僕がホーザンのP-958を握るのは、電気の通っていないVVFケーブルの切れ端を剥いて、先を輪に曲げる練習をするときです。この記事の軸は「一本でこなせる作業」。結論から言うと、測る・剥く・切る・のの字曲げを持ち替えずに済ませたい人に向く一本です。
この記事でわかること
- 一本で4つの作業がこなせる理由
- 芯線3本を同時に剥くときの手の動き
- P-957・P-929との違いと、使える線の範囲
手元のVVF線が1.6mmか2.0mmなら、外装から芯線までこの一本で剥けます。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
P-958の基本情報
ホーザンのVVFストリッパーで、型番がP-958です。重さは210gで、つくりは日本。対応するのはVVFケーブルとEM-EEFケーブルで、太さは1.6mmと2.0mm、2芯と3芯に合わせてあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ホーザン(HOZAN) |
| 商品名 | P-958 VVFストリッパー |
| 対応ケーブル | VVF・EM-EEFケーブル(1.6mm・2.0mm/2芯・3芯) |
| 重量 | 210g |
| 原産国 | 日本 |
| 価格(税込) | 5,566円(メーカー価格・税抜5,060円) |
剥く・切る・曲げるが一本で済む
この工具のよさは、手に持ったまま次の作業へ移れるところにあります。中身を3つに分けると、作業の幅、芯線の剥き方、目盛りです。
P-958は測る・剥く・切る・のの字曲げまで
測る、剥く、切る、のの字曲げ。この4つが、P-958一本でできます。剥くのはケーブルの外装と芯線の被覆の両方で、測るときは工具に刻まれた目盛りを使います。
外装のストリップと切断が対応するのは、1.6mm×2芯、1.6mm×3芯、2.0mm×2芯、2.0mm×3芯の4種類。芯線の被覆を剥くほうは、1.6mmΦ×3と2.0mmΦ×3。外装も芯線も、1.6mmと2.0mmという同じ2つの太さで合わせてあるので、手元の線の太ささえわかれば、合うかどうかはすぐに判断できます。
作業ごとに道具を持ち替えなくていいので、工具箱から別の道具を探す手間が減ります。ただ、切れる太さはVVFの2.0mm×3芯までで、適応サイズを超える線には使えません。
芯線3本を一度に剥ける
芯線の被覆は、1.6mmと2.0mmのどちらも3本同時に剥けるようにつくられています。3芯のケーブルでも、1本ずつ剥き直す必要はありません。
もうひとつ見ておきたいのが、ストリップアシスト用のバネです。慣れていない人でも芯線の被覆を傷つけにくくするためのもので、剥く作業にまだ自信がない時期ほどありがたい仕掛けでしょう。
目盛りは表と裏に3種類
工具の表には10〜20cmの目盛り、裏には2〜12cmの目盛りがあります。さらに10〜20mmの目盛りも付いていて、剥く長さを細かく合わせられます。
外装を何cm剥くか、芯線を何mm出すかを、工具に当てたまま決められる。メジャーを別に出さずに済むので、手の動きが止まりません。表と裏で目盛りの範囲が違うため、長めに剥くときは表、短めのときは裏と、工具を返して使い分けられます。

握ってみてわかったこと
最初に気づいたのは、握ってそのまま引くだけでは、きれいに剥けないことでした。P-958には、握ったあとに少しだけ回す一手があります。
握って、回して、緩めて引く
使い方は、まずハンドルをいっぱいに握ります。そのまま電線を中心にわずかに回すと、被覆が緩む手応えが返ってきました。回すのはほんのわずかで、大きくひねる必要はありません。そこでハンドルを少しだけ緩め、電線を持った手の親指で工具を押すようにして、まっすぐ引きます。
この順番が手に入ってからは、剥く作業がぐっと落ち着きました。3芯の線でも芯線がそろって抜けてくるので、気が楽です。剥いたあとは目盛りで長さを見て、そのまま先を輪に曲げる。同じ工具を握ったまま最後まで進められるのが、僕にはうれしいところでした。剥いた芯線の切り口がそろっていると、そのあと輪をつくるときも形を整えやすく感じます。
210gという重さも、片手で握り続けていて負担には感じませんでした。
僕は休みの日に、机にケーブルの切れ端を何本か並べて、外装を剥くところから輪をつくるところまで通しでやっています。目盛りは、最初こそ表と裏を探しました。でも工具をひっくり返して当てるだけなので、すぐに手が覚えます。2芯の線でも3芯の線でも、外装を剥く手順は同じでした。作業の前には、線に電気が通っていないことを毎回確かめています。
のの字曲げも、同じ工具でそのまま輪をつくれます。はじめは輪が小さすぎたり大きすぎたりしましたが、繰り返すうちに形がそろってきました。
しばらく使って、引っかかったところもあります。焦って握り込んだまま引いてしまい、芯線の被覆に筋を入れかけたことがありました。2.0mmの3芯のように太めの線を剥くときほど、つい力が入って握り込みがちです。説明書でも、握り込んだままはぎ取ると芯線の被覆を傷つけると注意されています。
手順を覚えるまでは、緩めてから引く、を毎回意識したほうがいいです。慣れない人向けのバネが付いているとはいえ、手の動きまで代わりにやってくれるわけではありません。
もうひとつ、対応している太さが決まっているので、手元にある線を何でも剥ける工具ではありません。線を用意するときは、太さと芯の数を先に見るようにしました。
P-958が合う人・合わない人
- 1.6mmと2.0mmのVVF線を、外装から芯線まで一本で剥きたい
- 3芯の線を剥くたび、1本ずつ相手にするのが手間に感じている人
- より線を剥くつもりなら、先にメーカーへの確認が要る
- バインド線など、対応表にない線も同じ工具で切りたい人には合いません
P-957・P-929との違い
同じホーザンのVVFストリッパーから、2つを並べてみます。P-957は重さと手に入れ方が、P-929は剥くときの手順と重さが、P-958とは違います。
ひとつ目のP-957は、税込5,390円で重さは200g。VVFの2.0mm×3芯に対応しています。メーカーはP-957の代わりの品としてP-958を案内しているので、これから手に入れるならP-958の名前で探すことになります。
もうひとつのP-929は、税込12,650円で重さは367gです。外装のストリップと芯線被覆のストリップを、ハンドルを握るワンアクションで行います。刃の切り込みの深さも、5段階で変えられるつくりです。握るだけで外装と芯線の両方が済むので、回して引く手順はP-958より少なくて済みます。
ほかの手工具と見比べたい人は、ペンチのおすすめも参考になります。電子工作のほうへ手を広げるなら、goot PX-211のレビューもどうぞ。
握る動作に剥く動きを任せたい人には、P-929が合います。P-958は、握ってから少し回して引く工具。210gの一本で、測る・切る・曲げるまで手元に収めたい人のためのストリッパーです。
使える線と替えの部品
まず大前提として、電気が流れているところには使えません。剥く・切るのは、電気の通っていない線だけです。説明書では、この注意が「警告」として書かれています。
使える線は、VVFケーブルとEM-EEFケーブルの1.6mmと2.0mm、2芯と3芯。VVF以外の線は刃を傷めるので、バインド線などには使わないでください。より線の扱いは取扱説明書に書かれていないので、より線を剥きたい人はメーカーに確かめてから選ぶと安心です。
手入れは、動く部分にときどき油を差すこと。説明書にも、摺動部へ定期的に注油するよう書かれています。
通販で探すときは、型番のP-958とあわせて、JANコードの4962772069585も見ておくと取り違えを防げます。名前のよく似たP-957もあるので、型番は末尾の数字まで確かめてください。
替えの部品も、単品で用意されています。グリップのP-958-1が税込385円、板バネとグリップのセットのP-958-2が税込671円。同じホーザンからは、P-925 合格ゲージ(税込583円)やZ-683 電工ナイフ(税込2,640円)も出ています。グリップや板バネを部品で替えられるのは、一本を手元に置き続けるうえで心強いところです。
P-958のまとめ
ホーザンのP-958は、VVFケーブルとEM-EEFケーブルの1.6mm・2.0mmを相手に、測る・剥く・切る・のの字曲げを一本でこなすストリッパーです。芯線は3本同時に剥けて、慣れない人向けのバネと3種類の目盛りも付いています。
握ったあとに少し回して、緩めて引く。この手順にさえ慣れれば、作業の途中で道具を探す手間はぐっと減ります。
1.6mmと2.0mmのVVF線を、210gの一本で外装から輪づくりまで仕上げたい人に向いています。
※本記事はプロモーションを含みます

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