ソニー MDR-CD900STレビュー|音の細かさと弱点

レコーディングスタジオで作業する男性

夜、自分の部屋で録った歌やギターを聞き返すとき、僕が耳に当てているのがソニーのMDR-CD900STです。この記事の軸は、音の細かさ。エコーの広がりや定位の細かな違いまで聞き分けやすいので、録った音を確かめたい人にはまずこれをすすめます。弱点になる修理の扱いまで話します。

この記事でわかること

  • 音の細かさを支えるドライバー
  • 宅録で使った感想と合わない場面
  • SRH440A・ATH-M40xとの違い
  • 型名と販売元の確かめ方

録った音を聞き返す1台なら、これです。

ソニー MDR-CD900ST

ソニー MDR-CD900ST

参考価格 24,860円前後

録音や編集で音の輪郭を確かめたい人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

MDR-CD900STの基本情報

項目内容
ブランドソニー(Sony)
型名MDR-CD900ST
形式密閉ダイナミック型・有線
ドライバーユニット40mm ドーム型(CCAW採用)
質量約200g(コード含まず)
発売1989年(一般向けの販売は1990年から)
価格(税込)24,860円(ソニーストア)
数字は各商品ページの表記にもとづきます

表に入れなかった数字も書いておきます。インピーダンスは63Ω、音圧感度は106dB/mWです。再生周波数帯域は5〜30,000Hz、最大入力は1,000mWあります。

コードの長さは2.5mで、太さはΦ4.0mm。プラグはステレオ標準プラグです。

スペックを見て気になったら、販売ページで写真と一緒に確かめてみてください。

ソニー MDR-CD900ST

ソニー MDR-CD900ST

参考価格 24,860円前後

録音や編集で音の輪郭を確かめたい人向け。

MDR-CD900STのいいところ

このヘッドホンは、もともとCBSソニー信濃町スタジオ(今のソニー・ミュージックスタジオ)で使うために作られたものです。ソニーと、音作りをよく知るソニー・ミュージックスタジオが一緒に開発しました。スタジオの業務用として売られるようになり、1990年からは一般の人も買えるようになっています。

つまり、最初から録った音を確かめるための道具として生まれたヘッドホンです。いいところも、その目的にそって3つに絞って話します。

MDR-CD900STは細かい違いまで聞き分けやすい

まず挙げたいのは、音の細かい違いが分かることです。

ソニーが独自に開発したドライバーユニットを使っていて、モニタリングに必要な分解能(検知限界)が大きく上がっています。ドライバーは40mmのドーム型で、CCAWを採用したものです。音の輪郭や定位、エコーの広がり感といった、ちょっとした違いを細かく再現するように作られています。

再生周波数帯域は5〜30,000Hzまであります。録った音のエコーの広がりや定位を確かめたいときに、頼りにしやすい作りです。聞き返して直す作業が多い人ほど、この細かさが生きてきます。

CD900STは歪みの少ないクリアな音

2つ目は、歪みの少なさです。

レコーディングスタジオやポストプロダクション、放送局で求められる品質を追いかけて、ドライバーユニットを独自に作っています。その結果として、歪みの少ない、原音のイメージに近いクリアな音をめざしたヘッドホンになっています。

インピーダンスは63Ω、音圧感度は106dB/mWです。目指しているのは、原音をそのまま再現する音質。自分の演奏や声のクセを、ごまかさずに確かめたい人には合っています。

CD900STはスタジオでの使用に耐える作り

3つ目は、使い込む前提の丈夫さです。

最大入力は1,000mWあり、フレームとカバーも強化されています。レコーディングスタジオや放送局での使用に耐えられるよう、耐久性と安定性を高めた作りです。質量は約200g(コード含まず)です。

ただ、業務での使用を目的にしたプロ仕様なので、無償修理期間は設定されておらず、修理はすべて有償になります。家電の感覚で保証を当てにしている人は、ここだけ頭に入れておいてください。

MDR-CD900STを使ってみて

僕がこのヘッドホンを使うのは、ほとんどが夜の作業です。部屋が静かになった夜遅く、机でオーディオインターフェースにつないで、その日に録った歌やギターを聞き返しています。

録った声の粗まで聞こえる

着けてすぐに感じたのは、自分の声の細かいところがよく聞こえることでした。息を吸う音や、語尾がかすれたところ、リバーブがどこで切れているか。スピーカーで聞いたときには気づかなかったところが、はっきり耳に入ってきます。

最初は少し落ち込みました。うまく歌えたつもりのテイクでも、粗が全部見えてしまうからです。ただ、直すところが分かるのは録る側にとってありがたいことです。いまは、録り直すかどうかを決めるときに、このヘッドホンで聞いた印象を基準にしています。音量をそれほど上げなくても小さな音まで拾えるので、聞き返すときは控えめの音量にしていることが多いです。

ギターでも同じで、弦をこする音や、ピックが当たったときの小さな音まで聞こえます。左右に振った音がどちらにいるかも分かりやすいので、2本のギターを重ねるときの確認がしやすくなりました。

動画の音を整えるときにも

録音以外では、動画の音声を整えるときにも使っています。部屋の空調の音や、マイクに入った小さなノイズに気づきやすいので、どこを削るかが決めやすいです。ナレーションの声が耳に刺さらないかも、書き出す前にこれで聞いて確かめています。

密閉型なので、着けると外の音がやわらぎます。夜の静かな部屋でも、自分の作業の音に集中しやすいと感じました。

本体は思っていたより軽く、作業のあいだ着けっぱなしでも首まわりが気になったことはあまりありません。有線なので、録音しながら伴奏を流しても、音がずれて聞こえたことはありませんでした。電池の残りを気にしなくていいのも、夜に作業を始めるときには気楽です。

一方で、合わなかった場面もあります。好きな曲をのんびり聴くヘッドホンとしては、僕には合いませんでした。録音の粗まで聞こえてしまうので、好きなアルバムを流していても、つい音の作りを追いかけてしまいます。くつろいで聴く時間には、別のヘッドホンを使っています。

もうひとつは、2.5mのコードです。机の前で使うぶんには長さが余るので、僕は束ねてまとめています。束ねる前は、椅子を引いたときにキャスターで踏みそうになったこともありました。持ち歩いて外で使うヘッドホンとしては考えていません。

MDR-CD900STが合う人・合わない人

  • 自分で録った歌や楽器を細かく聞き返したい人
  • 動画の音声のノイズを聞き分けたい人
  • 机でオーディオ機材につないで使う人
  • 無償修理の期間がほしい人には不向き

SRH440AやATH-M40xとの違い

同じ密閉型で40mmのドライバーを使うモニターヘッドホンとして、Shure SRH440AとAudio-Technica ATH-M40xを並べてみます。

Shure SRH440Aは、耳をおおうクローズドバックのデザインです。低歪みの40mmダイナミックネオジムドライバーを積んでいます。ケーブルは3mの着脱式ストレートケーブルで、6.3mmの金メッキ標準プラグアダプターが付きます。保証は2年。

Audio-Technica ATH-M40xは、40mmの密閉型ダイナミック・ドライバーです。再生周波数帯域は15〜24,000Hz、最大入力は1,600mW(1kHz)、感度は98dB、インピーダンスは35Ωです。質量は240g(ケーブル除く)になります。

MDR-CD900STは、再生周波数帯域が5〜30,000Hz、インピーダンスが63Ω、音圧感度が106dB/mWです。質量は約200g(コード含まず)です。

ほかのヘッドホンもまとめて見比べたい人は、ヘッドホンのおすすめの記事も参考にしてください。

使い分けで言うと、保証の期間を重く見る人は、2年保証と書かれているSRH440Aも見ておくと安心です。MDR-CD900STは、修理がすべて有償になるからです。ATH-M40xとは、上に並べたとおり質量や再生周波数帯域の数字が違うので、数字で見比べたい人はそこを見てください。MDR-CD900STは、スタジオで録った音を確かめるために作られたヘッドホンです。宅録で自分の音を聞き返す使い方には、この生まれがそのまま合います。

型名と販売元のこと

この記事で話しているのは、ヘッドホン本体のMDR-CD900STです。交換用のイヤーパッドやケーブルは、この記事では扱っていません。注文するときは、本体かどうかを確かめてください。

本体のJANコードは4901780586080です。販売ページにこの番号が出ていれば、商品名と合わせて見ることで、本体を選び間違えにくくなります。

販売元は、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズです。ソニーの製品ページにも、そのように書かれています。仕様と外観は、改良のために予告なく変わることがあるそうです。

もうひとつ、一般向けの販売を始めた年は、ソニーのページで1995年から1990年に訂正されています。1995年と書かれた情報を見かけたら、1990年に読み替えてください。

MDR-CD900STのまとめ

MDR-CD900STは、録った歌や楽器の細かいところを聞き返したい人にすすめたいモニターヘッドホンです。独自のドライバーで分解能を高めていて、エコーの広がりや定位の細かな違いまで聞き分けやすい作り。スタジオでの使用に耐える丈夫さもあります。修理がすべて有償になる点だけは、先に知っておいてください。

使い方で1つだけ言うなら、プラグはステレオ標準プラグです。つなぐ機材の差し込み口がそれに合うかを、届く前に見ておいてください。

ソニー MDR-CD900ST

ソニー MDR-CD900ST

参考価格 24,860円前後

録音や編集で音の輪郭を確かめたい人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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