メンズビオレの洗顔は、ドラッグストアの棚に3種類が横並びで置かれています。価格はどれも数百円の範囲に収まるので、値札を見比べても決め手は出てきません。同じブランドで同じ売り場となれば、なおさら手が止まります。
ところが中身を開くと、話がはっきり割れました。ニキビを防ぐ有効成分が入っているのは薬用アクネケア洗顔の1つだけで、泡タイプ洗顔とミクロスクラブ洗顔は汚れの落とし方そのもので勝負しています。何に効かせたいかで手に取る1本が変わる、というのがこの3品の並びでした。
洗浄成分の骨格も同じではありません。泡タイプはラウレス硫酸Naを軸にした作りで、残る2品は脂肪酸と水酸化カリウム液や水酸化Kが並ぶ、石けんの作り方に近い組み立てになっています。手触りと洗い上がりの違いは、この骨格の差から出ていました。
もうひとつ、スースーする使用感の有無も分かれます。メントールが記載されているのは薬用アクネケアとミクロスクラブの2品で、泡タイプの成分表には見当たりません。刺激の感じ方で選びたい人は、この一点だけでも判断できるでしょう。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
ニキビを防ぐ有効成分が入っているのは1本だけです
ニキビの悩みを抱えて売り場に立っているなら、迷う場面はほとんどありません。薬用アクネケア洗顔には有効成分としてイソプロピルメチルフェノールとグリチルリチン酸ジカリウムが入っていて、公式の説明にも「薬用(殺菌)成分配合で、ニキビ予防!」と書かれています。アクネ菌を殺菌する側と、赤みが出やすい肌をなだめる側を一度に載せた作りです。
残る泡タイプ洗顔とミクロスクラブ洗顔は、有効成分ではなく洗浄の設計で差を付けています。泡タイプは押すだけで出る濃密泡で毎日の皮脂を軽く流す方向、ミクロスクラブは粒子で毛穴の詰まりを物理的にかき出す方向です。悩みが決まっているなら、この振り分けだけで1本に絞れます。
ひとつだけ、期待の置きどころを書いておきます。薬用アクネケアが得意なのは、ニキビが出はじめる前に先回りしておくところです。洗顔はあくまで毎日の土台を整える役どころで、そこへ無理をさせないでほしいと思っています。触ると痛むような状態まで進んでいるなら、洗顔料を選び直す前に固いニキビへの対処のほうを先に決めたほうが近道になるはずです。

洗浄成分の骨格は、泡タイプだけ別の作りです
泡タイプの成分表は、水とグリセリンの次にラウレス硫酸Naが来ます。続けてPG、ラウラミドプロピルベタイン、アルギニンと並び、その後ろにラウリン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸が置かれる構成でした。ポンプを押すだけで泡が出る形にするために、水に溶けた状態で泡立つ設計が採られていると読めます。
薬用アクネケアのほうは、有効成分の後ろに水、ソルビット液、濃グリセリン、水酸化カリウム液(A)、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘニン酸と続きます。脂肪酸とアルカリが上位で並ぶのは、石けんの組み立てに近い並び方。ミクロスクラブ洗顔も同じように、ミリスチン酸・ラウリン酸・パルミチン酸と水酸化Kが並んでいます。
手触りの違いは、この骨格の差として現れます。ポンプから出てくる泡と、チューブから出して泡立てるペーストでは、そもそも肌に触れるまでの手順が違いました。毎日続けるものなので、この手順の差は成分より効いてくる場面もあります。
なお香料は3品すべてに記載があります。無香料を探しているなら、この3品の中には見当たりません。
泡・薬用アクネケア・スクラブを順番に見ます
泡タイプ洗顔は、悩みが特にない日の標準品です
150mLで440円前後、ポンプ式です。実売はおおむね400円台に収まっていて、店によって数十円の幅が出ます。
洗浄の軸はラウレス硫酸Naで、ラウラミドプロピルベタインやラウリルヒドロキシスルタインが同居する構成。ポリクオタニウム-39やラウリン酸PEG-12、ステアリン酸PEG-150といった成分が泡の質を整えています。3品の中で唯一メントールの記載がないため、洗った後にスースーしないのがこの1本の特徴でした。
向いているのは、ニキビや毛穴の黒ずみといった特定の悩みが今は無い人です。朝の洗顔を短く済ませたい人にとっても、泡立てる手間が省ける形は現実的でしょう。逆に、悩みがはっきりしている人には物足りない選択になります。
保存料としてメチルパラベンとフェノキシエタノールが入っています。パラベンを避けたい人だけは、ここを見てから決めてください。
メンズビオレ 泡タイプ洗顔 本体
参考価格 440円前後
メンズビオレ洗顔ラインの標準品です。ポンプを押すだけで濃密泡が出る合成界面活性剤ベースの洗顔料で、皮脂・ニキビ・毛穴といった悩みが特にない人の毎日の洗顔向けです。
薬用アクネケア洗顔は、予防に振った1本です
130gで423円前後、押すだけで泡が出る薬用タイプです。3品の中では価格がいちばん低く、それでいて有効成分を積んでいるのはこの1本だけという、少し不思議な位置に置かれています。
殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールと、抗炎症の文脈で使われるグリチルリチン酸ジカリウムが有効成分です。その他の成分にはセイヨウハッカエキスとメントールが入っていて、洗い上がりに清涼感が出ます。DPGやエチルカルビトール、BGといった成分も並んでいました。
ニキビを繰り返している人、あるいは季節や体調で出やすくなる人には、3品の中でこれが最も目的に合います。出そうな時期に先回りしておくのがこの1本の持ち場なので、荒れてから慌てて買うより、いつもの洗顔をこれに替えておくほうが手応えは出やすいはずです。
洗顔だけで完結させようとすると期待が外れます。洗った後に何を乗せるかまで含めて考えるほうが現実的で、テカりが強いなら脂性肌のメンズ化粧水の選び方まで一緒に決めてしまうと迷いが減ります。
メンズビオレ 薬用アクネケア洗顔
参考価格 423円前後
殺菌成分イソプロピルメチルフェノールと抗炎症成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合した薬用(医薬部外品)タイプです。ニキビを予防したい人向けの洗顔で、3品の中でニキビケアに特化した唯一の商品です。
ミクロスクラブ洗顔は、毛穴の汚れに寄せた1本です
130gで500円前後、スクラブ入りのペーストタイプです。3品の中では価格が最も高くなりますが、差は数十円の範囲に収まっています。
公式は「1万粒のミクロスクラブで、毛穴スッキリ!」と説明しています。成分表にはコーンスターチとセルロースが並び、(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素)や酸化チタン、水酸化Alといった粉体系の記載も見られました。ラウレス-4カルボン酸とラウレス-6カルボン酸が洗浄側に入っているのも、他の2品とは違うところ。
鼻や小鼻のざらつきが気になる人には、物理的にかき出す設計が分かりやすく効きます。ただし角栓の成り立ちを踏まえると、削る側だけを強めても堂々巡りになりがちです。鼻の黒ずみの記事で書いたとおり、作らせない側の手当てと組み合わせたほうが結果は安定します。
メントールが入っているため、こちらも洗い上がりは清涼感のあるタイプです。ヒリつきやすい日は、無理に使わない判断を持っておいてください。
メンズビオレ ミクロスクラブ洗顔
参考価格 500円前後
1万粒のミクロスクラブ粒子で毛穴の汚れを物理的にかき出すペースト状洗顔料です。毛穴の黒ずみ・詰まりが気になる人向けで、3品の中で唯一スクラブ粒子入りです。
悩みが決まっていれば、選ぶ余地はほとんど残りません
3品を横に並べて迷うより、いま自分が何に困っているかを先に言葉にしたほうが早く終わります。下の表は、悩みから1本に絞るための整理です。
| いまの悩み | 選ぶ1本 | 決め手 |
|---|---|---|
| 特に悩みは無い・毎日短く済ませたい | 泡タイプ洗顔(150mL) | ポンプ式で泡立て不要、3品で唯一メントールの記載がありません |
| ニキビを繰り返す・予防したい | 薬用アクネケア洗顔(130g) | 殺菌成分と抗炎症成分の2つを配合し、ニキビを防ぐ方向に振られています |
| 鼻のざらつき・毛穴の汚れ | ミクロスクラブ洗顔(130g) | スクラブ粒子入りで、公式も毛穴に向けた説明をしています |
複数当てはまる人は、いちばん困っている悩みを1つ選んでください。3品を同時に使い分けようとすると、どれが効いたのか分からなくなります。
価格差が小さいことも、この決め方を後押しします。3品はいずれも数百円で、実売でも数十円の幅に収まっていました。予算で絞り込む必要がないぶん、悩みだけを見て決められる珍しい並びだと言えます。迷ったまま安いほうを取る理由が、この3品にはほとんどありません。

洗顔料より洗い方で差がつく場面
同じ洗顔料でも、使い方次第で結果は変わります。特にスクラブと薬用は、力任せに使うと目的から遠ざかるタイプでした。
3品に共通して押さえること
- 泡やペーストを肌に乗せてから、指を直接当てずに動かす
- 洗う時間を延ばすより、すすぎ残しをなくすほうが先
- スクラブは肌が敏感な日やカミソリ負けの後を避ける
- メントール入りの2品は、目のまわりへ広げない
- 洗った後に何を乗せるかまで含めて、1セットとして考える
もうひとつ加えるなら、朝と夜で同じものを使う必要はありません。夜だけスクラブ、朝は泡タイプという分け方は、肌への負担を抑えながら悩みに手を届かせる現実的なやり方です。
手放しですすめにくいところ
メントールの清涼感は、好き嫌いがはっきり分かれます。薬用アクネケアとミクロスクラブの2品はどちらもメントールを含むので、刺激に敏感な人には強く感じられる場合があります。試すなら、まず少量から確かめてください。
スクラブについては、毎日ではなく日を決めて回すほうが向いています。カミソリ負けの後や、肌が赤くなっているときに粒子で擦る行為は、悩みを長引かせる方向に働きました。使う日をあらかじめ決めておけば、粒子の良さだけを受け取れるはずです。
薬用アクネケアが得意なのは、ニキビが出はじめる前に止めておくところです。すでに腫れて痛むところへ即効を求める買い方だと、手応えの無い時間が伸びていきます。洗顔で土台を整えつつ、進んでしまったところは別の手当てに任せるのが早道でした。
泡タイプは手軽さと引き換えに、悩みへ直接届く成分を持ちません。ニキビや毛穴が主題になっている人にとっては、価格が近くても選ぶ理由が弱くなります。3品の価格差は数十円の範囲なので、安いから泡タイプという決め方は避けたほうが得です。
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今日の肌を見て、どれを手に取るか
成分表を並べると、3品は用途がきれいに分かれていました。悩みが無ければ泡タイプ、ニキビの予防なら薬用アクネケア、毛穴のざらつきならミクロスクラブという対応です。
それでも1本に決めきれないなら、私は423円前後の薬用アクネケア洗顔をすすめます。3品でいちばん安いうえに、ニキビを防ぐ有効成分を積んでいるのはこれだけだからです。鏡を見て気になっているのが鼻のざらつきなら500円前後のミクロスクラブへ、テカり以外に困っていないなら440円前後の泡タイプへ、そこから振り替えてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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