結論から書きます。何ヶ月も治らない肌荒れでも、手順を組み直せば「次に何をすればいいか」は今日はっきりします。原因は体質でも、努力不足でもない。僕の見立てでは、順番が前後しているだけというケースが多い。体質のせいでも、努力が足りないせいでもありません。順番が前後しているだけ、というケースがかなり多い。
僕は脂性肌でニキビ肌、そのうえ敏感肌です。20代の頃は荒れるたびに洗顔料を強いものへ替え、化粧水を買い足していました。ずっと足す一方だったわけです。落ち着いてきたのは、足すのをやめて順番を固定してから。
この記事では、今日変える3つを先に出します。原因の切り分けはその後ろ。皮膚科の話はいちばん最後に置きました。「まず皮膚科へ」で終わる記事を読みに来たわけではないはずなので、答えから並べます。
紹介する3つは担当が違います。落とす・守る・内側で1つずつ。区分も名乗れる効能も違うので、節ごとに書き添えました。
今日変える3つ
- 落とす:泡で出てくる洗顔料に入れ替えて、泡立てと摩擦の工程を減らす
- 守る:脂性肌でも、ワセリン配合の乳液でフタをする
- 内側:1ヶ月だけ区切って、第3類医薬品のビタミンB群を足す
この記事を書いた人
30代前半メンズ、都内在住。大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業と、現在3社目です。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものを発信しています。
洗顔して1時間でテカる極度の脂性肌です。学生時代から肌荒れと戦い続けていて、脂性肌向けとうたわれる化粧水はドラッグストアの棚にあるものからデパコスまで、ほぼ全部試してきました。アゼライン酸・レチノール・ビタミンC・ナイアシンアミドといった成分ものも、セラミド系の敏感肌向けも同様です。
スキンケアだけでは足りず、イソトレチノインや、アドバテックスレーザー・ポテンツァ・アビクリアといった美容医療にも一通り手を出しています。そのうえで「結局これは要る/要らない」を自分の肌で判断してきました。

ずっと治らない肌荒れは、順番を変えると止め方が見える
止める1つと、足す2つ。順番はこれで固定する
長引いているときにやりがちなのが、3つを同時に入れ替えることです。洗顔料も化粧水も乳液も一度に替えると、どれが効いたのか分からなくなります。切り分けができない状態。
順番はこうです。先に落とし方を1つ止めて、次に守る側を足す。内側はいちばん最後。落とす側の負担が減らないまま保湿だけ重ねても、片方の穴が開いたままなので結果が出ません。
僕は逆をやっていました。荒れているのに洗顔料を強いものへ替え、そのうえ高い美容液を足す。数日で引く肌荒れと違い、何ヶ月も居座るものは、刺激が毎日入り続けているか、守る側が追いついていないかのどちらかです。必要なのは強い一撃ではなく、入り続ける刺激を1つ減らすことでした。
この3つが名乗れる範囲を、先に出しておく
薬機法の話を先に。医薬部外品が書けるのは承認された効能まで、つまり「防ぐ」「予防する」まで。医薬品は承認された効能・効果を名乗れます。ここを混ぜると、期待と実際がずれる。
| 製品 | 区分 | 名乗れる範囲 |
|---|---|---|
| キュレル 皮脂トラブルケア 泡洗顔料,医薬部外品,にきび・肌荒れを防ぐ | ||
| イハダ 薬用うるおいエマルジョン,医薬部外品,肌荒れを予防する | ||
| チョコラBBプラス,第3類医薬品,次の諸症状の緩和 |
表のとおり、この3つに「すでに起きている炎症を外から鎮める」担当はいません。届かない場面の見分け方は、記事の後半にまとめました。
長引く肌荒れの原因は、だいたい4つに絞れる
洗いすぎ・こすりすぎと、保湿が足りていないこと
1つ目は落とし方。泡立てが甘い洗顔料をゴシゴシ動かす、1日に何度も洗う。脂性肌の人ほど厚くなりがちで、僕もそうでした。皮脂が気になるから洗う、洗うから乾く、乾くからまた出る、という往復。
2つ目は守る側の不足。化粧水で終わりにしていると、水分は入っても蒸発していきます。脂性肌の人が乳液を飛ばすのは、油分=ベタつき=悪化と思い込んでいるから。長引いているなら、まずこの2つに引っかかっていないかを見てください。どちらも今日から自分で変えられる範囲。
内側(睡眠・食事)と、触れているもの
3つ目は内側です。睡眠が削れている時期と、食生活が荒れている時期に肌が荒れるのは、多くの人が実感しているとおり。食事は関係ない、という書き方を僕はしません。
ただ、食べ物の話は書き出すと長くなるので、この記事では扱いません。何を足すと埋まるのかは 肌荒れが続くときの食べ物の選び方 に丸ごと書きました。
4つ目は触れているもの。洗剤、シャンプーの流し残し、マスク、枕カバー、整髪料。かぶれは市販のスキンケアをいくら足しても止まらない種類で、長引いて原因が見つからないとき、僕がまず疑うのはここです。触れる物を1週間減らして戻す手順は 肌荒れとアレルギー体質の切り分け方 にあるので、心当たりがあればそちらが先。
鏡と記憶だけでできる切り分け:場所と時間帯
道具は要りません。まず場所。小鼻の脇や眉間に赤みとフケのような皮むけが続いているなら、ニキビとは別のもの、たとえば脂漏性皮膚炎の可能性があります。市販のニキビケアを重ねても噛み合いません。
荒れが口の周りだけに集中しているなら、全顔のケアを見直す前に、そこだけに当たっているものを探すほうが早い。歯磨き粉、マスクの縁、食後の拭き取り。詳しくは 口周りの肌荒れの原因 へ。
次に時間帯です。朝いちばんがひどいなら寝具や睡眠中の環境、夕方にかけて悪くなるなら日中に触れている物や皮脂。平日だけ荒れて週末に落ち着くなら、原因は肌の上ではなく生活の側にあります。どこが、いつ悪くなるのか。この2つを1週間メモするだけで、打ち手はかなり絞れます。
ここで挙げた病名はすべて「可能性がある」までの話。診断はできませんし、名指しして市販薬を当てることもしません。
1つ目は洗い方を入れ替える|キュレル 皮脂トラブルケア 泡洗顔料
泡で出てくること自体が、工程を1つ減らす
最初に替えるのは洗顔料です。理由は単純で、泡で出てくるタイプは泡立てる工程そのものが要らないから。荒れた肌をこすらずに済むという1点で、長引いている人には価値があります。
花王のキュレル 皮脂トラブルケア 泡洗顔料は、内容量150mLのポンプタイプ。商品ページには「消炎剤(有効成分)配合で、にきび・肌荒れを防ぎます。」「セラミドケアで、「セラミド」を守って洗い、潤いを保ちます。」と書かれています(花王 My Kao Mall、2026年8月時点)(花王公式サイト、2026年8月時点)。区分は医薬部外品で、販売名は「Curél洗顔料Sa」。
使い方も公式の原文で引きます。「顔をぬらし、適量(ポンプ2押し分)の泡を手にとり、泡立てずにそのまま顔になじませ、やさしく包みこむように洗います。その後、肌がすっきりするまで洗い流します。」。ポンプ2押し、泡立てない、包む、すすぐ。この4つだけ。
グリチルリチン酸2Kが担当していること
有効成分は「グリチルリチン酸2K」です(公式表記のまま)。消炎剤として配合されていて、この製品が名乗れるのは「にきび・肌荒れを防ぐ」まで。すでに出ている炎症を治す枠ではありません。
つまり洗顔料の仕事は、これ以上悪くしないこと。荒れを増やす工程を止める側の道具だと考えると、期待値がずれません。
使用上の注意も公式から。「傷、はれもの、湿疹等異常のある所には使わない」「肌に異常が生じていないかよく注意して使う。肌に合わない時、使用中に赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常が出た時、直射日光があたって同様の異常が出た時は使用を中止し、皮フ科医へ相談する。」と書かれています。すでに割れている場所、ジュクジュクしている場所には乗せない。長引いている読者には、ここがいちばん効く一文かもしれません。
回数の指定は公式に無い。僕の運用はこう
洗う回数について、花王の公式ページに指定はありません。1日何回まで、という記載が無い以上、数字を出すのはやめておきます。根拠のない数字を規範のように書きたくないので。
僕の運用は、夜だけ洗顔料を使い、朝はぬるま湯で流すだけ。脂性肌なので朝もさっぱりさせたくなるのですが、荒れが長引いている時期はこれで落ち着くことが多い。あくまで僕の判断で、公式の指示ではありません。
価格は花王公式に記載がなく、オープン価格です。実売の目安として、セイムスオンライン(富士薬品)では税込1,600円、同じページの定価表示は1,760円でした(2026年8月時点)。店舗や時期で動くので、出どころと時点つきで見てください。

2つ目は脂性肌こそフタをする|イハダ 薬用うるおいエマルジョン
「べたつくから塗らない」が、いちばん長引かせる
脂性肌の人が乳液を飛ばす気持ちは、痛いほど分かります。テカる肌に油分を乗せるのが怖い。僕も長く化粧水で止めていました。でも、長引きの原因を1つだけ挙げるなら、僕はここだと思っています。
水分だけ入れて放置すれば蒸発し、乾いた肌は皮脂を余分に出す。だからテカるし、荒れも続く。この往復を断つには、水分の上にフタが要ります。
イハダの薬用うるおいエマルジョンは、資生堂の公式ページで「肌荒れを予防する薬用エマルジョン」と紹介された乳液。ラインナップページには「肌荒れ・ニキビを防ぎ」「乾燥などの外部刺激から肌を保護」の記載もあります。区分は医薬部外品なので、名乗れるのは「防ぐ」「予防する」まで。使用感は公式の言葉で「べたつかない快適テクスチャー」。
高精製ワセリンでフタをする、という選び方
選ぶ理由は、資生堂が公式に書いている「高精製ワセリン配合(肌うるおいバリア保護成分)」の一点。守る側の設計がはっきりしています。
ただし、ワセリン単体(白色ワセリンやベビーワセリン)とは別物です。あちらは基剤そのもの、こちらはワセリンを配合した乳液。ワセリン単体の使いどころは 肌荒れとアレルギー体質の切り分け方 で扱っているので、混同しないように。
使い方は公式の原文で。「朝・夜の化粧水の後、手のひらに適量をとり、顔全体にやさしくなじませます」。別ページには「手のひらに適量(10円硬貨大目安)をとり、顔全体にやさしくなじませます」と量の目安も。10円玉大は脂性肌だと多く感じますが、少なすぎるほうが失敗しやすい。
低刺激設計としては「弱酸性、無香料、無着色、アルコール(エタノール)無添加、パラベン(防腐剤)無添加」と公式に記載があります。敏感肌だと、アルコール無添加の明記があるかで選択肢が絞れる。
消炎成分は洗顔料と同じ。違うのはアラントインのほう
有効成分はアラントインとグリチルリチン酸ジカリウムの2種。ここで注意を1つ。グリチルリチン酸ジカリウムは、キュレルの「グリチルリチン酸2K」と同じ物質の別表記です。2Kがジカリウムのこと。
つまり2つを併用しても、消炎成分が二重に効くわけではありません。イハダの側で別に働いているのはアラントインのほう。組み合わせる意味は成分ではなく、落とす側と守る側という役割の違いにあります。なお医薬部外品の成分表示は有効成分が先に来る決まりで配合量順ではないため、並び順から量は読めません。
傷や湿疹がある部位に乳液を塗るのは避けています。これは資生堂の公式ページの注意ではなく、僕自身の判断。公式に載っている注意としては「ノンコメドジェニック・アレルギーテスト済み(全ての方にニキビができない、また、アレルギーが起きないわけではありません。)」と公式に書かれています(資生堂オンラインストア、2026年8月時点)。
価格は参考小売価格で税込1,760円/135mL(資生堂イハダ公式)。「参考小売価格です。店舗によって異なる場合があります」との注記つき。1つだけ試すならここから、というのが僕の答えです。
3つ目は1ヶ月だけ内側を足す|チョコラBBプラス
第3類医薬品だから「緩和」を名乗れる、という区分の話
3つ目だけ区分が変わります。エーザイのチョコラBBプラスは第3類医薬品で、医薬部外品や食品とは名乗れる範囲がはっきり違う。
食品は効能をうたえず、医薬部外品は「防ぐ」まで。医薬品だけが承認された効能・効果を名乗れます。チョコラBBプラスの効能・効果には「次の諸症状の緩和」として、肌あれ、にきび・吹き出物、口内炎、口角炎、口唇炎、皮膚炎、湿疹、かぶれ、ただれ、舌の炎症、赤ら顔に伴う顔のほてり、目の充血、目のかゆみが挙げられています(エーザイ公式・添付文書)。*印や括弧書きを含む正確な表記は添付文書のとおりなので、ここでは鉤括弧の引用にせず出典を示しました。
「肌あれ」という公式の表記どおりの症状に「緩和」を名乗れる。ここが医薬部外品2つとの決定的な違い。成分は成人1日量2錠中に、リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル)38mg、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)50mg、チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)20mg、ニコチン酸アミド40mg、パントテン酸カルシウム20mg。数字は公式の記載どおりです。
飲み方と、1ヶ月で区切る理由
用法は公式の原文で「次の量を朝夕食後に水またはお湯で服用してください。」。そのうえで、成人(15歳以上)は1回量1錠・1日2回、小児(15歳未満)は服用しないこと、と分かれています。
区切りを1ヶ月にする根拠は、公式のこの一文です。「1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、この説明書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。」。効能・効果の項にも「ただし、これらの症状について、1ヵ月ほど使用しても改善がみられない場合は、医師又は薬剤師に相談すること。」とあります。
つまり1ヶ月は「様子を見る期間」ではなく、公式が示した判断の締め切りです。ここを過ぎても変わらないなら、内側の不足が原因ではなかったということ。次の手に切り替えたほうが早い。
飲むと尿が黄色くなりますが、ビタミンB2が排泄されるためで心配ないと公式に書かれています。価格はエーザイ公式の希望小売価格で、60錠が税込1,694円、120錠が税込3,146円、180錠が税込4,466円。1日2錠なので、120錠でちょうど2ヶ月分にあたります。
食事の話は、この記事では扱いません
内側を足すといっても、食事の中身までは書きません。何をどう足すかは 肌荒れが続くときの食べ物の選び方 に譲ります。あちらが食事、こちらが1ヶ月の区切り方、という分担。
同じチョコラBBプラスをあちらでも扱っていますが、切り口は違います。食事から埋めるか、飲んで足すか。どちらから入っても構いません。ただ両方を同時に始めると、どちらが効いたのか分からなくなるので、僕なら食事から始めます。
サプリとの違いも一言。サプリは食品なので効能をうたえません。同じビタミンB2の名前が並んでいても、名乗れる範囲は別物です。
正直に言うと、この3つでは届かないところがある
泡洗顔料はメイクを落とせないし、荒れた場所には乗せられない
キュレルの泡洗顔料は洗顔料であって、クレンジングではありません。日焼け止めやBBクリームを使った日は、これ1本では落ちない。落とし切れない残りが居座ると、長引きの原因を1つ増やします。
そして先ほど引いた「傷、はれもの、湿疹等異常のある所には使わない」のとおり、割れている場所には使えません。全顔が荒れているときに全顔へ使う道具ではない、という前提で選んでください。
乳液が合わないことは、普通に起こる
イハダの乳液も、全員に合う製品ではありません。公式にも「(全ての方にニキビができない、また、アレルギーが起きないわけではありません。)」と明記されています。ワセリン配合の設計が合わず、かえって詰まる感覚が出る人もいる。
判断は数日では出しませんが、塗った翌日に赤みやかゆみが出るならそこで止める。合わないものを我慢して続けるのは、長引かせる方向にしか働きません。
脂性肌の人がやりがちなのは、ベタつきが嫌で量を減らし、結果的にフタになっていない使い方。目安から量を下げるより、洗顔後すぐ塗るという順番の調整のほうが効きます。
飲み薬は15歳未満が飲めず、効くのは「緩和」まで
チョコラBBプラスは、小児(15歳未満)は服用しないことと明記されています。中学生以下には使えません。
副作用の可能性がある症状としては、皮膚に発疹、消化器に胃部不快感が挙げられています。これとは別の項に、下痢が続いたり強くなったりした場合は服用を中止して相談するように書かれている。飲み始めてお腹が緩くなったら、そのまま続けないことです。
枠の話に戻ります。医薬品といっても、効能・効果は「次の諸症状の緩和」。すでに起きている炎症を外から鎮める役ではありません。3つそろえても、そこは埋まらない。
3つを1ヶ月どう回すか、その進め方
1週目は入れ替えだけ。足すのは2週目から
同時に3つ替えない、という話をもう一度。1週目は洗顔料の入れ替えだけ。落とす側の負担が減っただけで変化が出る人はここで気づけますし、合わなかった場合も原因が1つに絞れます。
2週目から乳液を足します。化粧水のあとに1つ増えるだけで、生活の負担はほぼありません。ここで詰まる感覚やかゆみが出たら、犯人は乳液だと分かる。大事なのは、同じ日に2つ以上を替えないこと。これだけ守れば、1ヶ月後に何が効いたのかを自分で説明できます。
記録は3行で足ります。いつから、どこが荒れているか。何を試して、何を止めたか。週1回、同じ場所と明るさで顔を撮ると、2週間前と並べて変化が見えるでしょう。
この段階で、外から効かせる薬が要ると分かる条件
1ヶ月続けて変わらないとき、道は2つに分かれます。原因がまだ肌の上に残っているか、外から炎症を鎮める薬が要るか。
前者なら、触れている物の切り分けが未着手のはずです。洗剤、シャンプー、整髪料、枕カバー、マスク。1週間減らして、3日に1つずつ戻す。手順は 肌荒れとアレルギー体質の切り分け方 にあります。ここを飛ばしたまま製品を替え続けるのが、いちばん時間を溶かすパターン。
後者、つまり赤みや痛みを伴う炎症が居座っている場合は、この記事の3つでは枠が足りません。症状の段階で選び分ける外用の市販薬は 肌荒れとアレルギー体質の切り分け方 に3つ並べたので、受診を決める前にそちらを見てください。「防ぐ」と「緩和」の道具では、いま燃えている炎症までは引き受けられない。そこは次の節に書きます。
切り分けが必要になったら
- 肌荒れとアレルギー体質の切り分け方触れている物を1週間減らして、3日に1つずつ戻す手順
- 口周りの肌荒れの原因荒れが口の周りだけに集中しているとき
- 肌荒れが続くときの食べ物の選び方内側から埋めるほうを先に試すとき
受診に切り替える目安と、その日の伝え方
1つでも当てはまったら、市販で粘らない
市販ケアと皮膚科は対立しません。市販で試せるのは原因の切り分けと環境の調整まで。そこから先は道具が違うだけ。
僕が切り替えの目安にしているのは3つ。1ヶ月続けても変わらない。かゆみや痛みが強い。同じ場所で何度も繰り返す。このどれか1つでも当てはまるなら、市販で粘る時間のほうが高くつきます。
小鼻の脇や眉間の赤みと皮むけが何ヶ月も続いている場合、ニキビ用のケアを重ねても噛み合わないことがある。処方で何が出るのかは ニキビで皮膚科が出す薬 に書いてあるので、行く前に読んでおくと話が早いでしょう。
何を持って行き、何を言えば話が早いか
持って行くのは、いま使っている製品そのもの。洗顔料、化粧水、乳液、飲んでいるもの。パッケージの成分表示を見れば、医師の側で判断できることが増えます。写真より現物が確実。
伝えるのは4つ。いつから続いているか。どこから始まって、いまどこが荒れているか。何を試したか。何を止めたら変わったか。先にこれを言うと、質問の往復が減ります。
言いにくければメモを渡してしまって構いません。僕は診察室で説明が下手になる自覚があるので、スマホのメモを見せています。記録の話を前の節で書いたのは、それがそのまま診察の材料になるから。
今日変えるのは、1つでいい
最後にもう一度。長引く肌荒れに必要なのは、強い一撃ではなく順番です。落とす側を止め、守る側を足し、内側は1ヶ月で区切る。この並びを崩さないこと。
そして今日変えるのは1つで足ります。洗顔料を泡で出てくるものに替える、それだけ。2つ目と3つ目は来週でも間に合いますし、そのほうが何が効いたのか分かるでしょう。
3つとも「防ぐ」と「緩和」までの道具で、治すと書ける枠ではありません。それでも、毎日入る刺激を1つ減らして守る側を1つ足すだけで、次の一手は絞れます。僕が20代で遠回りしたのは、この順番を逆にしていたからでした。1ヶ月続けて動かなければ、そのときは迷わず皮膚科へ。
※本記事はプロモーションを含みます

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