アンティーク風インテリア小物7つで部屋に年季が出る|安っぽくならない選び方

真鍮のキャニスター

7,480円です。この記事で挙げるアンティーク風の小物7つのうち、価格の低い3つを販売ページの表示価格でそのまま合計した金額です。1万円に届かない買い物でも、置いたあとの部屋が「年季の入った空間」に見える場合と、「安い雑貨を並べただけ」に見える場合に分かれます。その分かれ目は値段ではありません。見るのは素材の表面、高さ、置く数の3つです。この3つはどれも、買う前に商品ページとメジャーで確かめられる条件です。

僕はアパレルの本部でメンズアウターの商品計画を担当していた時期があり、ボタンやジップの仕上げを毎シーズン見比べてきました。金属のパーツは、写真の中では同じ色に見えても、表面の処理が違うと店頭での見え方がまるで変わります。塗装で色を乗せた物は光を平らに返し、金属そのものの物は見る角度で明るさが動きます。アンティーク風の小物で安っぽさが出るかどうかも、ほとんど同じ場所で決まっていました。

もうひとつ、部屋で盆栽を育てている影響もあります。時間が経つほど良くなる物と、時間が経つと単に古びる物は別物です。この違いは、置いて数ヶ月すると自分の目でも見分けがつくようになります。アンティーク風の小物は、選び方さえ間違えなければ前者の側に寄せられるジャンルです。

そこでこの記事では、素材・高さ・数という3つの軸を先に固めてから、条件別に当てはまる小物を7つ挙げていきます。7つを全部そろえると、販売ページの表示価格で33,480円になりますが、一度に買う想定ではありません。壁に穴を開けられない人なら、棚やテーブルの上で完結する5つが選べます。逆に、床も棚もすでに埋まっていて置ける面積が限られるなら、床を1cmも食わない壁の2つのほうに手が残ります。実際に長く使い込んだレビューではなく、公式の表記から読み取れる部分と、売り場で物を並べてきた経験の2つで判断する形です。

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men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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安っぽさは、表面が光をどう返すかで決まる

アンティーク風と呼ばれる小物は、中身を見ると2種類に分かれます。ひとつは真鍮や鉄、木、ガラスのように、素材そのものが時間とともに表情を変えていく物です。もうひとつは、樹脂やスチールの表面に塗装や印刷で「古びた見た目」を作り込んだ物です。

どちらが上ということはありません。問題が起きるのは、この2種類を同じ面に混ぜたときです。素材そのものの物は光を吸って角度ごとに濃淡が出るのに対し、印刷で作った物は面全体が均一に光を返します。並べて置くと、印刷側だけが平たく見えてしまうのです。売り場で什器に商品を載せるときも、この組み合わせだけは意識して避けていました。

見分けは商品ページの材質欄でつきます。今回のキャニスターは材質がガラスと真鍮、しかも無塗装の仕上げと案内されている物です。だから経年で色が変わり、その変化は販売ページ側で個性として説明されています。一方でキャンドルホルダーのほうは、スチールにアンティーク調の塗装を施した作りです。買った時点の見た目をなるべく保ちたいなら、こちらの構造のほうが素直です。

判断の順番はこうしています。手に取る頻度が高い物ほど、素材そのものを選ぶのが基本です。毎日触る物は指の脂や擦れで必ず表情が変わるので、変わることが前提の素材のほうが結果的に長く使えます。逆に、置いたまま何ヶ月も動かさない物なら、塗装仕上げで何の問題もありません。ここを取り違えて、毎日触る物に塗装物を選ぶと、数ヶ月で角から色が剥げて一気に安っぽく見えてしまうのです。

高さがそろった瞬間、棚は陳列台に見える

素材の次に効いてくるのが高さです。棚の上に同じくらいの背丈の物を横一列に並べると、それだけで「商品を並べた棚」の見え方に近づきます。売り場ではあえてそう並べるわけですが、部屋で再現してしまうと暮らしの場に見えません。

崩し方は単純で、一番高い物を1つだけ決めることです。棚の上に置く3つで言えば、高さ26cmのキャンドルホルダーがその役を負います。残りの2つ、写真立てと手のひらサイズのキャニスターは、その基準より低い位置にまとまります。写真立てはL判で18.9×15cmという表記なので、どちらの辺を縦にしても20cmには届きません。26cm、20cm未満、手のひらサイズの3段です。この3段があるだけで、並べただけの印象からは抜け出せます。

配置は、高い物を面の端か奥に寄せて、低い物を手前に流すと落ち着きます。正面から見たときに3点が一直線に並ばず、ゆるい三角形になっていればほぼ成功です。壁に何も打てない条件の部屋でも、この高低差は棚やデスクの天板の上だけで作れます。床に置く大物まで買い足さなくて大丈夫です。

高さで悩むのは、そもそも置き場所を決めていないからでもあります。棚そのものが足りていない場合は、狭い部屋向けの棚の選び方から先に見ておくほうが順番として合っています。

一面に置くのは3点まで。色は2系統で止める

3つ目の軸は数です。棚の1段、あるいはデスクの天板ひとつを「一面」と数えて、そこに置く小物は3点までに抑えます。4点目から先は、足すほど密度で負けていく感覚がありました。

数を絞ると何が起きるでしょうか。ひとつずつの輪郭が見えるようになります。5点も6点も並んだ棚では、どれだけ良い小物でも「まとめて雑貨」としか認識されません。3点なら、真鍮の色も木の木目もそれぞれ目に入ります。物を減らすと物が目立つという、少し逆に聞こえる話です。

色も同じ理屈で、金属系と木系の2系統までにします。棚の上に置く3つはちょうどこの枠に収まっていて、キャニスターの真鍮とキャンドルホルダーの金属で1系統、フォトフレームの木製がもう1系統です。ここに彩度の高いプラスチックや原色の布物が加わると、途端にまとまりが崩れていきます。

出したい物が3つを超えたときは、しまう物を決めるほうが早いです。飾る候補を全部並べてから引き算する順番だと、どれも外せなくなります。先に「この面には3つ」と枠を決めてから選ぶほうが、迷う時間も短くて済むはずです。置ける面積が限られる部屋なら、この枠はむしろ味方になります。

鍵や小物の定位置を作る、ガラスと真鍮のキャニスター

3つの軸で見たとき、最初の1つに向くのがガラスと真鍮のキャニスターです。材質はガラスと真鍮、生産国はインド、手作りのため1点ごとに個体差があると明記されています。価格は2,180円前後です。

この小物が効くのは、飾りではなく定位置として働くからです。玄関に置けば鍵の帰る場所になり、デスクに置けばクリップや指輪の受け皿になります。飾るためだけの小物は数ヶ月で埃をかぶりますが、毎日中身が出入りする物には自然と手が入ります。手のひらサイズという大きさなので、玄関の狭いシューズボックスの上や、デスクのモニター脇にも収まる寸法です。

ガラスなので中身が見える点は、良し悪しが分かれるところです。鍵や小さなアクセサリーのように形の整った物なら中身ごと絵になりますが、レシートや輪ゴムを放り込めば外から丸見えになります。何を入れるかまで決めてから買うのが安全です。

真鍮部分は無塗装の仕上げなので、使ううちに色が深くなっていきます。買った初日が一番きれいな物ではなく、時間を味方につけるタイプの物です。玄関やデスクに散らかりがちな小物の定位置を作りたい人にとっては、ここから始めるのが手堅い一手でしょう。

真鍮キャニスター(ガラス+真鍮)

参考価格 2,180円前後

アクセサリーや鍵など小物の定位置を作りたい人向け

写真立ては、対応サイズの幅で置き場所が決まる

2つ目は木製のアンティーク調フォトフレームです。1,000円前後という価格ながら、サイズはL判が18.9×15cm、2Lが24×18.9cm、はがきサイズが16.3×21.3cmと3種類の表記があり、卓上と壁掛けのどちらでも使えると案内されています。

選ぶときに見るのは、飾りたい紙のサイズです。スマホで撮った写真をL判でプリントするならL判、少し大きく見せたいなら2Lです。はがきサイズに対応する物であれば、旅先で買ったポストカードもそのまま入ります。逆に言えば対応サイズが決まっているので、そこから外れる変則的な大きさの紙は、台紙を切って調整する前提になります。

壁に穴を開けられない条件の人は、卓上で使うほうが素直でしょう。ただし立てて置く場合はスタンドのぶんだけ奥行きを食うので、表記の寸法ちょうどでは足りません。棚の奥行きは実測して、フレームの短い辺より数cmの余裕を見ておくと安心です。壁が使える人なら、キャニスターとキャンドルホルダーを棚に残し、写真立てだけ壁へ逃がすと、棚の面をより広く使えます。

木製という素材は、棚の上に置く3つの中でいちばん主張が弱い部類です。金属ほど強く光を返さないぶん、他の2つの引き立て役に回ります。中身の写真を入れ替えれば見た目だけ更新できるので、季節ごとに部屋の印象を動かしたい人にも向くはずです。1,000円前後という価格を考えても、最初の1点として試しやすい位置にあります。

アンティーク調フォトフレーム 木製

参考価格 1,000円前後

棚や壁の一角に思い出の写真を飾りたい人向け

高さ26cmを1本立てると、周りの小物が落ち着く

3つ目は、棚の高低差そのものを作るためのキャンドルホルダーです。サイズはΦ11.6×高さ26cm、キャンドル穴が約Φ2×深さ2cm、材質はスチールでアンティーク調、生産国は中国と表記されています。価格は4,300円前後で、棚の上に置く3つでは一番大きな買い物になります。

役割ははっきりしていて、面の中でいちばん背の高い1本を担うことです。これが1つ立っているだけで、周りの小物は「低くまとめる側」に自動的に決まります。高さの基準がないまま小物を足していくと、結局どれも似た背丈になって、前の節で書いた陳列台の見え方に近づいてしまいます。先にこの1本を置いてから残りを決める順番が、いちばん迷いません。

買う前に測っておきたいのは、手持ちのキャンドルの径です。穴は約Φ2cm・深さ2cmという表記なので、太いキャンドルは入りません。これから買い足すつもりなら、この数字に合う細身の物を選ぶ形になります。火を灯さない日でも、スタンドとして立っているだけで高さの役目は果たしてくれます。毎晩使う道具ではなく、置きっぱなしで効く道具として考えるほうが実態に近いはずです。

シャビーシックと名の付く塗装の仕上げは、好みが分かれるところでしょう。使い込んだような表情を最初から持たせた作りなので、新品らしいぴかぴかした金属が好きな人には合いません。逆に、家具をひと通り新調したばかりで部屋が硬く見える場合には、この1本が全体をほぐす方向に働きます。

キャンドルホルダー シャビーシック

参考価格 4,300円前後

棚の高さに変化をつける背の高いアクセントが欲しい人向け

棚の一面で足りないなら、壁と灯りに逃がす

ここまでの3つは、棚やデスクの天板という一面の上で完結する小物です。ただ、前の節で決めたとおり、一面に置ける数は3点までにしています。年季のある空気を部屋全体に広げたい場合、同じ面へ4点目を足すのではなく、別の面を使うほうが正解です。

使える面は、大きく3つあります。ひとつは壁です。壁は床面積を1cmも食わないので、置ける場所が限られる部屋ほど効いてくるでしょう。次が灯りで、これは夜だけ立ち上がる面と考えると分かりやすいはずです。最後が本棚や本の並びで、ここは飾りと実用が同居する場所になります。

このうち壁だけは、2点を割り当てた面です。ただし古木材のウォールミラーは素材そのものが表情を変える側、掛け時計は樹脂に塗装で表情を作った側で、記事の最初に分けた2種類がちょうど分かれる組み合わせになっています。この2点は同じ壁面に並べず、一度に視界へ入らない別々の壁へ振ってください。入口の壁と机の正面のように、振り向かないと両方が見えない位置関係にしておけば、印刷側だけが平たく見える問題は起きません。

下の表は、この記事で挙げる7つを置く面で振り分けたものです。買う順番ではなく、いまどの面が空いているかで選んでみてください。

置く面置く小物買う前に確認すること
棚やデスクの天板真鍮キャニスター・木製フォトフレーム・キャンドルホルダー一面に3点まで。色は金属系と木系の2系統で止める
古木材のウォールミラー・アンティーク調の掛け時計壁の強度。ミラーは重量約2.3kg・掛け時計は取り付け用ネジが付属しない表記。素材の系統が違うので同じ面に2点並べない
夜の灯りモザイクグラスのテーブルランプ本体は約幅15×奥行15×高さ40cm。電球は別売りで口金はE26
本の並び真鍮のブックエンド2個1セット1個が約幅14.5×奥行8×高さ17.8cm。棚板の奥行きに収まるか
寸法・材質・重量はいずれも各販売ページの表記にもとづきます。価格は時期と在庫によって動きます

空いている面が無いなら、無理に足す必要はありません。足す前に、その面から何を外すかを先に決めるほうが、結果として部屋は締まります。ここから先の4つは、壁・夜の灯り・本の並びという3つの面に振り分けた物です。壁だけは、先に書いたとおり2点で分け合います。

壁を1枚使えば、床を1cmも占領せずに面が増える

4つ目は、ヴィンテージの古木材でフレームを組んだウォールミラーです。サイズは約幅44.5×高さ52.5cm、厚さ約3.5cm、重量は約2.3kgと表記されています。材質は3mm厚のミラーとパイン材の古木材、生産国は日本、価格は6,600円前後です。

この1枚が効く理由は2つあります。ひとつは、鏡が光を返すという単純な性質です。窓から遠い壁に掛けると、その一角だけ暗く沈む問題が和らぎます。もうひとつは、フレームが経年変化した天然の松材だという点でしょう。記事の最初に分けた2種類のうち、素材そのものが表情を変えていく側にきれいに入ります。一枚ずつ着色して釘跡の加工を入れていると案内されているので、量産の樹脂フレームのような均一さは出ません。

天然の古材を使う以上、届く品は一点ごとに色味も木目も違います。販売ページ側でもその旨が明記されているため、写真と同じ表情を期待して買う物ではありません。ここはキャニスターと同じ考え方で、個体差を面白がれるかどうかが分かれ目になるでしょう。

注意したいのは重さです。約2.3kgという表記なので、石膏ボードの壁にピンだけで掛けるのは危ない選択になります。耐荷重の書いてあるフックを選び、できれば下地のある位置を探してください。下地の場所が分からない賃貸なら、掛ける前に壁の条件を確かめる時間を取ったほうが安全です。落ちるのは鏡なので、割れたときの片付けまで考えておく必要があります。

床にもう物を置く余地が無い部屋でも、壁が1面空いていれば手は残っています。ただ、その1面は後で挙げる掛け時計との取り合いです。分かれ目は壁そのものの明るさで、窓から遠くて昼でも暗く沈む壁なら、こちらのミラーを先に選んでください。鏡は掛けた面積のぶんだけ光を戻すので、暗い一角に掛けるほど1枚あたりの働きも大きくなるでしょう。壁の下地と明るさを先に確かめてから、この1枚を検討してみてください。

ウォールミラー ヴィンテージ古木材 ウィンスロップ 44.5×52.5cm

参考価格 6,600円前後

鏡としての実用性を持たせつつ、味のある古木材フレームでアンティークな空気も足したい人向け

夜の部屋は、天井の灯りを消した瞬間から変わる

5つ目はモザイクグラスのテーブルランプです。本体サイズは約幅15×奥行15×高さ40cm、シェードは約幅16×奥行16×高さ14cmと表記されています。素材はガラスとスチール、口金はE26で電球は別売り、重量は約1.4kg、価格は5,650円前後です。

アンティーク風の小物は、昼の光の下なら真鍮も木もそれぞれ表情を出します。ところが夜、天井のシーリングライトを点けた部屋では、光が真上から均一に降ってきて、せっかくの陰影を消してしまうのです。低い位置に灯りを1つ置くと、光は横から当たるようになり、置いた小物に影が生まれます。年季のある見え方は、この影の側から作られる部分が大きいと考えています。

このランプのシェードは、種類も色も違うガラスを組み合わせたモザイクです。点灯していない昼のあいだも、ガラスの粒が光を拾うため、置き物としてそのまま成立します。夜に点ければ、ガラスの色が壁や天板に落ちる形になるでしょう。

高さの扱いだけは注意が要ります。本体は40cmあるので、前の節で基準に決めた26cmのキャンドルホルダーと同じ面に置くと、高い物が2本立つことになります。この場合はランプを別の面へ、たとえばサイドテーブルやベッド脇へ逃がしてください。一面に高い物は1つという枠は、灯りが入っても変わりません。

電球が別売りである点も、買う前に押さえておきたい話です。口金はE26で、LEDなら7Wまで、白熱なら40Wまでという表記になっています。ハンドメイドのため個体差がある点も明記されているので、ガラスの粒の並びは届いてからのお楽しみと考えるほうが気楽でしょう。

夜の時間が長い人、寝る前にスマホ以外の灯りが欲しい人には、この1台が効きます。電球を一緒に買う前提で、予算を組んでみてください。

テーブルランプ モザイクグラス

参考価格 5,650円前後

夜も部屋にアンティークな雰囲気を出したい、間接照明を1つ足したい人向け

本を支える道具なら、飾っても浮かない

6つ目は、砂時計をかたどった真鍮のブックエンドです。サイズは1個あたり約幅14.5×奥行8×高さ17.8cmで、2個1セットでの販売になります。材質はブラス・ガラス・ウッドの組み合わせ、価格は8,690円前後で、7つの中では一番高い品です。

飾るためだけに置いた小物は、数ヶ月経つと部屋の風景に溶けて、埃だけが積もっていきます。反対に、毎日役目のある道具には自然と手が入るので、置きっぱなしの飾りのようには古びません。ブックエンドは後者に入ります。本を抜くたびに触り、戻すたびに位置を直すからです。

記事の最初に置いた基準を思い出してください。手に取る頻度が高い物ほど、塗装ではなく素材そのものを選ぶという話でした。この品の材質はブラスとガラスとウッドで、どれも印刷や樹脂で古さを作った素材ではありません。毎日触る場所に置く物としては、条件に素直に当てはまります。

2個1セットという構成にも意味があります。1個だけでは本の片側しか支えられませんが、2個あれば棚の途中でも本の列を独立させられるからです。先に測っておきたいのは棚板の奥行きでしょう。1個の奥行きは約8cmという表記なので、これより浅い棚板では前にはみ出します。

短所も書いておきましょう。砂時計の部分は装飾で、時間を計る機能は無いとページ側で明記されています。動く砂時計を期待して買うと、届いた瞬間にがっかりするはずです。ハンドメイドのため、キズや歪みといった個体差がある点も同じく書かれています。加えて実店舗と在庫を共有している品なので、迷っているあいだに売り切れることもあるでしょう。

本が棚に横倒しになっている部屋、あるいは飾り物をこれ以上増やしたくない人には、この2個が一番刺さります。実用の道具を1つ、真鍮に置き換えるだけの話だからです。

ブックエンド アワーグラス(砂時計)ブラス 2個1セット

参考価格 8,690円前後

本や雑誌を実際に支えながら、砂時計モチーフの真鍮オブジェとしても飾りたい実用派向け

毎日見る物を替えると、部屋の印象がまとめて動く

7つ目は、彫刻風のフレームを持つアンティーク調の掛け時計です。全体サイズは約幅24.5×奥行4.5×高さ24.5cm、時計盤の直径は17cm、重量は700gと表記されています。材質は樹脂とガラス他、生産国は中国、価格は5,060円前後です。単三電池1本で動き、お試し用の電池が付くと案内されています。

時計を挙げる理由は、視線が集まる回数が段違いだからです。飾り物は意識しないと目に入りませんが、時計は1日に何度も見ます。同じ壁の同じ位置にある物でも、見る回数が多いほうを替えたほうが、部屋の印象は大きく動くわけです。

素材は樹脂で、アンティークゴールドのペイントに色むらを付けた作りになっています。ここまで読んだ人は、引っかかるかもしれません。記事の最初で、印刷や塗装で古びた見た目を作った物は面が平たく見えると書いたからです。ただ、そこに付けた条件をもう一度読んでください。問題になるのは毎日手に取る物のほうで、置いたまま動かさない物なら塗装仕上げで構わないという話でした。掛け時計は壁に固定したら、電池交換のとき以外は触りません。塗装で表情を作った品が、いちばん素直に働く場所です。

重量700gという表記は、先に挙げたミラーの約2.3kgと比べれば軽い部類になります。それでも取り付け用のネジは付属しないと明記されているので、壁の材質に合った金具を別に用意する必要があるでしょう。手作業で作られている都合上、小傷やムラといった個体差がある点も書かれています。ムラは味として付けている部分でもあるため、どこまでが仕様でどこからが不良かの線引きは、写真と実物で少し揺れると考えておいてください。

壁を1面使えるとき、先のミラーとこの掛け時計のどちらを先に選ぶかは、その壁の性格で決まります。窓から遠くて昼でも暗く沈む壁ならミラーが先です。明るさには困っていない壁で、いま掛かっている時計に思い入れが無いなら、こちらの掛け時計から替えてみてください。いま時計が掛かっている場所がそのまま置き場所になるので、飾る場所から悩む必要もありません。

掛け時計 クラシックな掛け時計B(アンティーク調ウォールクロック)

参考価格 5,060円前後

時計としての実用性を保ちながら、彫刻風フレームでヨーロピアンな主役を壁に作りたい人向け

部屋の条件別に、どれから足すかを決める

7つとも、一度に買う必要はありません。住まいの条件と、いま実際に困っていることによって、効く順番は変わります。下の表は、条件から最初の1つを引くための対応表です。

部屋・暮らしの条件先に足す1つ買う前に確認すること
壁に穴を開けられない木製フォトフレームを卓上で使う棚の奥行きとスタンドのぶんの余裕。棚に3つとも置くならL判(18.9×15cm)。2Lは高さ24cmあり、基準にした26cmのキャンドルホルダーに並んでしまう
玄関やデスクに小物が散らかるガラスと真鍮のキャニスター入れたい物の大きさ。手のひらサイズなので鍵や指輪くらいまでが目安
棚の上が平坦で締まらない高さ26cmのキャンドルホルダー手持ちキャンドルの径。穴は約Φ2cm・深さ2cmの表記
壁が1面空いている暗く沈む壁ならウォールミラー・明るい壁なら掛け時計壁の強度と下地。ミラーは約2.3kg・掛け時計は取り付け用ネジが付属しない表記。2点は同じ壁面に並べない
夜の部屋が味気ないモザイクグラスのテーブルランプ電球が別売りで口金はE26。本体高さ40cmなので、26cmのキャンドルホルダーとは別の面に置く
本が棚で横倒しになる真鍮のブックエンド2個1セット棚板の奥行き。1個の奥行きは約8cmの表記で、これより浅い棚板では前にはみ出す
棚の上の3つとも置きたい高い物から順に置き場所を決める一面に3点まで。色は金属系と木系の2系統で止める
寸法・材質・生産国はいずれも各販売ページの表記にもとづきます。価格は時期と在庫によって動きます

棚の上の3つとも置く場合の順番は、高い物からです。キャンドルホルダーで基準の高さを作り、写真立てで中くらいの面を埋め、キャニスターを手前に置きます。この順で決めていくと、途中で全部を並べ直す手間が出ません。逆に小さい物から置き始めると、最後に高い物を足した瞬間に全体のバランスが崩れて、もう一度やり直すことになります。

変色・個体差・傾き。買う前に飲み込んでおく話

良い面だけを並べても選べないので、それぞれの引っかかりを書いておきます。

まずは真鍮キャニスターです。無塗装の仕上げなので、経年で色が変わっていきます。販売ページではこれを個性として案内していますが、買った状態のまま保ちたい人には向きません。加えて手作りのため1点ごとの個体差があると明記されている物なので、掲載写真と寸分違わない品が届く前提では買わないほうが安全です。個体差を面白がれるかどうかが、この商品の分かれ目になります。

次はフォトフレームです。対応する写真サイズが決まっているため、手持ちの紙がそのサイズから外れると、台紙で調整する作業が発生します。額装に慣れていない人には、この一手間が思ったより面倒に感じられるかもしれません。飾りたい写真のサイズを先に確かめてから選ぶ順番にしてください。

キャンドルホルダーについては、角度によって傾いて見えることがあると販売ページ側で案内されています。水平や垂直のずれが気になる性格の人は、正面から常に目に入る位置ではなく、少し斜めから見る場所に置くほうが落ち着くはずです。

ウォールミラーと掛け時計には、別の種類の引っかかりがあります。ウォールミラーは重量が約2.3kg、掛け時計は取り付け用のネジが付属しないと、それぞれ販売ページに書かれています。どちらも買えばすぐ掛かる物ではなく、壁の側に準備が要る物です。テーブルランプの電球が別売りである点も、性質としては同じ話でしょう。金具や電球を用意する手間まで含めて、買うかどうかを決めてください。

どれにも共通する弱点もあります。小物が増えれば、その数だけ埃を払う手間も増えます。棚の上に物が3つ乗っていれば、拭き掃除のたびに3つ持ち上げて、3つ戻さなければなりません。1つ足すなら、同じ面から1つ外すくらいの構えでちょうどいいと思います。

年季を保つ手入れと、入れ替えの目安

手入れは埃を払うだけで足ります。乾いた柔らかい布で、上の面から下へ拭いてください。ガラス部分だけは指紋が残りやすいので、気になったときに拭く程度で十分でしょう。水気を含んだ布を金属部分に当てるのは避けたほうが無難です。

真鍮の変色をどう扱うかは、方針を先に決めておくと迷いません。金属用のクロスで磨けば明るさは戻る方向に動きますが、同時に、時間をかけて出てきた色も一緒に落ちます。年季を出すために選んだ物であれば、基本は磨かないほうが筋が通ります。ここは好みの話ではなく、その小物を何のために置いたかで決まる話です。

置いたあとに効く3つ

  • 拭き掃除は上の面から下へ。持ち上げる順番を決めておくと戻し忘れが減る
  • 写真立ての中身は季節で入れ替える。小物を買い足さずに印象だけ動かせる
  • 新しい小物を足す日は、同じ面から1つ外す。3点までの枠を崩さない

入れ替えるときは、いくつも同時に変えないほうがいいでしょう。1つずつ替えていけば、どれが効いていたのかが後から分かります。全部を一度に変えた部屋では、良くなっても悪くなっても理由が残らないのです。素材・高さ・数という3つの軸は、次の1点を選ぶときにもそのまま使えます。

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30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

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