「抜け毛予防シャンプー」で探すと、黒いボトルのスカルプ系がずらっと並びますよね。7点とも、商品ページの本文に「抜け毛を予防する」という言葉は、実はありませんでした。書いてあったのはハリ・コシやフケ・かゆみ、皮脂の洗浄です。1本5千円を超えるものもあるので、公式の言葉をもとに7点を見比べ、何にお金を払うのかをはっきりさせました。
この記事でわかること
- 「抜け毛予防」と書いていない理由と公式が実際に訴求している内容
- ハリ・コシやフケ・かゆみなど商品ごとの狙いの違い
- 買う前に知っておくと損をしにくいポイント
- 頭皮の悩みが別にある場合の選び方
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
うたっている効果を横に並べると、選ぶ軸が見えてきます

| 商品 | 容量と実売 | うたっている効果 |
|---|---|---|
| アンファー スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー | 350mL・4,300円前後 | 有効成分3つでフケ・かゆみを防ぎ、ハリ・コシ成分でボリュームアップもうたう |
| NILE 濃密泡スカルプシャンプー | 300mL・2,680円前後 | 濃密泡でノンシリコンのサラッとした洗い上がり。育毛剤ではないと明記 |
| サンスター MAGMAS 亜鉛導入シャンプー | 400mL・3,520円前後 | 髪を内側から強くし、ハリ・コシとボリュームを与える処方。ノンシリコーン・ノンサルフェート |
| アスタリフト スカルプフォーカス シャンプー | 360mL・2,398円 | ハリ・コシを与え、皮脂をさっぱり落として指どおりのよい仕上がり |
| VITALISM スカルプシャンプー for MEN | 500mL・2,800円前後 | 頭皮環境を整え、ダメージケアとサラツヤ・ボリューム感のある髪へ |
| ウーマシャンプープレミアム | 300mL・4,400円前後 | 頭皮を健康に保ち、髪に栄養を与えてハリ・ツヤ・コシを強くする |
| &GINO プレミアムブラックシャンプー | 400mL・5,280円 | 石油系界面活性剤・防腐剤・合成香料・シリコン・着色料の5つが不使用。リンス不要のオールインワン |
こうして並べると、7点が同じことを言っているわけではないと分かります。フケとかゆみに寄せたもの、ハリとコシに寄せたもの、洗浄力そのものを売りにしたもの、洗浄成分の設計を売りにしたもの。同じ棚に並んでいても、メーカーが約束している中身は別物です。
もうひとつ、値段の見え方も容量でだいぶ変わります。1mLあたりに直すと、VITALISMが約6円でいちばん軽く、アスタリフトが約7円で続きます。NILEとサンスターはどちらも約9円でほぼ並び、スカルプDが約12円、&GINOが約13円、ウーマが約15円という順です。ボトルの価格だけを見て高い安いを決めると、この差を見落とします。
もっとも、1mLあたりが安い1本が自分に合うとはかぎりません。成分の系統と、うたっている効果を合わせて見てください。ここから7点を1点ずつ確かめていきます。
アンファー スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリーは、フケとかゆみに軸足があります
有効成分を3つ配合し、フケとかゆみを防ぐとうたっています。あわせてハリ・コシ成分によるボリュームアップ、独自の洗浄成分アミノDウォッシュ、皮脂吸着成分も配合されています。
このシリーズは頭皮タイプ別に3種類が用意されていて、オイリー、ドライ、ストロングオイリーから選ぶ形です。ここで扱っているのは脂性肌向けのオイリーで、容量は350mLになります。
アンファーの商品ページの本文に「抜け毛」「予防」という言葉は出てきません。「育毛」は9件ありますが、すべて楽天側のカテゴリ名「シャンプー・育毛ランキング」の一部で、商品そのものの効能表示ではありません。
サイトの作りの都合で全成分表は読み取れませんでした。複数の成分解析サイトを見ていくと、洗浄の主役はアミノ酸系とされています。ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルタウリンNa、ココイル加水分解ケラチンK、ラウロイルアスパラギン酸Naといった成分です。あくまで外部サイトの情報で、正式な全成分表そのものではない点は押さえておいてください。
実売は4,300円前後でした。自分の頭皮が脂性か乾燥かをすでに把握していて、まずは名前の通った1本から試したい人に向いています。
NILE 濃密泡スカルプシャンプーは、育毛剤ではないとうたう1本です
商品説明とは別に「※育毛剤ではありません」と明記されています。この商品が何をするものではないかを、メーカー自身が言葉で線引きしているかたちです。
訴求は、濃密泡での洗い心地とノンシリコンでのサラッとした仕上がりの2点です。洗浄成分は5種のアミノ酸洗浄成分とまとめて表記され、コンディション成分のポリクオタニウム-10が加わります。個別の成分名までの一覧は公開されていません。
香りはラフランス、カリフォルニア、ハーブトニック、ユズ、クールタイプから選べます。本体は300mLで、詰め替え用が250mLです。
通常価格は2,680円です。期間限定クーポンが乗った表示が出ることもありますが、クーポンは時期で変わるので、通常価格のほうを基準に考えるほうが安全でしょう。スカルプシャンプーを初めて買う人、月々の負担を抑えて長く続けたい人が最初に手を伸ばしやすい1本です。
サンスター MAGMAS 亜鉛導入シャンプーは、毛髪補強という切り口です
亜鉛(グルコン酸亜鉛)を毛髪補強成分として独自処方で配合しているのが、この1本の特徴です。髪を内側から強くし、ハリ・コシとボリュームを与えるとうたっていて、処方はノンシリコーン・ノンサルフェートです。
商品ページの本文に「抜け毛」の表示はなく、サイトのナビゲーションのカテゴリ名として出てくるだけでした。「育毛」も同じくカテゴリ名の一部で、効能としての記載は見当たりません。洗浄成分の個別名も確認できず、外部の成分解析サイトではアミノ酸系中心とされています。
本体は400mLのポンプで3,520円、詰め替えが320mLです。どちらも店によって額が動きます。日用品で名前を見慣れたメーカーから選びたい人、詰め替えを使って長く続けたい人に合います。
アスタリフト スカルプフォーカス シャンプーは、全成分が公開されています
この1本の実売は2,398円でした。
全成分が公開されているので中身も追えます。洗浄成分はココイルアラニンTEAとココイルサルコシンNaを先頭に、PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタインが続く構成で、アミノ酸系が中心です。ほかにセラミド2、コレステロール、グリチルレチン酸、水溶性コラーゲン、グリチルリチン酸2K、センブリエキス、オタネニンジン根エキス、ヒアルロン酸などが並びます。
ハリ・コシを与え、皮脂をさっぱり落として、指どおりのよい仕上がりをうたっています。ノンシリコンで、本体360mLのほかに詰め替え300mL、コンディショナー360mLが別売で用意されています。
メンズ向けの強い香りや、いかにも男性用というボトルが苦手な人、洗面所に置くものをパートナーと共用したい人には、この方向が合います。成分表を自分の目で確認してから買いたい人にも、公開されている情報が多いぶん選びやすい1本です。

VITALISM スカルプシャンプー for MENは、成分の出自まで開示しています
500mLと7点でいちばん大きな容量で、実売は2,800円前後でした。1mLあたりの負担は軽くなります。髪が長めの人や量が多くて1回に使う量がかさむ人は、この差が毎月効いてきます。
全成分が公開されていて、洗浄成分はココイルグルタミン酸2Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、デシルグルコシドという並びです。石油系のラウレス硫酸Naは使っていません。ほかに目につくのは加水分解シルク、サッカロミセス溶解質エキス、キハダ樹皮エキス、水溶性コラーゲン、アロエベラ葉エキス、カンゾウ根エキス、ローズマリー葉エキス、アスコルビルグルコシドあたりです。
配合成分のなかにピロリジニルジアミノピリミジンオキシドがあり、育毛剤にも使われる成分として名前だけが紹介されています。あくまで成分の紹介であって、この商品自体の効能としてうたっているわけではありません。読み間違えやすいところなので、そのまま受け取ってください。
商品全体では、頭皮の環境を整えながら髪のダメージ部分をケアし、サラツヤ感やボリューム感のある髪に導くとうたっています。ハッカ油とメントールを配合しているので、清涼感のあるものが得意でない人は成分表を先に見ておくとよいでしょう。350mLのサイズもあり、女性用は別品番になります。
VITALISM(バイタリズム)スカルプシャンプー for MEN 500mL
参考価格 3,230円前後
髪が長め・量が多くて1回の使用量が多い人、コスパを容量で見る人
ウーマシャンプープレミアムは、有効成分と馬油を組み合わせています
馬油を使ったシャンプーとして知られている1本で、有効成分はグリチルリチン酸2Kです。そのほかの成分には国産馬油のほか、海藻エキス、ラン抽出液、加水分解ケラチン液、センキュウエキス、トウキエキス、センブリエキスといった植物由来の素材が並びます。
洗浄成分はN-ヤシ油脂肪酸アシル-DL-アラニントリエタノールアミン液、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン液、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムで、こちらもアミノ酸系です。乾燥してかゆくなる頭皮や、洗ったあとにつっぱる感じが気になる人が候補に入れやすい設計になっています。
訴求は、植物由来アミノ酸系洗浄成分と国産馬油のWパワーで頭皮を健康に保ち、髪に栄養を与えてハリ・ツヤ・コシを強くするという内容です。「抜け毛」や「フケ」という語は検索用のタグとして使われているだけで、効能を説明する本文はこの1文だけでした。
容量は300mLで、詰め替えのエコパックは700mLです。実売は4,400円前後、直販の通常購入は3,880円で、これに送料660円が別にかかります。定期購入なら3,520円という設定もあるので、続けるつもりがあるかどうかで買い方が変わるでしょう。
&GINO プレミアムブラックシャンプーは、リンス不要という設計で選ぶ1本です
コンディショナーを使わない前提のオールインワンで、炭化したクレイが皮脂や汚れを吸着する作りになっています。石油系界面活性剤、防腐剤、合成香料、シリコン、着色料の5つを使っておらず、洗浄成分はコカミドプロピルベタイン、ココイルグリシンK、ラウリルグルコシド、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸TEAというアミノ酸系と糖系の組み合わせです。
全成分にはヘマチン、褐藻エキス、炭、銀、センブリエキス、オタネニンジン根エキス、加水分解ケラチン、グリチルリチン酸2K、クララ根エキス、ドクダミエキスなども並んでいました。使い方については、1日に何度も洗うと皮脂の大量分泌を招くと公式が注意していて、1日1回、夜の使用をすすめています。
楽天の&GINOショップの販促文には「薄毛・抜け毛に悩む人の最終手段! 頭皮を目覚めさせる新発想シャンプー」という一文がありますが、商品ページ本文で確認できる訴求は先ほどの5つの不使用と、炭化クレイによる吸着の説明にとどまります。
400mLで5,280円の1本です。直販サイトから買う場合は送料550円が別にかかり、合計は5,830円になります。風呂の時間を短くしたい人、そもそもコンディショナーを使う習慣がない人なら、この値段は考え方しだいで納得できるはずです。
洗浄成分の系統はそろっていても、公開されている情報の量には差があります
7点を通して見ると、洗浄成分の主役はどれもアミノ酸系でした。ただし、それを自分の目で確かめられるかどうかは商品によって違います。
公式のページで全成分を確認できたのはアスタリフト、VITALISM、ウーマ、&GINOの4点です。残る3点のうち、スカルプDとMAGMASはページの作りの都合で全成分表を読み取れず、NILEは5種のアミノ酸洗浄成分というまとめ表記までしか出ていません。
成分で選びたい人にとっては、比べられる材料の量がそのまま変わってきます。名前が挙がっていない成分は判断のしようがありませんし、外部の解析サイトの記載は正式な全成分表とは別物です。洗浄成分をきちんと見比べたいなら、メンズのスカルプシャンプーの記事で成分の読み方だけ先に押さえておくと迷いません。
成分表を見るときの手順
- まず表示の上から3つまでを見る(配合量の多い順に並ぶため、洗浄成分の主役はここに出る)
- 語尾がグルタミン酸・アラニン・タウリンの成分が並んでいればアミノ酸系が中心
- ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naが上位にあれば洗浄力の強いタイプ
- 全成分が非公開の商品は、成分での比較そのものができないと割り切る
買ってから「思っていたのと違う」になりやすいところ
いちばん大きいのは、この記事の出発点そのものです。7点とも、商品ページの本文で抜け毛を予防するとは書いていません。うたっているのはハリとコシ、ボリューム、フケとかゆみ、皮脂の洗浄までで、そこから先を期待して買うと落差が出ます。
商品ごとのつまずきどころも挙げておきます。スカルプDは頭皮タイプ別に3種類あるので、自分がオイリーかドライかを見誤ると合いません。NILEは全成分の一覧が非公開で、成分で比べたい人には材料が足りません。MAGMASも同じく洗浄成分の個別名が確認できませんでした。
アスタリフトの全成分にはメントールやハッカ油が見当たらないので、洗ったあとにすっとする感じを求める人には向きません。VITALISMは逆にハッカ油とメントールを配合した処方です。ウーマは有効成分がグリチルリチン酸2Kの1種類だけです。&GINOはリンス不要をうたうぶん、1本の価格は張ります。
もうひとつ。通販サイトのレビュー欄には、どの商品にも体感を書いた投稿が並びます。あれは利用者ひとりひとりの感想であって、メーカーが表示している効能とは別のものです。判断の材料にするなら、商品ページの言葉を先に読んでからにしてください。
頭皮の悩みが別のところにあるなら
抜け毛が気になるとき、頭皮の乾燥やかゆみ、フケといった別の悩みが混ざっていることもよくあります。悩みの中心がはっきりしているなら、そちらに合わせて選ぶほうが早いはずです。頭皮が乾いてつっぱるなら頭皮が乾燥する人のシャンプー、白い粉が肩に落ちるならメンズのフケ用シャンプーが近い話をしています。
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7点を並べ直すと、選び方はこうなります
全成分を自分で確かめてから決めたいなら、公開されているアスタリフト、VITALISM、ウーマ、&GINOの4点が候補になります。そのうえで価格を軸にするならアスタリフトの2,398円、容量を軸にするならVITALISMの500mLが分かりやすい入口です。
悩みの中身で振り分けるなら、フケとかゆみが実際の困りごとならスカルプD、乾燥してつっぱるならウーマ、髪のハリとコシを軸にするならMAGMAS、風呂の時間を削りたいなら&GINOです。NILEは香りを5種類から選べるので、続けやすさから入りたい人の候補になります。
7点はどれも、頭皮を洗って整えるところまでを引き受ける商品です。そこから先を求めるなら、シャンプーの棚ではなく別の売り場を見るほうが近道でしょう。何を買うかを決める前に、何を買わないのかをはっきりさせておくと、選ぶ時間が短くなります。
※本記事はプロモーションを含みます

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