香水のサブスクはどれを選ぶか|月額と届く量と解約条件で比べました

光と影に照らされた香水ボトル

月2,000円ほどから有名ブランドの香水を1ヶ月ぶん試せる、というのが香水サブスクの売り文句です。ただ、実際に申し込む画面まで進むと、料金の数字だけでは決められないことに気づきます。月額が安いほうが、届く量まで少ないという場合があるからです。

この記事では、いま国内で申し込める香水の定期便を3つ取り上げました。カラリアの「香りの定期便」、ERAM、そしてPHAETON FRAGRANCEの「試香の定期便」です。比べる軸は、月額と、1回に届く量と、解約条件の3つに絞ります。

先に見立てを書いておくと、試したいブランドが頭にある人はカラリア、香りの好みがまだ言葉にならない人はERAM、国内であまり見かけない銘柄を掘りたい人はPHAETONという分かれ方をしました。この3社は同じ土俵に並んでいるように見えて、届くものの性質がかなり違います。

どのサービスも定期便ですから、解約の締切日という共通の落とし穴があります。ここを飛ばして申し込むと、使わない月の料金まで払うことになりかねません。料金表よりも先に、規約の解約の項目を開いてほしいのが正直なところです。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

香水のサブスクは「何がどれだけ届くか」で3つに分かれます

香水のサブスクという言葉でひとくくりにされがちですが、中身は大きく3つの型に分かれています。1つめは、既製の有名ブランド香水を小分けにして送ってくれる型です。2つめは、診断と感想のやり取りをもとに、その人向けに調整された香りが届く型になります。3つめが、専門店の目利きが選んだ銘柄を毎月おまかせで受け取る型です。

今回の3社は、きれいにこの3つへ分かれました。だから「どれが一番お得か」という比べ方をすると、たぶん選び方を間違えます。届くものの単位がそもそも違うので、月額が安いほうが得だとはかぎりません。

もうひとつ、最初に頭へ入れておいてほしいことがあります。取り扱いのある銘柄は、どのサービスでも時期によって入れ替わります。公式サイトのブランド一覧で見かけた香水が、申し込んだ月にも必ず選べるとはかぎりません。狙いの1本があるなら、申込前にその月のラインナップを確認してください。

カラリアの香りの定期便は、約1,000種類から自分で選ぶ形

カラリア(COLORIA)の「香りの定期便」は、毎月およそ1,000種類の香水やルームフレグランスの中から、自分で選んで受け取る形のサービスです。運営はHigh Link, Inc.で、公式サイトの案内では、香水診断に答えたあと毎月アイテムを選んでいく流れになります。

取り扱いブランドには、BVLGARI、GUCCI、Burberry、GIVENCHY、JO MALONE LONDON、YSL、Maison Margiela、TOM FORD、PENHALIGON’S、TIFFANY & Co.といった名前が並んでいました。百貨店のフレグランス売り場で見かける顔ぶれが、そのまま入っていると考えて差し支えありません。

月額は2,390円前後か、1,990円前後か

料金は2つのコースに分かれています。1ヶ月コースの基本料金が2,390円前後、12ヶ月コースなら基本料金が1,990円前後になります。公式の価格表には、12ヶ月コースのほうが年間で4,800円お得だと書かれていました。さらに12ヶ月コースには総額4,000円相当の初回特典が付き、1ヶ月コースには初回特典がありません。

金額だけを見れば12ヶ月コースが有利です。ただ、更新の単位が12ヶ月になりますから、身軽さと引き換えになります。ここは後述する解約の話と必ずセットで考えてください。

届くのは3mLサイズ、個数は1〜10個から選びます

届くアイテムの数は1個から10個までで、選んだ個数によって支払額が変わる仕組みです。基本料金は1個ぶんの目安と考えて、増やせばそのぶん上がると思っておいてください。

量の感覚については、公式のFAQに3mLで1日1〜2プッシュなら約1ヶ月ぶんという説明がありました。1本を毎日つけてちょうど1ヶ月、というのがだいたいの目安になります。香水を1本買っても2年3年と使い切れずに残る、という経験がある人ほど、この量の設定は理にかなって見えるはずです。

デパートで気になっていた銘柄を、1ヶ月ぶんずつ順番に潰していく使い方なら、棚に瓶が増えません。仕組みと最新の料金は公式ページで確認できます。

香りの定期便

参考価格 2,390円前後

約1,000種類・多ブランドから毎月自分で選べる、いちばん王道の入口。

解約とスキップ、そして自動更新の注記

解約のしやすさは、選んだコースで別物になります。1ヶ月コースは好きなタイミングで解約もスキップもできる、と公式のFAQに書かれていました。今月は香りを増やしたくない、という月に止められるのは地味ですが効きます。

一方の12ヶ月コースは、更新日の前日までにコース変更か解約をしないと、そのまま次の期も自動更新されます。これは価格表の中に注記として書かれている部分で、金額の大きさに目がいくと見落としがちなところです。12ヶ月コースの詳しい解約条件は1ヶ月コースとは異なるとFAQにもあるため、契約前に規約まで目を通してください。

ERAMは、診断と感想の往復で香りを寄せていきます

ERAMは、ポーラ・オルビスの社内ベンチャーから生まれたブランドです。仕組みがほかの2社とはっきり違っていて、公式サイトで香り診断に答えるところから始まります。届いた香りへの感想を返すと、その内容が次に届くものへ反映されていく流れになりました。つまり、既製のブランド香水を試す場所ではなく、自分の好みを絞り込んでいく場所です。

価格は公式の商品ページで、6mLのボトルが3,890円(送料・税込)と表示されています。送料は全国一律で無料でした。利用規約には定期お届けサービスの記載があり、商品のお届けの都度、代金を支払う形になっています。毎月の支払いがその都度で完結しますから、金額の見通しは立てやすいほうです。

解約は、マイページに記載された注文変更期限、つまり発送予定日の前日までに、マイページから手続きをします。締切が発送予定日を基準にしていますので、カレンダーの決まった日ではなく自分のマイページを見に行く必要があります。うっかり過ぎてしまいやすいのは、たぶんここでしょう。

短所もはっきりしていて、扱っているのはERAMのオリジナル香水だけです。ブランド数という物差しで見ればひとつしかありませんから、CHANELやDIORのような指名買いをしたい人には土俵が違います。逆に、ブランドの名前ではなく香りそのものを選びたい人には、ここが一番の近道になります。

PHAETONの試香の定期便は、専門店が毎月3本選んでくれます

PHAETON FRAGRANCEは、石川県でニッチ香水の専門店を営むお店です。その定期便が「お気に召すスタイル」で、公式ページには毎月3本、フレグランススタイリストが選んだ試香ボトルを届けると書かれていました。1本あたりのサイズはブランドにもよりますが、1.5〜3mLほどと案内されています。月額は3,800円(税込)で、送料はかかりません。

面白いのは、選ばれてくる母数の性格です。公式のブランド一覧には、19-69、Astier de Villatte、ATELIER MATERI、D.S.&DURGA、ELLA K、FRAPIN、HEELEY、HISTOIRES de PARFUMS、LIQUIDES IMAGINAIRES、ORMAIE、TRUDONといった、およそ25のブランドが並んでいます。百貨店の主要ブランドではなく、香りを掘りたい人向けの並びになりました。自分で選ぶのではなくおまかせですから、外れる月もあると構えておくほうが健全です。

注意したいのは決済と解約のタイミングでした。引き落としは毎月5日に固定されています。解約したい場合は、解約したい月の5日になる1ヶ月前に連絡する必要があります。さらに、キャンセルの受付は6日から25日までが当月扱いで、26日から翌5日までの申し出は翌月の解約扱いになると案内されていました。申し込んだ日によって課金の月がずれますので、3社の中ではいちばん頭を使います。配送はポスト投函です。

月額・届く量・解約条件を1枚に並べます

同じ物差しで3社を並べると、金額の順番と身軽さの順番が一致しないことが見えてきます。

サービス月額と届く量解約のしかた
カラリア 香りの定期便1ヶ月コース2,390円前後・12ヶ月コース1,990円前後/3mLサイズを1〜10個から選択(個数で支払い変動)1ヶ月コースはいつでも解約・スキップ可。12ヶ月コースは更新日前日までに手続きしないと自動更新
ERAM3,890円前後(送料・税込)/6mLのボトルお届けの都度払い。発送予定日の前日までにマイページで手続き
PHAETON 試香の定期便3,800円前後(送料無料)/1.5〜3mLの試香ボトルが毎月3本解約したい月の5日の1ヶ月前に連絡。受付は6日〜25日が当月扱い
2026年8月時点の公式サイト表記です。料金も取り扱い銘柄も時期によって変わります

数字だけを見ると、いちばん安いのはカラリアです。ただし、これは1個を選んだときの基本料金ですから、個数を増やせば支払いは上がります。3社を同じ金額で比べきれないのは、届くものの単位がそもそも揃っていないからです。

申し込む前に、ここだけは自分の目で見てください

3社とも定期便ですから、買い切りの通販とは気の使い方が変わります。見ておく場所は3つでした。

まず、継続回数の縛りがあるかどうかを確認してください。カラリアの1ヶ月コースやERAMのように、毎回の支払いで完結するものは身軽です。反対にカラリアの12ヶ月コースは更新の単位が12ヶ月ですから、更新日の前日までに動かなければ自動で次の期に入ります。月額の安いほうを選んだつもりが、いちばん長く付き合う選択になっていた、ということが起こります。

次に、解約の締切がどの日を基準にしているかを見てください。PHAETONは毎月5日という固定日で、しかも6日から25日までの申し出が当月扱いという条件が付きました。ERAMは日付ではなく発送予定日の前日が期限ですから、月ごとに締切が動きます。どちらもカレンダーに書き写しておかないと、まず忘れるでしょう。

3つめは、取り扱い銘柄が時期によって入れ替わることです。公式サイトで見た1本を目当てに申し込んでも、その月に選べる保証はありません。特定の銘柄を確実に手へ入れたいなら、サブスクではなく単品で買うほうが早いです。サブスクは「まだ決められない」を安く引き延ばすための道具だと考えると、期待の置きどころを間違えません。

3つのうち、どれを選ぶか

選び方は、香りの好みがどれくらい言葉になっているかで決まります。

タイプ別の選び分け

  • 試したいブランドが頭にある人はカラリア。約1,000種類から自分で指名できます
  • 好みがまだ言葉にならない人はERAM。診断と感想の往復で寄せていく形です
  • 国内で見かけない銘柄を掘りたい人はPHAETON。専門店のおまかせで毎月3本届きます
  • 身軽さを最優先するなら、更新の単位が短いコースを選んでください

3社を並べて見た印象では、最初の1社として外しにくいのはカラリアです。理由は自分で選べることと、1ヶ月コースなら止めたい月に止められることの2点に尽きます。おまかせの楽しさはPHAETONのほうが上ですが、外れた月のダメージも同じだけ大きくなりました。

香水を長く続けるつもりなら、最初は自分で選ぶ経験を積むほうが、あとになって効いてきます。逆に、人に選んでもらう体験そのものを買いたい人にとって、PHAETONは代えのきかない存在でしょう。ERAMは、香水そのものよりも「自分に合う香り」を探している人向けの入口です。

気に入った1本が見つかったあとの話

サブスクの本当の価値は、外れを引く回数を減らすところにあります。1ヶ月ぶんの量で試して、これだと思えた銘柄だけを本体で買えば、使われない瓶が棚に並ぶことはありません。

どの銘柄から試すか迷ったときは、系統から入ると早いです。当サイトではメンズ香水 完全ガイドで場面と系統を整理していますので、試す順番のリストを作る土台に使ってください。カラリアの取り扱いにある銘柄なら、ジョーマローンのおすすめ香水マルジェラ レプリカシリーズトムフォードのブラックオーキッドあたりが試す価値のある入口になります。

ニッチ寄りを掘るつもりなら、バイレードのおすすめ香水ディプティックのおすすめ香水で系統の当たりを付けておくと、届いた3本の受け止め方が変わってきます。本体を買う段になって値段が気になったら、並行輸入の香水は買っていいのかも先に読んでおいてください。

次に読むなら

サブスクを1年続けても、香水そのものが自分の資産になるわけではありません。それでも、合わない1本に1万円を払ってしまう回数は確実に減ります。まずは1ヶ月単位で止められるコースから始めて、解約の締切日だけカレンダーに書き写しておいてください。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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