ノンアルコールビール10本を比較、全部アルコール0.00%から選びました

キッチンでマグカップを持つひげの男性

金曜の夜にビールを一本開けるのが習慣でしたが、翌朝の重さと釣り合わなくなってきました。かといって炭酸水だけでは、食事のあいだが持ちません。売り場のノンアルコール棚を端から見ていくと、缶の表示が二種類に分かれていることに気づきます。

片方には「アルコール分0.00%」とはっきり書いてあります。もう片方は「ノンアルコール」とだけ名乗っていて、度数の数字が見当たりません。日本では酒税法上、アルコール分1%未満の飲料は酒類に当たらないため、1%未満でありさえすれば度数がゼロでなくても「ノンアルコール」と呼べてしまうのです。

この記事で選んだ10本は、すべてアルコール分0.00%と表示されているものに揃えました。1%未満で微アルコールと呼ばれる商品は、良し悪しではなく別のジャンルとして外しています。0.00%と1%未満を混ぜて並べない、それがこの比較でいちばん大事にした線引きでした。

メーカーは7ブランドに散らしました。麦芽を使う7本と使わない3本があり、そのうち2本は機能性表示食品です。数値も味の方向も揃っていないので、まず選ぶ軸のほうから整理していきます。

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30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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「0.00%」と「1%未満」は、同じ棚に並んでいても別の飲み物です

酒税法の線引きは、アルコール分が1%未満かどうかという一点です。この線より下なら酒類ではないので、酒販免許が無い店でも売れますし、表示の上でも「ノンアルコール」を名乗れます。ただ、線の下にはゼロも含まれれば、ゼロではないものも含まれるわけです。

0.00%と表示された飲料は、アルコールが検出されない水準まで落としてあります。一方、度数を書かずに「ノンアルコール」とだけ名乗る飲料の中には、ごくわずかにアルコールが残っているものも並んでいるのです。この差は、缶の表面をよく読まないと分かりません。

では0.00%なら運転してよいのか、という話になりますが、そこはこの記事では言い切りません。0.00%という表示はその製品にアルコールが検出されないという意味であって、運転の可否を保証するものではないからです。道路交通法にもとづく判断は運転する本人と取り締まる側に委ねられていますし、体質や体調によっても事情は変わります。ハンドルを握るかどうかは、法令と自分の状態を見て決めてください。

それでも、0.00%だけを選ぶ意味は小さくありません。休肝日に飲むもの、薬を飲んでいる時期に付き合いで持つもの、子どもの前で開けるもの。用途がはっきりしている場面ほど、度数の書かれていない一本を手に取りたくないというのが、私の実感です。

10本を分ける軸は、麦芽を使うかどうかと機能性表示の有無です

ノンアルコールビールは、ビールと同じ材料で作るとは限りません。10本を原材料表示で並べ直すと、麦芽を使うものが7本、使わないものが3本に分かれました。麦芽を使わない3本は、食物繊維や大麦、ホップのエキスを組み合わせて味を組み立てています。

この違いは、飲んだときの印象に直結します。麦芽を使うものには、麦の甘い香りとコクが出やすい傾向があるのです。使わないものは麦の香りに頼らないぶん、味の濃い料理と合わせても香りがぶつかりにくくなります。どちらが上という話ではなく、合わせたい場面のほうから決めると失敗しにくいと思います。

もうひとつの軸が、機能性表示食品かどうかという点です。10本のうち届出があるのはキリン カラダFREEとからだを想うオールフリーの2本だけで、残りの8本には健康に関する機能の表示がありません。ここを混同すると、表示の無い商品にまで何かを期待してしまいます。

商品名麦芽を使うか熱量/糖質/プリン体(表示の単位のまま)
アサヒ ドライゼロ使わない(食物繊維・大豆ペプチド)100mlあたり0kcal/糖質0g/プリン体0〜1.0mg
キリン カラダFREE使わない(難消化性デキストリン・熟成ホップエキス)1本350mlあたり0kcal/糖質1.7g/プリン体は100mlあたり0.5mg未満で0表示
キリン 零ICHI使う(麦芽・水あめ・米発酵エキス)100mlあたり9kcal/糖質2.0g/プリン体0〜2.3mg
サントリー オールフリー使う(二条大麦麦芽)100mlあたり0kcal/糖質0g/プリン体0mg
からだを想うオールフリー使う(麦芽・ローズヒップエキス末)350mlあたり0kcal/糖質0g/プリン体は100mlあたり0mg
サッポロ プレミアムアルコールフリー使う(麦芽・ホップ・酵母)100mlあたり12kcal/糖質2.9g/プリン体3.5mg
サッポロ SUPER STAR使う(麦芽・スターチ)100mlあたり10kcal/糖質2.3g/プリン体約1.8mg
龍馬1865使う(麦芽100%)100mlあたり12kcal/炭水化物2.8g/プリン体3.3mg
ヴェリタスブロイ ピュア&フリー使う(モルト・ホップ・ビール酵母)100mlあたり11kcal/炭水化物2.5g/プリン体は検査と表示を行っていないと明記
オリオン クリアフリー使わない(大麦・食物繊維)100mlあたり0kcal/糖質0g/プリン体0mg
数値は各社の公式表示にもとづきます

数値の単位は各社の表示に合わせてあります。100mlあたりで書いている社と、1本350mlあたりで書いている社が混在しているので、そのまま横に並べて引き算をしないでください。糖質を書かず炭水化物だけを表示している商品もありました。

麦芽を使わない3本は、麦の香り以外のところで味を作っています

まずは麦芽を使わない3本からです。麦芽の代わりに食物繊維や大麦、ホップのエキスで味を組み立てているため、麦の香りを軸にした商品とは設計そのものが違います。

アサヒ ドライゼロ|麦芽を使わずに組み立てた元祖の一本

ノンアルコールビールと聞いて最初に浮かぶのがこれ、という人は多いはずです。原材料は食物繊維と大豆ペプチド、ホップなどで、麦芽は使っていません。100mlあたりのエネルギーは0kcal、たんぱく質0g、糖質0g、食物繊維0.4〜1.4g、プリン体0〜1.0mgと表示されています。区分は清涼飲料水のビールテイスト飲料でした。

独自の作り方をしている分、麦芽系の他社品とは香りの系統が違います。ここは好みが割れるところで、麦の香りを期待して開けると肩透かしに感じるかもしれません。逆に、ビール感より軽さを求める人には噛み合います。なお、完成品の原産国表示は確認できず、原材料である食物繊維の産地表示だけが載っていました。

価格は6缶パックで1,088円前後、1本あたり約181円と、この10本では中間の位置です。24本ケースなら3,067円前後まで下がるので、常備するつもりならケースのほうが素直だと思いました。

アサヒ ドライゼロ

アサヒ ドライゼロ

参考価格 1,088円前後

元祖・定番の0.00%ノンアルコールビール。

キリン カラダFREE|お腹周りの脂肪について届出のある一本

麦芽を使わない3本のうち、機能性表示食品として届け出ているのはこれだけです。届出表示は「本品には熟成ホップ由来苦味酸が含まれるので、お腹周りの脂肪(体脂肪)を減らす機能があります」と書かれています。ただし機能性表示食品は、特定保健用食品と違って国の個別審査を受けたものではありません。缶にもその旨の注記が入っています。

原材料は難消化性デキストリンと熟成ホップエキス、ぶどう糖果糖液糖、大豆たんぱくなど。麦芽は使っていません。1本350mlあたりでエネルギー0kcal、たんぱく質0.4g、炭水化物7.0g(糖質1.7g・食物繊維5.3g)という表示です。プリン体は100mlあたり0.5mg未満のため0と書かれています。

届出の根拠になっているのは「1日1本を12週間続けた場合」の報告で、飲んですぐ何かが起きる性質のものではありません。そこを分かったうえで日課にできる人に向いていると思います。価格は6本換算で848円前後、1本あたり約141円でした。

続けることが前提の一本なので、まとめ買いのほうが1本あたりは軽くなります。48本で6,780円前後という売られ方もあり、24本換算では3,390円前後になる計算です。

キリン カラダFREE(カラダフリー)

キリン カラダFREE(カラダフリー)

参考価格 848円前後

お腹周りの脂肪を減らす機能性表示食品。

オリオン クリアフリー|大麦で作る沖縄生まれの後味

沖縄のオリオンビールが作っている一本で、原材料に麦芽ではなく大麦を使っています。果糖ぶどう糖液糖、食物繊維(大豆食物繊維・難消化性デキストリン)、大麦、ホップなどという組み立てです。100mlあたりエネルギー0kcal、たんぱく質0g、炭水化物0.1〜0.6g(糖質0g)、プリン体0mgと表示されています。プリン体は100mlあたり0.5mg未満を0と表記する方式でした。

公式サイトには「20歳以上の方の飲用を想定して開発」と明記されています。0.00%であっても、作り手が想定している飲み手ははっきりしているわけです。この姿勢は、家族で食卓を囲むときの線引きにもそのまま使えると思いました。

惜しいのは価格と入手性です。6缶パックで1,270円前後、1本あたり約212円と、この10本では最も高い価格帯でした。沖縄色の強い商品なので、本州の店頭で見かける機会も他ブランドより少なめです。

近所で見つからないときは通販が早く、24缶で5,080円前後という売り方もあります。旅先で気に入った味を家で続けたい、という買い方に向く一本でした。

オリオン クリアフリー

オリオン クリアフリー

参考価格 1,270円前後

沖縄生まれの爽快な後味。

麦芽を使う大手3社の5本は、ビールに近い骨格が出ます

ここからは麦芽を使う7本に入ります。まずは大手3社の5本を、味の狙いが分かる順に並べました。

キリン 零ICHI|麦芽の甘い余韻を残した本格派

麦芽(外国製造)に水あめ、食物繊維、米発酵エキス、ホップを合わせた作りです。100mlあたりエネルギー9kcal、たんぱく質0.1g、炭水化物2.2g(糖質2.0g・食物繊維0〜0.3g)、プリン体0〜2.3mgと表示されています。麦芽を使う分だけ、カロリーも糖質もゼロにはなりません。

糖質2.0gという数字は、この10本の中ではやや高いほうに入ります。ゼロで揃えたい人には向きませんが、麦の輪郭を残すために数値を捨てた設計だと読むと納得できました。健康に関する機能の表示は付いていないので、そこは期待しないでください。

350ml缶のほかに250ml缶と500ml缶が用意されていて、飲む量を選べるのも助かります。価格は6本換算で822円前後、1本あたり約137円でした。

麦芽系をひとまず試したいなら、入口としてちょうどいい価格です。24本なら3,289円前後で買えました。

キリン 零ICHI(ゼロイチ)

キリン 零ICHI(ゼロイチ)

参考価格 822円前後

麦芽の飲みごたえを楽しむ本格派。

サントリー オールフリー|迷ったらここから始めたい王道

公式のブランドページに「アルコールだけでなく、カロリー、糖質、プリン体もゼロ」と書かれています。実際、100mlあたりエネルギー0kcal、たんぱく質0g、糖質0g、食物繊維0〜0.1g、プリン体0mgという表示です。麦芽(外国製造・二条大麦麦芽)とホップを使いながらゼロで揃えている点が、この一本の分かりやすさだと思います。

飲みやすさに振ってある分、個性は控えめです。機能性表示食品のような届出もありませんし、後述する苦味強化版のような尖りもありません。ただ、誰と飲んでも外れにくいという価値は、家に常備する飲み物ではかなり大きいはずです。

350ml缶に加えて250ml缶、500ml缶、334ml瓶まであるので、来客の場面でも形を選べます。価格は6本換算754円前後、1本あたり約126円と手に取りやすい部類でした。

最初の一箱に何を選ぶか迷っているなら、ここから入ると基準ができます。24本で3,015円前後という実売でした。

サントリー オールフリー

サントリー オールフリー

参考価格 754円前後

迷ったらコレの王道オールラウンド。

からだを想うオールフリー|苦味を強くした機能性表示食品

同じオールフリーの名前が付いていても、こちらは機能性表示食品です。届出表示は「ローズヒップ由来ティリロサイドの摂取によりBMIが高めの方の内臓脂肪を減らす機能が報告されている」というもので、対象がBMIの高めな人に限られている点は読み落とさないでください。こちらも特定保健用食品とは異なり、国の個別審査を受けたものではありません。

原材料は麦芽(外国製造)とローズヒップエキス末、ホップなど。350mlあたりエネルギー0kcal、たんぱく質0g、炭水化物0g(糖質0g)で、プリン体は100mlあたり0mgと表示されています。数値の上では通常のオールフリーと近い並びです。

味の設計ははっきり違っていて、苦味を強めてあります。ビールらしい苦さを求める人には嬉しい方向ですが、苦味が苦手な人には重く感じられるかもしれません。同じブランド名だから同じ味とは限らない、という分かりやすい例だと思います。

機能性表示食品としては、この10本の中では最も安い部類でした。6本換算746円前後、1本あたり約124円で、24本なら2,984円前後です。

からだを想うオールフリー(機能性表示食品)

からだを想うオールフリー(機能性表示食品)

参考価格 746円前後

内臓脂肪ケアの機能性表示食品。

サッポロ プレミアムアルコールフリー|コクを優先した設計

麦芽(外国製造又は国内製造で5%未満)にホップと酵母を合わせ、飲みごたえのほうへ寄せた一本です。100mlあたりエネルギー12kcal、たんぱく質0.1g、炭水化物3.0g(糖質2.9g)、プリン体3.5mgと表示されています。糖質2.9gもプリン体3.5mgも、この10本の中では高いほうに入りました。

ゼロで揃った商品と並べると、この数字は目立ちます。ただ、コクを出す方向に振れば数値が上がるのは自然なことで、どちらを取るかという設計の選択がそのまま表に出ているだけです。プリン体を気にする人は、ここを見てから決めてください。

334mlの小びんも用意されているので、食卓に置く器としての選択肢もあります。価格は6本換算879円前後、1本あたり約146円と、やや高めの位置でした。

飲みごたえを最優先する日に開ける一本として考えると、価格差は許せる範囲だと思います。24本で3,514円前後でした。

サッポロ プレミアムアルコールフリー

サッポロ プレミアムアルコールフリー

参考価格 879円前後

しっかりコクのある飲みごたえ重視。

サッポロ SUPER STAR|軽い口当たりで運動のあとにも

同じサッポロでも、こちらは軽さのほうへ寄せてあります。麦芽(外国製造又は国内製造で5%未満)とスターチ、ホップという組み立てで、100mlあたりエネルギー10kcal、たんぱく質0.1g、炭水化物2.3g(糖質2.3g)、プリン体約1.8mgという表示です。同社のプレミアムアルコールフリーと比べると、プリン体はおよそ半分の水準に収まっています。

口当たりが軽い分、他社の定番品ほど個性は立ちません。運動のあとや風呂上がりのように、喉が渇いている場面で真価が出るタイプだと感じました。取扱店舗がやや限られるのも、正直に書いておくべき点です。

価格は6本換算1,018円前後、1本あたり約170円と、この10本では高い部類でした。24本まとめても4,071円前後で、ケース買いの割安感は他社ほど大きくありません。

店頭で見つけにくい一本なので、気に入ったらまとめて確保しておくほうが確実です。

サッポロ SUPER STAR

サッポロ SUPER STAR

参考価格 1,018円前後

運動後にも飲みやすい軽い口当たり。

麦芽そのもので勝負する2本は、原材料表示がとても短いです

大手の5本を見たあとで、この2本のラベルを読むと驚きます。書いてある材料の数が、明らかに少ないのです。

龍馬1865|麦芽とホップだけで作る国産の無添加

原材料は麦芽とホップのみで、麦芽100%使用と表示されています。ビールと同じ原材料だけで組み立てた国内製造品で、香料も酸味料も着色料も甘味料も酸化防止剤も使っていません。100mlあたりエネルギー12kcal、たんぱく質0g、炭水化物2.8g、プリン体3.3mgという表示で、通常のビールと比べたプリン体は50%カットと書かれています。

添加物を使わない分、賞味期間は常温で1年6か月とやや短めです。取扱店舗も大手メーカー品ほど多くありませんから、見つけたときに確保しておくのが現実的だと思います。それでも6本換算738円前後、1本あたり約123円という価格は、この10本では最安クラスでした。

妊娠中や授乳中の飲用についてメーカーは「アルコール0.00%の炭酸飲料のため問題ない」との見解を出しています。ただ、体調も事情も人によって違いますから、気になる場合は医師に相談してください。

材料の短さがそのまま味の素直さにつながる作りなので、原材料表示を見て買う人には相性がいい一本です。24本で2,952円前後という実売でした。

龍馬1865

龍馬1865

参考価格 738円前後

麦芽100%・無添加にこだわる本格派。

ヴェリタスブロイ ピュア&フリー|ドイツから届く330ml缶

原産国はドイツで、モルト(麦芽)とホップ、ビール酵母だけを使っています。ビール純粋令に則って添加物を使わない作りで、アルコール分は0.00%(実測値の平均)と注記されていました。100mlあたり熱量11kcal、たんぱく質0.4g、炭水化物2.5g、食塩相当量0.008gという表示です。

面白いのはプリン体の扱いで、「検査・表示を行っていない」と明記されています。数値が無いことを隠さずに書いてある姿勢は好きですが、プリン体を基準に選びたい人にとっては材料が足りません。ここは商品の性格として受け止めるところだと思います。

缶は330mlで、他社の350ml缶より少し小さめです。輸入品なので置いている店も限られます。価格は6本換算789円前後で1本あたり約131円、輸入元の希望小売価格ベースなら6本で1,038円相当という並びでした。

麦芽と酵母だけの味を試したい人には、置き換えのきかない一本です。24本で3,155円前後という実売がありました。

ヴェリタスブロイ ピュア&フリー

ヴェリタスブロイ ピュア&フリー

参考価格 1,038円前後

ドイツ製法で作る本格輸入ノンアル。

買う前に知っておくと損をしない、10本それぞれの弱いところ

ここまで良い面を中心に書いてきましたが、10本とも弱点はあります。産地の表示と価格を並べると、その差が見えやすくなりました。

商品名産地・原産国の表示1本あたりの目安価格
アサヒ ドライゼロ完成品の原産国表示は確認できず(食物繊維は米国製造又は仏国製造又は国内製造)約181円
キリン カラダFREE難消化性デキストリンは韓国製造約141円
キリン 零ICHI麦芽は外国製造約137円
サントリー オールフリー麦芽は外国製造(二条大麦麦芽)約126円
からだを想うオールフリー麦芽は外国製造約124円
サッポロ プレミアムアルコールフリー麦芽は外国製造又は国内製造で5%未満約146円
サッポロ SUPER STAR麦芽は外国製造又は国内製造で5%未満約170円
龍馬1865国内製造約123円
ヴェリタスブロイ ピュア&フリー原産国はドイツ約131円(330ml缶)
オリオン クリアフリー公式に原産国の記載は確認できず約212円
価格は通販モールでの実売をもとにした目安です

産地の欄が「外国製造」で止まっている商品が多いのは、原材料の産地表示であって完成品の原産国表示ではないためです。ここを国産か輸入かの判断材料にすると読み違えます。完成品の原産国まではっきりしているのは、国内製造の龍馬1865とドイツのヴェリタスブロイの2本でした。

味の方向にも弱点はあります。麦芽を使わない3本は麦の香りが立たず、麦芽を使う数本はカロリーや糖質がゼロになりません。からだを想うオールフリーの苦味は好みが割れますし、SUPER STARとオリオン クリアフリーは店頭で見つけにくいところがあります。10本すべてに当てはまる正解は無い、というのが正直な結論でした。

価格差も見逃せません。最も安い龍馬1865の約123円と、最も高いオリオン クリアフリーの約212円では、1本あたりで90円近く開きます。毎日1本飲むなら、この差はひと月で無視できない金額になっていきます。

20歳未満・妊娠中・授乳中の表示は、メーカーごとに割れています

0.00%だからといって、誰が飲んでもよい飲み物として売られているわけではありません。今回の10本で確認できた範囲でも、表示の内容は割れていました。

  • オリオン クリアフリーは公式に「20歳以上の方の飲用を想定して開発」と明記しています
  • ヴェリタスブロイ ピュア&フリーには、20歳未満への酒類販売不可・飲酒運転禁止・妊娠中や授乳中の飲酒に注意という表示があります
  • 龍馬1865は妊娠中や授乳中の飲用について「アルコール0.00%の炭酸飲料のため問題ない」との見解を示しています

同じ0.00%でも、ここまで書きぶりが違います。残りの7本については、今回の調べ方では20歳未満や妊娠中の飲用に関する表示を確認できませんでした。確認できなかったことを「問題ない」と読み替えないのが、この手の話では大事だと思います。

迷ったときの確認手順

  • 缶の表面で「アルコール分0.00%」の表記があるかを見る
  • 機能性表示食品なら、届出表示の対象者(BMIが高めの方など)まで読む
  • 20歳未満や妊娠中の飲用については、各社の商品ページの表示に従う
  • 運転の可否は法令と自分の状態で判断し、飲料の表示に預けない

未成年や妊娠中の家族がいる家では、冷蔵庫に置く缶の見た目がビールとほとんど同じである点も意識しておきたいところです。中身の判断を缶の色に任せない、それだけで防げる勘違いがあります。

家で開けるなら、合わせる食べ物から決めると外しません

10本を飲み分けるとき、いちばん実用的なのは料理から逆算する方法です。麦芽を使わない3本は麦の香りを前面に出さない作りなので、味の濃い料理と合わせても香りがぶつかりにくいはずです。麦芽を使う7本は、麦の香りが立つぶん、揚げ物や香ばしい料理のあとでも物足りなさが出にくくなります。

麦芽100%の龍馬1865やヴェリタスブロイのような添加物を使わない2本は、素材の味が前に出る料理のほうが良さが分かります。逆に、しっかり味の付いた惣菜と合わせると、せっかくの香りが隠れてしまうのがもったいないところです。バルミューダのトースターで焼き直したパンくらいの温度感でちょうど釣り合いました。

外食で飲まなくなった分、家の食卓に置くものを選び直す楽しみは増えました。同じ流れで飲み物や食べ物を選び直したときの記録も、いくつか記事にしています。

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0.00%で揃えた10本を、もう一度並べ直します

最後に、選ぶ順番だけ整理しておきます。まず缶の表示で0.00%かどうかを確かめ、次に麦芽を使うかどうかで味の方向を決める。ここまで絞れば、残るのは価格と入手性の比較だけになります。

麦の香りを前に出さない設計で選ぶならアサヒ ドライゼロかオリオン クリアフリー、麦芽の香りを求めるなら零ICHIか龍馬1865、価格と安定感のバランスならサントリー オールフリーが分かりやすい候補です。機能性表示食品を試したい場合は、カラダFREEとからだを想うオールフリーの届出表示を読み比べてから決めてください。どちらも国の個別審査を受けたものではない点は、繰り返しになりますが押さえておきたいところです。

私自身は、麦芽を使わない一本と麦芽100%の一本を、冷蔵庫に並べて置いています。その日の食事で選べるようにしておくと、飲まない日の食卓が急に貧しくならずに済みました。

※本記事はプロモーションを含みます

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30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

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