薄くなってきたと感じたとき、多くの人がまず考えるのは「どう隠すか」だと思います。伸ばして被せる、分け目をずらす、前から後ろへ流す。僕の周りでもだいたいこの順で試して、だいたい同じところで行き詰まっています。隠す方向は、風とお辞儀に弱いからです。ここでは逆の方向、つまり短くする側の話をします。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
気にならない髪型は、短さでほぼ決まる
先に答えを書くと、短くするほど気にならなくなります。これは気持ちの問題ではなくて、見え方の理屈がそうだからです。
理由は3つあります。ひとつめは明暗差。髪が長いほど、髪の黒と地肌の色の差が大きく出ます。短く刈り込むと髪と地肌の明るさが近づくので、境目そのものが曖昧になります。ふたつめは影。長い髪は毛束が寝て、地肌に影の線を作ります。短ければ毛が立ち上がるので、影が細かく散って線になりません。3つめは面積です。長い毛は自重で倒れ、まとまって「面」を作ります。その面が割れたところが、いわゆる透けて見える部分になります。
つまり、隠そうとして伸ばすと、隠すための毛が同時に透ける面を作る材料にもなってしまうんです。ここが反転しているので、伸ばす方向は途中から必ず苦しくなります。
先に断っておくと、髪型で変わるのは見え方であって、毛の本数そのものが変わるわけではありません。この記事で扱うのは、あくまで手持ちの毛をどう見せるかという話です。
| 長さの目安 | 地肌の見え方 | 必要になる手当て |
|---|---|---|
| 刈り上げに近いベリーショート | 髪と地肌の明暗差が縮まり、境目が出にくい | 乾かし方だけでほぼ決まる |
| 前髪が残るショート | 分け目とつむじの周りに面ができる | 根元を起こしてから、束を作って散らす |
| 耳や襟にかかるミディアム以上 | 毛の重みで面が割れ、線がはっきり出る | 固めるほど束が太くなり、かえって隙間が目立つ |
短くするとき、どこを短くするか
ひとつ補足を。短さが効くのは主にサイドと後ろで、トップは動かせる長さを残したほうが面を割りやすくなります。だから全体を一律に短くするのではなくて、サイドと後ろを短くして、トップを残すのが現実的です。
サイドが膨らんでいると、相対的にトップが薄く見えます。ここを刈って輪郭を締めると、同じトップの量でも印象が変わります。逆にトップまで一律に短くしてしまうと、地肌が単純に見えやすくなる場面もあるので、残す場所と落とす場所を分けるのがコツです。
美容室で伝えるなら、「サイドは短く、トップは動かせる長さを残してください」で通じます。この長さ設定にしておくと、あとは家でやることが2つだけになります。乾かすことと、動かすこと。ここから先はその2つの道具の話です。
分け目を作らない、という選択
もうひとつ、長さと同じくらい効くのが分け目の扱いです。
分け目というのは、髪を左右に分けて面をふたつ作る線のことですね。線が固定されると、そこだけ毛が同じ方向へ倒れ続けるので、地肌が一本の筋になって出ます。しかも毎日同じ位置で分けていると、その線は日ごとにはっきりしてきます。写真を見返して「ここだけ違うな」と感じる部分は、たいてい分け目です。
対処は単純で、分けないこと。乾かす段階で根元を起こし、方向をばらけさせてしまえば、線は生まれません。どうしても割れてしまう人は、いつもと逆側から乾かして、癖の付いた向きを一度リセットしてから整えてみてください。乾いてから直そうとするより、はるかに手数が少なく済みます。この作業はワックスではできず、濡れているうちにしか効きません。
短くするほど、ツヤより質感で差が出る
短い髪でまず効くのは、質感です。
長い髪ならツヤが清潔感につながりますが、短くしてトップの密度が気になっている状態だと、光は敵に回ることがあります。光沢のあるスタイリング剤で毛を寝かせると、毛束が濡れたように束になり、その隙間から地肌が光ってしまうんです。鏡の前では決まって見えても、蛍光灯の下やカメラのフラッシュで一気に出ます。
だからこの長さでは、マットな質感のものを選びます。光を散らして、毛の1本1本を太く見せる方向です。手に取ってみると分かりますが、マット系は伸ばした瞬間に指の間がざらつく感触があって、髪に置いたときに毛同士が滑らずに引っかかります。この引っかかりこそが、根元を立たせたままにする力の正体です。
立ち上げて、散らす
短い髪の仕上げは、この2動作でほぼ完成します。
まず根元。指の腹で毛を起こしながら、根元にワックスを届かせます。次は散らす作業です。手のひらに残った分を全体になじませて、指先でつまんで束を作ります。ここで束を細かく散らすのが重要で、太い束をいくつか作ると束と束のあいだが空いて、かえって地肌の面が出ます。細かく、方向をばらばらに。これだけで面が割れなくなります。
ファイントゥデイ ウーノ マットエフェクター f 80g は、この「立ち上げて散らす」をそのまま設計に置いた製品です。公式の説明でもホールド力はハード、質感はマットです。微粒子シリカの「スタイルパウダー」が入っていて、根元からしっかり立ち上げる、散らすようになじませて指でつまんで毛束感を出す、という使い方が示されています。セット力はあるのに固まらず動かせる設計で、調湿成分も配合されており、湿気に負けずスタイルを持続すると書かれています。ドラッグストアで手に入る価格帯なので、まずマットを試したい人の一本目としては入りやすいはずです。
気をつける点も書いておきます。ひとつは香りで、グリーンフルーティーの香り付き。無香料の選択肢はないので、香水をつける人や、匂いに敏感な人は好みが分かれます。もうひとつは粉体が入っていること。微粒子のシリカが質感を作っている以上、量を欲張ると根元に白っぽさが残る可能性があります。少量から始めて、足りなければ足してください。この順番なら失敗しません。

作った形を、夕方まで動かさないために
朝は決まっていたのに、昼過ぎには潰れています。この落差に心当たりがある人は多いはずです。
短い髪の場合、崩れ方は「毛が寝る」形で来ます。汗をかく、帽子をかぶる、手で触る。立ち上げていた根元が一度倒れると、短いぶん自力では戻りません。そして倒れた瞬間に、朝は見えていなかった面が出ます。
ここで足すのが、キープ側の一本です。ベースを作るワックスと、形を保つワックスを役割で分けます。同じ「ワックス」という名前でも、この2つは仕事が違います。
アリミノ ピース プロデザインシリーズ フリーズキープ ワックス 80g は、その保つ側にあたる製品です。公式には強力なセット力、立体的な束感と書かれていて、使い方も「スタイリングの仕上げとして、適量を手のひらでのばしてから必要なところにつけます」と案内されています。つまり最初から全体に塗り込むのではなく、形が決まってから、崩れそうなところにだけ足すのが前提の一本です。特徴成分として高保水・ツヤ成分のクパスオイルが挙げられています。
こちらも注意点を。仕上げ用として設計されているので、これ1本で根元から立ち上げようとすると、想定と違う使い方になります。ベースを作る一本は別に要る、という前提で買ってください。それから、買うときの落とし穴がもうひとつあります。このシリーズは容器入りの本体と、詰め替え用の両方が流通していて、通販の一覧では見分けがつきにくくなっています。本体のつもりで注文して詰め替えのパウチが届く事故が起きやすいので、商品ページで容器の形と内容量まで確認してから進めるのが確実です。
2本使うのが面倒な人へ
正直に言うと、朝に2本使うのは手間です。僕もそう思います。
なので、まずは1本で始めていいというのが僕の考えです。マット側の一本を買って、それで夕方まで持つなら、それ以上足す必要はありません。持たなかった日が週に何回かある、汗をかく季節だけ崩れる、そういう自覚が出てきたタイミングでキープ側を足します。その順番なら無駄が出ません。ワックスを髪質で選び分ける考え方については メンズヘアケアの完全ガイド のほうで整理しているので、そちらも参考にしてください。
アリミノ ピース プロデザインシリーズ フリーズキープ ワックス 80g
参考価格 1,400円前後
本命です。トップに動きを付けて分け目の面を割りたい人です。セット力を最優先する枠
実は順番が逆で、乾かし方から決まっている
ここまでワックスの話をしてきましたが、順番としては後回しになります。
短い髪の形は、濡れている段階でほぼ決まります。髪は水を含んだ状態から乾く過程で形が固定されるので、乾いた後にワックスでできるのは、すでに決まった向きを整えることだけです。根元が寝た状態で乾かしてしまうと、そこからワックスで起こすのは相当な力仕事になります。朝にどれだけ格闘しても立たない人は、腕が悪いのではなく、前の晩の乾かし方で決着がついています。
やることは単純です。
根元を起こす乾かし方
- 髪の流れと逆の方向に、指で根元をかき上げる
- 起こした状態のまま、根元に風を当てて先に乾かす
- 全体が乾いたら、最後に上から風を当てて表面を落ち着かせる
このとき効くのが風の量です。温度を上げて乾かすのではなく、量のある風で根元から水を飛ばします。風が弱い機種だと、根元が乾く前に毛先だけ乾いて、結局根元は寝たまま自然乾燥になります。
夜に乾かしきると、朝が変わる
僕がいちばん効いたと感じたのは、道具を替えたことより、乾かすタイミングを夜に寄せたことでした。
タオルドライのまま寝ると、髪は枕の圧力を受けた向きで固まります。翌朝そこから修正するには、もう一度濡らすしかありません。朝の忙しい時間にそれをやるくらいなら、前の晩に根元まで乾かしておいたほうが、単純に速いんですね。
風呂上がりのドライヤーが面倒で放置していた人ほど、ここを変えたときの差が大きいはずです。短い髪なら作業時間そのものが短いので、習慣にするハードルも低くなります。今夜からできることのなかでは、これが最短だと思っています。
サロニア スピーディーイオンドライヤー SL-013 は、その風量側の選択肢です。公式スペックでTURBO時の風量は2.3㎥/min(自社測定)、定格消費電力は1200W(TURBO時)です。重量は約468g(ノズル装着なし)で、この出力帯としては軽い側に入ります。コード長は約1.7m、折りたためる形なので旅行にも持ち出せます。短い髪なら乾かす時間そのものが短いので、風量のある機種に替えたときの体感差は出やすいところです。
注意すべきは温度です。公式の測定値で、温風温度はTURBO・室温30℃・ノズル装着時で約103℃、ノズルなしでは約80℃とされています。ノズルを付けると風がまとまるぶん温度も上がるので、頭皮に近づけすぎないのが前提になります。根元を狙うときほど距離が近くなりやすいので、ここは意識して離してください。熱いと感じる距離は、すでに近すぎます。
髪型でできること、できないこと
ここは分けて考えたほうがいい部分です。
ここまで書いてきたのは、いずれも見え方を変える話でした。短くして明暗差を縮める、根元を起こして影を散らす、マットな質感で光の反射を抑える。これらは今ある毛をどう見せるかという工夫であって、毛そのものが増えるわけでも、生え方が変わるわけでもありません。スタイリング剤もドライヤーも、そういう性質の道具です。

そのうえで、進行の速さや生え際の変化そのものが気になっているなら、それは自己判断で片づける話ではなく、医師に相談して決める領域になります。市販の道具でどうにかしようとして時間だけが過ぎる、というのが一番もったいないと思います。見え方の工夫と、体のほうの相談は、並行しても矛盾しません。
逆に言えば、見え方の側でやれることは、思っているより多く残っています。長さを変える、分け目をやめる、根元の向きを変える、光り方を変える。ここまで挙げた手はどれも、今の状態のままで結果が変わる部類です。しかも失敗しても髪は伸びますし、スタイリング剤なら洗えば元に戻ります。試すコストが低いのは、この領域の良いところだと思います。
順番としては、まず長さを決めて、次に乾かし方を変えて、最後にスタイリング剤を替える形です。この順で1つずつ動かすと、何が効いたのかが自分で分かります。全部を同じ週に変えると、判定できなくなるので気をつけてください。
頭皮側の手入れは、また別の話
もうひとつ、スタイリングとは別枠で考えたいのが、洗うほうです。
短くすると、朝のスタイリング剤の量そのものは減ります。ただし根元に近いところに置くようになるので、洗い残しは長かった頃より目立ちます。ベタつきが残ったまま翌朝を迎えると、せっかく立てた根元が最初から寝ている状態から始まるわけです。乾かし方を変えても効かないという人は、洗い落としのほうを疑ってみてください。
シャンプーとコンディショナーについては、僕が実際に使って書いた記事があります。頭皮がベタつく側の人には、そこそこ役に立つはずです。
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短くする、根元を起こす、質感を落ち着かせる。やることはこの3つで、どれも今日の夜から始められます。長さの設定さえ決まってしまえば、あとは朝の短い手順が残るだけになります。
髪と頭皮で、先に読んでおくと迷わないもの
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※本記事はプロモーションを含みます

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