売り場でボトルを裏返して成分表示を眺めると、その一本がどんな使い心地なのかは、だいたい見当がつきます。エタノールが入っていれば口に含んだ瞬間にピリッときて、吐き出したあともしばらくスースーした感じが残ります。入っていなければ、しみる感覚はほとんどありません。マウスウォッシュ選びで最初に決めるべきなのは、味でも容量でもなく、アルコールを入れるか入れないかでした。
刺激の強さは好みの問題に見えて、実際には続くかどうかを左右します。ピリピリが苦手な人がアルコールタイプを買うと、三日目には洗面台の奥に押しやられてしまいます。逆に、しっかり効かせている感触がほしい人がノンアルコールを選ぶと、物足りなさが残って元の習慣に戻りがちです。どちらが優れているという話ではありません。自分の口がどちらを受け入れるか、それだけの話でした。
ここでは、ドラッグストアの定番から歯科医院で扱われる専売品まで6本を、アルコールの有無をはっきり書きながら並べていきます。価格は745円前後のものから3,900円前後のものまで開いていますし、ボトルの容量も1回に使う量も製品ごとに違います。値札だけを見比べても、1回あたりの負担までは見えてきません。
もうひとつ、買う前に片づけておきたい勘違いがあります。「洗口液」と「液体歯みがき」は名前が似ているのに使うタイミングが逆で、ここを取り違えると、すすいだつもりで汚れが残ったままになってしまうのです。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
アルコールの有無で、口の中の感じ方はここまで変わります
アルコールタイプは、エタノールが溶剤として入っています。ミント系の香味成分が口の中にすばやく広がり、そのあと揮発していくので、あの「ツンと抜ける」感覚が生まれます。使ったあとの爽快感がわかりやすいぶん、自分が何かをしたという実感が残りやすいタイプでした。
いっぽうノンアルコールタイプは、口に含んでもツンときません。舌がひりつく感じもないので、口内が乾きやすい人や、刺激で咳き込んでしまう人でも最後まですすげます。就寝前に使う設計の製品がノンアルコールに寄っているのも、寝る直前に強い刺激を入れたくないという事情があるからでしょう。
面白いのは、アルコールが入っていれば必ず刺激が強いとも限らない点です。今回の6本のうちモンダミン クリアミントはアルコール配合ですが、公式サイトに刺激度の目安が2.0/5.0と明記されていて、低刺激タイプとして売られています。ラベルの「ノンアルコール」表記だけで判断せず、メーカーが刺激の強さをどう説明しているかまで目を通しておくと安心です。
ピリッとくるほうが合う人
食後の口の中がベタつくのが気になる人、コーヒーやニンニクのあとに気持ちを切り替えたい人には、アルコールタイプが向いています。人に会う直前に一度すすいでおきたい、という使い方をするなら、切れ味のわかりやすさはそのまま安心感になります。
しみるのが苦手なら、ノンアルコールから
口内炎ができやすい人、歯ぐきが下がって知覚過敏ぎみの人、そして寝る前に使いたい人は、ノンアルコールから試すほうが安全でした。刺激が弱いぶん物足りなく感じるかもしれませんが、毎晩の習慣として定着させたいなら、こちらのほうが結果的に長く続きます。
| 製品 | アルコール | 1回に使う量の目安 |
|---|---|---|
| NONIO クリアハーブミント | 配合 | 約20mL |
| GUM・デンタルリンス ナイトケア | ノンアルコール | 約10mL |
| 薬用リステリン トータルケアプラス | 配合 | 約20mL(キャップ1杯半) |
| コンクールF | ノンアルコール | 水25〜50mLに5〜10滴 |
| モンダミン クリアミント | 配合(刺激度2.0/5.0) | 約20mL |
| モンダミン ハビットプロ | ノンアルコール | 約10〜20mL |
「洗口液」と「液体歯みがき」は、使う順番が逆です
同じ棚に並んでいて、ボトルの形もよく似ているのに、この2つは役割がまったく違います。液体歯みがきは、口に含んですすいで吐き出したあと、そのままハブラシでブラッシングするための歯みがき剤でした。歯みがき粉の液体版だと考えるとわかりやすいでしょう。
対して洗口液は、ブラッシングとは別に使うものです。口に含んで20〜30秒すすいで吐き出せば、それで終わります。ただし、日本歯科医師会も注意しているとおり、歯の表面についた汚れはブラッシングしないと落ちません。つまり洗口液は歯みがきの代わりにはならないのです。
今回並べた6本はすべて洗口液にあたります。だから「これで口をすすいだから歯を磨かなくていい」という使い方をすると、いちばん大事なところが抜け落ちてしまいます。逆に、液体歯みがきを買ってきて「すすいで終わり」にしている人も、実は磨けていません。ボトルの表示がどちらなのか、買う前に一度確かめておいてください。
取り違えないための3行
- 液体歯みがき=口に含んですすぐ → そのあとブラッシング
- 洗口液=すすいで吐き出せば完了。歯みがきの代わりにはならない
- どちらか迷ったら、パッケージの「用途」表示を読む
タイプを行き来しながら見る6本
NONIO マウスウォッシュ クリアハーブミント|アルコール配合

ドラッグストアで手に取りやすい定番で、口臭を防ぐ働きが期待できる一本です。食後やコーヒーのあと、人と会う前に口の中を切り替えたいときに噛み合います。クリアハーブミントは標準のアルコールタイプで、含んだときの立ち上がりがはっきりしているのが持ち味でした。
使い方は、適量20mLを20秒ほどすすいで吐き出すだけです。使用後に水ですすぐ必要はありません。1000mLのボトルなら単純計算で約50回分、2本セットなら約100回分になります。メーカーが回数を明記しているわけではないので、あくまで容量からの目安として考えてください。
まとめ買いで1本あたりの単価が下がるのは、毎日続けるつもりの人にとって地味に効いてきます。洗面台に置いたまま減っていく消耗品なので、切らして買いに走る回数が減るのは、思っている以上に楽でした。
ミントの強さがどれくらいなのか事前に知っておきたい人は、NONIOのマウスウォッシュを単品で扱った記事もあわせて読んでみてください。同じクリアハーブミントの話をしています。
1000mL×2本のセットで1,880円前後です。刺激が平気な人の「とりあえずの1本」として、ここから始めるのは理にかなっています。
GUM・デンタルリンス ナイトケア|ノンアルコール
こちらは就寝前に使うことを前提に作られたノンアルコールの一本になります。塩化セチルピリジニウムとトラネキサム酸を主成分として配合していて、寝る前の仕上げに使う習慣を作りやすい設計です。寝ているあいだは唾液が減るぶん、翌朝の口の中の状態が気になるという人向けの設計でした。
使用量の案内は適量約10mLで、20秒ほどすすいで吐き出します。1回量が少ないので、900mLのボトルなら単純計算で約90回分、2本セットで約180回分という計算になります。1回あたりで見ると、今回の6本の中でもかなり長持ちする部類です。
ノンアルコールなので、寝る直前に含んでも喉がひりつきません。歯をみがいたあとの仕上げとして口に入れる流れが、無理なく作れます。ここが「おやすみ前の仕上げ剤」として位置づけられている製品の強みでした。
2本セットで1,999円前後という価格も、毎晩使う前提なら納得できる水準だと思います。
薬用リステリン トータルケアプラス クリーンミント味|アルコール配合
刺激の強いマウスウォッシュといえば、まず名前が挙がるのがこの一本でした。口臭や歯肉炎を防ぐことをねらった処方で、口の中を一気にリセットしたい人に向いています。公式サイトの成分情報でも、溶剤としてエタノールを含むことが確認できました。
使い方は、適量約20mL(キャップ1杯半)を30秒ほど口に含み、1日2回とされています。すすぐ時間が他より長めなので、洗面所に立つ時間も少し延びます。1000mLで単純計算すると約50回分、1日2回のペースなら25日ほどで1本を使い切る計算でした。
刺激の強さは好みが真っ二つに分かれるところです。「これくらい来ないと使った気がしない」という人もいれば、口の中がひりついて続かない人もいます。試す前に小さいサイズで様子を見るのが、失敗の少ない入り方でしょう。
1000mLで1,096円前後と、容量あたりの価格も抑えめです。刺激に耐えられるなら、コストと満足感のバランスは良いほうだと感じます。
コンクールF|ノンアルコール

歯科医院でよく見かける専売品です。ノンアルコールで低刺激、そしてそのまま使わずに薄めて使う濃縮タイプという点が、他の5本とはっきり違います。
販売店や歯科医院の案内では、水またはぬるま湯25〜50mLに5〜10滴を溶かしてすすぐと説明されていました。ただしメーカー直営ページで裏を取れた情報ではないため、手元に届いたら添付の説明書きで滴数を確かめてください。ここは正確さが要るところなので、曖昧なまま進めないほうが安心です。
100mLという小さなボトルにもかかわらず1,226円前後という価格を見ると割高に思えますが、1回に使うのは数滴なので、消費のスピードは他とまったく違います。旅行や出張に持ち出しやすいサイズなのも、荷物を減らしたい人には効いてきました。
刺激が苦手で、しかも人工的な強い香りが好きではない、という人の受け皿になる一本です。
モンダミン クリアミント|アルコール配合の低刺激設計
今回の6本でもっとも手に取りやすい価格で、1000mLが745円前後です。口に含んですすぐことで、口の中の汚れを洗い流してさっぱりさせるための一本になります。毎日の習慣として、食後や外出前に口内を整えたい人に噛み合うはずです。
アルコールは配合されていますが、アース製薬の公式サイトには刺激度の目安が2.0/5.0と書かれていて、低刺激タイプとして案内されています。天然ミントオイルを配合しているので、香りの立ち方も人工的すぎません。「アルコールタイプを試したいけれど、いきなり強いのは怖い」という人の入口として、ちょうどいい位置にあります。
使い方は、適量約20mL(キャップ半分の線)を口に含み、20〜30秒ほどすすいでから吐き出すだけです。使用後のすすぎは不要とされています。飲み込まないことと、口の中に異常が出たら使用をやめることは、公式の注意書きにも明記されていました。
家族で共用するボトルとしても選びやすい価格帯です。まず習慣にすることを優先したい段階なら、ここから入るのは悪くない判断だと思います。
モンダミン ハビットプロ|ノンアルコールの歯科専売モデル
同じモンダミンでも、こちらは歯科医院での取り扱いを想定した専売品で、販売名は薬用モンダミンX-9Nです。口臭や歯肉炎を防ぐことをねらった処方になります。ノンアルコール処方なので、刺激の面ではクリアミントよりさらに穏やかです。
使用方法は、約10〜20mLを20〜30秒すすいで吐き出す形で、就寝前の使用がすすめられています。1回に使う量に幅があるので、1本で何回分になるかはここでは書きません。使う量を自分で決められる製品だと考えるほうが、実態に近いでしょう。
1080mLで3,900円前後と、6本の中では飛び抜けて高い部類です。それでも選ばれているのは、刺激の少なさと歯科専売という位置づけに納得している人がいるからでした。値段だけを見て候補から外すと、ノンアルコールで一段上を求めたときの行き先がなくなってしまいます。
一般のドラッグストア店頭にはまず並びませんから、入手の中心は通販でした。
気に入っても、ここだけは引っかかるかもしれません
いいところばかり並べても選べないので、それぞれの弱点も置いておきます。NONIO クリアハーブミントはアルコール配合ぶんミント感と刺激がやや強めで、刺激に弱い人には向きません。GUM・デンタルリンス ナイトケアは就寝前の仕上げ剤という位置づけなので、日中に何度も使う想定の製品ではないという点は理解しておいてください。
薬用リステリン トータルケアプラスは、刺激の強さに加えて着色剤(赤102・青1)を含みます。色移りが気になる人は、事前に確認しておいたほうが無難でした。コンクールFはボトルから直接使えず、コップに水を用意して滴数を量る一手間がかかります。この手間を面倒に感じる人には、他の5本のほうが続けやすいはずです。
モンダミン クリアミントは、口の中をさっぱり洗い流すところに軸を置いた一本です。歯ぐきの状態まで手を打ちたいなら、リステリン トータルケアプラスやハビットプロのほうが噛み合います。モンダミン ハビットプロは歯科専売品で店頭在庫を探しにくく、通販での購入が前提になります。急いで補充したいときに近所で買えないのは、地味に不便でした。
続けるための置き場所と、使うタイミングの決め方
マウスウォッシュが続かない理由のほとんどは、味でも効き目でもなく「手が届く場所に置いていない」ことでした。洗面台の鏡の裏にしまうと、扉を開ける一動作が挟まるだけで使わなくなります。歯ブラシの隣、目線の高さに立てておくだけで、続く確率は上がります。
タイミングは、歯をみがいたあとの仕上げに固定するのがいちばん簡単です。就寝前に使うなら、ノンアルコールのほうが寝入りを邪魔しません。日中に人と会う前だけ使いたいなら、小さめのボトルを持ち歩くか、コンクールFのように濃縮タイプを選ぶ手もあります。
歯ぐきの状態が気になっている人は、洗口液だけで何とかしようとせず、日々のブラッシングの道具から見直すほうが早いこともあります。当たり前のようでいて、ここを飛ばして液体だけ足している人はかなり多いです。
においのほうが気になって洗口液を足している場合は、舌のケアまで手を伸ばす人もいます。当たり方から選び分けるなら、舌ブラシの選び方にヘラ型とブラシ型の違いを書きました。
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どれを最初の一本にするか
刺激が平気で、まずは定番から入りたいならNONIO クリアハーブミント、価格を優先するならモンダミン クリアミントが選びやすいでしょう。切れ味を求めるなら薬用リステリン トータルケアプラスが候補に入ります。
しみるのが苦手な人、あるいは就寝前の習慣にしたい人は、GUM・デンタルリンス ナイトケアから試してみてください。そこで物足りなければモンダミン ハビットプロへ、逆に刺激をとことん避けたいならコンクールFへ、という順番で動くと迷いが減ります。
迷って決まらないときは、745円前後で刺激もおさえたモンダミン クリアミントを1本置いてみてください。習慣になってから、目的に合わせて上のモデルへ移るほうが失敗しません。いずれにしても、洗口液はブラッシングの代わりにはなりません。歯をみがいたうえで、口の中の仕上げをどうしたいか。その一点で選べば、洗面台に置いた一本はちゃんと減っていきます。
※本記事はプロモーションを含みます

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