プラチナ万年筆の#3776 センチュリーは、インクの乾燥を防ぐ「スリップシール機構」をキャップに組み込んだ、14金ペン先の万年筆です。この記事は、そのキャップを中心に書いています。毎日は書かないけれど、手に取った日にはすぐ書き出したい人に、僕はまずこの1本をすすめます。
この記事でわかること
- スリップシール機構で、インクの乾きがどう変わるのか
- 細字の14金ペン先で書いたときの感じ
- 重さとネジ式キャップの弱点
- パイロット カスタム74との違い
僕が使っているのは、黒軸で細字のFです。
プラチナ万年筆 #3776 センチュリー PNB-15000 #1 ブラックインブラック 細字(F・14金ペン先・スリップシール機構)
参考価格 44,000円前後
インクが乾きにくい14金ペン先の万年筆を、長く使いたい人向け。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
#3776 センチュリーの基本情報
黒軸・細字の1本は、こんな仕様です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | プラチナ万年筆 |
| 商品名 | #3776 センチュリー ブラックインブラック(PNB-15000 #1) |
| ペン先 | 大型14K(14-26)・F(細) |
| サイズ | 全長139.5mm・最大径15.4mm |
| 重さ | 標準重量20.5g |
| 価格(税込) | 44,000円(公式) |
付属品は、コンバーター-800Aとカートリッジインク(ブルーブラック)の2つ。化粧箱はハコ-H1です。
通販の販売ページは、ペン先を選んで注文する形になっています。値段も公式の44,000円と同じとはかぎりません。ボタンの先では、細字(F)を選んだ状態で今の値段を見てください。
プラチナ万年筆 #3776 センチュリー PNB-15000 #1 ブラックインブラック 細字(F・14金ペン先・スリップシール機構)
参考価格 44,000円前後
インクが乾きにくい14金ペン先の万年筆を、長く使いたい人向け。
インクが乾きにくいキャップと新しいペン先
センチュリーの売りは、キャップとペン先の2つです。1919年創業のプラチナが、約一世紀かけて積み上げた技術の集大成として送り出した万年筆でもあります。
#3776 センチュリーのスリップシール機構
このキャップが相手にしているのは、インクの乾きです。プラチナは、スリップシール機構を持たない従来の開放構造について「3 ~ 6 ヶ月使用しないと、乾燥して書けなくなる。」と書いています。
センチュリーのキャップは、この乾燥を防ぐための作りです。プラチナはスリップシール機構について、インクがフレッシュなまま使える仕組みだと説明しています。
回転ネジ式のキャップに、この機構を入れました。ネジ式キャップの高級万年筆では難しいとされていた気密を、ここで実用化しています。メーカーの言葉では「完全気密」。特許も取っていて、登録番号は第5637515号です。
キャップの役目は、中のインクを新しいまま保っておくことです。書かずにしまっているあいだも、キャップの中でインクの乾燥を防いでいます。
センチュリーの大型14Kペン先
ペン先は大型の14K(14-26)です。先端を平らに絞って、しなやかに書けるように作られています。書き味を左右するインクの流れも見直して開発された、新しいペン先です。
字幅は、UEF(超極細)、EF(極細)、F(細)、SF(細軟)、M(中)、B(太)、C(極太)から選べます。細かい字を書くならUEFからFのあたり、太い線で書くならMからCのあたりと、書く字の大きさに合わせて選んでください。
ひとつ気をつけたいのが、FとSFです。どちらも細字の仲間ですが、SFの表記は細軟で、Fとは別のペン先として売られています。名前が似ているので、注文画面で取り違えないようにしましょう。
軸は、黒の濃さを深めたAS樹脂です。ほかの色も同じAS樹脂のボディで作られています。

使ってみて気づいたこと
最初に気づいたのは、間を空けても書き出しがかすれにくいことでした。しばらく引き出しにしまっておいた後でも、キャップを開けて紙に当てると、そのまま線が出ます。前に使っていた万年筆では、久しぶりに使うと書き出しがかすれることがあったので、ここはすぐに違いが分かりました。
キャップを閉めるときは、ネジが止まるところまで回してからしまうのが僕の習慣です。回して開け閉めする動きには少し慣れが要りましたが、閉めたあとは安心して引き出しに入れておけます。
インクを入れ直す手間が減ったぶん、気が向いたときに引き出しから出して書く、という使い方が自然にできるようになりました。万年筆を「毎日使わないともったいない道具」と思わなくて済むのは、僕にとって大きな変化です。
細字Fの書き味
細字のFは、手帳の小さな枠に書き込むのにちょうどいい太さです。ペン先が硬すぎず、紙に当てると少ししなる感じがあります。
書類に一言添えたり、手帳の週の欄に予定を書き込んだり。細かい字が多い僕の使い方には、Fの細さがよく合いました。
ボールペンに慣れていたので、最初は筆圧をかけすぎていました。軽く当てるだけで線が出ると分かってからは、力を抜いて書けるようになり、長めのメモでも手が楽に感じます。
付属のブルーブラックは、黒より少し青みのある落ち着いた色です。手帳に印刷された罫線や日付の黒と見分けやすく、自分の書き込みがぱっと目に入ります。
机で使うときの重さ
標準重量は20.5g、最大径は15.4mmです。握ると、軸にしっかりした太さがあります。
僕が書くのは、ほとんどが机に座ってです。机の上だと、この重さがかえって手を落ち着かせてくれました。打ち合わせのメモや、手帳に予定を書き込むときに使っています。
深い黒の軸は、手帳や名刺入れといった仕事の道具と並べても色がうるさくなりません。そこも気に入っています。
センチュリーの弱点と合わない場面
合わない場面もあるので、ここは正直に書いておきます。
まずキャップです。センチュリーは、回して開け閉めする回転ネジ式。立ったままメモを取るときや、急いで一言だけ書きたいときは、この一手間がもどかしく感じました。さっと書いてすぐしまう用途なら、ノック式のボールペンのほうが合います。
次に字幅です。細字のFで宛名や大きめの見出しを書くと、線が細くて少し頼りなく見えます。太い線をよく書くなら、M(中)やB(太)のペン先も選べます。
インクの色も見ておきたいところです。付属のカートリッジはブルーブラックなので、黒や別の色で書きたいなら、インクは別に用意することになります。
値段も、気軽に試せる額ではありません。公式の税込価格は44,000円です。初めての万年筆として買うなら、字幅だけは手持ちのペンの線の太さと比べて、慎重に選んでください。
重さも、書く場面によっては気になりました。机で書くぶんには落ち着きにつながった20.5gも、手に持ったまま立って書くと、軸の重さを感じました。
センチュリーが合う人・合わない人
- 合う:書く日が空いても、インクの乾きを気にせず使いたい人
- 合う:手帳やメモに細かい字を書く人
- 合わない:立ったまま、さっと開けてすぐ書きたい人
- 合わない:手に持つ重さをできるだけ抑えたい人
パイロット カスタム74との違い
同じ14金ペン先で、細字のFが選べるパイロットのカスタム74と並べてみます。
| 項目 | #3776 センチュリー | カスタム74 |
|---|---|---|
| ペン先 | 大型14K・F(細) | 14K 5号・F |
| 全長 | 139.5mm | 143mm |
| 最大径 | 15.4mm | 14.7mm |
| 重さ | 20.5g | 17.4g |
| キャップ | 回転ネジ式(スリップシール機構) | ネジ嵌合方式 |
| コンバーター | コンバーター-800A付属 | CON-40/CON-70N対応 |
カスタム74のほうが全長は長く、軸は細く、重さは軽めです。センチュリーは短めで太く、手に持つと重さがあります。キャップの作りも違っていて、センチュリーはスリップシール機構を入れた回転ネジ式、カスタム74はネジ嵌合方式です。
ペン先は、カスタム74が14K 5号、センチュリーが大型14K。どちらも14金ですが、大きさの表記が違います。カスタム74の希望小売価格は38,500円(税込)、センチュリーは44,000円(税込)です。
ほかのメーカーの万年筆も含めて見比べたいなら、メンズにおすすめの万年筆の記事も読んでみてください。
同じFどうしでも、軸の太さと重さははっきり違います。手の大きさや、ふだん書く場所を思い浮かべて選ぶと、迷いにくいはずです。
字幅と色は注文画面で選ぶ
センチュリーの型番はPNB-15000で、色とペン先の組み合わせで注文します。この記事で紹介しているのは#1 ブラックインブラックの細字(F)で、商品コードは1751012です。
色は#1 ブラックインブラックのほかに、#2 シュノンソーホワイト、#41 ローレルグリーン、#51 シャルトルブルー、#71 ブルゴーニュがあります。黒以外が気になる人は、注文画面で色の番号まで見てください。
ペン先は字幅ごとに選ぶ形なので、注文の前に「F」になっているかを確かめましょう。在庫がペン先ごとに分かれている店もあります。細字を選んだ状態で在庫を見ておくと安心です。
名入れを頼む場合、入る範囲は10×35mmまで。贈り物にするなら、名入れを受けているお店かどうかと、化粧箱(ハコ-H1)に入って届くかを販売ページで見ておくと安心です。
結局、センチュリーは誰に合うか
プラチナの#3776 センチュリーは、インクの乾燥を防ぐスリップシール機構と、しなやかな14金ペン先を1本に入れた万年筆です。書く日が空いても書き出しで困りにくく、細字のFなら手帳の小さな字にも合います。ネジ式キャップの一手間が気にならないなら、長く手元に置いておける1本です。
カスタム74と迷ったときの決め手は、持ったときの重さです。17.4gの軽さをとるならカスタム74、20.5gのしっかりした手応えでよければセンチュリーを選んでください。
プラチナ万年筆 #3776 センチュリー PNB-15000 #1 ブラックインブラック 細字(F・14金ペン先・スリップシール機構)
参考価格 44,000円前後
インクが乾きにくい14金ペン先の万年筆を、長く使いたい人向け。
※本記事はプロモーションを含みます

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