「香水シャンプー」と名の付く製品を7本並べて、最初に手が止まったのは香りの説明の細かさでした。トップ・ミドル・ラストという段階まで公開しているものが1本だけあり、残りの6本は「ローズフローラル」「柑橘&ムスク」のように、香りの方向を一言で示すところで止まっています。
段階が出ていないから香らない、という話にはなりません。ただ、買う前に香りを頭のなかで組み立てたい人にとっては、この差がそのまま読める情報の量の差になります。そこでこの記事では、香りの感想を書くのをやめました。各ブランドが自分の言葉でどこまで書いているかを、書き換えずにそのまま並べます。
持続の書き方も同じでした。「一日中」「長時間」という言い回しは複数ありますが、時間の数字が出てくるのはBlue&societyの「最大16時間、香りを纏う」ひとつだけです。残りの6本は、数字のない言葉で持続をうたっています。
表記と値段を突き合わせて、自分がどこまでの情報にお金を払いたいのかを先に決めてください。弱いところも隠さずに書きます。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
「香りが続く」の書き方は、7本でここまで違いました
各ブランドがページに載せている言葉を、そのまま引いて並べたのが下の表です。言い換えると意味が動くので、あえて原文のまま置いています。
| 商品 | 香りの持続として書かれている言葉 | 実売の目安と容量 |
|---|---|---|
| エラスティン パヒューム シャンプー ピュアブリーズ | 「ブランド香水のような香りが一日中長持ちする」(メーカー由来のコピー) | 約780円 / 600mL |
| Milk Baobab パフュームシャンプー | 「香り長続き」(楽天公式店の商品名) | 約1,599円 / 500mL |
| ライジングウェーブ フレグランスシャンプー フリー ライトブルー | 「香水のようにトップからラストまで変化する香りがバスルームに広がり」(公式ニュースリリース) | 約1,700円 / 460mL |
| ETOC メンズフレグランスシャンプー Posh Note | 「ポリマーカプセル処方で良い香りが長時間持続」(公式オンラインストア) | 約1,650円 / 300mL |
| John’s Blend シャンプー&コンディショナー ホワイトムスク | 「香水のように香るシャンプー」(公式サイト) | 約1,925円 / 容量の記載を確認できず |
| ISM 香水シャンプー シェルピンク | 「もっと香るを実現するべく配合量をUP」(プレスリリース) | 約1,650円 / 490mL |
| Blue&society フレグランスシャンプー | 「最大16時間、香りを纏う」(ブランドの説明) | 約2,860円 / 325mL |
言葉が載っている場所も、7本でそろっていません。ライジングウェーブは公式ニュースリリースと公式EC、ETOCとJohn’s Blendは公式オンラインストア、ISMはプレスリリースに文言があります。エラスティンだけは公式ブランドページを見つけられず、複数の販売ページに一言一句同じコピーが転載されている状態でした。Milk Baobabは楽天公式店の商品名そのものに「香り長続き」が入っています。同じ「続く」でも、どこに書かれた言葉なのかは頭の隅に置いておいてください。
選ぶ前に見ておきたい3つのものさし
香りを嗅がずに決めるとき、手がかりになるのは3つです。ひとつめは、いま並べた香りの表記です。段階まで出ているのか、方向の一言で終わっているのか、香り名から選べるのかを見ます。ここが厚いほど、届いてからの想像とのズレは小さくなります。
ふたつめが洗浄成分の系統です。7本のうち全成分を確認できたのは4本で、系統は割れました。エラスティンはラウレス硫酸Naが主洗浄成分で、そこにコカミドプロピルベタインが乗る硫酸系と両性の組み合わせでした。ライジングウェーブはオレフィン(C14-16)スルホン酸Naとラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウラミドプロピルベタインの混合で、サルフェートフリーです。ETOCはラウレス-4カルボン酸Naを先頭にベタイン系が続き、そこへPEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Naも入る混合型です。Blue&societyはココイル加水分解コラーゲンKとコカミドプロピルベタインというアミノ酸系とベタイン系の組み合わせでした。
みっつめが容量と詰め替えです。値段だけを見ると差が分かりにくいので、容量で割ってみてください。容量が分かる6本の1mLあたりは、エラスティンが約1.3円、Milk Baobabが約3.2円、ISMが約3.4円、ライジングウェーブが約3.7円、ETOCが約5.5円、Blue&societyが約8.8円です。毎日使うものですから、ここはひと月で効いてきます。
香りの表記を読むときのコツ
- 段階(トップ・ミドル・ラスト)まで出ていれば、時間で香りが動く前提で書かれています
- 方向の一言だけなら、香り名の系統(ムスク・フローラル・柑橘)で当たりを付けます
- 持続の言葉は「数字あり」と「数字なし」で分けて読むと、期待値がぶれません
大容量で毎日使いたい人にはエラスティン
毎日ためらわずに使いたいなら、この1本が入口になります。600mL入りで実売の中心が約780円。容量が分かる6本のなかでは最も大きい600mLで、1mLあたりは約1.3円まで下がります。
香りの表記は「女性らしく優雅なローズフローラル香り」で、段階の記載はありません。持続については「ブランド香水のような香りが一日中長持ちする」というコピーが、複数の販売ページに同じ文言で載っていました。ただしトイレタリージャパンの公式ブランドページは見つけられなかったので、この言葉はメーカー由来のコピーとして読んでください。
洗浄成分は水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドMEAという並びです。しっかり泡立つ設計なので、整髪料をよく使う人には扱いやすいはずです。逆に地肌の乾燥が気になる人は、後半に出てくるアミノ酸系のほうが合う場面もあります。詰め替えは350mLサイズが用意されていて、別ラインの350mL×2個セットは1,288円前後で流通していました。
香水シャンプーがどんなものか、まず低い金額で確かめたい人に向いています。
香り名から選びたい人にはMilk Baobab
香りの方向を自分で指定したいなら、選択肢の多さが効いてきます。Milk Baobabのパフュームシャンプーは、ホワイトムスク、ベビーパウダー、ホワイトソープ、フローラルブーケの4種から選ぶ形です。今回中心に見たのはホワイトソープの500mLで、実売は1,599円前後、参考価格は1,980円でした。1mLあたりにすると約3.2円です。
持続の表記は、楽天公式店の商品名そのものに入っている「香り長続き」でした。商品名に入れているぶん打ち出しは分かりやすいのですが、段階の記載はなく、時間の数字もありません。
弱点も書いておきます。洗浄成分の全成分表と詰め替えの有無は、楽天公式店のページでは確認できませんでした。説明は「天然由来の洗浄成分」というところで止まっています。成分を突き合わせてから決めたい人には、情報が足りない1本です。
香り名で当たりを付けたい人、家族で好みが分かれる人には、この選べる幅が向きます。

トップからラストまで出しているのはライジングウェーブだけでした
段階の話に戻ります。トップ・ミドル・ラストという言葉を使って中身まで公開していたのは、7本でここだけでした。フィッツコーポレーションの公式サイトとECに、香調「ロイヤルフローラル」として、トップはレモン、グレープフルーツ、オレンジオイル、ローズ、パイナップル、ピーチ、ミドルはフレンチローズ、ラズベリー、スズラン、ジャスミン、ラストはシダーウッド、サンダルウッド、アンバー、ムスク、バニラという構成です。
香水を選ぶときと同じ読み方ができる、というのがこの1本の価値です。柑橘から入って最後に樹木とムスクへ落ちる流れが分かっていれば、届いてからの印象のズレは小さくなります。ニュースリリースにも「香水のようにトップからラストまで変化する香りがバスルームに広がり」という説明があり、持続については時間の数字を出していません。
洗浄成分は、水、ラウラミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドDEA、ラウロイルメチルアラニンNaという並びのサルフェートフリー処方です。公式ECの価格は460mLで1,760円、検索で得た参考値と合わせた中心は約1,700円になります。楽天公式店には詰め替えやセットの品番もありましたが、こちらは460mL単品とは別の構成でした。
普段からメンズフレグランスを選んでいて、香りの動き方まで納得してから買いたい人に、いちばん近い1本です。
リンス不要で手順ごと短くするETOC
風呂での手順そのものを減らしたいなら、選び方が変わります。ETOCのメンズフレグランスシャンプーは、7本で唯一リンスもコンディショナーも要らないオールインワンで、洗って流すだけで終わります。手がけているのはメンズ専門美容室のDoENで、実売の中心は300mLで1,650円前後です。
持続の言葉は「ポリマーカプセル処方で良い香りが長時間持続」です。香りの方向は「柑橘&ムスクの男らしく上品な香り」で、段階の記載はありません。全成分は公式に出ていて、水、ラウレス-4カルボン酸Na、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、香料、カンナビジオール、オリーブ果実油と続きます。
ここは正直に書きます。1本で洗い上がりまで持っていく設計のぶん、洗浄成分にはPEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Naという硫酸系も入っていて、ベタイン系だけのやさしい処方ではありません。地肌が敏感な人は、この点を見てから決めてください。詰め替えは500mLサイズの流通を楽天で確認しています。
ワックスを毎日つけていて、シャンプーとトリートメントの2工程が面倒だと感じている人には、この1本がまっすぐ刺さります。
部屋の香りとそろえられるJohn’s Blend
ブランド名のほうから知っている人が多いかもしれません。ノルコーポレーションのJohn’s Blendは、ルームフレグランスやカーディフューザーで棚に並んでいるブランドで、その看板であるホワイトムスクをシャンプーとコンディショナーに落とし込んだのがこのセットです。実売は1,925円前後を見ておけば足ります。
公式サイトの香りの説明は「サボン系の爽やかさとホワイトフローラルのほのかな甘みをあわせたホワイトムスクの香り」となっています。同じページにはフレグランスノートの図も置かれていますが、トップやミドルといった文字の段階表記までは載っていません。持続についても「香水のように香るシャンプー」という表現までで、時間の数字は確認できませんでした。
情報の薄さは、この1本の弱いところです。公式のシャンプー案内ページには容量も全成分も具体的な記載がなく、成分から詰めたい人には材料が足りません。そのぶん、ホワイトムスクの香りをすでに部屋で使って知っている人にとっては、想像のズレがいちばん起きにくい選択肢になります。ホワイトムスクの香水をもう持っている人なら、方向をそろえる使い方もできます。
玄関のディフューザーと同じ香りで髪も洗いたい、という動機がはっきりしている人になら、迷わず薦められる1本です。
配合量を上げたと明言しているISM
打ち出しの強さでいえば、モンシュシュのISMが7本のなかでも際立ちます。プレスリリースには「まるで香水シャンプーとご好評いただいている香調はそのままに、もっと香るを実現するべく配合量をUP」と書かれていました。持続の言葉としては数字がない代わりに、何をどうしたかまで踏み込んでいます。
今回見たシェルピンクの香りの説明は「甘く爽やかなフルーツに、華やかなフローラルとオリエンタルなムスクを合わせた香り」です。公式のランディングページでも、この総体の説明までで段階の記載はありませんでした。容量は490mL、プレスリリースの価格は1,980円で、実売は単品490mLが1,650円前後でした。1mLあたりにすると約3.4円になります。
洗浄成分については、公表資料から系統を確認できませんでした。ここは前に出てきた4本のように成分で語れないところなので、その前提で選んでください。
香りの主張をはっきりさせたい人、通勤の人混みでも自分の香りが分かるほうが好きな人。そういう好みなら、この1本がいちばん近いところにあります。
16時間という数字を出しているBlue&society
時間の数字が出てくるのは、7本でここだけでした。サステナが展開するBlue&societyのフレグランスシャンプーには「最大16時間、香りを纏う」「16時間、優しく香る」という説明が付いています。数字が出ている以上、期待値の置きどころがはっきりします。朝洗って夜まで、という使い方を前提にした設計です。
香りの説明は「プロ調香師が監修したグラデーションシアージャスミンの香り。フレッシュなジャスミンから甘いホワイトムスクへと、幾重にも重なる香りの変化」となっています。香りが動く順番までは書かれていますが、トップ・ミドル・ラストという語を使った段階表記ではありません。
洗浄成分は、水、ココイル加水分解コラーゲンK、コカミドプロピルベタインという並びで、アミノ酸系とベタイン系の組み合わせです。シリコン、サルフェート、鉱物油、着色料、紫外線吸収剤を使わない5つのフリー処方をうたっています。洗い上がりの刺激をなるべく抑えたい人には、7本のなかでいちばん設計が近い1本です。
値段は上を受け持ちます。実売の中心は約2,860円としました。325mLなので1mLあたりは約8.8円です。美容室専売品として売られているぶん、値段の性格もそちらに引きずられました。
夜まで香りを連れていきたい人や、地肌への当たりを抑えた処方に予算を割ける人に向いています。トリートメントと組み合わせるなら、ここから入るのが分かりやすいでしょう。
買う前に知っておいてほしい弱いところ
7本を並べて気になった点は、ここでまとめておきました。
まず、情報の量が製品によって大きく違います。段階まで出しているのはライジングウェーブだけ、時間の数字を出しているのはBlue&societyだけでした。ほかの5本は「一日中」「長時間」「長続き」といった、幅のある言い方です。この言葉だけでは、具体的な時間までは読み取れません。
次に、洗浄成分を確認できたのは4本だけでした。Milk BaobabとJohn’s Blend、ISMは、公表されている範囲からは系統をたどれませんでした。地肌が敏感で、成分から決めたい人にとっては、ここが選択肢を絞る条件になります。
詰め替えの有無もそろっていません。エラスティンには350mLの詰め替え、ETOCには500mLの詰め替えサイズがあります。一方でBlue&societyは、公式オンラインストアのラインアップが単品と2本セット、トリートメントとのセットのみで、詰め替え用の記載を確認できませんでした。毎日使うものなので、続けるつもりなら詰め替えの有無は先に見ておくほうが安全です。
値段の表示も気をつけてください。今回中心値に使った実売のうち、いくつかはセールやクーポンの表示が出ている状態のものです。時期をずらすと同じ金額では買えないことがあります。表の数字は目安として読んでください。
最後にひとつ。香りの強さや好みは、この記事では判断できません。書けるのは、各ブランドが何をどこまで公開しているかまでです。そこから先は、香り名の系統で当たりを付けるか、香りで選ぶメンズシャンプーの選び方と合わせて考えてみてください。
何を手がかりにするかで、選ぶ1本は変わります
大容量で毎日使うならエラスティンが入口になります。香り名から選びたい人にはMilk Baobab、香水と同じ読み方をしたい人にはライジングウェーブが向きます。手順を短くしたいならETOC、部屋の香りとそろえたいならJohn’s Blend、主張の強さで選ぶならISM、時間の数字とアミノ酸系の処方が欲しいならBlue&societyという並びになりました。
7本に共通していたのは、香りの持続を何らかの言葉で打ち出している点です。違っていたのは、その言葉をどこまで具体的に書いているかでした。段階と時間の数字、この2つがそろっている製品は今回ありませんでしたが、片方だけなら選べます。自分がどちらを重く見るかを決めれば、候補は2つか3つまで絞れるはずです。
髪の手入れ全体を見直したい人は、メンズヘアケアの基本も合わせて読んでみてください。香りは最後に乗るものなので、土台のほうが先に効いてくる場面もあります。
香りとヘアケアで、次に読むなら
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※本記事はプロモーションを含みます

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