化粧水のあとに乳液、という順番は水分の多い順だと説明されます。
ただこの説明だけだと日焼け止めや部分用の位置が決まりません。もう1つの基準を足すと全部が並びます。
この記事でわかること
- 「水分の多い順」で足りない場面
- もう1つの基準
- 実際の並べ方
- 順番より効くこと
水分の多い順という説明の中身
油分の多いものを先に塗るとあとから来る水分が入りにくくなります。油の膜が先にできてしまうためです。
だから水っぽいものから油っぽいものへ。化粧水 → 乳液 → クリームという並びはここから来ています。
この基準で決まらないもの
日焼け止めは水っぽい製品もあります。それでも最後に塗るのが正しい。水分の量では説明できません。
部分用の保湿や目のまわりのクリームも同じです。順番の理由が別にあるということです。
もう1つの基準は「膜を張るかどうか」
日焼け止めは表面に膜を作って働く製品です。その上に何かを塗ると膜が乱れます。
だから膜を作るものは最後。肌に入って働くものが先、表面で働くものが後という並びになります。
2つの基準で並べるとこうなる
落とす工程が終わったら、水っぽいものから油っぽいものへ。最後に膜を張るもの。この2段構えで全部が収まります。
部分用は同じ油分の水準のところに割り込ませる。目のまわりのクリームは乳液の前後で、どちらでも大きくは変わりません。
順番より効くのは、乾く前に塗ること
風呂上がりに10分も置いてから塗ると順番を守っても間に合いません。水が抜けきったあとだからです。
順番を1つ入れ替える差より、タイミングを5分早める差のほうが大きい。僕はここを直してから冬の突っ張りが減りました。
並べ方を表にすると
| 順 | 工程 | 判断の根拠 |
| 1 | 落とす(洗顔・クレンジング) | ここだけは動かせない |
| 2 | 化粧水 | 水分が多い |
| 3 | 美容液・部分用 | 狙いのある成分を先に届ける |
| 4 | 乳液・クリーム | 油分で留める |
| 5 | 日焼け止め | 表面に膜を張る |
| 6 | 色を整えるもの | 膜の上に乗せる |
1と5と6の位置は動きません。2から4は多少前後しても結果が変わらないというのが実際のところです。
149品の中身から見た並べ方
保湿の土台になる成分はどの製品にも入っています。149品でグリセリンは94品、BGは92品。ほぼ全部に共通する部分です。
差が出るのは油分の側でした。スクワランは30品、ワセリンは10品。ワセリンの10品はすべてキュレルで、膜を作る方向に振ったブランドに集まっています。
つまり順番の後ろに来る製品ほどブランドごとの設計差が出ます。化粧水を替えても手応えが変わらないのに、乳液を替えると変わるのはこのためです。
落とす工程を後ろに回してはいけない
唯一絶対に動かせないのが落とす工程です。汚れの上に何を塗っても間に膜が挟まります。
髭剃りをする日はここに順番の判断が1つ増えます。洗ってから剃るほうが刃の滑りがよくなり、肌に当たる回数が減りました。
時間を空けるべきか
1つ塗るごとに数分待つという話もあります。ただ待っている間に乾きます。
僕は手のひらで軽く押さえて表面のべたつきが引いたら次という目安にしています。時間で測るより、この方が季節に左右されません。
当てはまるほうだったなら、こちらです。
この並べ方が向かない場合
オールインワン1品で済ませている人には順番の話そのものが要りません。塗るものが1つなら並べようがない。
それと、製品側が独自の順番を指定していることがあります。先行乳液のようにあえて逆にしている設計です。その場合は箱の指示を優先してください。
手で塗るかコットンで塗るか
順番の話に塗り方が絡んできます。コットンは行き渡りは均一になるものの、繊維がこすれます。
手のひらは体温で伸びがよくなるぶん量の加減がしやすい。摩擦も少なくて済みます。
僕は手に切り替えてから化粧水の減りが遅くなりました。コットンに吸われていた分がそのまま肌に回ったということだと思います。
ただふき取り用の製品はコットンが前提です。製品ごとの指示が優先で、好みで置き換えると想定した働きになりません。
朝と夜で順番を変えるか
夜は膜を張る工程が要りません。外に出ないからです。朝より1工程少なくなるのが普通の形です。
逆に落とす工程は夜のほうが重くなります。日焼け止めや色を整えるものを使った日は洗顔だけでは残ります。朝は皮脂を落とすだけなのでぬるま湯で足りる日もある。
つまり朝は後ろが厚く、夜は前が厚い。同じ工程数を朝晩で揃える必要はありません。
順番を間違えたときに起きること
乳液のあとに化粧水を塗ると水が肌に届かず表面で止まります。塗った感じはするのに翌朝は乾いている、という状態になる。
日焼け止めの上に乳液を塗った場合は膜がむらになります。防げる場所と防げない場所ができるので、数字どおりには働きません。
どちらもその場では失敗に気づきにくい。翌朝か、数日後に結果が出ます。だから順番は毎回同じ形にしておくほうが安全です。
医薬部外品の重ね方は有効成分の記事にまとめています。
手で塗るかどうかはスキンケアの道具の記事にまとめています。
覚えておく形
入るものが先、膜を張るものが後。迷ったらこの2つだけで順番は決まります。
工程が3つを超えると順番を意識する場面が増えます。覚えられる数まで減らすほうが守れる形になる。正しい順番を知っていても毎朝それを思い出せなければ意味がありません。
工程そのものを減らしたい場合はメンズ美容の基本ガイドに最小構成をまとめています。製品選びはランキング記事から。
※本記事はプロモーションを含みます

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