サイドは決まるのに、頭頂部だけ潰れる。これは髪質より、乾かし方と整髪料の重さで説明がつきます。この記事では、立ち上げるための手順を整理します。
ぺたんこになる原因は4つ
自分に当てはまるものを特定してください。
| 原因 | 見分け方 | 対処 |
|---|---|---|
| 根元が寝て乾いた | 朝から潰れている | 乾かし方を変える |
| 整髪料が重い | つけた直後に落ちる | 軽い製品に変える |
| 量が多い | 全体的にべたつく | 量を半分に |
| 皮脂・汗 | 夕方に潰れる | 洗い方とスプレー |
朝から潰れているなら乾かし方、つけた瞬間に落ちるなら整髪料の問題です。
この切り分けをしないと、製品を買い替えても解決しません。
そして軟毛の人ほど、この4つ全部が効きます。1つ直すだけでも変わりますが、組み合わせると結果が大きく変わる。
乾かし方で根元を起こす
最も効果が大きい工程です。
立ち上げる乾かし方
- 根元をしっかり濡らす
- 髪を立てたい方向と逆に倒す
- その状態で根元に風を当てる
- 8割乾いたら元の方向に戻す
- 冷風を10〜20秒当てて固定
2つ目と3つ目が核心です。立てたい方向に風を当てても、根元は寝るだけ。逆に倒して根元を起こしてから戻すと立ちます。
そして冷風を省かない。熱で作った形は、冷えるときに固定されます。熱いまま終えると、冷める間に落ちます。
この2つを足すだけで、整髪料を変えなくても立ち上がりが変わります。
整髪料は軽いものを選ぶ
油分が多いほど落ちます。
| 種類 | 重さ | トップの立ち上げ |
|---|---|---|
| ヘアパウダー | ◎ 最も軽い | ◎ 根元が立つ |
| スプレー | ◎ 軽い | ◎ |
| クレイ・マット系ワックス | ○ | ○ |
| ファイバーワックス | △ やや重い | △ |
| グリース・ジェル | × 重い | × 落ちる |
| オイル・バーム | × 重い | × 落ちる |
ツヤ系の整髪料は、トップを立てる用途には向きません。油分が多く、重みでそのまま落ちます。
立ち上げたいならパウダーかマット系。特にヘアパウダーは根元に振りかけるだけで摩擦が生まれて立ち上がります。
軟毛でボリュームが出ない人は、まずここを変えるのが最も手っ取り早い。
つける場所を根元に絞る
毛先につけると確実に落ちます。
つけ方の3原則
- 手のひらで完全に伸ばしてから
- 指を根元に入れて、頭皮に沿って動かす
- 上から押さえない。撫でると潰れる
3つ目が盲点です。形を整えようとして手のひらで上から撫でると、立てた根元がそのまま寝ます。
動かすときは下から。指を髪の中に入れて、持ち上げるように。
そして毛先には、手に残ったわずかな量だけで十分です。
カットで解決する部分もある
セットだけで無理をしないという話です。
| 状態 | カットでの対処 |
|---|---|
| トップが長くて重い | 短くすると自然に立つ |
| 毛量が多くて潰れる | 内側をすいて軽くする |
| サイドが膨らんでトップが負ける | サイドを刈り上げる |
| レイヤーがない | 段を入れると動きが出る |
トップが長いと、重さで立ちません。これはセットの技術では解決できない。
美容室で「トップにボリュームが欲しい」と伝えれば、長さと段の入れ方で対応してもらえます。
毎朝格闘しているなら、カットで解決できないか一度相談する価値があります。
夕方に潰れる場合
朝は立っているのに、という悩みです。
| 原因 | 対処 |
|---|---|
| 皮脂 | 洗い方を見直す。夜にしっかり落とす |
| 汗 | スプレーで固定する |
| 触る癖 | 触らない。手の油が移る |
| 整髪料の量不足 | 根元に少し足す |
皮脂が最大の原因です。根元に皮脂が回ると、重みで落ちます。
夜に頭皮をしっかり洗うこと。そして朝は洗いすぎないこと。洗いすぎると皮脂が増えます。
そして髪を触る癖。手の油分が根元につくと、そこから潰れます。
季節で変わる対策
通年で同じやり方は通用しません。
| 季節 | 起きること | 対策 |
|---|---|---|
| 夏 | 汗と皮脂で潰れる | パウダー+スプレー |
| 梅雨 | 湿気で重くなる | マット系。オイルは避ける |
| 秋 | 安定する | 標準 |
| 冬 | 乾燥で広がるが立ちにくい | 軽い保湿+パウダー |
夏が最も難しい季節です。汗で根元が濡れると、そこから形が崩れます。
夏場は整髪料に頼るより、スプレーでの固定に比重を移すほうが持ちます。
冬は静電気で広がるのに立たない、という矛盾した状態になりやすい。軽い保湿で水分を保ちつつ、パウダーで根元を立てる組み合わせが有効です。
ヘアパウダーの使い方
軟毛のボリューム対策で最も効く道具です。
使うときの3つ
- 根元に直接振りかける。毛先にはつけない
- 指でなじませて、髪同士に摩擦を作る
- つけすぎない。白く残る
パウダーは摩擦で立たせる道具です。油分がないので重さで落ちない。だから軟毛と相性が良い。
ただしつけすぎると白く残ります。特に黒髪の場合は目立つので、少量から。
そして粉なので、汗や雨で濡れると効果が落ちます。夏場はスプレーとの併用が現実的です。
シャンプーとトリートメントの選び方
土台の話です。
| 製品 | 選ぶ基準 | 避けたほうがいい |
|---|---|---|
| シャンプー | ボリュームアップ・ノンシリコン | しっとり系 |
| トリートメント | 毛先だけにつける | 根元につける |
| コンディショナー | 軽いタイプ | 重いもの |
トリートメントを根元につけると潰れます。コーティング成分が根元に残って、重さで立ち上がらなくなる。
つけるのは毛先だけ。根元は洗い流すだけで十分です。
そしてしっとり系のシャンプーは軟毛に向きません。まとまりは出ますが、その分ボリュームは落ちます。
スプレーで固定する
立てた形を維持する工程です。
スプレーの使い方
- 根元を持ち上げて、下からスプレーする
- 20cm以上離す。近いと重くなる
- かけたら触らない。固まるまで待つ
1つ目がここでの肝です。上からかけても、立てた根元は固定されません。髪を持ち上げて、根元に直接届かせる。
そしてかけすぎない。スプレーも重さがあるので、多いと結局落ちます。
軟毛の人は特に、軽いタイプのスプレーを選んでください。ハードすぎると重さで潰れます。
カットで解決できる範囲
セットの限界を超える手段です。
美容室で伝えること
- 「トップにボリュームが欲しい」と目的を言う
- 「軟毛でぺたんこになる」と髪質を伝える
- 朝にかけられる時間も伝える
トップが長いと、重さで立ちません。これはどんなセットでも覆せない物理的な問題です。
短くする、段を入れる、サイドを刈り上げてトップを相対的に見せる。いずれもカットの領域です。
毎朝5分かけて立たせているなら、切り方を変えるだけで1分になることがあります。相談する価値は十分にあります。
物足りなさを感じる場面
できることの範囲です。
| こういう場合 | 考え方 |
|---|---|
| 軟毛で細い | パウダー+乾かし方でかなり改善する |
| 毛量が少ない | セットには限界がある |
| 薄毛が気になる | セットより先に相談する価値がある |
| 何をしても立たない | カットを疑う |
毛量そのものが減っているなら、セットでは限界があります。その場合は原因側に手を打つほうが根本的です。
ただ、軟毛でボリュームが出ないだけなら、かなり改善します。乾かし方とパウダー。この2つで見た目は変わります。
あわせて読みたい
- 製品を選ぶなら、軟毛向けワックスの記事もどうぞ。
- 乾かし方は、ドライヤーの当て方の記事もどうぞ。
- 全体の手順は、ヘアセットの基本の記事もどうぞ。
まとめ
トップが潰れる原因は、根元が寝て乾いた・整髪料が重い・量が多い・皮脂の4つです。朝から潰れているなら乾かし方、つけた瞬間に落ちるなら整髪料の問題です。
立てたい方向と逆に倒して根元に風を当て、戻してから冷風で固定する。そして整髪料はパウダーかマット系の軽いものを、根元だけに。ツヤ系は重さで確実に落ちます。
※本記事はプロモーションを含みます









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