サウナハットを買おうとして、最初につまずくのが素材でした。ウール、リネン、タオル地。見た目はどれも同じような円筒形なのに、洗い方も乾き方もかさばり方もまるで違います。並んだ商品ページを行き来しているうちに、結局どれを選んでも同じような気がしてくる、というところまでは多くの方が通る道だと思います。
この記事で扱うのは3点だけです。ウール・リネン・タオル地を1点ずつ選び、素材そのものの違いを最後まで書き切る形にしました。数を並べて比べるより、3種類の性格をはっきりさせたほうが、自分に合うものは早く決まります。
先に分かれ目を書いておくと、洗えるかどうかがいちばん生活に効いてきました。サウナハットは汗を吸う道具です。使ったあとにどう手入れするかが、そのまま持ち続けられるかどうかに直結します。ここを最初に決めてしまえば、残りの判断はそれほど重くありません。
なお、サウナハットは熱に関する説明とともに売られていることが多い品物ですけれど、この記事では素材と作りの話までにとどめます。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
ウール・リネン・タオル地は、洗い方からして別物です
まず3つの素材が何を得意としているのかを整理します。サウナハットの商品ページはこの部分の説明を省いていることが多いので、ここだけでも押さえておくと迷いが減ります。
ウールは厚みのあるフェルト系、ただし洗う前提ではありません
サウナハットとして最も見かける形がウールのフェルト素材です。今回のLadle Markの1点はニュージーランド産メリノウール100%で、商品情報欄には「天然の抗菌効果があるため基本は洗わずに使用し、汚れが気になる場合は手洗いのみ」と書かれています。
つまり、洗濯機に放り込む使い方は想定されていません。使ったあとは風を通して乾かす、という付き合い方になります。厚みのある素材が好きで、手入れの手間はいとわないという方に向いた選択でした。
リネンは軽く、洗えるところが持ち味です
rentoのサウナハットはリネン100%で、商品情報欄にフェルト生地のサウナハットと異なり洗濯が可能と明記されています。フェルト系のかさばりが苦手で、それでも天然素材でそろえたいときに効いてくる1点です。
リネンは水を含んでも比較的乾きが早い素材として知られています。使用後にすすいで干すという流れが取れるので、週に何度も通う方ほど恩恵を感じるでしょう。
タオル地は、洗濯機に入れるだけで手入れが終わります
Maison Saunaの1点は綿80%・ポリエステル20%のタオル素材で、洗濯機で洗濯可能、お手入れは洗濯機に入れるだけと書かれています。手入れの手軽さでいえば3点の中で最も楽です。
タオル地は水を吸うぶん、濡れると重くなります。持ち帰るときにビニール袋を1枚用意しておくと、鞄の中がぬれずに済みました。ここは実用上わりと大きな差になります。
かさばり方とへたり方も、素材について回ります
厚みのあるフェルト系は、その厚みがそのまま鞄の中の体積になります。ロッカーの広い施設なら気にならないのですが、仕事帰りに寄るような使い方だと、荷物の中で存在感が出てきました。リネンとタオル地は畳んで平たくできる素材なので、この点では扱いやすいほうに入ります。
年月をかけた変化の出方も違います。フェルトは繰り返し濡らして乾かすうちに、形が少しずつなじんでいく素材です。一方でタオル地は、洗濯を重ねるほど表面のパイルが寝ていきます。どちらが良い悪いという話ではなく、買った直後の状態がどれくらい続くかの見込みが違う、という理解でよいと思います。
ただし3点とも、耐久年数にあたる記載は公式にありません。何年もつかを数字で比べる材料が無い、というのが正直なところでした。
| 商品(価格) | 素材 | 公式に書かれた洗い方 |
|---|---|---|
| Ladle Mark ハイロハット(3,980円) | ニュージーランド産メリノウール100% | 基本は洗わず、汚れが気になるときは手洗いのみ |
| rento サウナハット(4,280円) | リネン100% | フェルト生地と異なり洗濯が可能 |
| Maison Sauna サウナハット(2,980円) | 綿80%・ポリエステル20% | 洗濯機で洗濯可能 |
厚みのあるウールを選ぶなら、この1点です
素材の性格が分かったところで、1点ずつ中身を見ていきます。最初はフェルト系の定番にあたるウールからです。
Ladle Mark ハイロハット メリノウール100%(3,980円前後)
素材はニュージーランド産のメリノウール100%です。サイズは2種類あり、レギュラーが頭まわり60cm・つばまわり80cm・高さ23cm、ラージが頭まわり62cm・つばまわり84cm・高さ25cmと数値で公開されています。
この記事で取り上げた3点のうち、寸法をここまで細かく出しているのはこの1点だけでした。通販でかぶりものを買うとき、頭まわりの数字が書いてあるかどうかは想像以上に効きます。手元のメジャーで測った数字と突き合わせられるので、届いてから「入らない」と落ち込む確率をかなり下げられるはずです。
手入れの面では、洗わずに使うことが前提になります。販売ページ自体が洗濯をすすめていない書き方なので、汗をかいたら洗いたいという方とは相性が合いません。逆に、厚みのある質感と2段階のサイズ展開に価値を感じるなら、ここが素直な答えになります。
軽さと洗えることを両立させたいならリネンです
ウールの質感に惹かれつつ、洗えないのは困る。その板ばさみに対する答えがリネンでした。
rento サウナハット リネン100%(4,280円前後)
フィンランド発のブランドrentoによる、リネン100%の1点です。商品情報欄にはフェルト生地のサウナハットと異なり洗濯が可能と書かれていて、ここがウール枠との明確な違いになります。
3点の中では最も高い4,280円ですが、天然素材で洗えるという組み合わせを取れるのはこの1点だけでした。フェルトの厚みが苦手な方、かさばらせずに鞄へ入れたい方にとっては、価格差ぶんの理由がはっきりしています。
ただし、サイズ表の記載が商品ページに見当たりません。フリーサイズなのかどうかを公式スペックから確認できないので、頭まわりが大きめの自覚がある方は、購入前に販売店へ問い合わせるほうが確実です。ここだけは正直に惜しいと思いました。
手入れをいちばん軽くしたいならタオル地から
サウナハットを持つのが初めてという入り方なら、洗濯の負担が最も小さいところから始めるのが現実的でした。
Maison Sauna サウナハット タオル地(2,980円前後)
綿80%・ポリエステル20%のタオル素材で、男女兼用のフリーサイズです。仕様欄には洗濯機で洗濯可能、お手入れは洗濯機に入れるだけと書かれています。ブランド名の「Maison Sauna」は商標登録済み(登録第6703305号)と明記されていました。
3点の中で最も安い2,980円という価格に加えて、使ったらそのまま洗濯機へ、という手入れの軽さが強みです。サウナハットを続けられるかどうか分からない段階で、いきなり手洗い前提のものを買う必要はありません。まずここで習慣にしてから、質感を求めてウールやリネンへ移る、という順番も十分に成り立ちます。
サイズ展開がフリーサイズのみである点は、選ぶ前に頭に入れておいてください。

3点を並べて、引っかかった点も書いておきます
良いところだけでは選べないので、仕様欄を突き合わせて気になった部分をまとめます。
フックや掛け用ループの公式記載が、3点とも見当たりません。 サウナ室では帽子を掛けておきたい場面がありますし、脱衣所で干すときにもループがあると助かります。購入者のレビューには掛け用ループがあるという言及も見かけましたが、公式のスペック欄に書かれていない以上、あるものとして期待しないほうが安全でした。折りたたみ機構についても、3点とも記載はありません。
サイズ情報の出し方に差があります。 Ladle Markは2種類の寸法を数値で公開しているのに対し、rentoはサイズ表そのものが見当たらず、Maison Saunaはフリーサイズのみです。頭まわりに不安がある方の選択肢は、実質的にかなり絞られます。
洗えるかどうかは、買ったあとに変えられません。 ウールは基本的に洗わない前提、リネンは洗濯可能、タオル地は洗濯機に入れるだけ。この3段階のどこに自分を置くかは、店頭で悩むより、ふだんの洗濯習慣から先に決めてしまったほうが早く片づきます。
施設での扱い方と、持ち帰り方のこと
道具そのものより、使う場所での振る舞いのほうが後から効いてきます。基本のところだけ押さえておきましょう。
サウナハットを持っていくときの段取り
- 初めて行く施設では、サウナハットを使ってよいかを先に確認する(施設によってルールが違います)
- 濡れたまま鞄へ入れないよう、ビニール袋か防水ポーチを1枚忍ばせておく
- 使ったあとは脱衣所やロッカーで広げて、風の通る状態にしておく
- ウールのように洗わない前提のものは、乾かす場所を家でも決めておく
サウナは体に負担のかかる入浴です。水分をこまめに取ること、体調がすぐれない日は無理をしないこと、そして施設の掲示に従うこと。この3つは帽子の有無にかかわらず変わりません。サウナハットはあくまで身につける雑貨のひとつであって、それだけで何かが解決するような品物ではないという前提で選んでください。
サウナ帰りに一緒に整えたいもの
汗をかいたあとの手入れは、帽子だけで完結しません。頭も肌も、そのあとにどう扱うかで翌日の状態が変わってきます。
サウナ帰りに読み返したい記事
- 汗拭きシートの比較さっぱり感と持続で選び分ける記事です
- 頭皮が乾燥する人のシャンプー保湿とマイルド洗浄で選ぶ話です
- メンズのドライヤー乾かしたあとの髪で選ぶ考え方です
髪を長く伸ばしている方なら、メンズのヘアオイルの使い分けも合わせて見ておくと、乾かしたあとの手触りがまとまりやすくなります。
3種類を、決める順番で並べ直します
洗濯習慣から入って、サイズ情報の有無を見て、最後に素材の質感で決める。この順番なら3点は迷わず分かれます。
洗濯機にそのまま入れたいならMaison Saunaのタオル地、洗える天然素材が欲しいならrentoのリネン、厚みのある質感と頭まわりの数値を取るならLadle Markのメリノウールです。価格は2,980円から4,280円までの範囲に収まっているので、予算で悩む幅もそれほど大きくありません。
自分が週にどれくらい通うのか、そして洗う手間をどこまで許せるのか。この2つを先に決めてから商品ページへ戻ると、3点の違いはかなりはっきり見えてくるはずです。
※本記事はプロモーションを含みます

コメント