エージーデオ24メンの棚の前で迷うのは、たいていブランド選びではなく形選びのほうです。スプレー、ロールオン、シート、ボディソープ。名前の後ろに付く言葉が違うだけに見えて、実際には使う時間帯も、塗れる場所も、期待できる働きまで変わります。
先に選び方の骨格を置いておきます。朝の身支度で1本だけ持つならスプレーの標準品、汗の量が読みにくい日を想定するなら有効成分を組み替えたプレミアム、ワキだけでなく胸元や首元まで塗りたいならロールオンを選んでください。外出先で汗をかいた直後をどうにかしたい場面では、塗るタイプではなくシートの出番になるでしょう。
ひとつ気をつけたいのが、5品のうち1品だけ狙いどころが違う点です。シートは汗を抑えるために塗る1本ではなく、かいてしまった汗と皮脂を、その場でふき取るための道具でした。パッケージの雰囲気がきれいにそろっているぶん、ここは棚では読み取りにくいところです。知らずに買うと「思ったほどではなかった」となりやすいのですが、出番が別なだけの話になります。
以下は公式サイトの全成分表をもとに、中身を読み比べたものです。価格は公式価格と、在庫を確認できた楽天の実売価格を併記しました。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
有効成分が違えば、効きどころも変わります
まず押さえたいのは、5品のうち4品が皮膚の汗を抑えて、体臭・汗臭を防ぐための有効成分を持っている点です。つまり、汗とニオイの両方に手が届く設計になっています。残るシート1品だけは狙いが別で、出てしまった汗と皮脂をその場でふき取る役割を引き受けていました。
有効成分の顔ぶれを並べると差はもっとはっきりします。スプレーの標準品はイソプロピルメチルフェノール、焼ミョウバン、酸化亜鉛という並びです。プレミアムはイソプロピルメチルフェノールSP複合体、クロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛で、名前は似ていても中身が入れ替わっています。ロールオン グランデはイソプロピルメチルフェノールと焼ミョウバン、薬用メンズボディクレンズはイソプロピルメチルフェノールのみでした。同じシリーズなら中身も地続きだろうと思って全成分表を開いたのですが、並べてみると想像以上に別物で、少し驚きました。
つまり上位ラインだから成分がすべて強いという単純な並びではありません。何を足して何を外したかを見るほうが、自分の用途に近い1本へ早くたどり着けるはずです。
まず基準になる1本、スプレー N

スプレーには標準ラインのNと上位のプレミアムがあり、価格の基準点になるのがNのほうです。容量は180gで公式価格は1,045円、楽天では938円前後で在庫を確認できました。
有効成分は先に挙げた組み合わせのままです。イソプロピルメチルフェノールが体臭・汗臭を防ぐ側を、焼ミョウバンと酸化亜鉛が汗の側を受け持つ組み立てになっています。その他の成分にはパルミチン酸2-エチルヘキシルやメチルフェニルポリシロキサンといった油性の成分に加え、無水ケイ酸や合成ケイ酸ナトリウム・マグネシウムのような粉体、アパサイダーCとヒアルロン酸ナトリウムも並びました。
l-メントールとl-メンチルグリセリルエーテルが入っているため、吹き付けた瞬間にひんやりを感じる設計になっています。清涼感が苦手であれば、ここだけ先に覚えておいてください。
香りはマリンオーシャン。香水を付ける習慣がある人だと香りがぶつかる場面も出てくるので、そこは次に挙げる無香性ラインと比べてから決めるほうが安全です。
まずは基準になる1本を手元に置きたい、という段階の価格帯になります。
エージーデオ24メン メンズデオドラントスプレー N(マリンオーシャン)LL
参考価格 1,045円前後
スプレータイプの標準ラインです。皮膚の汗を抑え、体臭・汗臭を防ぐ有効成分入り。5品の中でまず1本試す基準の位置づけです。
汗の量で選び直すなら、プレミアムの無香性
Nで物足りなさが残ったときの行き先がプレミアムです。容量は同じ180gですが、公式価格は1,540円、楽天では1,206円前後でした。5品の中でもっとも高い1本になります。
違いは有効成分の組み替えにありました。イソプロピルメチルフェノールSP複合体に加えて、Nには入っていないクロルヒドロキシアルミニウムを配合しています。皮膚の汗を抑える側を担う成分で、汗じみが気になる日を想定した設計だと読めます。
その他の成分でもデカメチルシクロペンタシロキサン、タルク、ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンといった顔ぶれがNとは違っていました。上位版というより、処方そのものを別に組み直したラインと考えたほうが実態に近いでしょう。名前の並びから上下関係があると思い込んでいたので、ここは読み違えていました。
そして無香性。香水やヘアフレグランスを使う人、職場で香りを立てたくない人にとっては、この一点だけで選ぶ理由になります。
香りの相性を毎回考える手間を省きたいなら、こちらから入るほうが結果的に遠回りしません。
エージーデオ24メン メンズデオドラントスプレー プレミアム(無香性)LL
参考価格 1,540円前後
N系より有効成分を3種(イソプロピルメチルフェノールSP複合体・クロルヒドロキシアルミニウム・酸化亜鉛)に増やした上位ラインです。無香性で、汗じみ対策のクロルヒドロキシアルミニウムを追加配合している点がNとの違いです。
ワキの外まで塗り広げるロールオン グランデ
スプレーの標準品と同じ公式価格帯にありながら、塗れる範囲が広がるのがロールオンです。容量は120mLで公式価格1,045円、楽天では880円前後でした。
公式が明記している効能効果は「ワキガ(腋臭)、皮フ汗臭、制汗」です。有効成分はイソプロピルメチルフェノールと焼ミョウバンで、全成分には無水エタノール、濃グリセリン、ヒドロキシプロピルセルロース、l-メントール、シリル化処理無水ケイ酸などが並びます。
グランデという名前のとおり、ワキだけでなく胸元や首元にも塗り広げられる点がスプレーとの分かれ目です。噴射剤を使わないので、狭い脱衣所でも早朝でも、音や飛び散りを気にせず使えます。
香りはスタイリッシュシトラス。ただし肌へ直接あてる形なので、非接触で済ませたい人にはスプレーのほうが合うはずです。
塗る面積を自分の手で決めたい人にとっては、この形がいちばん扱いやすいでしょう。
エージーデオ24メン メンズデオドラントロールオン グランデ(スタイリッシュシトラス)
参考価格 1,045円前後
全身に直塗りできるロールオンタイプです。効能効果は公式に「わきが(腋臭)、皮フ汗臭、制汗」と明記です。ワキだけでなく胸元・首元にも塗り広げられるのがスプレーとの違いです。
汗をかいた直後に効くのは、シートのほうです
冒頭で触れた、狙いどころの違う1品がここになります。エージー24メンのメンズシート フェイス&ボディが引き受けるのは、かいてしまった汗と皮脂を、その場でふき取るところです。塗って汗を抑える側ではなく、出たあとを片づける側だと考えてください。
では出番が少ないのかというと、そんなことはありません。全成分は水、エタノール、メントール、PEG-60水添ヒマシ油、アロエベラ葉エキス、ヒアルロン酸Na、タルク、クエン酸Na、クエン酸、BG、シリカ、EDTA-2Na、ケイ酸(Li/Mg/Na)、グリセリン、リン酸3Ca、香料という構成でした。エタノールとメントールが入っているので、ふき取ったあとに清涼感が出る組み立てです。汗や皮脂を物理的に持ち去るための道具なので、外回りの途中や運動の直後にいちばん効きます。
30枚入で公式価格495円、楽天では397円前後です。5品の中でもっとも安く、鞄へ放り込んでおく前提の価格帯になります。フェイス&ボディという名前どおり顔にも使えるので、外回りの合間や運動の直後といった、洗面台のない場面を埋めてくれました。
ふき取り系の選択肢を横に並べて考えたいなら、汗ふきシートの比較も判断の材料になるでしょう。
無香性なので、スプレーやロールオンの香りとぶつからない点も持ち歩きやすさにつながります。
エージー24メン メンズシートフェイス&ボディ 無香性 30枚
参考価格 495円前後
顔と体の両方を拭けるシートタイプです。汗・皮脂をふき取り、清涼感を与える携帯用アイテムです。外出先や汗をかいた直後の応急ケア向けです。

洗う側から変える薬用メンズボディクレンズ
塗る形とふき取る形を見てきましたが、最後は洗う形です。薬用メンズボディクレンズは490mLで1,320円でした。有効成分はイソプロピルメチルフェノールで、体臭・汗臭を防ぐ側を受け持ちます。
洗浄成分の並びを見るとミリスチン酸、ラウリン酸、水酸化カリウムという石けんの組み合わせが軸で、そこへラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインとラウリルアミノジ酢酸ナトリウム液が加わる形でした。l-メントールも配合されているので、洗い上がりに清涼感が残ります。アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アパサイダーCも並んでいました。
ただしこれは土台であって、日中のケアを置き換えるものではありません。洗った直後の状態を、そのまま夕方まで持っていけるわけではないからです。塗るタイプと組み合わせる前提で考えてください。
首から上のニオイまで見直したいなら、頭皮のニオイ向けシャンプーも同じ読み方で選べます。
入浴の時間はどのみち毎日あるので、ここを差し替えるだけなら新しい手間が増えません。
エージーデオ24メン 薬用メンズボディクレンズ
参考価格 1,320円前後
洗う段階でニオイ対策をするボディソープです。有効成分イソプロピルメチルフェノールを配合し、洗浄と同時に体臭のもとにアプローチします。スプレー・ロールオンが「塗る」ケアなのに対し、こちらは入浴時の「洗う」ケアです。
買ってから気づきやすい引っかかり
5品を通して見ると、共通の引っかかりと個別の引っかかりに分かれました。
共通するのは清涼感です。スプレー2本とロールオン、ボディクレンズにはl-メントールが、シートにはメントールが入っています。ひんやりする感覚が苦手な人にとっては、どれを選んでも同じ方向の使用感になる点は先に知っておきたいところです。
個別に見ていくと、Nは香り付きなので無香性を求める人には合いません。プレミアムは5品中もっとも高額で、しかも無香性のみの展開なので、シーンごとに香りを変える楽しみはない形になっています。ロールオンは手で直接塗るため、非接触の使用感を求める人には向きません。シートはふき取る道具なので、塗って汗を抑える働きまで求めると狙いがずれます。ボディクレンズは洗浄料であり、日中の汗には塗るタイプとの併用が前提でした。どれも致命的な欠点ではありませんが、買ってから気づくと損をした気分になる種類の引っかかりです。
もうひとつ、書いておきたいことがあります。この5品が引き受けるのは、皮膚の汗を抑えることと体臭・汗臭を防ぐこと、そして汗と皮脂をふき取ることです。裏を返せば、汗そのものが出ない体になるわけではありません。だからこそ、朝に塗る1本と外出先の1枚を組み合わせるほうが、実際の1日にはよく噛み合いました。
場面から逆算する
- 朝の身支度でまず1本=スプレー N
- 汗じみまで想定する日=プレミアム 無香性
- ワキ以外も塗りたい=ロールオン グランデ
- 洗面台のない外出先=メンズシート
- 入浴時の土台づくり=薬用メンズボディクレンズ
合わせて読みたい
- 汗ふきシートの比較ふき取り系を横並びで見るとき
- 頭皮のニオイ向けシャンプー首から上の対策を足すとき
- 乾燥肌向けボディソープ洗浄力と乾燥の折り合いを付けたいとき
最初の1本をどこに置くか
エージーデオ24メンは、どれか1つが上位互換になる並びではありませんでした。塗る形が3つ、ふき取る形と洗う形がそれぞれ1つという構成です。自分の1日のどこに穴があるかで、選ぶべき形が決まります。
| 品名 | 形と容量 | 想定している場面 |
|---|---|---|
| スプレー N マリンオーシャン | スプレー/180g | 朝の身支度でまず1本 |
| スプレー プレミアム 無香性 | スプレー/180g | 汗の量が読みにくい日 |
| ロールオン グランデ | ロールオン/120mL | ワキの外まで塗り広げたいとき |
| メンズシート フェイス&ボディ | シート/30枚入 | 洗面台のない外出先 |
| 薬用メンズボディクレンズ | ボディソープ/490mL | 入浴時の洗う段階 |
朝の身支度に穴があるならスプレーかロールオン、外出先に穴があるならシート、土台から整えたいならボディクレンズです。まず1つ決めて、足りない時間帯が見えたときに次を足していく順番なら、無駄が出にくいでしょう。
それでも決めきれないなら、1,045円前後のスプレー Nから始めてください。ここを基準に置いて、香りを立てたくなければプレミアムの無香性、ワキの外まで塗りたいならロールオン グランデへ移るのが、いちばん分かりやすい順番になります。外出先の汗が悩みの中心なら、495円前後のシートを鞄に1つ足すだけでも1日の後半が変わります。
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