に使うのは数種類、という落ち着き方はよくあります。むしろ、自分がよく作る料理がメニューに入っているかどうかを見たほうが、後悔が少なくなります。

最後に、圧力値が公表されていない機種を選んでも問題はありません。ただし「他社より強い」といった比較は、数字がない以上できないと理解しておいてください。

置き場所と手入れを先に決めておくと長続きします

買う前に台所で確かめておくこと

  • 本体の上に蒸気の抜ける空間が要ります。吊り戸棚の真下は避けて置き場所を決めてください
  • 質量は2.56kgから4.5kgまで開きがあります。毎回しまうつもりなら軽いほうが続きます
  • 内なべとパッキンは使うたびに外して洗います。手が届きやすい高さに置くと習慣になります
  • コンセントを一口占有します。台所の空き口を数えてから買うと当日に困りません

台所の家電は、性能よりも「出すのが面倒でないか」で使用頻度が決まります。今回の7台でも、軽くて小さいマクスゼンや山善のほうが、結果として稼働率は高くなるかもしれません。大きい鍋を買って棚の奥で眠らせるより、小さい鍋を毎週動かすほうが、暮らしはたしかに変わります。

もし台所まわりをまとめて見直すつもりなら、電気ケトルコーヒーメーカーと合わせて置き場所を考えると、あとから配置に困りません。

台所まわりをまとめて整えるなら

もう一度、決める順番だけ書いておきます

最初に決めるのは調理容量です。3〜4人分の作り置きなら2.6Lクラス、ひとりから三人なら1.6L前後、ひとりかふたりで使い切るなら1.3〜1.4Lで足ります。ここが決まれば、7台は2台か3台まで減ります。

次に圧力値を見てください。数字で納得したいならパナソニック・シロカ・山善・マクスゼンの4台、段階調整で作り分けたいならコイズミという分かれ方になります。

最後に自動メニューの数と価格で、残った候補から選んでいただければ大丈夫です。献立を任せたいなら65種類のアイリスKPC-MA2、バランスならシロカ、まず試すならマクスゼン。この三つを覚えておけば、店頭で迷う時間はかなり短くなります。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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