引っ越したら肌の調子が変わった、という話を聞きます。水が違うからだと言われることがある。
水の何が違うのか、それが肌にどう関係するのか。言えることと言えないことを分けて整理します。
この記事でわかること
- 硬度とは何か
- 日本の水道水の傾向
- 塩素の話
- 道具で変えられる部分
硬度はミネラルの量
水に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を数値にしたものが硬度です。多いほど硬水と呼ばれます。
硬水は石鹸が泡立ちにくいのがいちばん分かりやすい違いです。ミネラルと石鹸の成分が結びついて洗浄力が落ちるためです。
泡立たないとその分こすることになります。肌への影響があるとすればこの経路が現実的です。水そのものが刺激になるという話とは別です。
日本の水道水はほとんど軟水
地域差はありますが日本の水道水は多くが軟水です。ヨーロッパの一部のような極端な硬水にはなりません。
つまり国内で引っ越した程度では硬度で大きく変わるとは考えにくい。海外に行ったときに髪がきしむのとは条件が違います。
変わったと感じるなら水より先に気温と湿度を疑うほうが当たる確率は高い。引っ越しは季節や住環境も一緒に変わります。
塩素の話
水道水には菌を抑えるために塩素が入っています。プールほどの濃度ではありませんが、ゼロでもない。
顔を洗う数十秒のあいだにどれだけ影響があるかははっきりした数字で語れません。長く浸かる風呂のほうが触れている時間は長くなります。
気になるなら浄水機能のあるシャワーヘッドという道具があります。効果を断言はできませんが、条件を1つ減らす手段ではあります。
温度のほうが影響が大きい
水の中身よりお湯の温度のほうが毎日の影響としては大きい。熱いほど油分が流れます。
42度と38度では出たあとの突っ張り方がはっきり違います。費用ゼロで変えられるので、水質を疑う前にこちらを試すほうが早い。
道具で変えられる部分
| 条件 | 変えられるか | 手段 |
| 温度 | 変えられる | 設定を下げる |
| シャワーの勢い | 変えられる | ヘッドを替える |
| 塩素 | ある程度 | 浄水シャワーヘッド |
| 硬度 | ほぼ変えられない | 専用の装置が要る |
上から順に費用が安くて効きが分かりやすい。いちばん下から手を付けると費用に対して差が見えにくくなります。
髪のほうが分かりやすく出る
水質の違いは肌より髪のほうが体感しやすい。硬水で洗うときしむのはミネラルが髪の表面に付くためです。
海外でシャンプーをして泡が立たずにきしんだ経験がある人はそれが硬水の影響です。国内ではそこまでの差は出にくい。
国内で髪がきしむなら洗う回数と湯の温度を先に見る。2回洗いをやめるだけで変わることが多い場面です。
湯船とシャワーで条件が違う
湯船は触れている時間が長い。10分浸かれば顔を洗う数十秒とは桁が違います。
だから水の中身を気にするなら湯船のほうが影響は大きい。入浴剤を使えば条件も変わります。
ただしここでも温度が先です。42度で15分と38度で15分では出たあとの状態がはっきり違う。同じ湯でも設定で変わります。
シャワーの勢いも条件のうち
水圧が強いシャワーを顔に直接当てるとそれだけで刺激になります。水質より先にここを疑うほうが早い。
顔は手ですくった湯で流すのが基本です。シャワーを直接当てると温度も水圧も強すぎることが多い。
体も同じで勢いを弱められるヘッドに替えると当たりが柔らかくなります。節水にもなるので費用は回収しやすい部類です。
井戸水や地域差がある場合
地域によっては硬度が高めの水道水もあります。自治体が数値を公開しているので、気になるなら調べられます。
井戸水を使っている場合は条件がまるごと変わります。硬度も塩素の量も水道水とは別なので、この記事の前提が当てはまりません。
数字を見て極端に高いのでなければ温度と洗い方を先に整えるほうが効きは分かりやすい。
泡立ちが悪いと感じたら
水のせいだと決める前に洗顔料の量とネットを疑う。泡立てる道具があるだけで同じ水でも変わります。
ネットを使うと少ない量でも泡が立つので、本体の消費も減りました。数百円の道具で回収は早いほうです。
引っ越しで変わったと感じるとき
同時に変わっているものを数えます。気温、湿度、水、風呂の形、生活のリズム。変数が5つあるのに水だけを疑うのは早い。
切り分けるなら1つずつ戻せるものから試す。温度は今日から変えられます。水を変える装置を買うのはそのあとでも遅くありません。
この整理の物足りない点
水質と肌の関係は数字ではっきり言える段階にありません。体感の話が多く、検証もしにくい。
それと地域によっては硬度が高めの水道水もあります。一律に「日本は軟水だから関係ない」と言い切れるわけではない。住んでいる自治体の数字は公開されています。
僕は浄水シャワーヘッドを試しましたがはっきりした差は分かりませんでした。温度を下げたときのほうが変化は明らかだった。順番として、そちらが先だと思います。
浴室に置くものは置き場所の記事にまとめています。
順番をつけるなら
温度を下げる。泡立てる道具を使う。それでも気になるなら水を疑う。この順で費用の無駄が出ません。
水はいちばん疑いたくなるのに、いちばん変えにくい条件です。変えられるものから順に手を付けると、水の話にたどり着く前に解決していることが多かった。
引っ越しで変わったと感じたときも変数を1つずつ戻す。温度を前の家と同じにしてそれで戻るなら水ではありませんでした。
洗い方の基本はメンズ美容の基本ガイドに、製品ごとの中身はランキング記事にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

コメント