くせ毛メンズのショート、扱いやすくする道具5点

短めのくせ毛の男性

くせ毛でショートにしようか迷っているなら、僕は切るほうを取ります。扱いやすさという一点だけで見れば、短いほうがはっきり楽です。

ただし、切れば全部リセットされるわけではありません。僕もそう思って切って、実際に軽くなったのはサイドとバックだけでした。前髪はうねったまま残るし、朝に整えても昼には割れて戻ります。長さを変えただけでは、そこは勝手に片づきません。

だからこの記事では、短くしたうえで残る不満に当てる道具を5点、順番に並べます。表面をそろえるヘアオイル、束を作る日だけ足すワックス、前髪と襟足だけを狙う15mmのストレートアイロン、乾かす段階から変えるドライヤー、乾かす前になじませるケアミルク。どれもくせそのものを別のものに変える道具ではなく、スタイリングで扱いやすくするための道具です。困っている場所によって、最初の1つは変わります。

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men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

短くすると、くせは扱いやすくなる

先に結論から書きます。くせ毛のメンズがショートにするのは、扱いやすさという一点だけで見れば正解です。伸ばしているときにあれだけ言うことを聞かなかった髪が、切った翌朝からいきなり素直になります。僕自身がくせ毛で、伸ばしては後悔し、切っては楽になるというのを何度も繰り返してきました。

理屈は難しくありません。くせというのは、1本の毛がうねりながら伸びていく状態のことです。長ければ長いほど、そのうねりが何回も繰り返されて、波が重なって見えます。さらに毛先が重くなると、うねった部分が自分の重さで外側へ逃げていきます。これが「広がる」の正体です。短くすれば波の回数そのものが減り、逃げる先の長さも無くなります。だから収まるのです。

つまり、ショートにすることでくせが消えるわけではなく、くせが目に見える面積が減るということ。ここを取り違えると、切ったあとに「思ったより残っている」とがっかりします。僕もそうでした。切れば全部リセットされると思っていたのに、実際に軽くなったのはサイドとバックだけで、前髪はうねったままだったんです。

ひとくちにショートといっても、残るくせの出方は型によって変わります。全体を短く詰めるベリーショートはうねりの波そのものを短く断つ方向、前と横に丸みを残すマッシュショートはうねりを量感として残す方向、サイドを刈るツーブロックは横の膨らみだけを落とす方向です。どの型で切るかから決めたい人は、くせ毛のメンズ髪型は長さで変わる話に長さごとの違いをまとめてあるので、先にそちらを見てから戻ってきてください。

だからこの記事では、ショートにしたうえで残る部分をどう扱うかという順番で道具を並べます。オイルで表面を落ち着かせる、動かしたい日はワックスで束を作る、アイロンで目立つ場所だけ直す、乾かし方から変える、乾かす前にケア剤を足す。この5点です。

短くしても残るのは「生えぐせ」のほう

くせ毛には、毛そのものがうねっているものと、生え際の毛の向きが決まっているもの――いわゆる生えぐせ――の2種類が混ざっています。短くすることで軽くなるのは前者です。後者は、むしろ短くしたほうがはっきり出ます。

具体的には、前髪の分け目、つむじ周り、もみあげ、襟足。この4か所は短くしても向きが変わらないので、切った直後の数日は「変な方向に跳ねるようになった」と感じることがあります。これは失敗ではなくて、埋もれていた向きが表に出ただけです。長さで隠していたものを、別の方法で押さえ直す段階に入ったということです。

そしてその「別の方法」が、道具の役割になります。全部を一度に買う必要はまったくなくて、自分がどこで困っているかによって、最初の1つが変わります。

くせ毛のメンズ(1)

短くしたあと、広がりをどう抑えるか

ショートにして最初にぶつかるのが、乾かしたあとの表面のざらつきです。長さがないぶん、うねった毛が短い距離で跳ね上がって、輪郭の外にぴょんと出ます。鏡で正面から見ると気づかないのに、外の光の下や電車の窓に映った自分を見ると、輪郭がぼやけて見えるやつです。

ここで真っ先にワックスへ手を伸ばす人は多いと思います。ただ、ワックスは動きを作る道具なので、動かしたいわけではなくただ落ち着かせたいだけの日には、明らかに過剰です。しかも量を間違えると束になりすぎて、清潔感のほうを犠牲にしかねません。

落ち着かせるだけでいいなら、油分を薄くのせて表面をそろえる方向が合っています。ヘアオイルを使うのはそのためで、髪をしなやかにして、つやを与えて、まとまりやすくします。整髪料としてはここまでが役割です。くせそのものが直るわけではありませんが、表面がそろうと光の反射が均一になるので、見た目の「ざらつき」はかなり減ります。オイル全般の考え方はメンズのヘアオイルは軟毛と剛毛で選ぶものが変わる話のほうにまとめてあるので、髪質から選び直したい人はそちらを。

ナプラのN. ポリッシュオイルは、その「落ち着かせるだけ」の用途で選ばれることの多い1本です。全成分はゴマ油、サフラワー油、ヒマワリ種子油、ホホバ種子油、シア脂油といった植物油が並び、香りづけにマンダリンオレンジ果皮油やベルガモット果実油が入っています。150mLと30mLがあり、まず試すなら小さいほうから入る手もあります。この記事では毎日使う前提で150mLを基準にしているので、30mLから始めたい人は検索結果の「150mL」を「30mL」に打ち替えてください。

注意したいのは、この製品には香りの違うバリエーションが複数あって、通販だと選択式で並んでいることです。買うときは香りの指定を必ず確認してください。記事で前提にしているのは、マンダリンオレンジとベルガモットの無印タイプのほうです。もうひとつ、N.はもともと美容室で扱われている品なので、通販だと出品者の幅が広くなります。極端に安いものは避けて、販売元の表示がはっきりしている店を選んでください。

短所もはっきりしています。オイルなのでホールド力はゼロで、動きを作りたい日にこれ一本では足りません。前髪を上げたい、束を作りたいという日は、素直にワックスを併用するほうが早いです。もうひとつ、つけすぎると重く見えます。とくに直毛寄りの人が多い量を入れると、濡れたように見えて逆効果になります。手のひらでよく伸ばしてから、毛先だけに触れて、足りなければ足しましょう。この順番に慣れるまでは何回か失敗すると思ってください。

ワックスを使わず、乾かしたあとの表面だけをそろえたい。そういう使い方をする人には、最初の1本として噛み合います。

ナプラ N.(エヌドット) ポリッシュオイル 150mL

ナプラ N.(エヌドット) ポリッシュオイル 150mL

参考価格 3,740円前後

まず一本の枠です。ワックスを使わず、乾かしたあとの表面だけ落ち着かせたい人

オイル一本で足りない日、束感をどう作るか

「落ち着かせる」と「動かす」は、同じ髪に対する別の作業です。オイルは前者の担当なので、前髪を上げたい日や、毛束をつまんで立体感を出したい日には力が足りません。ここから先はワックスの領分になります。

くせ毛のショートでワックスを選ぶとき、いちばん厄介なのはうねりに負けることでしょう。軽いタイプを薄く伸ばしても、乾いてくるころには束がほどけて、うねりのほうが表に戻ってきます。だからキープ力は強めの側から試したほうが、やり直しの回数が減ります。

アリミノのピース プロデザインシリーズ フリーズキープワックスは、その強めの枠に入る1個です。公式表記では内容量80g、香りはアクアカシスの香り、希望小売価格は税込2,420円で、美容室専売品と明記されています。名前のとおりキープ側に振った設計なので、朝つくった束を夕方まで残したい人と噛み合います。

使うのは朝のいちばん最後にしてください。乾かし、必要ならアイロンで前髪と襟足の向きを直し、形が決まってから少量を足す流れです。この順番を守るだけで、使う量はかなり減ります。逆に、まだ湿っているうちに入れてしまうと、ワックスごと乾いて固まるので、あとから位置を直せなくなります。

気になる点は2つです。ホールド力がある分、寝起きの絡まった髪にそのまま置くと引っかかりやすいので、乾いた髪へ少量ずつという前提が要ります。もうひとつ、これも美容室で扱われる品なので、通販だと販売元の表示に幅が出ます。実売は希望小売価格より下で並ぶことが多いのですが、そこからさらに極端に外れた出品は、いったん保留にしてください。

ここまでの話は、動かす日にだけ当てはまります。オイルでは持たない束を夕方まで残したいなら、足す1個はキープ側から選ぶのが正解です。

アリミノ(ARIMINO) ピース プロデザインシリーズ フリーズキープワックス 80g

アリミノ(ARIMINO) ピース プロデザインシリーズ フリーズキープワックス 80g

参考価格 1,500円前後

オイルでは物足りない日の枠です。強めにセットして束感・立体感を出したい人

ショートで目につくのは前髪と襟足だけ

オイルで表面をそろえても、どうしても残る場所があります。前髪、もみあげ、襟足。この3か所は、くせの向きが強く出るうえに、人の視線が集まる場所でもあるのです。逆に言えば、ここさえ直せば全体の印象はほぼ決まるということでもあります。

頭全体をまっすぐにしようとすると、時間もかかるし髪への負担も増えます。でもショートなら、直したい場所は手のひらに収まる程度の面積しかありません。だから狭い面のアイロンが向いています。

SALONIAのストレートヘアアイロンには、プレート幅が15mm、24mm、35mmの3展開があります。このうち前髪やもみあげ、襟足のような細かい場所を狙うなら15mm。カラーはブラック、ホワイト、グレー、ネイビー、ベージュの5色があり、しかも3つの幅が同じ価格帯で並んでいるので、通販では値段で幅を判別できません。買うときは「15mm」の表記を目視で確かめてから進めてください。ここを間違えると、狙っていた用途に対して面が広すぎる道具が届きます。

仕様は公式表記で、温度が120〜230℃、消費電力35W、質量が約275g。この重さは、細かい場所を片手で操作するときに効いてきます。腕を上げた状態で前髪を挟む姿勢は思ったより疲れるので、軽さは正義です。

そのうえで短所を書いておきます。プレート幅15mmは面が狭いので、頭全体を通そうとすると単純に時間がかかります。トップからバックまで全部をまっすぐにしたい人には向きません。それから、230℃まで上がる仕様なので、毎日いちばん高い温度で使うと髪の負担になります。低めから試して、伸びない場所だけ上げましょう。この使い分けができないなら、頻度のほうを落としたほうがいいでしょう。

なお、SALONIAには別系統のストレートアイロンやコードレスタイプもあって、検索結果には混ざって出てきます。前髪と襟足だけを狙う用途で選ぶなら、幅15mmという1点で絞ってください。アイロン選び全般を比較したい場合はくせ毛のメンズが選ぶストレートアイロンの話も置いてあります。

前髪・もみあげ・襟足だけを、その日だけ直したい。用途がそこまで絞れているなら、狭い面は弱点ではなく機能です。

SALONIA(サロニア) ストレートヘアアイロン 15mm

SALONIA(サロニア) ストレートヘアアイロン 15mm

参考価格 3,828円前後

本命の枠です。前髪・もみあげ・襟足だけをその日だけ直したい人

困っている場所いちばん効く手注意する点
全体の表面がざらつくオイルで表面をそろえるつけすぎると重く見える
前髪が割れる・跳ねる15mmのアイロンで狭い面だけ高温を毎日続けない
襟足やもみあげが外に逃げるアイロンで向きだけ直す根元は地肌に近いので当てすぎない
乾かした直後から広がる乾かす前のケア剤と風の当て方熱を近づけすぎない
動きを出したい日ワックスで束を作るオイルだけでは束にならない
表は道具の役割分担を整理したもので、効果を保証するものではありません

乾かし方でまとまりが変わる

ここまで書いておいて何ですが、僕がいちばん効いたと感じているのは、実は道具を足すことではなく乾かす手順を変えることでした。

くせ毛は、濡れているあいだに形が決まります。濡れた状態から乾いていく過程で、そのとき置かれていた向きのまま固まるわけです。だから、風呂上がりに放置してから慌ててドライヤーを当てると、すでに変な向きで乾き始めた髪を、熱で無理やり動かすことになります。これが朝の広がりとして返ってきます。

順番としては、まずタオルで水気をしっかり取りましょう。次に根元から風を当てます。毛先ではなく根元です。根元の向きが決まると毛先は勝手についてくるので、逆をやると倍の時間がかかります。そして最後に、冷風で一度締めてください。この3ステップを守るだけで、翌朝の状態はけっこう変わります。

くせ毛のメンズ(2)

そのうえで、風量のあるドライヤーは単純に有利です。乾くまでの時間が短いほど、髪が熱にさらされる時間も短くなるし、狙った向きのまま乾かし切れる確率が上がります。

パナソニックのナノケア EH-NA0Kは、その乾かす力に振った1台です。公式表記で風量1.6㎥/分、同社のナノケアとしては最大。高浸透ナノイーを搭載していて、メーカーの訴求は「乾かすたび、深くうるおう」「朝のまとまりを、変える」というところまでです。ここを超えて、これでくせが直るとか髪質が変わるといった話にはなりません。あくまで、乾かし方から整えるための道具です。

短所は2つあって、どちらもはっきりしています。まず価格。この記事で挙げた他の4つとは桁がひとつ違うので、スタイリング剤を試す感覚では買えません。次にサイズ。仕様では本体が高さ22.1×幅14.8×奥行7.4cm、質量が約550g(セットノズル含まず)、消費電力1200Wです。据え置きで使うぶんには問題ありませんが、旅行や出張のカバンに放り込む用途にはまったく向きません。持ち出し用は別に安いものを1つ持っておくほうが現実的です。

スタイリング剤を足す前に、乾かす段階から変えたい。長く使う前提で1つに投資したい。そういう考え方の人向けの枠です。

パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0K

パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0K

参考価格 34,650円前後

長く使う上位の枠です。スタイリング剤より先に、乾かし方から変えたい人

風を当てる前の数十秒に何を足すか

前の節に書いた3ステップには、もうひとつ差し込める場所があります。タオルで水気を取ったあと、ドライヤーの風を当てる前の数十秒です。ここで中間から毛先にケア剤をなじませておくと、乾き上がったときの手ざわりとまとまりが変わってきます。

理屈は前の節と同じで、髪の形が決まるのは濡れた状態から乾いていく過程です。何もつけずに風を当てると、毛先が乾く途中で別々の向きに散り、短いぶんその散り方がそのまま輪郭に出ます。乾かす前になじませるケア剤は、その散り方をそろえておくための道具になります。

レタッチのケアミルクは、まさにその位置で使う前提の製品です。公式表記では内容量100ml、使い方は乾かす前に中間から毛先へなじませる形で、販売元は株式会社CiiKと記載されています。全成分の表示も出ているため、中身を見てから決めたい人にも扱いやすい部類です。

ここは念のために書いておきます。これはくせを別のものに変える製品ではありません。うねりそのものが消えるという話ではなく、乾かしたときのまとまりと、そのあと触ったときの手ざわりを整えるところまでが役割です。期待の置きどころを間違えなければ、担当する範囲ははっきりしています。

朝の手順で言えば、寝ぐせを直すために髪を濡らしたあと、ドライヤーを持つ前になります。夜に乾かしてしまう人なら、風呂上がりにタオルで水気を取った直後が同じ位置です。どちらに寄せても入る場所は変わらないので、乾かし始める直前と覚えておけば十分です。

弱点も2つ挙げておきます。洗い流さないタイプなので、量が多いとベタついて見えます。とくに前髪は面積が小さく、少し多いだけで重さが出るので、手のひらに残ったぶんを最後に軽く通すくらいでちょうどいいです。もうひとつ、セット力はありません。束を作りたい日は、乾かしたあとにワックスを重ねる前提で考えてください。

朝の立て直しにかかる時間を、道具を増やしすぎずに削りたい人に向く枠です。使う場所が乾かす直前の一点に決まっているので、手順で迷いません。

レタッチ(RETOUCH) ケアミルク 100ml

レタッチ(RETOUCH) ケアミルク 100ml

参考価格 2,530円前後

朝、乾かす前のひと手間の枠です。ドライヤーの熱でうねりを抑えたい人

使う順番に並べると、役割は重ならない

これで5点そろいました。値段も使う場面もばらばらに見えますが、朝の手順に並べ直すと、どれが自分に要るのかがはっきりします。順番はいつも同じです。濡らして、乾かす前になじませて、根元から乾かして、目立つ場所だけアイロンで直して、最後に表面をそろえるか束を作ります。この5工程のうち自分がどこで転んでいるかを見れば、買う道具は自然に決まります。

朝の手順使う道具その工程で決まること
濡らしてタオルで水気を取る道具は要らないこのあとの向きの土台
乾かす前になじませるケアミルク乾き上がりのまとまり
根元から乾かすドライヤー広がりと乾くまでの時間
前髪と襟足だけ直す15mmのアイロン人の目が行く場所の向き
仕上げに表面をそろえるヘアオイルつやと表面のざらつき
束を作る日だけ足すワックス毛束の立体感と持ち
並びは朝の工程順で、全部を毎日使う必要はありません

金額の幅も先に見ておいてください。ケアミルクとワックス、オイル、アイロンまでは数千円の枠に収まりますが、ドライヤーだけは桁がひとつ上です。だから、まず数千円の側から当てて、それでも乾かした直後から広がるようなら乾かす道具を見直す形が無駄になりません。この順番を逆にすると、いちばん高い買い物から手を付けることになります。

朝にかけられる時間から逆算する

道具をそろえても、朝それを使う時間がなければ意味がありません。ここは正直に自分の生活から逆算したほうがいいでしょう。

僕が試してみて分かったのは、朝にやることを増やすほど、続かないということでした。夜のうちに乾かし方で決着をつけておくと、朝は寝ぐせの出た場所を水で濡らして乾かし直すだけで済みます。逆に、夜に自然乾燥で放置しておいて朝ぜんぶ立て直そうとすると、アイロンを当てる面積が増え、そのぶん時間も熱も増えます。同じ仕上がりでも、手間の総量がまるで違うわけです。

朝に触るのを最小限にしたいなら、夜の乾かし方に寄せましょう。夜はどうしても手が回らないという人は、朝に狭い面のアイロンで前髪と襟足だけを直す形に寄せましょう。この二択を先に決めておくと、買うべき道具も自然に決まります。両方やろうとして両方中途半端になるのが、いちばんもったいないパターンです。

それから、湿度の高い日は何をしても戻ります。梅雨どきや雨の日に、朝の仕上がりを丸一日保たせようとすると無理が出ます。そういう日は最初から短時間で終わらせて、崩れる前提でいたほうが精神的に楽です。オイルを薄く足して表面をそろえておくと、崩れ方が「広がる」ではなく「落ちる」に寄るので、見た目のダメージが小さくなります。

5点は同時に買わなくていい

ここまで5点を挙げましたが、全部そろえる必要はまったくありません。困っている内容によって、最初の1つは変わります。

最初に買うならどれか

  • 表面のざらつきだけが不満 → オイルから
  • 前髪と襟足だけが言うことを聞かない → 15mmのアイロンから
  • 乾かした直後からすでに広がっている → 乾かし方を変える、そのうえでドライヤー
  • 束感を出したい日が多い → ワックスが先。オイルはそのあと
  • 朝の立て直しに時間がかかる → 乾かす前のケアミルクを1本

僕の場合、順番としてはアイロンが先でした。前髪が割れるのがいちばんストレスだったからです。そのあとオイルを足して、最後にドライヤーを買い替えました。逆に、朝そこまで時間をかけられないなら、乾かす段階で決着をつけるほうが向いています。

なお、この記事で挙げたワックスは束を作る側の1個です。もっと髪質のほうから選び直したいなら、軟毛メンズのヘアワックス選びに、立ち上がらない髪をどう扱うかを書いてあります。

短くする前に、美容室で決めておくこと

最後に、道具でどうにもならない部分を書いておきます。

ショートにすれば扱いやすくなるとはいえ、どの長さが自分に合うかは、鏡の前だけでは決めきれません。ここは切る人と相談する領域です。くせ毛の場合、短くしすぎると今度は根元のうねりが直接立ち上がってきて、寝ぐせのように見えることがあります。逆に中途半端に残すと、重さでまた外に逃げます。この境目は生えぐせの強さで人によって違うので、一般論では決まりません。

だから、切ってもらうときに「くせが強いのはどこか」を先に聞いてください。つむじの向き、前髪の生え際、襟足の割れ。プロが見れば数秒でわかる話です。それを聞いてから帰ると、家で道具を当てる場所が決まるので、朝の作業がぐっと短くなります。

もうひとつ。この記事で扱っているのは、あくまでスタイリングで扱いやすくする範囲の話です。整髪料も、洗い流さないケア剤も、アイロンも、ドライヤーも、髪のくせそのものを別のものに変えるものではありません。くせの強さ自体をどうにかしたいなら、縮毛矯正のように美容室側で扱う手段が別にあります。そこは道具の担当範囲の外です。

髪質から選び直したい人へ

切ってから道具を足すのか、道具を足してから長さを決めるのか。順番はどちらでもかまいませんが、僕は切るのを先にしたほうが判断が早かったです。扱う面積が減ってからのほうが、何が足りないのかがはっきり見えるので。短くしたうえで残った不満に、1つずつ道具を当てていきます。そのくらいの気楽さでちょうどいいと思います。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

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