ゴルフ用品店のグローブ売り場に立つと、同じような形の袋が壁一面に並んでいて、値段だけが1,000円台から6,000円台まで散らばっています。形も色も似ているのに価格が5倍近く違う理由は、ほとんど素材の違いに集まるからです。ここが分かると、選ぶ手が急に速くなります。
今回並べたのは、フットジョイ・キャロウェイ・タイトリスト・ミズノ・ブリヂストン・パーリーゲイツの6枚です。いずれも右利きの方が左手にはめる、メンズの左手用として扱います。右利きの人は左手が上(前)の手になるので、クラブを押さえる側の左手だけにグローブをはめるのが一般的な形です。左利きの方は右手用の展開を探してください。
素材の話を先に置いておきます。合成皮革は価格が抑えられていて、全天候をうたう製品が多く見つかります。天然皮革はしなやかさが持ち味ですが、水濡れには気をつけたい素材です。そして両方を組み合わせた混合タイプもあります。この記事は、その素材ごとに節を分けて並べました。
なお、書いてある数字と素材はすべて各商品ページの記載にもとづきます。記載のないことは「記載がない」とそのまま書きました。グローブは消耗品ですから、大げさな期待を持って買うより、素材の性格を知って選ぶほうが結局は満足度が高くなります。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
素材で性格が変わります。まずここを押さえてください
グローブ選びで最初に決めるのは、価格でもブランドでもなく素材です。素材が決まれば、雨の日にどう扱うか、どれくらいで買い替えるか、握った感触がどうなるかが、だいたい決まってきます。
合成皮革は価格が抑えられていて、全天候の表記が多い
今回の6枚のうち4枚が、掌側に合成皮革(人工皮革を含む)を使っています。価格はもっとも安いもので1,349円前後から。フットジョイのWeatherSofには「全天候のグリップ力」、キャロウェイのモデルには商品名そのものに「All Weather」と入っており、天候を選ばない使い方を想定した作りだと分かります。
一方で、天然皮革のような経年での馴染み方は期待しにくいという面があります。買った直後の状態が長く続きやすいと言い換えてもいいでしょう。最初から手に合っているサイズを選ぶことが、合成皮革では余計に大事になります。
天然皮革はしなやかさが持ち味、ただし水には気をつけたい
天然皮革(羊革)を使ったモデルは、今回の6枚では1枚だけでした。革のしなやかさと、手に吸い付くようなフィット感が持ち味です。掌の感覚を大事にしたい人は、ここから見ていくのが早いと思います。
気をつけたいのは水です。天然皮革は濡れると硬くなったり型崩れしたりしやすい素材で、今回扱うモデルの商品ページにも全天候型をうたう記載はありません。雨の日用に合成皮革を1枚持っておき、晴れの日は天然皮革を使うという二枚持ちが、実際には落ち着く形でしょう。
混合タイプは、両方の性格をひとつに寄せた作り
合成皮革と天然羊革を組み合わせたモデルもあります。全天候をうたいながら、部分的に天然皮革の感触を残す作りです。全体が天然皮革のグローブほど吸い付く感触にはなりませんが、天候を気にせず使えて、感触にも配慮したい人には収まりのよい選択になります。
| 製品名 | 素材(商品ページの表記) | 全天候の表記 |
|---|---|---|
| フットジョイ WeatherSof FGWF23 | 合成皮革 | 「全天候のグリップ力」の記載あり |
| キャロウェイ All Weather Glove 26 JM | 掌は合成皮革/甲は合成皮革・ポリエステル・ポリウレタン | 商品名に「All Weather」 |
| タイトリスト SUPER GRIP TG39 | 合成皮革+天然羊革 | 「雨・汗に強い全天候対応タイプ」の記載あり |
| ミズノ Wグリップ 5MJML401 | 掌は人工皮革+シリコーンプリント加工/甲は合成皮革・合成繊維 | 記載なし |
| ブリヂストンゴルフ TOUR PREMIUM GL2500 | 天然皮革(羊革) | 記載なし |
| パーリーゲイツ エンブレムメッシュグローブ | 掌は合成皮革/甲はポリエステル100% | 記載なし |
サイズは手のひら周りで見て、少しきつめから試します
グローブのサイズは、指の長さではなく手のひら周りで決まります。親指を除いた手の甲側のいちばん太いところを、メジャーでぐるりと測ってください。この数字を各社のサイズ表に当てて選ぶのが基本の形です。
そして少しきついかな、と感じるくらいが基準になります。革も合成皮革も、使ううちに多少は伸びていくからです。ゆるいグローブは手のなかで動いてしまい、そもそもグローブをはめている意味が薄くなります。
ただし、サイズ表記はメーカーによってかなり違います。今回の6枚で言うと、パーリーゲイツのモデルだけがユニセックス展開で21〜26cmというcm表記でした。残りの5枚について、この記事では具体的なサイズ表を確認できていないので、購入ページのサイズ表を必ず自分で見てください。同じ「M」でも各社で寸法が違うことは珍しくありません。
サイズで失敗しないための手順
- 親指を除いた手のひら周りをメジャーで測っておく
- 測った数字は購入ページのサイズ表に当てる
- 迷ったら小さいほうを選ぶ(使ううちに多少は伸びます)
- メーカーが違えば同じ表記でも寸法は違うと考えておく
合成皮革の4枚を見ていきます
まずは合成皮革(人工皮革を含む)のモデルからです。価格の入りやすさと、天候を選びにくい性格が共通しています。
フットジョイ WeatherSof FGWF23|1,349円前後、まず1枚試すなら
今回の6枚でもっとも安く、1,349円前後で買えるモデルです。素材は合成皮革で、商品ページには「全天候のグリップ力」という記載があります。名前のWeatherSofが示すとおり、天気を選ばずに使うことを前提にした設計です。
惜しいところは、素材の性格そのものにあります。合成皮革なので、天然皮革のように使い込むうちに手へ馴染んでいく変化は期待しにくいという点です。だからこそ、買う時点でサイズを合わせておきたいところです。展開は左手用のみになります。
グローブを何枚か回して使いたい人、そもそもグローブに馴染みがなくて一度試してみたい人には、この価格が入口として効いてきます。まず1枚という位置づけなら、ここから始めるのが素直でしょう。
キャロウェイ All Weather Glove 26 JM|1,670円前後、名前どおりの全天候仕様
商品名に「All Weather」と入っている合成皮革のモデルで、価格は1,670円前後です。素材は掌が合成皮革、甲が合成皮革とポリエステルとポリウレタンの構成になっています。甲側に複数の素材を組み合わせることで、動きに追従させる作りだと読み取れます。
こちらも合成皮革ですから、天然皮革のようなしなやかさは持ち合わせていません。使い込むほどに手に馴染んでいくタイプと考えて、最初はやや硬さを感じるかもしれないと構えておくほうが素直です。展開は左手用のみでした。
汗ばむ季節や雨まじりのラウンドで、握りが不安定になるのが嫌だという人には、名前どおりの性格が分かりやすい1枚になります。2026年の新製品として出ているモデルなので、店頭でも見つけやすいはずです。
キャロウェイ All Weather Glove 26 JM
参考価格 1,670円前後
名前の通り全天候仕様の合成皮革グローブ。雨天や汗ばむ季節でもグリップが安定する定番モデル。
ミズノ Wグリップ 5MJML401|1,980円前後、握りのズレを抑える構造
掌に人工皮革とシリコーンプリント加工、甲に合成皮革と合成繊維を使った「ダブルグリップ」構造のモデルです。価格は1,980円前後。掌側のシリコーンプリントが、握りのズレを抑える役目を担っています。
注意しておきたいのは、商品ページに全天候型をうたう記載がないことです。雨天でどこまでグリップが保たれるかは、公式の情報からは判断できません。ここは分からないものを分からないまま書いておきます。晴れの日のラウンドを中心に考えるほうが、期待とのずれが小さくなるでしょう。
なお、このモデルは左手用と右手用の両方が展開されています。この記事で扱っているのは左手用のほうです。両手にはめる人や左利きの人にとっては、選択肢が広い点が利点になります。
握りが動いてしまう感覚が気になっている人には、掌側の加工が分かりやすい手がかりになるはずです。
ミズノ Wグリップ 5MJML401
参考価格 1,980円前後
掌は人工皮革+シリコーンプリント加工、甲は合成皮革・合成繊維の「ダブルグリップ」構造で握りのズレを抑えるモデル。

パーリーゲイツ エンブレムメッシュグローブ|6,380円前後、通気性に振った1枚
今回の6枚でもっとも高く、6,380円前後の価格帯です。素材は掌が合成皮革、甲がポリエステル100%のメッシュで、商品ページには「通気性に配慮した肌馴染みの良いメッシュ素材」という記載があります。夏場のラウンドで手が蒸れるのが苦手な人に向けた作りです。
一方で、防水性やグリップ強化をうたう記載は商品ページにありません。通気性に振った設計だと受け止めるほうが正確でしょう。雨の日の主力として買うと、期待した方向と違う結果になりかねません。
もうひとつ、ユニセックス展開のためサイズ表記が他のメンズ用と違い、21〜26cmというcm表記になっています。いつものS・M・Lの感覚で選ぶと外しますので、必ず手のひら周りを測ってから選んでください。
ウェアの色を揃えて楽しみたい人、ラウンドの持ち物にこだわりたい人には、ブランドの見た目そのものが理由になる1枚です。ゴルフ場での服装をまとめて整えたいなら、ポロシャツのコーデと合わせて考えると全体の印象がまとまります。
パーリーゲイツ エンブレムメッシュグローブ
参考価格 6,380円前後
掌は合成皮革、甲はポリエステル100%のメッシュで通気性を高めた、予算を出せる人向けの上位モデル。
合成皮革と天然皮革を組み合わせた1枚
素材の欄に両方が並ぶモデルが、今回は1枚ありました。
タイトリスト SUPER GRIP TG39|1,466円前後、全天候と感触の折り合い
素材は合成皮革と天然羊革の組み合わせで、価格は1,466円前後です。商品ページには「雨・汗に強い全天候対応タイプ」という記載があり、天候を選ばない性格をはっきり打ち出しています。合成皮革の扱いやすさに、天然羊革の感触を部分的に足した構成だと読めます。
短所として挙げるなら、掌側は合成皮革が中心のため、全体が天然皮革のグローブほど吸い付くような感触にはならないという点です。両方の良さを少しずつ持たせた作りなので、どちらか一方に振り切った製品と比べると、その方向での尖りは弱くなります。展開は左手用のみです。
とはいえ1,466円前後という価格で全天候対応をうたい、天然羊革も使っているという構成は、素直にお得だと感じました。雨も汗も気にせず使いたいけれど、合成皮革だけの硬さは避けたい。そんな中間の要望に、いちばん近い位置にいる1枚です。
タイトリスト SUPER GRIP TG39
参考価格 1,466円前後
合成皮革と天然羊革を組み合わせた「雨・汗に強い全天候対応タイプ」。グリップ力と耐久性を両立させたモデル。
天然皮革の1枚
最後は天然皮革です。フィット感を最優先するなら、ここが出発点になります。
ブリヂストンゴルフ TOUR PREMIUM GL2500|1,980円前後、羊革のフィット感
素材は天然皮革(羊革)で、価格は1,980円前後です。ツアーモデルとして展開されていて、手に吸い付くようなフィット感が持ち味になります。天然皮革のモデルとしては手に取りやすい価格帯で、革のグローブを一度試してみたい人の入口としても向いているでしょう。
弱点ははっきりしています。天然皮革は水に濡れると硬くなったり型崩れしたりしやすい素材で、この商品ページにも全天候型をうたう記載はありません。雨の日にハードに使う前提なら、合成皮革のモデルのほうが向いています。ここは素材の性格なので、価格やブランドでは埋められません。
裏を返せば、晴れた日の感触を大事にしたい人にとっては、この1枚が持つ意味は大きくなります。合成皮革を雨用に1枚持ったうえで、条件のいい日にこちらを使い分ける。そういう二枚持ちが、天然皮革といちばん長く付き合える形だと思います。
掌の感覚をできるだけ素直に伝えたい人は、まずこの素材から試してみてください。展開は左手用のみです。
買う前に引っかかっておきたいところ
良い面だけを並べても選べないので、6枚を突き合わせて気になった点をまとめておきます。
ひとつ目は、全天候の表記があるモデルとないモデルが混ざっていることです。今回の6枚で全天候をうたう記載を確認できたのは、フットジョイ・キャロウェイ・タイトリストの3枚でした。ミズノ・ブリヂストン・パーリーゲイツの3枚には、その記載がありません。記載がないことは雨で使えないという意味ではありませんが、雨のラウンドを想定するなら表記のあるものから見ていくほうが迷いません。
ふたつ目はサイズ表記のばらつきです。パーリーゲイツのモデルはユニセックス展開で21〜26cmのcm表記でした。他の5枚については、この記事でサイズ表を確認できていません。「いつものMで」という買い方は、メーカーをまたぐと外れます。
三つ目は、素材の得意分野がそのまま苦手分野になることです。天然皮革は感触に優れる一方で水に弱く、合成皮革は扱いやすい一方で経年の馴染みが出にくい。どちらを選んでも、反対側の性質はあきらめることになります。1枚ですべてをまかなおうとするより、用途で2枚に分けるほうが結果として満足しやすいと考えています。
四つ目は消耗の速さです。グローブは掌側が薄くなっていく消耗品で、握りが滑ると感じたら替えどきになります。何ラウンドで交換という目安は各商品ページに書かれていないので、感触の変化を自分の合図にするしかありません。だからこそ、1枚あたりの価格が積み上がっていく点は、買う前に頭に入れておいてください。
消耗品として付き合うと、選び方が楽になります
グローブは長く使う道具ではありません。この前提を持っておくと、選び方がずいぶん軽くなります。高い1枚を大事に使い続けるより、自分の使い方に合う素材を見つけて、傷んだら替えるほうが気持ちよく使えるはずです。
複数枚を回すなら、素材を分けておくと使い分けがはっきりします。雨や汗が想定される日は全天候の表記があるモデル、条件のいい日は天然皮革のモデル、という組み方です。今回の6枚は1,349円前後から6,380円前後までの幅があるので、2枚を組み合わせても手が届く範囲に収まります。
保管も気にしておきたいところです。ラウンドが終わったあと、丸めてバッグの底に入れたままにすると型崩れの原因になります。とくに天然皮革のモデルは形が崩れると元に戻りにくいので、平らに伸ばして乾かす習慣をつけてください。
素材から逆に引くと、残る枚数は絞られます
最後に、選び方の道筋をたどり直しておきます。雨や汗を前提にしたいなら、全天候の記載があるフットジョイ・キャロウェイ・タイトリストの3枚が候補です。価格を抑えたいならフットジョイ、天然羊革の感触も残したいならタイトリストという分かれ方になります。
掌の感触を最優先するなら、天然皮革のブリヂストンが出発点です。握りのズレが気になっているならミズノのシリコーンプリント加工、夏場の蒸れが悩みならパーリーゲイツのメッシュという当て方になります。
素材で絞り、手のひら周りを測ってサイズを合わせる。この二段階を踏めば、6枚のうち残るのは2枚ほどでしょう。あとは価格と見た目の好みで決めてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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