ガジェットポーチは、机に並べた中身のうちいちばん厚い1つで形が決まります。ケーブルとイヤホンだけなら厚み20mmの薄いインナーケースで足りるし、そこに厚みのある機器が1つ混ざるなら、その時点で薄型は候補に残りません。先にポーチを選んで中身をあとから詰める順番だと、ほぼ外します。
検索してここに来た人の多くは、たぶん一度失敗しています。見た目で選んだポーチに充電器が入らなかったか、逆に中身がスカスカで、バッグを持ち上げるたびにケーブルが絡むか。僕も持ち物の量が変わるたびに買い替えてきましたが、買い直しの原因は毎回、サイズか厚みのどちらかでした。
候補になる形は大きく4つ、薄いインナーケース、開いたまま自立するポーチ、セミハードの箱、そして出張ぶんが丸ごと入る二層式の大きいものです。どれが正解かは持ち物で変わるので、まず机の上に全部出すところから始めます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
中身を机に並べてしまえば、ガジェットポーチは一度で決まる
ガジェットポーチ選びが長引くのは、たいてい順番のせいです。先に良さそうなポーチを見つけて、買って、家に帰ってから中身を詰めます。この順番でやると、入らないか、スカスカで中身が泳ぐか、そのどちらかです。
順番をひっくり返すと、話は驚くほど単純になります。持ち歩く物を全部、机の上に出して並べてみてください。ケーブル、充電器、イヤホン、モバイルバッテリー、SDカード、ペン。並べ終わった時点で、必要な面積と、必要な厚みが目で見える形になります。ポーチのサイズを決めるのは自分の好みではなく、中身です。
そして厚みは、面積よりも先に効きます。並べた物のなかでいちばん厚い1つが、そのままポーチに必要な最低限の厚みになるからです。ケーブルとイヤホンだけなら薄いケースで足りるし、そこに厚みのある機器が1つ混ざった瞬間、薄いケースは候補から消えます。ここが最初の、そして最大の分岐点です。
もうひとつ、面積のほうにも決め方があります。入れる先のバッグの仕切りに収まるかどうか。ポーチは単体で使う物ではなく、バッグの中に入る部品です。単体で見て「ちょうどいい」と思ったサイズが、バッグに入れた途端に不格好になることは珍しくありません。
この記事では、その分岐に沿って5つ挙げます。値段の安い順ではなく、机に並べた中身の傾向で分けました。
並べた中身は、だいたい5つのどれかに落ちる
| 机に並べた中身 | 向いている形 | この記事で挙げるもの |
|---|---|---|
| 充電器とケーブルが1本か2本、それだけで足りる | 小さいセミハードの箱型 | サンワサプライ 200-BAGIN014BK |
| ケーブルとイヤホンと小物だけで、厚い物が無い | 薄いインナーケース | サンワサプライ sistemo B5 |
| 充電器や文具まで一緒に入れて、出し入れの回数が多い | 開いたまま自立するポーチ | Anker Smart Pouch |
| 割れたら困る物や、バッグの中で潰したくない物がある | セミハードの箱型 | サンワサプライ セミハードガジェットケース |
| 出張ぶんの電源まわりをまとめて運ぶ | 二層式の大きいもの | BAGSMART ケーブルオーガナイザーバッグ |
この5つは値段に幅がありますが、値段で選ばないほうがいいでしょう。厚い物を持っている人がいちばん安いものを買っても、その物が入らないので結局もう1つ買うことになります。逆に、薄い物しか持っていない人が硬い箱を買うと、バッグの中でその箱だけが場所を取ります。予算は、形が決まったあとに効かせるものです。
厚みのある物が無いなら、薄いインナーケースで足りる

机に並べた物が、ケーブル数本とイヤホン、SDカードやUSBメモリのような小物だけ。この状態なら、わざわざ箱型を買う理由はありません。必要なのは「バッグの中でバラけないようにまとめる」ことだけなので、薄く、平たく、いま使っているバッグの仕切りにそのまま滑り込むものが正解になります。
その用途で分かりやすいのが、サンワサプライのインナーケース sistemo のB5サイズ、型番200-BAGIN030GYです。外寸はW270×D20×H200mmで、名前のとおりB5の書類と同じ感覚で扱えるサイズです。素材はポリエステルで、4層式のソフトクッション構造になっています。
この製品の性格をいちばんよく表しているのが、厚みのD20mmという数字です。20mmは、ケーブルを巻いた束やイヤホンケース、カード類なら余裕で収まる厚みです。メーカーはマウスやイヤホンなどの周辺機器を収納例に挙げていますが、実際に入るかどうかは手持ちの機器の厚みで決まります。ノートPCと一緒にバッグに入れても、ポーチの分だけバッグが膨らむということが起きません。
ポケットは4つで、それぞれW235×H165、W105×H120、W210×H100、W105×H150です。長い物と短い物を分けて入れられる構成になっています。8.3型のタブレットやB6サイズの手帳が収まる仕様なので、小型端末を1台持ち歩く人ならそれも一緒に入ります。
この形が向かない人もはっきりしている
割り切った製品なので、合わない条件も明確です。ひとつは厚みです。D20mmは外寸なので、実際に入る厚みはこれより薄くなります。机に並べた物のなかに厚みのある機器があるなら、この形では手狭です。無理に入れると生地が張って、ファスナーに負担がかかります。
もうひとつは、ポケットが4つで固定されていることです。仕切りの幅を自分で変えられないので、持ち物の形がポケットの形と合わないと、余白がそのまま無駄になります。中身の構成が季節や仕事で変わる人にとっては、この固定が地味に効いてくる部分です。
カラーはブラックとグレーの2色で、A4サイズ違いの型番も用意されています。B5で足りるかA4が要るかは、これも中身を並べれば分かることです。価格も抑えられているので、まず整理を始めたい人の入口として素直です。
サンワサプライ ガジェットポーチ インナーケース sistemo B5 200-BAGIN030GY
参考価格 1,980円前後
予算重視です。持ち歩くのがケーブルと充電器と小物だけで、いま使っているバッグにそのまま入れたい人
出し入れの回数が多い人は、開いたまま立つものを選ぶ
薄いケースで足りるかどうかは、中身の厚みだけでなく、1日に何回開けるかでも変わります。カフェや客先で1日に何度も開け閉めするなら、平たいケースはやや面倒です。開いてもすぐ閉じてしまうので、片手で中身を探すことになります。
ここで効いてくるのが、開いた状態で自立するタイプです。Anker Smart Pouchは、コクヨとの共同開発でガジェットから文具までまとめて収納する設計になっていて、側面のボタンで固定すると開いた状態のまま立ちます。机に置いて開きっぱなしにできるので、中身が全部見える状態で作業を進められます。
サイズは約23×16×5cm、重さは約165gです。背面にポケットがあり、B5ハーフサイズのノートがぴったり収まる仕様です。ケーブルと充電器だけでなく、ペンや手帳まで1つに集約したい人にとっては、これ1つ持てば作業の道具がそろう形になります。ガジェットと文具を別々のポーチに分けている人ほど、集約の効きが大きいはずです。
厚みと重さは、そのまま代償として返ってくる
自立するということは、構造で厚みを持っているということでもあります。約5cmという厚みは、薄いブリーフケースや薄型のリュックに入れようとすると明確に邪魔になる寸法です。このポーチを選ぶ場合、バッグ側にそれを受け入れる余地があるかを先に確認してください。 バッグを買い替えるつもりが無いなら、ここは譲れない条件になります。
重さも同じ話です。約165gは、布の袋にまとめるだけの製品と比べれば重いほうです。ポーチ自体の重さを気にする人にとっては、集約できる利点と釣り合うかどうかの判断になります。
もうひとつ、買う前に知っておくといい点です。公式ページには素材の表記がなく、ポリウレタンの経年劣化についての注意書きだけが載っています。表地が何でできているかを確認してから買いたい人には、判断材料が足りません。長く使うつもりなら、経年で表面が変化しうる素材が使われている前提で見ておくほうが誠実です。カラーはブラックとネイビーの2色ですが、色によって入手しやすさは変わるので、買うタイミングで在庫を確かめてから決めてください。
Anker Smart Pouch (A70A1)
参考価格 3,980円前後
本命です。ケーブル・充電器・イヤホン・ペンや手帳まで1つに集約したい人です。開いたまま自立するので机の上で開きっぱなしにできる
潰したくない物が1つでもあるなら、硬い箱にする

外付けSSD、小型のオーディオ機器、ガラス面のあるガジェット。こういう物が中身に混ざっているなら、布のポーチという選択肢は最初から外れます。布は中身を「まとめる」ことはできても、「守る」ことはできません。バッグの中で本やノートPCに挟まれれば、力はそのまま中身に伝わります。
サンワサプライのセミハードガジェットケース IN-HDAD5BKは、その一点のために形が決まっている製品です。素材はEVAにポリエステルを張ったもので、表面には撥水加工が施されています。外寸はW260×D150×H80mmで、名前のとおり半硬質の箱として自分の形を保ちます。中身の上に別の物が乗っても、ケースが先に受けてくれる構造です。
撥水加工も、地味ですが効く要素です。バッグの外ポケットに入れるとき、あるいは雨の日に濡れたバッグの中に置かれるとき、表面で弾いてくれるだけで安心感が違います。カラーはブラックのみで、装飾のない実務的な見た目です。
かさばることは、この製品では欠点ではなく仕様
D150×H80mmという寸法は、薄型の袋と比べれば明らかにかさばります。守るための厚みなので当然なのですが、この寸法がバッグに収まらないなら、どれだけ中身を守れても意味がありません。買う前に、いつも使っているバッグの中で、この箱を置く場所を頭の中で決めておいてください。
そして、セミハードで形が固定されているということは、中身が少ない日でも縮まないということでもあります。布のポーチなら中身が減れば薄くなりますが、この形は減っても体積が変わりません。持ち物の量が日によって大きく変わる人だと、空気を運ぶ日が出てきます。
逆に言えば、中身の量がほぼ一定で、そのなかに壊れて困る物がある人には、この固定が全部利点に変わるわけです。毎回同じ物を同じ位置に入れて、同じ形で持ち歩きます。整理という意味では、いちばん再現性の高い形です。
サンワサプライ セミハードガジェットケース IN-HDAD5BK
参考価格 3,850円前後
長く使う上位です。外付けSSDやガラス面のある小物を持ち歩く人、バッグの中で潰したくない人
持ち歩くのが充電器とケーブルだけなら、小さいセミハードで足ります
ここまでの3つは、どれもある程度の量を持ち歩く人を前提にした形です。ただ、机に並べてみたら充電器が1つとケーブルが1本か2本、あとはSDカードくらいしか無かった、という人も少なくありません。その量で大きい箱を買うと、中身よりも容器のほうが場所を取ってしまいます。
その最小構成に合わせて作られているのが、サンワサプライのガジェットポーチ セミハード Sサイズ、型番200-BAGIN014BKです。メイン収納部の有効内寸は約W165×D115×H30mm、重量は約133gと公開されています。素材はEVAにポリウレタンを貼ったもので、セミハードなので手のひらに載る大きさのまま自分の形を保ってくれます。
この製品でいちばん効くのは、間仕切りが3枚付属していて、しかも本体に装着済みだという点でしょう。ポケットは7つあるので、ケーブルを1本ずつ分けて入れても、小物を置く場所がまだ残ります。持ち物が少ない人ほど、1つずつ定位置を決めきれるので、この仕切りの多さが素直に利いてくるはずです。
価格は税込1,780円で、ここで挙げた5つのなかでは本体価格がいちばん低い製品です。ただし公式ページの表記では送料550円が別にかかるため、本体価格だけを並べて比べると差を読み違えます。
小ささは、そのまま上限の低さでもある
この形が向かないのは、持ち物が増える見込みのある人です。有効内寸の約W165×D115×H30mmという枠は、ケーブルやSDカードなら十分でも、モバイルバッテリーやマウスのように厚みのある物を1つ足した時点で足りなくなります。中身が育つ予定があるなら、この最小サイズは最初から候補に入れないでください。
もうひとつ、EVAのセミハードなので折り畳めません。中身が減っても薄くならず、ほとんど空のままバッグに入れても同じ体積を占めます。持ち物の量が日によって大きく変わる人には、この性質が地味に引っかかるでしょう。
裏を返せば、量が動かない人にとっては小ささがそのまま利点になります。上着の内ポケットやビジネスバッグの仕切りに、他の荷物を押しのけずに収まる大きさです。持ち歩く物を絞りきった人が最後に行き着く形として、この小箱は素直に選べます。
中身を絞ったうえで、それでも机の上とバッグの中をそろえたい人向けの1つです。間仕切りの枚数とポケットの数、それに内寸を自分の持ち物と突き合わせてから決めてください。
サンワサプライ ガジェットポーチ セミハード Sサイズ 200-BAGIN014BK
参考価格 1,780円前後
最小構成派です。充電器とケーブル1〜2本、SDカードくらいしか持ち歩かず、上着やビジネスバッグの内ポケットにそのまま収めたい人
出張ぶんをまとめて運ぶなら、二層式の大きいものに切り替える
今度は反対の端です。出張や旅行の前に机へ並べると、電源タップに充電器が複数、モバイルバッテリー、外付けSSD、ケーブルが何本も出てくる人がいます。ここまでの4つは、どれもこの量を受け止める前提では作られていません。
その量を受けるのが、BAGSMARTのケーブルオーガナイザーバッグのMサイズです。名前のとおり、これはポーチというよりケーブル類をまとめるための小さいバッグとして売られています。公開されている寸法は27.5×21×9.5cmで、ここで挙げた5つのなかでは最も大きい寸法です。中は二層構造で、ダブルジップで大きく開き、キャリーハンドルも付いています。
二層になっている意味は、量が増えたときにはっきり出ます。片側にケーブル、もう片側に充電器やバッテリーというふうに、性質の違う物を面で分けて入れられるからです。1つの空間に全部を放り込む形だと、下に沈んだ物を探すのに毎回時間がかかってしまいます。
表面には撥水加工がされていて、耐衝撃設計もうたわれています。ただし完全防水ではないので、豪雨のなかを長く歩くような使い方は避けてください。キャリーハンドルが付いているぶん、宿に着いたらこれ1つだけ机に出しておく、という運び方もできます。
大きいぶん、入れる先を先に決めておく
重量は販売店の表記で310gから360gと幅があります。ここで挙げた5つのなかでは、いちばん場所を取る製品です。小さめのバッグに入れようとすると余裕を持って収まらないことがあるので、入れる先の内寸を先に測ってください。
守る力については、期待の置き方に注意が要ります。耐衝撃をうたってはいますが、硬い箱ではありません。割れて困る物が中身の主役なら、先に挙げたセミハードのケースのほうが確実です。
逆に、中身の大半がケーブルや充電器で、量だけが多いという人には、この形が最短になります。出張のたびに詰め直す手間が要らず、机の上の物をそのまま流し込んで閉じるだけで済みます。ふだんは家に置いておき、遠出のときだけ持ち出すという使い分けもできるでしょう。
荷造りにかかる時間を毎回削りたい人ほど、この大きさが効いてきます。寸法と重さを、いま使っている旅行用のバッグと突き合わせてから選んでください。
BAGSMART ケーブルオーガナイザーバッグ Mサイズ
参考価格 1,980円前後
出張・旅行でまとめて持ち運ぶ大容量派です。電源タップや複数の充電器、モバイルバッテリー、SSD、ケーブル類をこれ1つに集約したい人
値段の差がどこに出ているのかも、並べて見ておく
形が決まったあとで最後に効くのが値段です。5つは1,780円から3,980円まで幅がありますが、高いほうが上位というわけではありません。何にお金を払っているのかが分かれば、自分の使い方に要らない部分を落とせます。
| 製品 | 税込価格 | その値段で買っているもの |
|---|---|---|
| サンワサプライ セミハード Sサイズ 200-BAGIN014BK | 1,780円(送料別) | 最小構成に合わせた小ささと、間仕切り3枚と7ポケット |
| サンワサプライ sistemo B5 200-BAGIN030GY | 1,980円 | B5と同じ面積で厚み20mmという薄さと、4ポケットの整理 |
| BAGSMART ケーブルオーガナイザーバッグ Mサイズ | 約1,980円 | 二層構造とキャリーハンドルが付いた、いちばん大きい容量 |
| サンワサプライ セミハードガジェットケース IN-HDAD5BK | 3,850円 | EVAと撥水加工で中身を守る半硬質の構造 |
| Anker Smart Pouch | 3,980円 | 開いたまま自立する構造と、文具まで飲み込む集約力 |
こうして並べると、値段の差が容量の差ではないことが見えます。いちばん高いAnkerは容量で最大というわけではなく、自立する構造と、文具まで含めて集約できることに価格が乗っている形です。逆にBAGSMARTは最も大きいのに2,000円前後の帯にいますが、そのぶん守る構造は硬い箱に譲っています。払った金額と、返ってくる性能の種類はそろっていません。
だからこそ、順番はやはり中身が先です。中身で形を決め、そのなかで値段を見ていきます。この順で見れば、安いほうを選んでも高いほうを選んでも、買い直しにはなりません。
入れる先のバッグから逆算すると、外しません
5つのうちどれを選ぶかが決まったら、最後にもう一度、バッグ側を見てください。ポーチは単体で完結する道具ではなく、バッグの中に入る部品だからです。
買う前に測っておく3つ
- いつも使うバッグの、いちばん大きい仕切りの内寸
- 机に並べた中身のうち、いちばん厚い1つの厚み
- ポーチとノートPCを同時に入れる日があるかどうか
この3つを押さえておけば、外寸が公開されている製品なら、届く前に入るかどうかが分かります。特に2つめ。いちばん厚い1つの厚みが、そのまま候補を切る基準になるので、ここを測らずに選ぶと高い確率でやり直しになります。
もうひとつ、ポーチを買っただけでは中は片づかないという当たり前の話も添えておきましょう。ケーブルをまとめるバンド、小物を入れる小袋、この2つが無いと、大きいポケットの中でまた散らかります。ポーチ本体と同時に、まとめる道具も1回だけそろえておくと、その後は開けるたびに同じ状態に戻せるようになります。
5つの位置づけを、もう一度並べておく
小さいセミハードは、持ち物を絞りきった人の終着点です。上着やバッグの内ポケットに収まる大きさで、本体の値段も5つでいちばん低く抑えられます。ただし内寸の上限が低いので、荷物が増える予定のある人には向きません。
薄いインナーケースは、厚い物を持たない人の最短ルートです。バッグを選ばず、いま使っているものにそのまま入り、値段も抑えられます。ただし厚みの上限が固定なので、中身が育つと役目を終えます。
自立するポーチは、開ける回数が多い人と、文具まで集約したい人のものです。机の上で開きっぱなしにできる利点は、実際に毎日使う人ほど大きく感じるはずです。代わりに厚みと重さを受け入れる必要があります。
セミハードの箱は、守ることが目的の人のものです。かさばるという一点を許容できるなら、この大きさのまま中身を硬い外側で守れるのは、5つのなかでこれだけになります。
二層式の大きいものは、量そのものが多い人のためのものです。出張のたびに詰め直す手間を丸ごと省けますが、そのぶん重さと大きさを引き受けることになります。
僕の実感として、多くの人が最初に買うのは薄いケースで、持ち物が増えると自立するタイプかセミハードへ移っていきます。この順番自体は無駄ではないのですが、いま並べた中身に厚い物や壊れ物が混ざっているなら、最初から先の段階を選んだほうが早いです。素材や仕上げまで含めて選びたい人は、Bellroyのテックキットのレビューも合わせて見てみてください。
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サイズを外したときに起きること
最後にもうひとつ、買ったあとの話をしておきます。ポーチはサイズを外しても使えてしまうので、失敗に気づくのが遅れる道具です。少し入らなければ中身を減らして使えるし、少し大きければ中で泳ぐまま使い続けられます。だから買い直しのタイミングを逃すのです。
外したサインは分かりやすくて、ファスナーを閉めるときに力が要るか、中身が毎回同じ位置に戻らないか、そのどちらか。前者は容量が足りていない証拠で、生地とファスナーの寿命を削っています。後者は仕切りが中身と合っていない証拠で、探す時間が毎回かかります。
どちらかが出ているなら、もう一度、机に並べるところからやり直してください。持ち物は静かに入れ替わっているので、去年の正解が今年の正解とは限りません。並べ直すのはすぐ終わるうえ、それだけで次に買うべき形が見えます。
なお、ここで挙げた5つは、いずれも寸法が公開されている製品です。寸法が公開されていない製品は、届いてから測るしかありません。中身が決まっている人ほど、寸法が読める製品を選ぶ意味があります。
この記事の結論の置き場所
中身の厚みで形が決まり、バッグの内寸で大きさが決まるわけです。ガジェットポーチの選び方は、突き詰めるとこの2つの逆算に収まります。持ち物が数点で足りるなら小さいセミハード、薄い物しか持たないなら薄いケース、開ける回数が多いなら自立するポーチ、壊したくない物があるならセミハードの箱、出張ぶんをまとめるなら二層式の大きいもの。
判断に迷ったら、値段ではなく厚みを見てください。厚みで外した買い物だけは、使いながら直すことができないからです。
※本記事はプロモーションを含みます

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