ナノケアにするところまでは決まっていて、あとは型番だけ、という状態で止まっている方は多いはずです。現行はEH-NA7M・EH-NA9F・EH-NA9M・EH-NA0K・EH-NC50の5モデル。ところがこの並びは、数字が大きいほど上位という単純な順番になっていません。
公式の仕様表を5枚ぶん横に並べ直したところ、違いがいちばんはっきり出たのは風量と価格でした。参考価格は19,981円前後から59,944円前後まで、ちょうど3倍ほど開きます。そして風量の数値は、その価格の順番とは一致しません。いちばん高いEH-NC50が0.8㎥/分、2番目に高いEH-NA0Kが1.6㎥/分で、上下が入れ替わっています。
この逆転を知らないまま「高いほうが速く乾くだろう」と決めてしまうと、届いた日にあれっとなります。表を作りながら私も二度見しました。選ぶ順番は、機能の数ではなく、どこにお金を払うかで決まってきます。
以下では5モデルぶんの風量・質量・搭載モード・参考価格を、パナソニックの製品ページと仕様表で確認できた範囲だけでそろえました。髪や頭皮にどう働くかという話は、メーカーが公表している機能名とその説明の範囲までにとどめています。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
現行5モデルの風量と価格を、先に横に並べます
| 型番 | 風量(㎥/分) | 参考価格 |
|---|---|---|
| EH-NA7M | 1.5(TURBO時) | 19,981円前後 |
| EH-NA9F | 1.1〜1.2(TURBO時) | 25,976円前後 |
| EH-NA9M | 1.5(TURBO時) | 29,972円前後 |
| EH-NA0K | 1.6(風量[強]時) | 34,967円前後 |
| EH-NC50 | 0.8(風量[強]時) | 59,944円前後 |
先に断っておきたいのが、風量の表記が2通りある点です。EH-NA7M・EH-NA9F・EH-NA9Mは「TURBO時」、EH-NA0KとEH-NC50は「風量[強]の時」として仕様表に載っています。つまり数値を横一線で比べられるのは、同じ表記どうしの組み合わせだけになります。
その前提で見ると、同じ「風量[強]」で並ぶEH-NA0Kの1.6㎥/分とEH-NC50の0.8㎥/分は、そのまま比較できる関係です。価格でいえばEH-NC50のほうが約2万5千円高いのに、風量の数値は半分。ここが5モデルの中でいちばん誤解されやすいところだと思います。

風量の数字は、価格の順番とは一致しません
もう一段細かく見ていきます。パナソニックの仕様表では、EH-NA0Kの1.6㎥/分に「シリーズ内最大」と書かれていました。TURBO時の表記で並ぶ3モデルのうち、EH-NA7MとEH-NA9Mはそろって1.5㎥/分です。
EH-NA9Fだけは少し事情が違って、1.1㎥/分(AC100-200V・TURBO時)と1.2㎥/分(AC120-240V・TURBO時)という二段書きになっています。使う電圧で数値が変わるという表記で、海外対応機ならではの書き方でした。国内で使う想定なら、同じTURBO表記のEH-NA7M・EH-NA9Mの1.5㎥/分より小さい数字になる、と読んでおくのが素直だと思います。
- EH-NA0K 1.6㎥/分(風量[強]時・シリーズ内最大)
- EH-NA7M 1.5㎥/分(TURBO時)
- EH-NA9M 1.5㎥/分(TURBO時)
- EH-NA9F 1.1〜1.2㎥/分(TURBO時・電圧で変化)
- EH-NC50 0.8㎥/分(風量[強]時)
風量の数値そのものは、単位時間にどれだけの空気を送り出せるかという意味しか持ちません。乾く速さは髪の量や長さでも変わるので、数字だけで所要時間を約束することはできません。ただ、同じ表記の中で1.5と1.6が並んでいるのか、それとも0.8なのかは、選ぶときの手がかりとして十分に大きいと感じます。風量を第一条件にする考え方については、ドライヤーの風量は5千円台で足りるかのほうでも価格帯を下げて検証しています。
質量のほうも合わせて押さえておくと、判断はぐっと早くなるはずです。EH-NA0Kが約550g(セットノズル含まず)でいちばん軽く、EH-NA7Mが約565g、EH-NA9Mが約580g(セットノズル含まず)、EH-NC50が約590g(セットノズル含まず)、EH-NA9Fが約620gでもっとも重い並びでした。上位機ほど重いという単純な話にはなっておらず、最軽量が上から2番目の価格帯のEH-NA0Kだった点は、正直おどろきました。
消費電力については、EH-NA7M・EH-NA9M・EH-NA0K・EH-NC50の4モデルがいずれも1200Wと記載されています。この4つに関しては、電気の食い方で差がつくという見方はしなくてよさそうです。
「高浸透ナノイー」と書かれているのは2機種だけです
ナノケアという名前は5モデル共通ですが、仕様表の機能欄まで開くと中身が分かれます。今回確認した範囲で「高浸透ナノイー」と明記されていたのは、EH-NA0KとEH-NC50の2機種でした。
しかも、この2つも同じではありません。EH-NC50は高浸透ナノイーの第2世代を搭載する機種で、EH-NA0Kは第1世代にあたります。パナソニックが世代を分けて呼び分けている以上、同じ名前でも別物として扱うのが正確な読み方になります。
EH-NA9Mについては、高浸透ではない通常のナノイーの搭載機です。機能欄にはナノイーのほか、ミネラル・マイナスイオン・静電気抑制が並んでいました。EH-NA7Mはナノイー・静電気抑制・イオンチャージという構成で、5モデルの中ではもっともあっさりした並びです。
EH-NA9Fに関しては、今回押さえられたのが電圧・質量・風量・搭載モードまででした。ナノイーの世代までは踏み込めていないので、ここが決め手になる方は購入前に公式の仕様表でご確認ください。分からない部分を分かったふりで埋めるより、そう書いたほうが誠実だと考えました。
なお、これらはいずれもパナソニックが機能に付けている名前です。髪や頭皮にどういう変化が起きるかは、公表されている説明の範囲を超えて書けません。機能名が多い機種を選べば結果が保証される、という読み方はしないでください。
静電気抑制という機能名が気になって上位機を見ている場合、手前でできることも残っています。乾く季節の広がりだけなら、髪の静電気を抑えるスプレーで朝を先に済ませる手があります。
搭載モードの差は、EH-NA7Mとそれ以外ではっきり分かれます
風量と価格の次に効いてくるのが、モードの有無です。ここは横に並べると差が分かりやすくなります。
- EH-NA7M 温冷リズムやスカルプといった個別モードの搭載はなし
- EH-NA9F 温冷リズム/インテリジェント温風/スカルプ/スキン/毛先集中ケア
- EH-NA9M 温冷リズム/毛先集中ケア/スカルプ/スキン
- EH-NA0K 温冷リズム/スカルプ(地肌)/スキン/毛先集中ケア
- EH-NC50 パーソナルケアメニュー(MOIST/STRAIGHT/AIRY)+風温モード4種
こうして見ると、EH-NA7Mだけが立ち位置の違う1台だと分かります。個別モードを持たないぶん、操作は乾かすことに絞られた作りです。持ち運びを前提にした割り切りだと受け取ると、納得しやすい構成でした。
EH-NA9Fの「インテリジェント温風」は、今回の5モデルの仕様表でここだけに載っていた名前です。EH-NA9MとEH-NA0Kは温冷リズム・スカルプ・スキン・毛先集中ケアの4種で、モード名の並びとしては同じでした。ではこの2機種の差はどこかというと、EH-NA0K側に速乾ノズル(本体内蔵)とナイトキャップノズルが加わる点になります。
EH-NC50だけは組み立て方そのものが違っていて、MOIST・STRAIGHT・AIRYというパーソナルケアメニューの上に、温冷リズム・毛先集中ケア・スカルプ・スキンの風温モードが乗る形です。さらに退色抑制・静電気抑制・UVケアという機能名も並びます。数だけ見れば、いちばん盛られている1台でした。
EH-NA7M|いちばん安く、折りたたんで持ち出せる1台
参考価格は19,981円前後で、5モデル中もっとも安い型番です。公式の製品ページには折りたたみ式で外出先への携行を想定した位置づけと書かれており、質量も約565gに収まっています。風量は1.5㎥/分(TURBO時)、消費電力は1200Wでした。
機能欄にはナノイー・静電気抑制・イオンチャージが並びます。前の節で書いたとおり、温冷リズムやスカルプなどの個別モードは載っていません。ナノケアという枠には入りつつ、操作は素直に乾かすほうへ寄せた設計だと感じます。
出張や旅行で1台を持ち回りたい方、あるいはナノケアの入口として価格を抑えたい方には、ここが素直な選択になります。畳んで鞄に入る形で風量1.5㎥/分という並びは、価格を考えるとかなり健闘しているほうです。
EH-NA9F|海外の電圧に対応する代わり、重さは5モデルで最大です
参考価格は25,976円前後です。5モデルの中では2番目に安い位置にあり、選ぶ理由がはっきりしている1台でもあります。仕様表にはAC100-120V/200-240Vの海外使用対応と明記されていて、今回の5モデルでこの記載があったのはEH-NA9Fだけでした。
その代わりに背負っているのが重さです。質量は約620gで、5モデル中もっとも重い数字になります。最軽量のEH-NA0Kと比べると約70gの差。腕を上げたまま使う道具なので、この差は毎日の使用でじわじわ効いてくるはずです。
搭載モードは温冷リズム・インテリジェント温風・スカルプ・スキン・毛先集中ケアの5種で、数の上では充実しています。風量は1.1㎥/分(AC100-200V・TURBO時)と1.2㎥/分(AC120-240V・TURBO時)ですから、国内メインで速さを求める用途とは目的がずれます。海外出張や留学で同じ1台を使い続けたい、という条件が先に立つ方向けの型番です。
EH-NA9M|国内の毎日使いを測るときの基準になる型番
参考価格は29,972円前後で、5モデルのちょうど中間に位置します。質量は約580g(セットノズル含まず)、風量は1.5㎥/分(TURBO時)、消費電力は1200Wでした。機能欄にはナノイー・ミネラル・マイナスイオン・静電気抑制が並び、モードは温冷リズム・毛先集中ケア・スカルプ・スキンの4種でした。
この型番の使いどころは、比較の物差しとして置けることだと思います。上を見るならEH-NA0Kの高浸透ナノイーと速乾ノズルに約5千円を足し、下を見るならEH-NA7Mでモードを手放して約1万円を戻す形になります。EH-NA9Mを真ん中に置くと、その足し引きがぐっと読みやすくなりました。
短所もはっきりしていて、高浸透ではない通常のナノイー搭載機である点、そしてEH-NA0K以上にある速乾ノズルやナイトキャップノズルを持たない点です。逆に言えば、そこにこだわりがなければ機能の重複にお金を払わずに済みます。国内で毎日使い、温冷リズムまでひと通り欲しいという条件なら、ここで足ります。
EH-NA0K|風量1.6㎥/分はシリーズ内最大の数字です
参考価格は34,967円前後でした。楽天のパナソニック公式店に加えて2店舗でも同じ34,967円で一致していたので、実売としては比較的落ち着いている型番でした。質量は約550g(セットノズル含まず)で5モデル中もっとも軽く、風量は1.6㎥/分(風量[強]時)とシリーズ内最大の数字が入ります。
軽さと風量の数値が同じ機種に乗っているという点は、5モデルを並べたときにいちばん目を引いた組み合わせでした。機能欄は高浸透ナノイー・ミネラル・マイナスイオンに加えて、速乾ノズル(本体内蔵)とナイトキャップノズルが載ります。モードは温冷リズム・スカルプ(地肌)・スキン・毛先集中ケアの4種です。
引っかかるとすれば世代の話で、EH-NA0Kの高浸透ナノイーは第1世代にあたります。最上位のEH-NC50が積む第2世代とは別物なので、そこを最優先にする方は上を見る形になります。乾かす時間を短くしたい、重さも抑えたい。この2つが先に来るなら、選ぶ中心はこの型番です。
EH-NC50|最上位が払わせているのは、風量ではありません
参考価格は59,944円前後で、5モデル中もっとも高い1台です。現行ナノケアの最上位グループ「ULTIMATE」に属する機種で、正式な商品名にもアルティメイトが入ります。質量は約590g(セットノズル含まず)、消費電力は1200Wでした。
機能欄は今回いちばん長く、高浸透ナノイー(第2世代)・ミネラル・マイナスイオン・退色抑制・静電気抑制・UVケアが並びます。操作の枠組みもほかと違い、MOIST・STRAIGHT・AIRYのパーソナルケアメニューに、温冷リズム・毛先集中ケア・スカルプ・スキンの風温モードを組み合わせる形です。
一方で風量の数値は0.8㎥/分(風量[強]時)で、同じ表記のEH-NA0Kの1.6㎥/分に対して半分の数字にとどまります。約2万5千円の価格差を風量で説明することはできません。この機種が払わせているのは、第2世代の高浸透ナノイーとパーソナルケアメニューのほうだと読むのが自然です。予算を出せる前提で仕上げのメニューまで含めて選びたい方向けの位置づけになります。
パナソニック ヘアードライヤー ナノケア アルティメイト EH-NC50
参考価格 59,944円前後
予算を出せるなら。高浸透ナノイー第2世代とパーソナルケアメニューで仕上げを追い込みたい人向け。
5モデルを並べて、ここは惜しいと感じたところ
いい部分だけ書いても選べないので、気になった点もまとめておきます。

いちばん大きいのは、価格が3倍開いても風量が比例しないことです。上位機ほど速く乾くという前提で予算を上げると、EH-NC50の0.8㎥/分という数字にとまどう可能性があります。ここは公式の数字を見てから決めていただきたい部分でした。
質量の幅も見落としがちです。約550gのEH-NA0Kと約620gのEH-NA9Fでは約70gの差があり、毎日腕を上げる道具としては小さくない開きになります。カタログ上は数十グラムでも、使う場面で受ける印象はもう少し大きいと感じました。
型番の見た目が似ている点も、地味に事故のもとです。EH-NA9FとEH-NA9Mは1文字違いで中身がかなり異なりますし、EH-NA0Kも並べると紛れます。注文画面では末尾のアルファベットまで指差し確認するのが安全です。
価格そのものも動きます。この記事の額は確認時点で楽天のパナソニック公式店ほかで拾ったもので、時期や店によって変わります。数字は目安として受け取り、最終的にはご自身が見ている画面の額で判断してください。
そして5モデルに共通して言えるのが、どれもドライヤーであって、髪質そのものを変える道具ではないという点です。仕上がりは乾かし方や日々のケアの組み立てでも変わります。ワックスやオイルまで含めた全体の流れはメンズヘアケアの基本の組み立てのほうに寄せてありますので、そちらも合わせてご覧ください。
どこから決めれば、迷う時間が短くなるか
条件をひとつ先に決めてしまうと、5モデルは驚くほど早く2つくらいに絞れます。おすすめの順番は、海外で使うかどうか、次に持ち運ぶかどうか、最後に予算です。
型番で迷ったときの順番
- 海外で使う予定があるならEH-NA9Fがほぼ確定します
- 持ち運びが主目的で価格も抑えたいならEH-NA7Mです
- 国内据え置きで標準的に使うならEH-NA9Mを基準に上下を比べます
- 乾かす速さと軽さを優先するならEH-NA0Kへ
- 第2世代の高浸透ナノイーとパーソナルケアメニューまで欲しいならEH-NC50です
| 迷いどころ | 向いている型番 | 理由 |
|---|---|---|
| 海外でも使いたい | EH-NA9F | AC100-120V/200-240V対応の記載があるのはこの1台 |
| 持ち運びと価格 | EH-NA7M | 折りたたみ式で約565g・5モデル中最安 |
| 標準的な国内使い | EH-NA9M | 価格が中間でモードは4種そろう |
| 風量と軽さ | EH-NA0K | 1.6㎥/分でシリーズ内最大・質量約550g |
| 仕上げのメニュー | EH-NC50 | 高浸透ナノイー第2世代とパーソナルケアメニュー搭載 |
もうひとつ、順番として遠回りに見えて効くのが、いま使っているドライヤーの不満を1行で書き出すことです。乾くのが遅いのか、重いのか、旅行に持ち出せないのか。書き出した不満が「遅い」ならEH-NA0K、「持ち出せない」ならEH-NA7Mというふうに、型番のほうから寄ってきます。
くせやうねりが理由で買い替えを考えている場合は、ドライヤー単体で解決を期待しすぎないほうが結果的に近道です。長さや切り方でも扱いやすさは変わりますので、そちらはくせ毛のメンズ髪型と長さの関係にまとめてあります。
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型番の違いは、風量と価格、そして高浸透ナノイーの世代とモードの構成に集約されます。5つを同時に比べようとすると決まりませんので、まずは海外で使うかどうかから切ってみてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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