厨房の裏、事務所の給湯室、店の勝手口。家庭用のゴミ箱を置いてみたものの、昼をまわる前に袋がふくらんで、結局その脇に袋を直置きしている。業務用のゴミ箱を探し始めるきっかけは、たいていこういう風景です。
ところが「業務用」で検索すると、70Lから220Lまで容量の幅が広く、しかも同じ見た目で価格が1,404円から15,800円まで開いています。この差はブランドの差ではありません。差を作っているのは、フタが最初から付くか、転がして運べるか、屋外に置けるかの三点です。
今回は5点を、まずフタの有無で二つに分けました。フタが別売りの二点は本体が安く、フタ込みの三点は最初から完成しています。そのうえで容量順に並べ、それぞれ入るゴミ袋のサイズまで確かめました。ここを外すと、届いた翌日に袋を買い直すことになります。
決めるのは、容量とフタの形の二つです。置き場所と、ゴミを何メートル運ぶかが、その手がかりになります。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
容量とフタの二つを決めると、候補は半分に減ります
業務用ゴミ箱の選び方は、実はそれほど枝分かれしません。最初に決めるのはフタの有無です。
生ゴミや飲食物の残りが入るなら、フタは要ります。においが出ますし、屋外なら雨とカラスの問題も付いてくるからです。一方で、事務所の紙ゴミやペットボトルだけを受けるなら、フタが無いほうが投げ入れやすく、本体だけ買えば安く済みます。今回の5点でいうと、フタ別売りが二点、フタ込みが三点です。
次に容量です。70L・90L・120L・128L・220Lと一つずつ違うので、迷ったら「一日で何袋出るか」を数えてください。45Lの袋が一日2つ出る場所なら、128L級を一つ置くほうが、70L級を二つ置くより手間が減ります。分別が必要なら話は逆で、角型を並べるか、仕切りの入った大型を選ぶ形になります。
最後が運び方です。集積所まで距離があるなら、キャスターの付いた型が要ります。ここを見落とすと、満杯の90Lを抱えて階段を降りることになるので、先に確認しておいてください。
表は本文の見出しと同じ順に並べています。
| 商品名(容量) | フタと運び方 | 実売の目安 |
|---|---|---|
| 新輝合成 トンボ エコペール EC-120(128L) | フタ別売(品番KPC6608)/キャスターなし | 1,404円前後 |
| リス ベルク 70D 本体(公式表記73L) | フタ別売/キャスターなし・袋止め付き | 5,616円前後 |
| リス キャスターペール 90C2(90L) | フタ付き/2輪キャスター・排水栓付き | 14,980円前後 |
| DULTON PT120(120L) | フタ付き/公式は両手ハンドルで移動と記載 | 15,800円前後 |
| リッチェル TU分別ストッカー W220C(220L) | フタ付き(片手開閉)/キャスターなし | 7,800円前後 |

フタが別売りの2点は、本体だけなら安く収まります
紙ゴミや資源ゴミが中心の場所なら、この二点が候補になります。どちらも本体だけの販売で、フタが必要なら別に買い足す形です。そのぶん初期費用は下がります。
新輝合成 トンボ エコペール EC-120 128L 本体
1,404円前後。5点でいちばん安く、それでいて128Lという容量です。三モールを見渡しても、業務用の大容量としてまず上に出てくるのがこの型でした。丸型で、寸法は幅605×奥行425×高さ680mmです。袋止めが付いているので、投げ入れたときに袋がずり落ちる問題が起きにくくなっています。
食品衛生法に適合した日本製で、材質はPPです。一点だけ気をつけたいのが袋のサイズで、対応するポリ袋の寸法を公式に明記したページは見つけられませんでした。128Lという容量からすると、120L相当の大型袋が目安になります。家庭用の45L袋をそのまま使うつもりなら、届く前に大型袋を用意しておいてください。フタは別売りで、品番はKPC6608です。
分別せず一か所にまとめたい場所、まず安く大容量を置きたい人におすすめです。
リス(RISU)ゴミ箱 角型 本体 ベルク 70L ライトグレー
角型という一点だけで、選ぶ理由になります。壁に寄せて二つ三つ並べられるので、燃えるゴミとペットボトルと紙、というふうに分別を前提にした店や事務所に向いています。丸型を三つ並べると、その隙間がまるまる無駄になってしまうからです。
公式サイトの表記は容量73ℓで、対応するポリ袋の最適サイズは70L用と明記されていました。材質はPPで、品番はGBEC258です。袋止めが付くので、70L用の袋を掛けたときのずれも抑えられます。実売は5,616円前後で、いちばん安い一点目とは四倍ほど開きますが、並べて使う前提なら形の差はそのまま作業効率の差になります。フタは別売りで、キャスターも付きません。満杯になったら持ち上げて運ぶ形です。
分別で複数個を並べたい人、壁際にきれいに収めたい人におすすめです。
フタが最初から付く3点は、においと雨をふさげます
生ゴミが入る場所、屋外に置く場所は、こちらの三点から選んでください。フタを別に探す手間がなく、届いたその日から使えます。価格は上がりますが、飲食店の裏や集合住宅の集積所では、フタが無い選択肢はそもそも取れません。
リス(RISU)キャスターペール 90C2 90L
公式にキャスターの記載があるのは、5点でこの一点だけでした。転がして運ぶ前提で作られた型です。2輪のキャスターが付き、フタはフルオープン式です。簡易ロックが付くので、フタが風であおられる屋外でも扱えます。底には排水栓があり、中を洗ったあとの水を抜けるようになっています。
もう一つ効いてくるのがスライド式の連結で、複数台を並べてつなげられる点です。分別が三種類以上ある飲食店や施設では、この作りが日々の並べ直しを減らします。実売は14,980円前後。店によって価格差が出やすい商品なので、購入前に複数のモールを見比べたほうが良さそうです。対応するポリ袋のサイズは、確かなページを見つけられませんでした。90Lという容量から袋を選ぶことになります。90L満水時はキャスターがあっても相応に重く、狭い通路では取り回しに気を使います。
集積所まで距離がある場所、屋外に置いてカラス対策をしたい人におすすめです。
DULTON(ダルトン)PT120 PLASTIC TRASH CAN 120L
見た目で選べる業務用は多くありません。この一点は、客の目に入る場所に置いても業務用の樹脂そのままには見えないので、店の客席まわりやガレージに置く枠として選びました。120Lで寸法は幅465×奥行560×高さ940mmです。縦に伸びた形なので、床の専有面積は容量のわりに小さく収まります。
耐熱は60度、耐冷はマイナス20度で、屋内屋外どちらでも使えます。実売は15,800円前後と5点でいちばん高い一点です。
ここは正直に書いておきます。公式サイト(dulton.jp)の商品ページには、フタと本体の接続部分のハンドルを両手でつかんで移動する、という説明しかなく、キャスターについての記載が見当たりません。一方で販売ページの多くは商品名に「キャスター付き」と書いています。転がして運ぶことを前提に買うなら、購入前に販売店へ確認してください。対応するポリ袋のサイズについても、公式ページに記載は見つけられませんでした。
人目に付く場所に置く人、床の面積を取らずに120Lを確保したい人におすすめです。

リッチェル TU分別ストッカー W220C 220L
5点で最大の220Lです。しかも中に仕切りが1枚入っているので、一台で二分別できます。集合住宅の集積所や、店の裏に一台だけ置きたい場所には、これが素直な答えになります。寸法は幅865×奥行460×高さ760mmと横に広く、軒下やベランダに寄せて置く想定の商品です。
袋のサイズがはっきりしている点も、選びやすさにつながります。公式の取扱説明書には45L袋で目安4個分と書かれており、家庭用の袋がそのまま使えます。材質はPPで、耐熱120度・耐冷マイナス20度という表示です。フタは片手で開けられる作りなので、両手がふさがった状態でも投げ入れられます。品番は910368です。
弱点も一つ。キャスターが付かないため、満水時に位置を変えるには持ち上げる必要があります。置き場所を最初に決めきってから買ってください。仕切りは1枚だけなので、三分別以上には対応しません。
集合住宅や店の裏に一台だけ置きたい人、屋外で二分別まで済ませたい人におすすめです。
ゴミ袋のサイズは、買う前に確かめてください
業務用ゴミ箱でいちばん多い失敗が、袋のサイズです。本体が届いてから、手持ちの45L袋がまるで足りないと気づく。ここだけは先に潰しておきましょう。
5点それぞれの袋の目安
- リス ベルク 70L:公式が「ポリ袋最適サイズ70L用」と明記しています
- トンボ エコペール EC-120:公式の明記は見つからず、128Lの容量から120L相当の大型袋が目安です
- リス キャスターペール 90C2:対応サイズの記載を確認できませんでした。90Lから選びます
- DULTON PT120:同じく記載を確認できず、120Lから選ぶ形になります
- リッチェル W220C:公式の取扱説明書に45L袋で4個分の記載があります
家庭用の45L袋がそのまま使えると公式から読み取れるのは、5点のうちリッチェルの分別ストッカーだけでした。ほかの4点は、70L用や120L相当といった業務用サイズの袋を別に買う前提で考えてください。袋のほうが本体より長く付き合うものなので、近所で手に入るサイズかどうかも合わせて確認しておくと安心です。
買ってから気づきやすいところ
弱点も先に並べておきます。どれも致命的ではありませんが、知らずに買うと使い方を変える羽目になりかねません。
- フタ別売りの二点は、フタを足すと合計額が変わります。 生ゴミが入るなら本体価格だけで比べないでください
- 公式にキャスターの記載があるのは5点のうち一点だけです。 ベルクもエコペールもリッチェルの分別ストッカーも、満杯なら持ち上げて動かす形になります
- DULTON PT120は、公式ページにキャスターの記載がありません。 販売ページの表記と食い違うので、運び方が購入の決め手なら先に確認してください
- 仕切りが入るのはリッチェルだけで、それも1枚です。 三分別以上なら、角型を並べるかキャスターペールを連結する形になります
- 屋外に置くなら、フタのロックが要ります。 風であおられるとフタが飛び、結局ゴミが散ります
置き場所から逆算すると、5点は2つに絞れます
ここまで読んで決めきれない方は、置き場所から逆に考えてください。屋内で紙ゴミが中心なら、フタ別売りの二点で十分です。分別して並べるなら角型、一か所にまとめるなら丸型の大容量を選んでください。この二択で終わります。
屋外か、生ゴミが入るか。どちらかに当てはまるなら、フタ込みの三点です。運ぶ距離があるならキャスター付き、人目に付くならデザインで選ぶ一点、一台で分別まで済ませるなら220Lの分別ストッカーです。ここも置き場所が決めてくれます。
容量で迷ったときは、大きいほうを選んでおくと後悔が少ないはずです。袋を替える回数が減り、あふれて脇に直置きする状態からも抜け出せます。逆に、屋内で見た目を優先したい場合や、もっと小さいサイズを探している場合は、分別ができておしゃれなゴミ箱のほうが合っているかもしれません。
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