スティックの日やけ止めを4,180円で買うのは、正直ためらいました。ドラッグストアなら1,000円台で買えます。
全成分を見て納得しました。この製品には水が1滴も入っていません。
この記事でわかること
- 水が入っていないことで何が変わるか
- 紫外線吸収剤が5種類入っている意味
- 汗に強い理由
- 4,180円をどう見るか
全成分に水がない

全成分から読めること
| ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(筆頭) | シリコーン。水ではなくこれが土台。完全な油性の処方になっている |
| ホモサレート・オクトクリレン・サリチル酸エチルヘキシル | 紫外線吸収剤。UVBを受け持つ側 |
| t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン | UVAを受け持つ吸収剤。UVAとUVBの両方に手が打ってある |
| ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン | 安定性の高い吸収剤。5種類も入れているのは崩れにくさを狙った組み方 |
| ミネラルオイル・トリエチルヘキサノイン | 油分。スティックの形を保つ側 |
| テトラヘキシルデカン酸アスコルビル・酢酸トコフェロール | ビタミンC誘導体とビタミンE系。4,180円ぶんの上乗せはここ |
成分は資生堂 公式サイトの全成分表示の表示による(化粧品)
水が入っていないので、汗で薄まりません。スティックタイプで水を使わない設計は珍しくありませんが、ここまで徹底しているものは多くない。
| ブランド | SHISEIDO MEN(資生堂) |
| 商品名 | SHISEIDO MEN クリアスティック UVプロテクター |
| 価格 | 4,180円(税込) |
| 区分 | 化粧品 |
| 設計 | 水を含まない油性スティック。紫外線吸収剤5種 |
使ってみた
直接肌に滑らせて使います。手が汚れないのが最大の利点で、朝の身支度に組み込みやすい。
白くならない
散乱剤(酸化亜鉛や酸化チタン)を主役にしていないので、白浮きしません。透明に近い膜が残ります。
メンズの日やけ止めで白くなるのは致命的なので、ここは実用面で大きい。塗ったことが分からない仕上がりです。
べたつきは残る
油性なので、塗った直後はしっとりします。30秒ほどで落ち着きますが、さらさらではありません。
この上にBBやパウダーを重ねると、完全にはなじまない日がありました。メイクを重ねる人は、量を控えめにしたほうがいい。
汗をかいたあと
真夏に屋外で3時間使ってみました。汗をかいても流れ落ちる感じがありません。水が入っていない処方が効いています。
ただしタオルで拭けば取れます。落ちにくいのは水に対してであって、物理的にこすれば同じことです。拭いたら塗り直してください。
塗り直しがしやすい
スティックなので、外でも手を汚さずに塗り直せます。日やけ止めは塗り直せるかどうかで実効性が決まるので、この形の価値はここにあります。
チューブの日やけ止めは、外出先で塗り直す気になりません。手が汚れ、拭くものが要るからです。結果として朝の1回で終わってしまう。
4,180円をどう見るか
毎朝顔に使って、3か月ほど。月1,400円です。日やけ止めとしては高いが、続けられない額ではない。
安いものを塗らずに終わるより、高くても毎日塗れるほうが結果は出ます。塗る気になる形かどうかは、成分より大事かもしれません。
僕は洗面所ではなく玄関に置いています。出かける直前に手に取れる場所にあると、塗り忘れが一気に減りました。置き場所を変えるだけで、続くかどうかが変わります。
顔以外にも使えるか
首と耳の後ろには使っています。ここは塗り忘れがいちばん多い場所で、スティックだと数秒で済みます。
腕や脚に使うと、面積のわりに減りが速い。体には安いチューブのものを別に用意したほうが経済的です。
手の甲も塗り忘れやすい場所です。運転する人はここが片側だけ焼けます。スティックなら信号待ちで塗れるので、車に1本置いておくと役に立ちました。
吸収剤と散乱剤の違い
日やけ止めには2つの作り方があります。紫外線を吸収して熱に変える吸収剤と、跳ね返す散乱剤。
この製品は吸収剤だけで組まれています。だから白くならない。逆に、吸収剤が肌に合わない人には選べません。
キュレルは逆の作り方
キュレルの日やけ止めは低温焼成酸化亜鉛と微粒子酸化チタン、つまり散乱剤が主役です。敏感肌向けは散乱剤に寄せるのが定石で、そのぶん白くなりやすい。
肌が荒れやすい人はキュレル、仕上がりを優先するならこちら。成分表の作りがそのまま用途の違いになっています。
SPFの数字をどう読むか
数字が大きいほど強い、というのは正しいのですが、塗る量が足りなければ表示どおりにはなりません。
実験室の測定は、1平方センチあたり2mgという厚さで行われます。これは実際に塗る量よりかなり多い。数字を信じるより、こまめに塗り直すほうが確実です。
気になったところ
SPF・PAの表示は塗る量が前提です。スティックは薄く塗りがちなので、表示どおりの効果を出すには2〜3往復させる必要があります。
それと、繰り出した部分が戻せません。出しすぎるとそのまま。4,180円のものを削るのは気分が良くないので、少しずつ出してください。
あとは夏場の保管です。油とワックスでできているので、車内に置くと形が崩れます。一度やって、先端が丸まって使いにくくなりました。
ひと夏使って
水を含まない油性スティックで、紫外線吸収剤が5種類。白くならず、汗で薄まらず、外でも塗り直せます。メイクを重ねる人は量を控えめに。体に使うには割高です。
SHISEIDO MENを成分から見た記事だと、トータルR アイ Nの記事もあわせてどうぞ。
※本記事はプロモーションを含みます

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