「ヘアバーム メンズ」と打った人の多くが、そのすぐ後ろに「いい匂い」と足しています。ワックスやスプレーではあまり見かけない検索のされ方でして、バームというカテゴリだけが、はっきり香りで選ばれていました。
そこで今回の6点について、商品ページと全成分表示を一つずつ読み直してみました。出てきたのは、正直こちらの予想を外す事実です。ホールド力を段階や数値で示している商品が、6点のうち1点しかありませんでした。
「ハード」を名乗るのはアリミノのメン ハードバームだけになります。残る5点は、ホールド力について何も書いていないか、公式のQ&Aで「ガチガチに固めたくない時に重宝」と自分から強さを打ち消しています。つまり、比べるための材料が表に出ていません。
だとすれば、毎日いちばん長く付き合う香りで選ぶほうが理にかなっています。この記事では根拠になる表記を先に並べて、それから使い方を押さえます。バームは手のひらで溶かして使うものでして、ここを外すと香りの前に仕上がりでつまずきますので。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
ホールド力で選び分けようとしても、6点は材料が出てきません
先に、この記事のいちばん大事なところを表にしました。6点それぞれの商品ページに、ホールド力についてどう書いてあったかを写しています。数字ではなく、あくまで書いてあった言葉です。
| 商品 | ホールド力についての表記 | 出どころ |
|---|---|---|
| アリミノ メン ハードバーム 60g | 「ハードバーム」と製品名で明示。ハードなセット力を訴求 | 楽天の公式ページ |
| good youth メンズ ヘアバーム 50g | 強めではない。「ガチガチに固めたくない時に重宝」 | 公式Q&A |
| RETOUCH ヘアバーム 40g | ホールド力の表記は見当たらず。ツヤと濡れ感が中心 | 楽天の公式ページ |
| ALLNA ORGANIC ヘアバーム 30g | ホールド力の表記は薄い。保湿と濡れ髪ツヤが中心 | 楽天の公式ページ |
| ギャツビー メタラバー バーム スマート 60g | 剤型は「ヘアワックス・クリーム」。強さの段階表記なし | 全成分データベースと楽天24 |
| 無印良品 ヘアバーム 20g | ホールド力の表記は見当たらず | 無印良品の公式ページ |
こうして並べると、はっきりします。ハードを名乗る1点と、名乗っていない5点という分かれ方でして、5点のあいだに順位を付ける材料はどこにもありません。「このバームはミディアム、こちらはソフト」という比較表を作ろうとしても、根拠として引ける表記が存在しないんです。
ここは、ワックスと決定的に違うところだと思います。ワックスは「ハード」「マット」「グリース」と強さや質感でシリーズが分かれていて、メーカー自身が段階を示してきます。バームはそうなっていません。髪質からスタイリング剤を決める考え方をワックスの感覚のまま持ち込むと、選ぶ手が止まります。
だから、香りで選んでも実用上ほとんど困りません。ホールドで差が付かない以上、毎朝つけて一日中まとっているもので選ぶほうが、満足度に直結します。ここは遠回りに聞こえて、けっこう実利的な話です。
ひとつだけ補足します。ガチガチに固めたい人は話が別で、その場合は素直にハードを名乗る1点を選ぶか、ワックスやスプレーの側に寄せてください。トリエ10のヘアスプレーを重ねる手もあります。

バームは体温で溶かしてから、少しずつ足していく道具です
「ヘアバーム メンズ」の次に多い検索が「使い方」でした。ここでつまずいている人がかなりいるはずです。ワックスの感覚で指ですくって髪に置くと、固まりが残って一箇所だけベタつきます。
バームは、手のひらに広げて体温で溶かしてから使います。溶けて透明になるまでのばして、それから髪に入れていく流れです。6点のうち使い方を明記していたのは3点でしたので、その言葉をそのまま置いておきます。
- アリミノ メン ハードバーム: 適量を手のひらでよくのばしてから、乾いた髪になじませて揉み込む
- good youth: 小指の第一関節ほどを手のひらの熱で溶かし、えり足からサイド、トップの順になじませる
- RETOUCH: 小指の第一関節を目安に、少しずつ足していく
3点とも「少量から」で共通していました。とくに good youth が示しているえり足から先に付ける順番は、覚えておくと効きます。人は無意識にトップから触ってしまい、前髪だけ重くなりますので。
バームでつまずかないための4つ
- 手のひらで透明になるまで溶かしてから髪に触れる
- 小指の第一関節ほどの量から始めて、足りなければ足す
- えり足・サイドから入れて、トップと前髪は最後に回す
- 使い方の表記が無い商品は、必ず少量から試す
量については、足すのは簡単でも減らすのは難しいという一点に尽きます。付けすぎた日は洗い直すしかありません。最初の数回は「少なすぎるかな」と思うくらいで止めておくと、失敗の回数が減ります。
なお、アリミノのページには乾いた髪になじませるとだけ案内されていて、濡れた髪への使用は書かれていません。濡れ髪スタイリングを前提にしている人は、この点を先に確認してください。
香りが具体的に書かれている4点から見ていきます
ここからが本題です。6点のうち、香りの中身までページに書いてあったのは4点でした。残る2点は表記が薄く、香りを理由に選ぶことができません。まず、書いてある4点を並べます。
| 商品 | ページに書かれていた香り | 内容量 |
|---|---|---|
| アリミノ メン ハードバーム | シトラス・ムスク | 60g |
| good youth メンズ ヘアバーム | 爽やかなティーの香り | 50g |
| RETOUCH ヘアバーム | フレッシュミント(香水の邪魔にならない程度) | 40g |
| ALLNA ORGANIC ヘアバーム | 植物アロマのボタニカルな香り | 30g |
この4点は、方向がきれいに散っています。柑橘とムスク、お茶系、ミント、植物の香り。書かれている言葉だけでも、これだけ違う列に並びました。香水を付ける人かどうかで、選ぶ側が変わってくるところです。
アリミノ メン ハードバーム 60g
6点のなかで唯一、ハードなセット力を製品名の時点で名乗っているバームです。朝つくった束感が昼過ぎには落ちてくる、という不満を持っている人には、まずここを見てほしいと思います。長時間キープとツヤの両方を製品側が正面から訴求している、6点で唯一の1点になります。
香りはシトラスとムスクです。柑橘で立ち上げて、ムスクで肌に近い残り方をさせる組み立てでして、香水の世界だとかなり定番の並べ方になります。香りで選びたいけれど、束感も欲しいという欲張りな条件に、6点のなかでは一番近い1点です。
全成分には水、キャンデリラロウ、ドデカン、スクワラン、グリチルリチン酸2Kなどが並びます。内容量は60gですので、この価格帯としては量もしっかり入っています。
この製品については単品で詳しく書いた記事がありますので、質感の話まで踏み込みたい方はアリミノ ハードバームのレビューも合わせて読んでみてください。
good youth メンズ ヘアバーム 50g
サロン監修をうたう1本でして、公式の HOW TO USE が6点のなかで一番くわしく書かれていました。使い方の順番まで示してくれる商品は、初めての人にとってそれだけで価値があります。
香りは「爽やかなティーの香り」と表現されています。お茶の香りは主張が強くなく、香水と喧嘩しにくい方向です。全成分にはシア脂、アルガニアスピノサ核油、ホホバ種子油、セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOPなどが記載されています。
仕上がりはツヤと束感で、公式Q&Aには「ガチガチに固めたくない時に重宝」とあります。固めない前提の1本ですので、その割り切りに納得できるかが分かれ目になるでしょう。洗い流しについては、お湯とシャンプーで落とせるとQ&Aに書かれていました。
自然な束感を狙う考え方は、軟毛のヘアワックス選びとかなり近い発想です。ぺたんこになりやすい髪の人は、そちらも見比べてみてください。
RETOUCH ヘアバーム 40g
濡れ感のあるツヤを狙うなら、この1点が近いです。香りは「フレッシュミント」と表記されていて、公式が香水の邪魔にならない程度と添えているのが正直で好感を持ちました。香りを主役にしたくない人ほど、この一文が効いてきます。
全成分はパルミチン酸エチルヘキシル、ミツロウ、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油、エチルヘキサン酸セチル、マイクロクリスタリンワックスなどから始まる構成です。油分とワックスが前のほうに並んでいますので、乾いて広がる毛先をしっとり落ち着かせたい人、濡れ髪の質感を一日もたせたい人と相性のいい方向になります。
使い方は「小指の第一関節を目安に少しずつ足す」とQ&Aに案内されています。40gと6点のなかでは小さめですので、付けすぎると減りが早くなる点は頭に入れておいてください。
ALLNA ORGANIC(オルナ オーガニック)ヘアバーム 30g
オーガニック処方をうたうバームで、メンズ・レディース兼用として売られています。香りは「植物アロマのボタニカルな香り」と表現されていて、柑橘やムスクのような分かりやすい香調名ではありません。自然な香りが好きな人向けの書かれ方です。
成分にはオリーブ果実油、スクワラン、コメヌカ油、ミツロウ、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Naなどが記載されています。仕上がりは濡れ髪・ツヤ髪・保湿で、べたつかないと訴求されていました。乾燥でパサついてまとまらない髪を、しっとり落ち着かせたい人に、6点のなかではいちばん近い1本です。
ホールド力の表記はほとんど無く、保湿と濡れ髪ツヤに寄った1本です。まとめる用途と割り切れる人には合いますが、立ち上げたい人には情報が足りません。
ALLNA ORGANIC(オルナ オーガニック) ヘアバーム 30g
参考価格 2,200円前後
オーガニック処方で髪をいたわりながらまとめたい人向け(メンズ・レディース兼用)
香りの手がかりが少ない2点は、別の理由で選ぶことになります
残る2点は、香りで選べません。ページに香調の説明が無いからです。ただ、この2点には価格と買いやすさというはっきりした持ち味がありました。

ギャツビー メタラバー バーム スマート 60g
ドラッグストアで手に取れることが、いちばんの強みです。60gで1,100円前後という値付けは6点のなかでも安く、まず試してみたい人にとっては入りやすい1点になります。
全成分は水、パラフィン、パルミチン酸エチルヘキシル、グリセリン、ワセリン、カンゾウ根エキス、そして香料といった構成です。ここが弱点でもありまして、香料としか書かれていないため、どんな香りかがページから読み取れません。香りを理由に選びたい人は、店頭でテスターを確認するほうが早いでしょう。
成分の並びを見ると、グリセリンやワセリンといった保湿の土台になるものが前のほうに入っています。ガチガチに固めるのではなく、乾いて広がる髪をまとめて落ち着かせる方向の1本と考えると分かりやすいはずです。バームというものを一度試してみたい人にとって、価格も入手しやすさも含めて、いちばん素直な入口になります。
無印良品 ヘアバーム 20g
790円前後という価格が、そのまま選ぶ理由になります。6点で唯一の1,000円未満でして、バーム自体が初めてという人が失敗しても痛くない金額です。
訴求は天然由来成分100%で、合成香料フリー・無着色・アルコールフリー・パラベンフリーと並びます。つまり合成の香料で香りを付けていない方向の商品です。香りで選ぶこの記事の趣旨からは外れますが、逆に言えば「香りは付けたくない」という人の答えになります。
全成分はヒマワリ種子油、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、パルミチン酸エチルヘキシル、ヒマシ油、ヒマワリ種子ロウ、ミツロウなど、植物油とロウが中心の並びでした。香りは足さずに、毛先のパサつきだけ落ち着かせたい人なら、これで足りると思います。
弱点も正直に書いておきます。ホールド力や香りの具体的な表記が薄いうえに、使い方の詳しい記載も公式ページに見当たりませんでした。少量から試すという原則を、自分で守る必要があります。
値段は総額ではなく、1gあたりに直してから見比べてください
6点は内容量が20gから60gまで開いています。そのため総額だけで並べると、判断を誤りやすいです。実際に割ってみると、順番が入れ替わる商品が出てきました。
| 商品 | 価格と内容量 | 1gあたりの目安 |
|---|---|---|
| ギャツビー メタラバー バーム スマート | 1,100円前後 / 60g | 約18円 |
| good youth メンズ ヘアバーム | 1,760円前後 / 50g | 約35円 |
| アリミノ メン ハードバーム | 2,200円前後 / 60g | 約37円 |
| 無印良品 ヘアバーム | 790円前後 / 20g | 約40円 |
| RETOUCH ヘアバーム | 2,530円前後 / 40g | 約63円 |
| ALLNA ORGANIC ヘアバーム | 2,200円前後 / 30g | 約73円 |
総額でいちばん安い無印良品が、1gあたりに直すと安い順で4番目まで落ちます。20gという容量の小ささが効いてくるためです。逆にギャツビーは1gあたりで6点の最安になりまして、量あたりで見ると順番がはっきり入れ替わりました。
ここで言いたいのは「安いものを買え」ではありません。入口として少額で試すなら無印良品、使い続ける前提ならギャツビーやアリミノ、という具合に、目的で見る列が変わるという話です。毎日使うものですから、二本目からは1gあたりで考えるほうが現実に合います。
買ってから気づくと面倒な、3つの引っかかり
良いところだけを並べても選べませんので、調べていて引っかかった点をまとめます。どれも、買う前に知っていれば避けられるものばかりです。
ひとつ目は落としにくさです。RETOUCH は公式Q&Aで、シャンプー前に予洗いをして、トリートメントを馴染ませてから洗う手順が案内されていました。ツヤと濡れ感が出る処方の裏返しですので、風呂での手間が増えるのは織り込んでおいてください。一方 good youth は、お湯とシャンプーで落とせると明記していました。アリミノについては、洗い流しやすさの表記がページに見当たりません。
ふたつ目は濡れた髪に使えるかどうかの案内です。アリミノは乾いた髪になじませる使い方だけが示されていて、濡れた髪への使用は案内されていません。濡れ髪スタイリングを想定している人は、そこを確認してから選ぶ必要があります。
みっつ目は香りの手がかりです。ギャツビーは全成分に香料としか書かれておらず、無印良品はそもそも合成香料を使っていない方向の商品でした。香りを決め手にしたい人にとって、この2点はページから材料が拾えません。店頭で確かめられるなら、その場で嗅いでから決めるほうが確実です。
買う前にページで見ておく3行
- 洗い流しの手順が書かれているか。書かれていなければ落としにくい前提で
- 乾いた髪か濡れた髪か。どちらへの使用が案内されているか
- 香りの表記があるか。「香料」だけの記載では香調は分からない
手や指先にも回せるかどうかで、置き場所が変わります
バームの面白いところは、髪だけの道具とは限らない点にあります。6点のうちRETOUCH だけが、公式Q&Aでマルチバームとしてハンドクリームにも使えると案内していました。
これは、けっこう効きます。スタイリングで余った分を手にすり込めば、洗面台での往復が一回減ります。乾燥する時期には、この一手間の省略がありがたく感じられるはずです。
ただし、表記のあるものだけでやってください。残りの5点には髪以外への使用の案内が見当たりませんので、勝手に用途を広げるのは避けたほうが無難です。同じバーム形状でも、想定している使い方はメーカーごとに違います。
似た発想でいうと、髪の乾燥そのものが気になっている人は、バームより先にヘアオイルの使い分けを見ておくほうが早いかもしれません。バームは基本的に、スタイリングの道具です。
6点をこの順で絞ると、だいたい2点まで減ります
最後に、選び方の手順だけ置いておきます。ホールドで比べられない以上、消去法で回すほうが速いという結論になりました。
まず、ガチガチに固めたいかどうかを決めてください。固めたいならアリミノの1点、あるいはスプレーとの併用に進みます。固めなくてよいなら、残る5点が候補になります。
次に、香りを付けたいかどうかです。付けたくないなら無印良品で決まります。付けたいなら、シトラス・ムスクのアリミノ、ティーの good youth、フレッシュミントの RETOUCH、ボタニカルの ALLNA ORGANIC の4点から、好みの方向を選んでください。
そのうえで予算を当てます。とにかく安く試すならギャツビー、使い続ける前提なら1gあたりで見比べてください。ここまで来れば、たいてい2点まで絞れているはずです。
香りの表記だけは各社でばらつきがありますので、迷ったら書いてある言葉が具体的な商品を選ぶと外しにくくなります。ひとつだけ挙げるなら、束感も香りも欲しい人はアリミノ、香りを足したくない人は無印良品が、最初の1本として分かりやすいはずです。
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※本記事はプロモーションを含みます

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