体組成計を買って三日で乗らなくなる人と、一年後も毎朝乗っている人の差は、本体の性能ではありませんでした。分かれ目はアプリの作りです。乗った数字がどこに、どんな形で残るのか。それを買う前に確かめたかどうかで、続くかどうかが決まっていました。
体組成計はスマホと組んで初めて意味を持つ道具です。本体の表示だけを見て降りるなら、体重計で足ります。逆に言えば、アプリが手持ちのスマホに対応しているか、記録を他のサービスへ持ち出せるか、家族の人数ぶん登録できるか。この三つを外すと、測定項目がいくら多くても使わなくなります。
今回の7台はすべて雑貨として売られている家庭用の健康器具で、医療機器ではありません。表示される数値も、足裏から流した微弱な電流の通りやすさから割り出した推定値です。診断の代わりにはならず、正確さを保証するものでもありません。それでも、同じ機械で同じ時間帯に乗り続ければ、変化の向きを並べて見ることはできます。
ですから以下では、測定項目の多さを競わせません。対応OS・記録の持ち出し先・家族の登録人数という、アプリの作りの三点で振り分けていきます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
本体の差より、記録がどこに溜まるかで選びます
体組成計のアプリは大きく二つに割れます。ひとつは、その会社のアプリの中で完結する純正型。もうひとつは、Apple や Google のヘルスケアアプリへ記録を渡せる汎用型です。
純正型の強みは作り込みにあります。メーカーが自社の測定項目に合わせて画面を組んでいるので、表示される内容と実際に測れるものが一致します。反面、あとから別のサービスへ移りたくなったときに困りました。
汎用型はその逆でした。他のアプリへ流し込めるぶん、運動や睡眠の記録と同じ場所で並べられます。ただし画面の作りはメーカー純正ほど親切とは限りません。
家族の登録人数も、あとから効いてくる条件です。乗るだけで誰かを自動で判別する機種は、体重の近い家族がいると取り違えます。公式に人数が明記されているかどうかは、買う前に見ておいてください。

記録を他のヘルスケアアプリへ渡したいなら2台
すでに運動や睡眠の記録をどこかに集めている人は、体組成計だけ別のアプリに閉じ込めても見返しません。連携先が公式に書かれている製品から選ぶのが安全です。
RENPHO ES-26P3|連携先が三つ明記されている汎用型
3,980円で13項目を測ります。体重・BMI・体脂肪率・皮下脂肪・内臓脂肪・体内水分率・骨格筋・筋肉量・推定骨量・タンパク質・基礎代謝・除脂肪体重・体年齢という内訳でした。専用の Renpho Health アプリから、Apple Health・Google Health・Fitbit へ渡せると公式に書かれています。
最小表示は0.1kgで、タニタのような50g単位ではありません。本体のディスプレイもLED表示だけです。細かい変化を本体で読み取る使い方には向かないでしょう。
電源は単4形の乾電池3本。素足で乗るだけで測定が始まります。すでに Fitbit や Apple のヘルスケアを使っている人なら、この1台で記録が一本にまとまります。
RENPHO 体組成計 ES-26P3
参考価格 3,980円前後
体重・BMI・体脂肪率など13項目測定です。Apple Health/Google Health/Fitbitとも連携できる汎用型
Xiaomi S400|25項目を3,280円で、ただしOSの下限に注意
価格を大きく抑えながら、25項目を測る構成です。二周波のBIA方式で、Xiaomi Home アプリに記録が残ります。家族の管理もアプリ側で行える作りでした。
ただしここが要注意で、公式が対応をうたっているのは Android 8.0 以降、iOS 12.0 以降のスマホです。古い端末を使い続けている人は、買う前に自分のOSのバージョンを見てください。最小表示は0.1kg、電源は単4形の乾電池3本で、交換の目安は6ヶ月と案内されています。
項目数を安く手に入れたい、そして手持ちのスマホが新しめ。この二つが揃うなら候補に入ります。
メーカー純正アプリの作り込みで選ぶ2台
国内メーカーの2台は、アプリと本体を同じ会社が作っています。表示の分かりやすさと、長く同じ環境で記録を積める安心感が持ち味でした。
タニタ BC-768|測定項目とアプリの両方を厚くした1台
7,980円。体脂肪率・内臓脂肪レベル・筋肉量・筋質点数・基礎代謝量・体内年齢・体水分率・推定骨量・活動量・BMI などを測ります。最小表示は50g単位で、今回のなかでは細かい刻みに入るほうでした。
接続は Bluetooth に加えて無線LANにも対応し、TANITA Record と Health Planet の両方が使えます。乗るピタ機能を備えているので、乗った位置が多少ずれても測定に入ります。
気をつけたいのは、電池式か充電式かの表記が製品ページ上で併記されている点で、購入時に個体の仕様を確認しておくほうが確実です。価格も7台では高いほうに入ります。細かい刻みと項目数の両方を求める人向けの選択でしょう。
タニタ 体組成計 BC-768
参考価格 7,980円前後
体脂肪率・内臓脂肪レベル・筋肉量など多項目を測定です。Bluetooth+無線LANでTANITA Record/Health Planetに対応する多機能機
オムロン HBF-230T-SW|乗るだけで約4秒、家族4人まで自動で分けます
9,980円と7台でもっとも高い1台ですが、使い勝手に振り切った設計です。自動ユーザー認識で最大4人まで登録でき、乗るだけで電源が入り、約4秒で測定が終わります。結果は Bluetooth で OMRON Connect へ自動で送られます。
測定項目は体重・体脂肪率・BMI・骨格筋率・内臓脂肪レベル・体年齢・基礎代謝が中心で、RENPHO や Xiaomi のような項目数はありません。数を並べたい人には物足りないはずです。
代わりに手にするのは、朝の動作の少なさでした。ボタンを探さず、アプリを開かず、乗って降りるだけで済みます。毎朝の習慣にしたい人ほど、この短さが効いてくるでしょう。
オムロン 体重体組成計 HBF-230T-SW
参考価格 9,980円前後
自動ユーザー認識で乗るだけ約4秒測定です。OMRON Connectアプリでの健康管理に強い

家族で1台を回すなら、登録できる人数から逆算します
一人暮らしなら気にしなくてよい条件ですが、家族で共用するとここが最初に詰まります。人数の上限と、誰の記録かを分ける仕組みの二つを見てください。
| 製品 | 記録を出せる先 | 家族の登録 |
|---|---|---|
| RENPHO ES-26P3 | Apple Health・Google Health・Fitbit | 公式に人数の記載なし |
| Xiaomi S400 | Xiaomi Homeアプリ | アプリ側で家族を管理 |
| オムロン HBF-230T-SW | OMRON Connect | 自動ユーザー認識で最大4人 |
| ドリテック BS-405EC | Dr.SCANconnect | 最大10人まで登録 |
ドリテック Dr.SCANconnect BS-405EC|10人まで登録できます
4,378円で11項目。体重・BMI・体脂肪率・筋肉量・基準体重との差・内臓脂肪レベル・体水分率・推定骨量・基礎代謝量・推定年齢・性別という内訳です。Dr.SCANconnect アプリで最大10人まで登録できる点が、この価格帯では際立っています。
項目数は RENPHO や Xiaomi よりやや少なめで、ディスプレイの見やすさなど質感も価格なりでした。それでも、三世代で使うといった場面では人数の上限がそのまま実用性になります。
電源は単4形の乾電池3本。家族それぞれの記録を分けて残したい家庭に向く1台です。
ドリテック 体組成計 Dr.SCANconnect BS-405EC
参考価格 4,378円前後
Dr.SCANconnectアプリで11項目を記録です。最大10人まで登録できる家族向け機
Anker Eufy Smart Scale P2 Pro|心拍数まで表示に出ます
6,990円。体重に応じた自動ユーザー認識を備えていて、乗るだけで測定に入ります。ディスプレイに出るのは体重・体脂肪率・心拍数などです。
正直に書いておくと、測定項目の総数は公式のFAQに一覧が掲載されておらず、確認できませんでした。ですからここでは「体重・体脂肪率・心拍数など」という書き方にとどめます。項目数を比べて選びたい人は、この点で判断材料が足りないと感じるかもしれません。
電源は単4形の乾電池4本です。心拍数まで同じ機械で見たい、という動機がはっきりしている人向けでしょう。
価格を最優先にする場合の1台
エレコム ECLEAR HCS-BTFS01WH|2,875円で13項目
7台でもっとも安い1台です。体重・体脂肪率・BMI・基礎代謝量・骨格筋率・内臓脂肪レベル・骨量・皮下脂肪率・FFMI・ボディタイプ・前回体重差・体脂肪量・骨格筋量の13項目を、ELECOM Healthcare アプリで管理します。
接続は Bluetooth 5.0 のみで、Wi-Fi などの別経路は持ちません。電池寿命は約6ヶ月と案内されています。デザインや質感は価格相応で、そこに期待する製品ではありません。
まず記録をつける習慣が根づくかどうかを試したい段階なら、この価格から始めるのが理にかなっています。
エレコム ECLEAR体組成計 HCS-BTFS01WH
参考価格 2,875円前後
ELECOM Healthcareアプリで13項目を管理する最安値機です。PC・スマホ周辺機器メーカーならではの価格設定
数字を受け取る前に、飲み込んでおきたいこと
ここは買ってから戸惑いやすい部分なので、先に書いておきます。
まず、体組成計が出す体脂肪率や筋肉量は測定値ではなく推定値です。足裏から流した微弱な電流の通りやすさをもとに計算しているため、その日の水分の状態や食事・入浴の前後で振れます。ある日の一回だけを取り出して意味を読むのは無理があります。だから、同じ機械で・同じ時間帯に・同じ条件で乗り続けることのほうが、項目数より大事でした。
最後に、スマホがないと本領を発揮しない道具だという点です。本体の表示だけで完結する機種は少なく、アプリに繋がなければ項目の大半は読めません。対応OSの下限を公式に明記しているのは今回では Xiaomi だけでしたが、他社も古い端末では動かないことがあります。手持ちの端末で使えるかは、購入前に各社の公式ページで確かめておきましょう。
買う前に見ておく四つ
- 手持ちのスマホのOSが、アプリの対応範囲に入っているか
- 家族で使うなら、登録できる人数が公式に書かれているか
- 記録を他のヘルスケアアプリへ渡したいなら、連携先が公式に明記されているか
- 電源が乾電池の場合、交換の目安がどれくらいか
選ぶ順番をもう一度整理します
項目数の多い機種ほど良く見えますが、乗らなくなれば全部ゼロです。記録を他のアプリへ集めたいなら RENPHO、安く項目数を得たいなら Xiaomi、朝の動作を最短にしたいならオムロン、家族で回すならドリテック。ここまで絞れれば、あとは価格との折り合いだけが残ります。
日中の動きも同じ場所に集めたいなら、iPhoneで使えるスマートウォッチと組み合わせると記録が一本になります。
記録まわりの道具を合わせて見直すなら
- iPhone対応スマートウォッチ日中の記録を同じアプリに集める
- ガジェットの選び方買う前に見る基準をそろえる
- 一人暮らしの家電セット置き場所から先に決める
※本記事はプロモーションを含みます

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