夕方になると頭皮がべたつく、枕がにおう、洗ったのに夜にはかゆい。スカルプシャンプーに手を伸ばす理由は、だいたいこのあたりに集まります。
ところが売り場に並ぶ本数が多すぎて、値段も2千円から5千円まで幅があります。何を基準に比べればいいのか分からないまま、パッケージの言葉で選んでしまう人がとても多いはずです。
先に基準をひとつ渡します。見るのは洗浄成分です。ここがアミノ酸系かどうかで洗い上がりが変わり、そこに皮脂を吸着する成分や有効成分を足すかどうかで、性格がはっきり三つに分かれました。値段の差の中身も、ほとんどここに乗っています。
ここでは2,000円前後から5,300円前後まで6本を集めました。洗浄成分・内容量・香りの表記・詰め替えの有無を、公式サイトと公式ストアの記載で1本ずつ確認しています。ひとつだけ先に断らせてください。6本のうち1本は、本体ボトルではなく詰め替え用そのものです。そこを取り違えると届いてから困りますので、順に読んでいってください。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
洗浄成分がアミノ酸系かどうかで、洗い上がりが変わります
シャンプーの中身でいちばん量が多いのは、水を別にすれば洗浄成分です。ここが強い処方だと皮脂はよく落ちますが、必要な分まで持っていかれて頭皮がつっぱります。逆にマイルドな処方だと、洗い上がりはやわらかいかわりに、ワックスをしっかり使った日は物足りなく感じるかもしれません。
今回の6本を洗浄成分の表記で並べ直すと、三つに分かれました。アミノ酸系をはっきり打ち出しているのがNILE・クワトロボタニコ・ケフトル・チャップアップの4本、皮脂を吸着する成分に振っているのがMARO17、有効成分を入れて頭皮環境そのものに向き合っているのがポリピュアEXです。
同じ「スカルプ」という言葉でも、狙っている場所が違います。べたつきを落としたいのか、洗いすぎでヒリついた頭皮を落ち着かせたいのか。ここを先に決めてしまえば、6本はすぐ2本くらいまで絞れます。
| 商品 | 実売と内容量 | 洗浄まわりの特徴 |
|---|---|---|
| NILE 濃密泡 スカルプシャンプー | 2,000円前後 300ml | 5種のアミノ酸洗浄成分・ノンシリコン |
| クワトロボタニコ ヘア&スカルプシャンプー | 2,500円前後 300mL | アミノ酸系・リンスイン・ノンシリコン |
| MARO17 DX シャンプー パーフェクトウォッシュ | 3,900円前後 600mL | 皮脂吸着成分ディフェンスカルプ配合 |
| ポリピュアEX スカルプシャンプー | 3,800円前後 350mL | 有効成分4種・ノンシリコン |
| ケフトル メンズ スカルプシャンプー | 4,400円前後 500ml | アミノ酸系洗浄成分中心・合成香料不使用 |
| チャップアップ スカルプシャンプー | 5,300円前後 300mL | アミノ酸系と植物系の洗浄成分5種・弱酸性 |

2千円台の入口、市販品から乗り換えるならこの2本
まずは手を出しやすい価格帯からです。2本ともアミノ酸系で、いきなり大きく外すことがない作りになっています。
NILE 濃密泡 スカルプシャンプー 本体ボトル300ml
ドラッグストアの棚から一段だけ上げたい、という人にちょうどいい入口です。実売は2,000円前後、内容量は300mlになります。5種のアミノ酸洗浄成分を使ったノンシリコン処方で、リンス成分としてポリクオタニウム-10も入っています。
この1本の面白いところは、香りを選べる点でした。ラフランス、カリフォルニア、ハーブトニック、ユズの4種類から選ぶ形になっていますので、「シャンプーの香りが苦手で続かない」という失敗を先に潰せます。楽天の「スカルプシャンプー メンズ」検索ではレビュー数2位、件数は6,190件と、実際に選ばれている数もそろっていました。
注意したいのは、詰め替え用250mlが別にあることです。安いほうを押してしまうと本体ボトルが手元に来ませんので、最初の1本は必ず本体300mlを選んでください。
市販品からの乗り換えを考えている人、香りで失敗したくない人におすすめします。
クワトロボタニコ ボタニカル ヘア&スカルプシャンプー 300mL
風呂の時間を1分でも短くしたい人には、こちらのほうが合います。実売2,500円前後、内容量300mLで、アミノ酸系のリンスイン処方です。コンディショナーを別に買わなくていいオールインワンですから、置き場所も工程もひとつ減ります。
ノンシリコンでありながらリンスインという組み立てで、LDKのベストバイ受賞という表記も公式ストアに出ていました。香りはベルガモット&ローズマリーと、レモングラス&ブラックペッパーの2種類です。どちらも甘さの少ない方向ですので、香りが職場で立つのを避けたい人にも扱いやすいと思います。詰め替え用も用意されています。
弱点は、その「オールインワン」がそのまま裏返るところです。コンディショナーやトリートメントを別立てでしっかり使いたい人には、どうしても物足りなくなります。髪の長さがある人、傷みが気になっている人は、別で足す前提で考えたほうがいいでしょう。
コンディショナーを別に買いたくない人、風呂を短く済ませたい人に向いています。
皮脂とにおいに振った3千円台
夕方のべたつきや、枕のにおいが具体的な悩みになっているなら、価格帯をひとつ上げる価値があります。この2本は、どちらも頭皮の皮脂に正面から向き合った処方でした。
MARO17 DX シャンプー パーフェクトウォッシュ
昼過ぎには前髪が束になる、という人はここからです。実売3,900円前後で、この6本でいちばん大きい600mLという容量が付いてきます。2倍サイズの詰め替えですので、1回あたりのコストは価格の見た目ほど高くつきません。
処方の中身は、独自処方のペプチドにアセチルテトラペプチド-3などを使い、ローヤルゼリー酸とコラーゲンで浸透をサポートするという組み立てです。そこへ皮脂吸着成分のディフェンスカルプを足して、洗浄を強めに振っています。ベタつきを抑える方向にはっきり寄せた1本と考えてください。香りはジェントルミントです。
ここで冒頭の注意点に戻ります。この商品は詰め替え用600mLそのもので、本体ボトルは別売りです。はじめて買う人は、空のボトルを別に用意しておく必要があります。ここだけは必ず確認してください。
なお、同じネイチャーラボのMAROシリーズにはにおいケアを狙った別ラインもあります。名前が似ていますが処方も狙いも違いますので、においが第一の悩みなら頭皮のにおい向けのシャンプーのほうから見たほうが早いはずです。
夕方には頭皮がべたつく人、量を気にせず使いたい人におすすめします。
ポリピュアEX スカルプシャンプー
皮脂もにおいも気になる、しかもかゆみまで出ている。悩みが重なっているなら、この1本が近い位置にあります。実売3,800円前後、内容量350mLです。
6本のなかで唯一、有効成分を4種入れています。ピロクトンオラミン、グリチルリチン酸2K、サリチル酸、トコフェロール酢酸エステルの4つで、フケやかゆみを防ぎ、頭皮環境を整える方向に作られた処方です。ノンシリコンでコンディショナー不要という設計も、シンプルに済ませたい人には効いてきます。
楽天のシャンプー日別ランキングで15位、「スカルプシャンプー メンズ」検索ではレビュー数5位に入っていました。メンズ向けのスカルプシャンプーが、シャンプー全体のランキングに顔を出す例はそう多くありません。
短所は続けるコストです。350mLで3,800円前後ですから、この6本のなかでは容量あたりの負担が重い部類に入ります。香りも全成分表示に「香料」とあるだけで固有の名称が出ていませんので、香りを軸に選びたい人には情報が足りません。
皮脂とにおいの両方が気になる人、有効成分の入ったものを選びたい人に向いています。
量を使う人と、頭皮がヒリついた人へ
最後の2本は性格がはっきり分かれます。片方はとにかく量が使える1本、もう片方は洗浄をいちばんマイルドに振った1本です。
ケフトル メンズ スカルプシャンプー 500ml
朝と夜で2回洗う、あるいは髪と一緒に体まで洗ってしまう。使用量が多い人にとって、容量は続けられるかどうかを決める条件になります。実売4,400円前後で500ml、この6本でいちばん大きい本体ボトルでした。詰め替え用500mlも用意されています。
全成分にはラウレス-6カルボン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルメチルタウリンNa、ラウラミンオキシドといった名前が並び、アミノ酸系の洗浄成分を中心に組まれています。加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン(羊毛)、アセチルテトラペプチド-3も入っていました。毎日使うものですから、洗浄が過剰でない処方はそれだけで続けやすくなります。
弱点は香りです。合成香料を使わないオーガニックアロマの処方ですので、香りの主張はかなり控えめになります。シャンプーの香りを一日残したい人には、まず物足りません。
毎日2回洗う人、量を気にせず使いたい人におすすめします。
チャップアップ(CHAP UP)スカルプシャンプー
洗浄力の強いシャンプーで頭皮がヒリついた経験があるなら、たどり着く先はここになります。実売5,300円前後、内容量300mLで、6本のなかでいちばん高い1本です。
洗浄成分はアミノ酸系と植物系を合わせて5種類、そこにオーガニック成分10種と植物系成分43種を足した弱酸性の処方になっています。シリコン、サルフェート、パラベン、鉱物油、石油系界面活性剤、合成着色料を使っていません。サルフェートは洗浄力の強い硫酸系の成分ですから、そこを外しているのがこの1本の立ち位置をよく表しています。香りはフレッシュグリーンで、詰め替え用もあります。
引っかかるのは価格です。300mLで5,300円前後というのは、この記事で想定していた2,000円から5,000円という枠を少し超えます。マイルドさに全振りしたぶん、続けるコストは高くつく1本と考えてください。レビュー件数も30件と少なめですので、口コミの量で安心したい人には向きません。
洗浄力の強いシャンプーで頭皮がヒリついた人、刺激を減らしたい人に合っています。

香りと詰め替えで、続けられるかどうかが決まります
成分で候補が残ったら、最後に効いてくるのは香りと詰め替えです。シャンプーは毎日使うものですから、香りが合わないと数回で棚の奥に行きますし、詰め替えがないと2本目で買い直しをためらいます。
香りの情報量には差がありました。NILEは4種類から選べますし、クワトロボタニコも2種類あります。一方でポリピュアEXは全成分表示に「香料」とだけあり、固有の名称は出ていませんでした。ケフトルにいたっては合成香料そのものを使っていません。香りを選ぶ理由にしたい人と、香りは邪魔をしないでほしい人とで、行き先が正反対になります。
| 商品 | 香りの表記 | 詰め替え |
|---|---|---|
| NILE 濃密泡 スカルプシャンプー | ラフランス/カリフォルニア/ハーブトニック/ユズの4種から選択 | 250mlあり |
| クワトロボタニコ ヘア&スカルプシャンプー | ベルガモット&ローズマリー/レモングラス&ブラックペッパーの2種 | 詰め替え用あり |
| MARO17 DX シャンプー パーフェクトウォッシュ | ジェントルミント | この商品自体が詰め替え用600mL |
| ポリピュアEX スカルプシャンプー | 全成分表示は「香料」のみで固有名なし | 公式ストアで確認できず |
| ケフトル メンズ スカルプシャンプー | 合成香料不使用のオーガニックアロマ | 500mlあり |
| チャップアップ スカルプシャンプー | フレッシュグリーン | 詰め替え用あり |
買う前に引っかかりやすいところ
良いところだけ並べても選べませんので、6本それぞれで見落としやすい部分をまとめました。
本体か詰め替えかを間違えやすい商品があります。MARO17 DX パーフェクトウォッシュは、この商品自体が詰め替え用600mLです。NILEにも詰め替え250mlがありますので、最初の1本を買うときは容量と表記を必ず確かめてください。
容量あたりの負担には、かなりの開きがあります。300mLで2,000円前後のNILEと、同じ300mLで5,300円前後のチャップアップでは、続けたときの差がそのまま出ます。半年続ける前提で見ておくと、判断を間違えにくくなるはずです。
香りの情報が出ていないものもあります。ポリピュアEXは全成分表示に「香料」とあるだけで、どんな香りなのかは公式の記載から読み取れませんでした。香りを重視するなら、この1本は最初の候補から外れます。
オールインワンは、裏返すと物足りなさになります。クワトロボタニコはリンスインですので、トリートメントをしっかり使いたい人には足りません。ポリピュアEXもコンディショナー不要という設計です。髪の傷みが気になっている人は、別で足す前提で予算を組んでください。
期待する効果の範囲は先に決めておいてください。シャンプーは頭皮を洗って環境を整えるものですので、洗うこと以外を求めると、どれを選んでも噛み合いません。悩みが薄毛そのものに寄っているなら、薄毛が気になる人向けのシャンプーのほうから読んだほうが近道です。
頭皮の悩みがはっきりしているなら
- 薄毛が気になる人向けのシャンプーボリュームの悩みが先に来る人はこちらから
- 頭皮の乾燥向けのシャンプー洗ったあとにつっぱる人はこちら
- 頭皮のにおい向けのシャンプー枕やヘルメットのにおいが気になる人へ
- フケが気になるメンズ向けのシャンプー肩に落ちる白いものが気になる人へ
結局どれを選べばいいか
6本を並べたうえで、決め方をまとめます。
市販品から乗り換える最初の1本なら NILE 濃密泡 スカルプシャンプー です。2,000円前後で5種のアミノ酸洗浄成分、香りは4種類から選べます。ここで合わなければ、香りを変えてもう一度試せるのが強みでした。風呂の工程を減らしたいなら クワトロボタニコ ヘア&スカルプシャンプー に振ってください。リンスインですので、コンディショナーの置き場所ごと減らせます。
夕方のべたつきが第一の悩みなら MARO17 DX シャンプー パーフェクトウォッシュ です。皮脂吸着成分のディフェンスカルプを積んだ600mLで、量を使う人でも続けられます。本体ボトルが別売りという点だけ、忘れずに用意してください。皮脂とにおいとかゆみが重なっているなら、有効成分4種の ポリピュアEX スカルプシャンプー のほうが答えに近くなります。
量をたくさん使うなら ケフトル メンズ スカルプシャンプー です。500mlの本体に詰め替えもあり、洗浄成分はアミノ酸系中心。毎日2回洗う人でも負担になりにくい構成でした。逆に、強いシャンプーで頭皮がヒリついた経験があるなら チャップアップ スカルプシャンプー を選んでください。硫酸系の洗浄成分を外した弱酸性で、6本のなかでいちばん刺激を抑えた方向に振ってあります。
自分の悩みが「べたつき」なのか「ヒリつき」なのか。ここさえ決めてしまえば、6本は2本まで絞れます。あとは容量と香りで、続けられそうなほうを選んでください。
※本記事はプロモーションを含みます

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