万年筆って、しばらく放っておいても、すぐに書き出せるものなんでしょうか?僕がふだん手帳と一緒に持ち歩いているのは、プラチナ万年筆のプロシオン PNS-5000です。キャップの中でペン先を密閉して乾燥を防ぐ仕組みがあり、いつでもさらりと書き出せるように作られています。
この記事でわかること
- 乾きにくい仕組みの中身
- 五角絞りペン先の書き味
- 付属品と字幅の注意
- ラスター・プレジールとの違い
僕が使っているディープシーの細字はこちらです。
プラチナ万年筆 プロシオン PNS-5000(#50 ディープシー・細字 F・カートリッジ式)
参考価格 9,900円前後
カートリッジ式で、はじめて万年筆を使う人向け。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
プロシオン PNS-5000の基本情報
表は、#50 ディープシーの細字(F)のものです。仕様をざっと見ておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | プラチナ万年筆 |
| 商品名 | プロシオン PNS-5000 #50 ディープシー |
| ペン先 | ステンレスペン(ST-28)・字幅F(細) |
| 本体 | アルミボディ・マット塗装仕上げ |
| サイズ・重さ | 全長139.7mm・最大径14.4mm・標準重量23.3g |
| 価格(税込) | 9,900円 |
付属品はブルーブラックのカートリッジインクです。化粧箱から出して、カートリッジを差せばすぐに書き始められます。
色と字幅を決めたら、あとは在庫を見るだけです。
プラチナ万年筆 プロシオン PNS-5000(#50 ディープシー・細字 F・カートリッジ式)
参考価格 9,900円前後
カートリッジ式で、はじめて万年筆を使う人向け。
プロシオンのいいところ3つ
プロシオンという名前は、こいぬ座の一等星「プロキオン」から取られています。全天に21個ある一等星のひとつです。仕事や暮らしの中でキラリと光る万年筆、という考えから付けられた名前です。
書く道具として頼れるところは3つ。乾きにくいキャップ、しなるペン先、重さのバランスを考えたアルミボディです。
スリップシール機構でペン先が乾きにくい
プロシオンのキャップには、スリップシール機構という仕組みが入っています。キャップはネジ式で、その内側にもう1枚インナーキャップがあります。キャップを閉めると、このインナーキャップがペン先をすっぽり覆って空気を通さず、インクの乾燥を防ぐ、という仕組みです。
これはプラチナ独自の機構で、同社の代表モデル「#3776 センチュリー」の特徴をプロシオンにも載せています。
いつでもさらりと書き出せるように、というのがこの機構のねらいです。キャップをネジで閉めておけば、インナーキャップがペン先を覆って乾燥から守ってくれます。
プロシオンの五角絞り大型ペン先
ペン先は、新しく作られたしなやかな大型の五角絞りステンレスペン(ST-28)です。プラチナは1962年に、この五角絞りの金ペン万年筆を日本で初めて出したメーカーです。
コシがありながら柔軟性もあって、程よくしなります。メーカーは、ステンレスなのに金ペンのような書き心地を目指したと説明しています。ペン先を金にするかステンレスにするかで迷っている人には、ここが判断の材料になるはずです。
字幅は細字のFと、中字のMの2種類。細い線で小さく書きたいならF、もう少し太い線がほしいならMが選びやすいはずです。
プロシオンのアルミボディとバランス
本体はアルミ。重さのバランスを考えた設計です。キャップを後ろに挿して書いたときのバランスまで考えてあるので、挿す派の人も安心して選べます。
表面はマット塗装で、肌になじむ特殊塗装。色は鮮やかな4色をそろえていて、オンの日にもオフの日にも、性別を問わず使えるように作られています。

プロシオンを使ってみて
使い始めたきっかけは、紙の手帳に予定やメモを書く時間が増えたことでした。どうせ毎日書くなら、ボールペン以外のもので書いてみたくなったんです。インクの入れ方で迷いたくなかったので、カートリッジを差すだけで使えるものを探して、プロシオンにたどり着きました。
最初はボールペンと同じ感覚で、紙に強く押しつけて書いていました。軽く当てるだけでインクが出てくるので、力を抜いて書くクセがついたのはプロシオンを使い始めてからです。
細字の書き味としなり
細字のFは、手帳の狭い行にも収まる細さで書けます。筆圧を少しかけると、ペン先がわずかにしなって線に強弱が出ます。ステンレスと聞いて硬い書き味を想像していたので、思っていたよりやわらかく感じました。
付属のブルーブラックは、真っ黒より少しやわらかい色に見えます。手帳の細かい字でも読み返しやすいので、僕は色を変えずにそのまま使っています。
書き出しでかすれた覚えも、ほとんどありません。しばらく机に置いたままにした日でも、キャップを開けてそのまま書き始められました。キャップをネジでしっかり閉める習慣さえつけておけば、手入れで神経を使う場面はあまりないと感じています。
キャップを後ろに挿して書く
キャップは後ろに挿して書くのが僕には合っていました。挿しても後ろだけが重くなる感じはなく、ペン先のほうに自然と重みが乗ります。
マット塗装はさらっとした手ざわりで、指先が滑りにくいと感じます。ディープシーは落ち着いた色なので、仕事の机に出しっぱなしにしていても気になりません。
プロシオンの弱点はどこ?
まず、付属品の欄に載っているのはブルーブラックのカートリッジインクだけです。コンバーターの名前はありません。ボトルインクで好きな色を入れたい人は、コンバーターを別に用意することになります。
コンバーターを使う前提で見ると、ペン芯は作りが新しくなっています。インクを吸い上げるときに、グリップまでインクに浸す必要はありません。ペン先の肩口あたりまで浸せば十分に吸入できるように作られています。
次に、字幅の選択肢です。選べるのはF(細)とM(中)の2種類だけ。これより細い字や太い字で書きたい人には合いません。
それから、重さ。標準重量は23.3gで、同じプラチナのプレジール(15.4g)と比べると重めです。僕の場合、長い文章を一気に書くときは、この重さを少し感じました。軽いボールペンに慣れている手だと、はじめは持ったときの印象が違うかもしれません。
もうひとつ、ネジ式のキャップは開け閉めに少し回す手間があります。思いついたことをとっさにメモしたい場面では、ノック式のボールペンのほうが早いと感じました。
プロシオン ラスター・プレジールとの違い
同じプラチナには、名前の似たプロシオン ラスター PNS-8000があります。全長139.7mm、最大径14.4mm、標準重量23.3gで、大きさと重さはプロシオン PNS-5000と同じです。ペン先もステンレスで、字幅はF(細)とM(中)。付属のカートリッジインクもブルーブラックです。
目に見えて違うのは本体の仕上げです。PNS-5000はマット塗装なのに対して、ラスターはアルミにブラスト処理やサテン処理をして、アルマイト加工をかけています。色も#18 ローズゴールドや#79 サテンシルバーなど別の顔ぶれで、価格は8,800円(税込)です。
もう1本のプレジール PGB-1000は、1,980円(税込)。ペン先はステンレスペン(ST-27)で、字幅は03(細)と05(中)です。本体はアルミにアルマイト染色仕上げで、全長142.5mm、最大径15mm、標準重量15.4g。付属のカートリッジインクはブラックです。
ほかのメーカーの万年筆も並べて見たい人は、メンズにおすすめの万年筆の記事も読んでみてください。
使い分けはこう考えています。大きさが同じラスターとは、マット塗装の色で選ぶか、ブラストやサテンの仕上げで選ぶか。プレジールとは重さが15.4gと23.3gで違うので、軽さを取るならプレジール、持ったときにしっかりした重さがほしいならプロシオンです。
色と字幅は品番で見分ける
注文するときは、商品名の「PNS-5000」と色番号を見ておくと迷いません。色ごとに番号が振られていて、細字と中字で商品コードも分かれています。#50 ディープシーなら、細字(F)が1715502、中字(M)が1715503です。
ラスターのPNS-8000は名前が似ていますが、別の品番です。ローズゴールドやサテンシルバーの色名が出てきたら、ラスターのほうだと思ってください。
通販では、名入れを付けて売っているページも混ざっています。プロシオンの名入れ範囲は8×35mmと決まっています。名入れが要らない人は、商品名に「名入れ」の文字が無いかを確かめておくと安心です。
まとめ
プロシオン PNS-5000は、キャップをしておけばペン先が乾きにくいスリップシール機構と、しなりのある五角絞りの大型ペン先を、アルミボディにまとめた万年筆です。付属のブルーブラックのカートリッジを差せば、箱から出してすぐに書き始められます。コンバーターが付属品に無いことと、字幅がFとMの2種類だけなことは、先に頭に入れておいてください。
使い方で守ってほしいのは、書き終えたらキャップをネジでしっかり閉めること。インナーキャップがペン先を覆ってはじめて、乾燥を防ぐ仕組みが働きます。ここさえ忘れなければ、次に開けたときもさらりと書き出せるはずです。
プラチナ万年筆 プロシオン PNS-5000(#50 ディープシー・細字 F・カートリッジ式)
参考価格 9,900円前後
カートリッジ式で、はじめて万年筆を使う人向け。
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