ジャスミンは香水で最も使われる花のひとつです。使われすぎているぶん、差をつけるのが難しい素材でもある。この1本は、足すのではなく減らすことで差をつけています。
ジャスミンという素材
香水の世界で「花の王」と呼ばれることがあります。
よく使われる理由
- 単体で完成度が高い
- 他の花を引き立てる
- 肌の上で厚みを出す
- 多くの名作に使われてきた
グラースやエジプト、インドで栽培されます。
夜明け前に手摘みするので、人件費が原料価格に直結します。
1キロのアブソリュートに、数百万の花が必要とされます。
ル ラボは2006年にニューヨークで始まったブランドです。注文を受けてから店頭で調合し、そのラベルに日付と名前を入れる。この売り方そのものがブランドの中身になっています。
構成が少ない
名前の17という数字は、原料が17種類という意味です。
このブランドの中では少ない部類に入ります。
| 原料 | 役割 |
|---|---|
| ジャスミン | 主役 |
| ムスク | 肌に残す |
| サンダルウッド | 木の落ち着き |
| バニラ | 甘さと丸み |
公式は「そのシンプルなフォーミュラが独特な個性を与える」と説明しています。
原料を減らすと、主役の輪郭がはっきりします。代わりに、ごまかしが効かなくなる。
名前についている数字は、配合されている原料の数だと公式は説明しています。サンタル33なら33種類。数が多いほど良いという意味ではなく、その香りを作るのに何種類を要したかという記録です。
香りの流れ
時間の変化
- 最初:ジャスミンが正面から立つ
- 1〜3時間:サンダルウッドが支える
- 3時間以降:バニラとムスクの甘い余韻
変化が少なく、最初から最後までジャスミンが中心です。
移り変わりを楽しみたい人には物足りない。
逆に、ジャスミンが好きならその香りを長く楽しめます。
向いている人
| こういう人 | 相性 |
|---|---|
| ジャスミンが好き | ◎ |
| はっきりした香りが欲しい | ◎ |
| 夜に使う1本を探している | ◎ |
| 職場で毎日つけたい | △ |
| 白い花が苦手 | × |
白い花の中では、リス41ほど強くありません。
ただし穏やかでもない。存在感ははっきりあります。
職場では1プッシュに抑えてください。
場面と服装
| 場面 | おすすめ度 |
|---|---|
| 夜の外出 | ◎ |
| 春夏の休日 | ○ |
| 職場 | △ |
| 食事の席 | △ |
| 冬 | ○ |
合わせやすい服
- きれいめの服
- シルク
- 濃い色
- フォーマル寄り
カジュアルな服装だと、香りだけが浮くことがあります。
短所
| 短所 | 程度 |
|---|---|
| 変化が乏しい | 中 |
| 白い花が苦手だと使えない | 大 |
| 職場では使いにくい | 中 |
| 価格が高い | 大 |
構成が少ないぶん、香りの物語性は薄い。
つけた瞬間から最後まで同じ方向なので、飽きが早い人もいます。
ジャスミンそのものが好きかどうかで、評価がほぼ決まります。
ジャスミンの産地と価格
| 産地 | 特徴 |
|---|---|
| グラース(フランス) | 最高級。収量が少なく非常に高価 |
| エジプト | 現在の主要産地 |
| インド | サンバック種。濃厚 |
| 中国 | 茶の香りづけにも使う |
同じジャスミンでも、産地と品種で香りが変わります。
グラース産は5月から10月にかけて、夜明け前に手摘みされます。
日が昇ると香りが弱まるため、暗いうちに収穫する必要がある。
この人件費が原料価格を押し上げています。
香水の価格差の一部は、こうした原料の調達方法から来ています。
原料を減らすという考え方
香水は原料を増やすほど複雑になりますが、必ずしも良くなりません。
| 原料の数 | 出る傾向 |
|---|---|
| 少ない | 主役が明確。個性が出る |
| 中程度 | バランスが取りやすい |
| 多い | 複雑だが輪郭がぼやける |
同じブランドでも、ネロリ36は原料が多く、この1本は少ない。
どちらが良いという話ではなく、狙いが違います。
はっきりした香りが欲しいなら、原料の少ないものを選ぶという方法があります。
ただし原料が少ないほど、1つひとつの質がそのまま出ます。
ごまかしが効かないので、安い原料では成立しません。
少ない構成の香水が高いのは、そういう理由もあります。
買い方
日本では直営店と公式オンライン、一部の百貨店で買えます。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 15mL | 14,300円 |
| 50mL | 32,230円 |
| 100mL | 47,190円 |
15mLがあるのがこのブランドの良いところです。3万円を出す前に、1万4千円台で試せます。
| 買う場所 | 価格 | 注意 |
|---|---|---|
| 直営店・公式 | 定価 | ラベルに名入れができる |
| 百貨店の取扱店 | 定価 | 店舗が限られる |
| 通販の並行輸入 | 上下する | 保管状態が分からない |
通販に出ているものには並行輸入品が混ざります。香水は熱と光で劣化するので、輸送と保管の条件が読めない点は許容が要ります。
白い花が平気かどうかで、この香水の評価は決まります。
苦手な人は1プッシュでも合いません。先に他のジャスミン系で試しておくと判断が早い。
店頭で試せない香りもあります。少量から肌で試す方法を持っておくと、3万円を払う前に判断できます。
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- 静かな花を探すならル ラボ ヴァイオレット30もどうぞ。
まとめ
ジャスミンに、ムスク・サンダルウッド・バニラを合わせた少ない構成です。
原料を減らすことで主役の輪郭をはっきりさせています。
変化が乏しいので、香りの移り変わりを楽しみたい人には向きません。
ジャスミンそのものが好きかどうかで評価がほぼ決まります。
※本記事はプロモーションを含みます









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