結論から言います。速く乾かすだけなら5千円台で足りますです。各社の公式値を並べると、価格と風量は比例していません。
公式値で並べた風量
- サロニア スピーディーイオン(5,918円) … 2.3㎥/分
- パナソニック イオニティ EH-NE5L(5,245円) … 1.6㎥/分
- パナソニック ナノケア EH-NA0J(32,975円) … 1.6㎥/分
いちばん安い1台が、いちばん高い1台より風量が多い。3万円を出して買っているのは風量ではありません。乾かしたあとの髪がどうなっているか、のほうです。
この記事を書いた人
30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。
洗顔して1時間でテカる極度の脂性肌です。学生時代から肌荒れと戦い続けていて、脂性肌向けとうたわれる化粧水はドラッグストアの棚にあるものからデパコスまで、ほぼ全部試してきました。アゼライン酸・レチノール・ビタミンC・ナイアシンアミドといった成分ものも、セラミド系の敏感肌向けも同様です。
スキンケアだけでは足りず、イソトレチノインや、アドバテックスレーザー・ポテンツァ・アビクリアといった美容医療にも一通り手を出しています。そのうえで「結局これは要る/要らない」を自分の肌で判断してきました。
風量は価格と比例しない

公式の数字を並べると逆転している
風量はメーカーが公表している数字です。サロニアは2.3㎥/分(TURBO時・自社測定)、パナソニックのナノケア最上位は1.6㎥/分(風量【強】の時)。
同じパナソニックでも、5千円台のイオニティが1.6㎥/分で、3万円台のナノケアと同じです。風量だけを基準にすると、高い機種を選ぶ理由がなくなります。
では3万円は何に払っているのか
差はイオンの種類とモードにあります。5千円台の機種が積んでいるのはマイナスイオンで、ナノケアは高浸透ナノイーとミネラルマイナスイオンです。
モードの数も違います。ナノケアには温冷リズム・スカルプ(地肌)・スキン・毛先集中ケアの4つがあり、UVケアやヘアカラーの退色抑制もうたわれている。乾かす速さではなく、乾かしたあとの状態にお金を払う、という買い方になります。
温風温度も見ておく
見落とされがちなのが温風の温度です。髪が傷む主な原因は熱なので、高いほど良いわけではありません。
公式値でいうと、ナノケアは約95℃(HOT時・室温30℃)でスカルプモードなら約60℃。イオニティはTURBO時が約90℃で、低温ケアモードなら約65℃。サロニアはノズルを付けない状態で約80℃、ノズルを装着すると約103℃です。同じ機種でも、ノズルやモードで20〜40℃変わります。
価格帯ごとに3台

風量を最優先するなら:サロニア スピーディーイオンドライヤー
この3台でいちばん風量が大きいです。公式値で2.3㎥/分(TURBO時・自社測定)。同社の従来機と比べてドライ時間を30%短縮したとしています。
重量は約468g(ノズル装着なし)で、折りたたみ式なので収納も持ち運びもしやすい。使用時が202×75×199mm、折りたたむと高さが131mmまで下がるので、洗面台の引き出しにも入ります。出張や旅行にも持っていけます。
機能はマイナスイオンとSETモード(やわらかい温風)。定格消費電力は1200W(TURBO時)、コード長は約1.7m。温風温度はノズルなしで約80℃、ノズル装着時で約103℃です。
5,918円前後。とにかく早く乾かして寝たい、という人にはこれで十分です。メーカー1年保証も付いています。
安さと定番の安心なら:パナソニック イオニティ EH-NE5L
5千円台で買えるパナソニックの定番です。風量は1.6㎥/分(TURBO時)で、ナノケア最上位と同じ数字。
温風温度はTURBO時が約90℃、低温ケアモードなら約65℃まで下がります。髪の熱ダメージが気になるなら、このモードを標準にすると変わります。
質量は約545g。マイナスイオン機能を積んでいて、消費電力は1200W(TURBO時)です。国内メーカーの定番機を安く手に入れたい、という選び方に合います。
5,245円前後。サロニアと数百円しか変わらないので好みで選べる、まずここから始めて不満が出たら上げる、という進め方が無理のない順番です。
乾かしたあとで選ぶなら:パナソニック ナノケア EH-NA0J
高浸透ナノイーを積んだナノケアの上位機です。風量は1.6㎥/分で、ナノケア史上最大風量とされています。
この機種の価値は乾燥後にあります。高浸透ナノイー、ミネラルマイナスイオン、静電気抑制、そしてUVケアとヘアカラーや白髪染めの退色抑制。乾かす道具ではなく、乾かしながらケアする道具という位置づけです。
モードは温冷リズム・スカルプ(地肌)・スキン・毛先集中ケアの4つ。スカルプモードは約60℃なので、頭皮が乾燥しやすい人にも使えます。質量は約550g(セットノズル含まず)、本体は高さ22.1×幅14.8×奥行7.4cmです。
32,975円前後。パサつきや広がりを、乾かし方から変えたい、という人が選ぶ帯です。毎日使うものなので、3年使えば1日30円の計算になります。
風量と価格は比例しない
機能・風量・温風温度で並べます。価格差は6倍ありますが、風量の差はありません。
| 機種と機能 | 風量 | 温風温度と価格 |
|---|---|---|
| サロニア スピーディーイオンドライヤーマイナスイオン/折りたたみ・約468g | 2.3㎥/分 | 約80℃(ノズルなし)5,918円 |
| パナソニック イオニティ EH-NE5Lマイナスイオン/約545g | 1.6㎥/分 | 約90℃・低温ケア約65℃5,245円 |
| パナソニック ナノケア EH-NA0J高浸透ナノイー/4モード・約550g | 1.6㎥/分 | 約95℃・スカルプ約60℃32,975円 |
6倍の価格差が乗っているのは、イオンの種類とモードの数です。ここが納得できないなら、5千円台の2台のどちらかで足ります。
毎日使うものなので、重さは効いてくる
3台とも450〜550gの範囲に収まっていますが、80gの差は、腕を上げたまま5分持つと分かります。髪が長い人や、家族で共用する場合は、100gの差が腕にきます。
サロニアは折りたたむと高さが131mmまで縮むので、洗面台の引き出しに入れておける点も日常では効きます。
コンセントの位置と、コードの長さ
意外と詰まるのがコードです。3台とも約1.7mで、鏡の前まで届くかは事前に測っておいたほうがいい。洗面台のコンセントが低い位置にあると、鏡の前で使うには足りないことがあります。
延長コードを使うと消費電力1200Wに耐えるものを選ぶ必要があります。安い延長コードは発熱するので、ここは容量を確認してください。
買ってから効く3つ
乾かし方で変わること
- タオルドライを丁寧にする … ここで水分を減らすほど熱に当てる時間が短い
- 根元から乾かす … 毛先から乾かすと根元が乾く前に毛先が焼ける
- 最後に冷風を当てる … キューティクルが閉じて、翌朝のまとまりが変わる
特に順番は効きます。根元→中間→毛先の順に乾かすと、毛先に当てる時間は半分以下。ドライヤーを買い替えるより先に、この順番を変えるだけで仕上がりが変わることがあります。
それと、乾かす前の状態も大きい。タオルドライのあとに何かつけるか迷っているなら、ヘアオイルの使い分けの記事もあわせてどうぞ。ドライヤーの熱から守る役割もあります。
置き場所は、コードを巻かずに済む形で
毎日使うものなので、しまう手間が1つ増えるだけで使わなくなります。コードをきつく巻いて収納すると、根元から断線します。
洗面台に掛けるフックを1つ付けるか、折りたたみ式を選ぶ。この2つのどちらかで、出し入れの手間はほぼゼロになります。
買ってから困ること
ドライヤーで多い失敗がコンセントまわりの見落としです。同じ1200Wでも、コンセントの位置と延長コードの容量で使い勝手が変わります。
1200Wは家電のなかでも大きいほう。たこ足配線で電子レンジと同時に使うとブレーカーが落ちます。
フィルターの掃除をさぼると風量が落ちる
吸い込み口のフィルターにホコリが詰まると、公表されている風量は出ません。「最近乾きが遅い」と感じたら、まずここを疑ってください。
掃除は月に一度、フィルターを外して歯ブラシでホコリを落とすだけです。本体を買い替える前にこれをやると、戻ることがよくあります。
冷風は最後の10秒でいい
冷風は長く当てる必要はありません。乾かし終わりに10〜20秒当てるだけで十分です。温めて開いたキューティクルを閉じるのが目的なので、時間ではなく順番が大事です。
これをやると翌朝の広がり方が変わります。道具を替えるより先に試せることなので、いま使っているドライヤーでやってみてください。
まとめ
ドライヤーは風量と価格が比例しない道具です。速く乾かすだけなら5千円台で足ります。
風量を最優先するならサロニア、国内メーカーの定番を安く買うならイオニティ、乾かしたあとの髪で選ぶならナノケア。
迷ったら、まず5千円台の1台で乾かし方の順番を変えてみてください。それでも足りないと感じたときが、3万円台に上げるタイミングです。
※本記事はプロモーションを含みます

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