goot PX-211を使ったレビュー。FX-600との違いも

作業台で電子部品を扱う技術者

休日の夜、机で基板に電子部品をはんだ付けするとき、僕が手に取るのはgootの温調はんだこてPX-211です。消費電力や重さは、すぐ下の基本情報の表に入れてあります。温度を200〜500℃で自分で決められて、握りが細い。電子工作を楽しみたい人に、僕はまずこれをすすめます。

この記事でわかること

  • 使って分かった温度の変えやすさと握りやすさ
  • 付属の耐熱キャップで楽になること
  • こて台が別に要るなどの弱点
  • 白光FX-600やPX-280との違い

温度を自分で決めながら電子工作をしたい人に、僕がすすめたい1本です。

goot(太洋電機産業)温調はんだこて PX-211(耐熱保護キャップ付)

goot(太洋電機産業)温調はんだこて PX-211(耐熱保護キャップ付)

参考価格 4,367円前後

温度を調節して、電子工作のはんだ付けをしたい人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

PX-211の基本スペック

gootのブランドで知られる太洋電機産業の温調はんだこてが、このPX-211です。先に数字を見ておくと、このあとの話がつかみやすくなります。

項目内容
ブランドgoot(太洋電機産業)
商品名温調はんだこて PX-211
温度設定範囲200〜500℃
消費電力と電源80W・AC100V(50/60Hz)
重さと全長67g(コードを除く)・197mm
付属品こて先 PX-28RT-S2C・耐熱保護キャップ PX-28CAP
数字は各商品ページの表記にもとづきます

電源コードの長さは1.5mです。メーカーのサイトに金額は載っていないので、値段は通販のページで見ることになります。表を見て候補に残ったら、PX-211の今の値段はここからのぞけます。

goot(太洋電機産業)温調はんだこて PX-211(耐熱保護キャップ付)

goot(太洋電機産業)温調はんだこて PX-211(耐熱保護キャップ付)

参考価格 4,367円前後

温度を調節して、電子工作のはんだ付けをしたい人向け。

PX-211が頼れるところ

このこてで頼りになるのは、温度の決め方、握りの細さ、箱に入っている付属品の3つです。

PX-211はセンサーでこて先の温度を見ている

ヒーターは、センサー内蔵型のセラミックヒーターです。こて先の温度を正確にコントロールするための作りで、ヒーターの出力は80Wあります。

温度は200〜500℃のあいだを、本体の温度調節ボリュームで切れ目なく変えられます。工具を使わずに回せるので、作業の途中で温度を上げ下げしたいときも手が止まりません。ヒーター通電ランプも付いています。

温度の揺れを示すリップル温度は、無負荷時で±5℃です。電子部品などへのはんだ付けに向けたこてで、ホビーからプロまで幅広く使えます。温度を自分で決めて作業したい人には、この仕組みが決め手になるはずです。

PX-211は握る部分の直径が約17mm

グリップは、スリムで握りやすい形に新しく設計されています。握る部分の直径は約17mm。重さはコードを除いて67gで、全長は197mmあります。

長い時間の作業も快適にできるように、と考えられた形です。電子部品のような小さな相手にこて先を当てるとき、この細さが活きてきます。

PX-211は耐熱キャップとこて先が付いてくる

箱には、専用の耐熱保護キャップPX-28CAPが入っています。耐熱シリコンゴムでできていて、こて先まわりの金属部分を覆って守るためのキャップです。着け外しは押し込むか引っ張るだけ。従来品のTQ-CAPより、小さくしまえるように作られています。

付属のこて先はPX-28RT-S2Cで、直径2mmのC型です。交換用のこて先はPX-28RTとPX-28Tのシリーズがあり、どれも広島県にあるgootの自社工場で作られています。作業に合わせてこて先を替えたくなったら、このPX-28RTとPX-28Tのシリーズから選べます。

机でPX-211を使ってみて

最初に気づいたのは、グリップの細さでした。箱から出して握ったとき、はんだこてというより、少し太めのペンを持っている感じがしたのを覚えています。基板の上で部品の足にこて先を当てるときも、指先だけで角度を少しずつ変えられます。

軽さも手に残りました。机で作業していると、こてを持ったまま手を浮かせている時間がけっこうあります。それでも腕が重くなる感じは、あまりありません。

温度はボリュームを回して合わせる

僕は、細い線や小さな部品をつけるときはボリュームを下げ気味にしています。太めの線をつなぐときは、少し上げて使います。回すだけで変えられるので、作業の途中でも気軽にいじれるのが楽です。

通電ランプがあるおかげで、電源が入っているかどうかが机の上でひと目で分かります。作業を終えて席を立つ前に、ランプを見て切り忘れがないかを確かめるのが、いつの間にか癖になりました。

片付けはキャップをかぶせて引き出しへ

使い終わったら、こて先がしっかり冷めたのを確かめてから、付属のキャップをかぶせています。押し込むだけなので、面倒に感じたことはありません。こて先を覆ったまま工具と一緒に引き出しへしまえるので、机の上を早く片付けたい夜には助かっています。

PX-211で物足りなかったところ

まず困ったのは、こて台が付いてこないことです。付属品はこて先と耐熱保護キャップの2つで、こて台とはんだは入っていません。僕も最初は、熱くなったこてをどこに置くかで手が止まりました。

使えるのは、gootのセラミックヒーター専用こて台ST-27・ST-76・ST-77と、こて台付きはんだリール台ST-53です。こて台を持っていない人は、本体と一緒に用意しておくと、届いた日から迷わず作業に入れます。

温度の合わせ方も、好みが分かれるところです。ボリュームを回して決める作りなので、毎回きっちり同じ温度に合わせたい場面では、僕は少しもどかしさを感じました。1℃単位でそろえたい人には、次に書くPX-280のほうが向いています。

キャップの耐熱温度は200℃です。こては500℃まで上げられるので、キャップをかぶせるタイミングは取扱説明書で確かめておいてください。取扱説明書は、gootの公式サイトに載っています。

とはいえ、こて台さえ先にそろえておけば、ほかに困った場面はほとんどありませんでした。

白光FX-600、PX-280との違い

比べたくなるのは、白光のFX-600と、同じgootのPX-280です。FX-600もPX-280も、温度はPX-211と同じ200〜500℃で設定できます。

FX-600は消費電力50Wで、PX-211は80Wです。温度の揺れを示すリップル温度は、FX-600が無負荷時±1℃、PX-211が±5℃。重さはFX-600が61g(付属のこて先T18-Bを付けた状態・コードを除く)、PX-211が67g(コードを除く)で、全長はFX-600が233mm、PX-211が197mmです。FX-600は白光の公式サイトに価格が出ていて、2極接地型プラグのFX600-01が8,030円(税込)、平型プラグのFX600-02が7,040円(税込)です。付属のこて先も違っていて、FX-600にはB型、PX-211にはC型がついてきます。

同じgootのPX-280は、デジタル温調のこてです。表示窓を見ながら、アップキーとダウンキーで1℃単位に温度を設定できます。スリープ機能とキーロック機能も付いています。いっぽうで耐熱キャップPX-28CAPは別売のオプションで、PX-211のように箱には入っていません。こちらも、gootのサイトに金額の記載はありません。

僕の中では、温度の揺れの数字を見て選びたいときはFX-600、表示を見ながら温度を決めたいときはPX-280です。ボリュームで手早く温度を変えて、キャップまで付いた1本で始めたいなら、迷わずPX-211を選びます。

PX-211を選ぶときの型番と付属品

型番はPX-211、JANコードは4975205031813です。似た型番がいくつかあるので、注文画面ではここを見比べてください。

名前の近いPX-201は、gootが在庫限りで廃番としている型番です。デジタル表示のPX-280とPX-480も、別の製品。型番が似ていても、PX-211とは別物です。

通販では、PX-211にはんだや吸取線を組み合わせたセット品が出ていることもあります。本体だけの出品とは届くものが違うので、付属品の欄まで読んでから選ぶと安心です。

こて先の型番にも、1つ気をつけたいところがあります。公式ページの付属品欄には『PX-2RT-S2C』という表記がありますが、内容欄の型番はPX-28RT-S2Cです。交換用を探すときは、PX-28RTとPX-28Tのシリーズから選ぶことになります。

なお、PX-28T-Nのシリーズ(全6種)はインサートナットを入れるためのこて先で、はんだ付けには使いません。インサートナットに使うときの設定温度は、相手の樹脂の融点に100℃を足したあたりが目安です。ヒーターPX-28Hやスペーサー、ヒーターパイプ、替ナットも、交換部品として用意されています。

はんだこてと一緒に、ほかの工具もまとめてそろえたい人は、工具セットのおすすめも見てみてください。

本体のほうは、型番とJANコードの2つが合っていれば、取り違えることはまずありません。

僕がPX-211をすすめる理由

200〜500℃をボリュームで変えられて、握る部分が細く、耐熱キャップまで箱に入っている。電子部品のはんだ付けを自分のペースで楽しみたい人にとって、PX-211は机の上で気持ちよく使える1本です。

PX-211が合う人・合わない人

  • 温度を変えながら電子部品をはんだ付けしたい人に合う
  • 細いグリップで指先の細かい作業をしたい人に合う
  • 1℃単位のデジタル設定がほしい人には合わない
  • こて台まで1箱にそろったものがほしい人には合わない

買う前に1つだけ見てほしいのは、こて台です。箱には入っていないので、ST-27のようなgootのセラミックヒーター専用こて台が手元にあるかを確かめてから、PX-211の値段をのぞいてみてください。

goot(太洋電機産業)温調はんだこて PX-211(耐熱保護キャップ付)

goot(太洋電機産業)温調はんだこて PX-211(耐熱保護キャップ付)

参考価格 4,367円前後

温度を調節して、電子工作のはんだ付けをしたい人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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