ピカール液の缶を初めて持ち上げたとき、片手にずしっと来る重さが意外でした。中身は300g。缶ごと振ってから柔らかい布に付け、くすんだ金属をこすって拭き取るだけの液体の金属磨きです。玄関のドアノブや真ちゅうの小物、ステンレスの金物まで、家の金属を1本で手入れしたい人に向いています。
この記事でわかること
- 汚れ落としからツヤ出しまでの使い方
- 磨ける金属と、使えない表面
- ピカールケアー・ピカールネオとの違い
- 180g・500gと取り違えない見分け方
気になったら、置いている店をここでのぞけます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
ピカール液 300gの基本情報

ピカールは日本磨料工業の金属磨きで、液タイプは公式が「元祖」とうたう乳化性液状のシリーズです。容量は180g・300g・500gのほか、4kgと20kgまであります。この記事で扱うのは缶入りの300g、品番12100のほうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 日本磨料工業(ピカール) |
| 商品名 | ピカール液 300g(品番12100) |
| 容量 | 300g(缶入り) |
| タイプ | 乳化性液状・アルミナ系の研磨材入り |
| 本体サイズ | 高さ126×幅63×奥行63mm(360g) |
| 価格 | 836円(公式ストアの表示) |
汚れ落としからツヤ出しまで1本で
ピカール液は、アルミナ系の研磨材を含んだ液体の金属磨きです。表面の汚れ落としに始まり、キズ取り、ツヤ出しまでをこの1本でこなせます。用途ごとに別の磨き剤をそろえなくていいのは、手入れの道具を増やしたくない人にとって助かるところです。
磨ける金属の幅が広い
適しているのは、真ちゅう、銅、ステンレス、アルミ、スズ、鉄などの金属です。金属だけでなく、プラスチック類にも使えます。
ドアノブの金具が真ちゅうなのかステンレスなのか分からなくても、どちらも適した金属に入っています。メッキや塗装、特殊な表面処理がなければ、同じ液で磨けると考えてよいでしょう。
家の中で言えば、ドアノブ、金属食器、金属仏具、家庭用の金物。外に目を向けると、ゴルフクラブや車・バイクの金属部分も磨く相手に入ります。玄関から物置、駐車場まで、置き場所を選ばずに1缶で回せる幅の広さが、この液の持ち味でしょう。
錆にも少しだけ手が届く液です。ごく軽い錆なら落とせて、銅や真ちゅうの錆落としはピカール液でできます。表面にうっすら出た程度の錆なら、試してみる価値があります。ただし研磨材が入っているので、塗装やコーティング、金銀メッキ、特殊な表面処理をした物には使えません。
振って、塗って、拭き取る
使い方は3つの手順だけです。
- フタをとる前に、缶ごとよく振る
- 柔らかい布に適量を付けて、汚れがとれるまで磨く
- 別の柔らかい乾いた布で、よく拭きとる
覚えておきたいのは、磨く布と拭き取る布を分けること。最初に柔らかい布を2枚そろえておけば、途中で探しに行かずに最後まで終えられます。特別な道具が要らないので、思い立った日にすぐ始められるのも気軽なところです。
食器も磨けます。ステンレスや銀の食器はピカール液で磨けて、メーカーは食器向けの姉妹品も用意しています。どちらで磨いたにしても、そのあとに家庭用の食器洗剤でよく洗うのが決まりです。
ドアノブと真ちゅうを磨いてみて
最初につまずいたのは、物置にしまいっぱなしだった鉄の道具でした。赤い錆が奥まで入り込んでいて、布を何度往復させても跡が残ったまま。深く進んだ錆を落とすための液ではないと、ここで割り切りました。それでも、表面が少し赤くなった程度の金具は、何度か磨くうちに赤みが薄れていきました。
玄関のドアノブがよく出番
それ以来、よく磨くのは玄関のドアノブです。磨くのはたいてい休日の午前中で、出かける前に少しだけ時間を取ります。布は着なくなったTシャツを切った物。磨く用と拭く用に分けています。缶を振ってから布に少し取り、くすんだところをこすっていきます。振るのを忘れてフタに手をかけそうになったことも、使い始めは何度かありました。この一手さえ守れば、あとは迷う手順がありません。布のほうに汚れが移っていくのが目で見えるので、どこまで磨けたかが分かりやすく感じました。
仕上げに乾いた布で拭き取ると、手の脂でくもっていた表面に光が戻ってきます。毎日さわる場所なので、きれいになると出かけるたびに目に入って気分がいいものです。
においは独特です。鼻を近づけて磨く小さな物ほど、気になりやすく感じました。僕は窓を開けるか、ベランダに出てから磨くようにしています。
駐車場で車の金属部分を磨いたときは、まわりの塗装に液が付かないよう、布を小さくたたんで当てました。塗装には使えない液なので、ここだけは慎重になります。

真ちゅうの小物とスプーン
真ちゅうの小物も、しばらくこれで手入れしています。小さな物でも手順は同じで、振って、布で磨いて、別の布で拭き取るだけ。キーホルダーくらいの大きさなら、手の中で転がしながら磨けました。
銅の小物も同じように磨きました。茶色っぽくくすんでいた表面が、拭き取ったあとは赤みのある色に戻って見えます。
金属のスプーンを磨いたこともあります。口に入る物なので、洗剤で洗うひと手間は欠かせません。それでも、くもっていたスプーンが引き出しに光って戻ってくるのはうれしいものでした。
合わないと感じた場面は、錆のほかにもありました。鏡のように光るステンレスは、磨いたあとに細かいキズが目に付きやすく感じます。ヘアーラインの入ったステンレスは、むらなく磨くのが難しいところでした。研磨材入りの商品は使うほど表面がすり減るので、目立たない場所で試すよう公式も案内しています。研磨材が入っている以上、ここは避けて通れないところです。僕も初めて磨く物は、裏側や底で一度試してから進めるようにしました。
ピカール液が合う人・合わない人
- 真ちゅうや銅、ステンレスのくすみを1本で落としたい
- ドアノブから車の金属部分まで、磨く道具を増やしたくない人
- メッキや塗装のある物は、この液では磨けません
- においが気になる部屋で使うなら、ピカールネオも候補です
ピカールケアー・ネオとの違い
同じピカールには、形やにおいの違う仲間があります。
ピカールケアー(品番14000)は、ピカール液と同じ成分で、液体かクリーム状かの違いです。容器はチューブ入りで、使い方に缶を振る手順はありません。容量は150gで、価格は759円です。
ピカールネオ(品番11300)は、液と同じ乳化性液状で、アルミナ系の研磨材が入っています。成分をイチから見直して、ピカール液特有のにおいを大きく抑えた商品です。室内での作業でも周りを気にせず使える新配合とされています。本体は高さ108×幅54×奥行54mm(225g)です。
チューブから出して使いたい人にはケアー、においを抑えたい部屋で使う人にはネオが合います。液とケアーは中身が同じなので、迷ったら容器の好みで決めて大丈夫です。
車の手入れをまとめて済ませたい日は、窓ガラスの撥水について書いたソフト99 超ガラコのレビューも参考にしてみてください。ガラスはそちらに任せて、金属の部分はピカール液で磨けます。
家の金属を磨くところから始めるなら、まずは液の缶1本があれば手入れを回せるでしょう。
品番12100と容量違いの見分け方
ピカール液は、同じ名前で容量違いが並びます。180gは品番11100、500gは品番13100。この記事の300gは品番12100で、JANは4904178121009です。通販で探すときは、商品名の容量と品番を見比べてから選ぶと取り違えずに済みます。
もう1つ紛らわしいのが、ピカールケアーやピカールネオと名前が並ぶことです。缶入りの液を選ぶなら、商品名に「液」と入っているかも見ておいてください。
保管のことも頭に入れておくと安心です。消費期限はありませんが、未開封なら購入後3年、開封したら1年以内が使う目安になっています。開けてからの目安があるので、家で磨く量に合わせて容量を選ぶのもひとつの手です。
液が固まってしまったときは、灯油か水を少し混ぜてよく振ってください。液状に戻れば、また使えます。戻らないときは使わずに捨てましょう。
捨てるときは、中身を布や新聞紙に吸い込ませて燃えるゴミに出します。空いた缶は、住んでいる自治体の分け方に従ってください。
ピカール液のまとめ
ピカール液 300gは、缶を振って布に付け、磨いてから拭き取るだけの金属磨きです。真ちゅうや銅、ステンレス、アルミからプラスチック類まで扱えて、ごく軽い錆なら落とせます。メッキや塗装のある物、深く進んだ錆には使えないので、そこは無理に磨かないでください。玄関のドアノブや真ちゅうの小物のくすみを、手元の1缶で片付けたい人に向いた1本です。
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