売り場にテスターが置いてあると試してから買えるように見えます。ところが手の甲に少し塗って分かることは限られています。
何が確かめられて何が確かめられないのか。範囲を知っておくと店頭での時間の使い方が変わります。
この記事でわかること
- テスターで分かる3つ
- 分からない3つ
- 手の甲と顔の違い
- サンプルの使い方
分かること1、香り
香りはその場で確実に分かります。合わない香りの製品は毎日使えないので、ここで外せるのは大きい。
149品では香料が入っていたのは24品でした。2割弱で、無香料のほうが多数派です。香りで迷う場面自体が少ないとも言えます。
分かること2、テクスチャー
とろみの強さ、伸びの良さ、べたつきの残り方。手に取った瞬間に分かります。
毎日使うものなので感触が好みでないと続きません。成分がどれだけ良くても手が伸びなくなる。ここは軽く見ないほうがいい。
分かること3、容器の使い勝手
ポンプの押しやすさ、出る量、片手で開けられるか。写真では分からない部分です。
置き場所に入るかどうかもここで確かめられます。洗面所の棚に立たない高さだと毎日の動線が変わってしまう。
分からないこと1、合うかどうか
刺激が出るかどうかは数分では判定できません。その場でひりつく場合は分かりますが、数日後に出るタイプは店頭では絶対に分かりません。
しかも手の甲は顔より丈夫です。手で平気だったものが顔で反応することはよくあります。
分からないこと2、持ち
塗った直後の感触と2時間後の状態は別物です。店頭で「しっとりする」と感じても、夕方まで保つかは分かりません。
これは実際に一日過ごさないと判定できない。テスターの限界がいちばん出る部分です。
分からないこと3、効き方
狙いのある成分が入っていても1回では何も起きません。2週間以上使わないと変化は見えない。
だからテスターで「効きそう」と感じたらそれは使用感の印象です。効き方とは別のものを見ています。
店員に聞くと早いこと
テスターで分からない部分は聞けば答えが返ってくることがあります。特に区分と、同じラインの中でどれが濃いかは売り場の人のほうが速い。
ただし効き方の話は聞いても判断材料になりません。化粧品で言える範囲は決まっているので、返ってくる答えもその範囲の中に収まります。
聞くなら事実で答えられることにする。容量、詰め替えの有無、在庫、返品の条件。このあたりは確実に答えが出ます。
テスターの衛生
多くの人が触っているのでそのまま顔に付けるのは避けたほうがいい。口の部分に直接触れずに出す形の容器ならまだましです。
綿棒やスパチュラが置いてあれば使う。無ければ手の甲までにする。そこで感触は確かめられます。
同じブランドで並べて比べる
1つだけ試しても基準が無いので判断できません。同じブランドの2つを並べて違いを見るほうが分かります。
たとえばさっぱりタイプとしっとりタイプが両方置いてあるなら片手ずつに塗って比べる。自分がどちらに寄っているかも見えてきます。
149品を見ても同じブランドの中に3段階の濃さを用意している製品群がありました。並べて比べる前提で作られています。
手の甲ではなく顎の下で試す
顔に近い場所で試すほうが条件が近くなります。顎の下や耳の前あたりなら目立たずに塗れます。
ただし店によっては顔への使用を断っていることがあります。確認してからにするのが前提です。
サンプルは2日以上使う
1回分のサンプルではテスターと同じことしか分かりません。数日ぶん入っているものを選ぶ。
もらったサンプルは1つずつ、間を空けて使う。まとめて何種類も試すと合わなかったときにどれが原因か分からなくなります。
サイズが決まったら、あとは買うだけです。
トライアルサイズとの違い
| テスター | サンプル | トライアルサイズ | |
| 分かること | 香り・感触・容器 | 数日の使用感 | 2週間の変化 |
| 費用 | 無料 | 無料 | 有料 |
| 刺激の判定 | できない | 一部できる | できる |
本当に合うかどうかを見るならトライアルサイズまで進むことになります。無料の範囲では候補を減らすところまでです。
この使い方の物足りない点
店頭に行く手間がかかります。通販のほうが安いことも多いので、確かめるためだけに店へ行くと時間の元が取れない場合もある。
それとテスターが置いていない製品のほうが多い。ドラッグストアの棚の製品はほとんど開けられません。
僕はテスターで感触を確かめてから通販で買う、という使い方をしています。店に申し訳ない気もするので、そのまま店で買うことも多い。ここは判断が分かれる部分だと思います。
通販のレビュー写真も同じ役割を持つ
店頭に行けない場合、他人が撮ったテクスチャーの写真が近い情報になります。手の甲に出したものが写っていればとろみの強さは読めます。
ただし光の当て方で見え方は変わります。複数の写真で共通している部分だけ信じるくらいがちょうどいい。
容器の大きさも手と一緒に写っていれば掴めます。数字だけでは想像しにくい部分なので、ここは写真のほうが確実です。
自分がどちらかは肌質の判定の記事にまとめています。
数日試す形はトライアルの記事にまとめています。
店頭での順番
香り、感触、容器。この3つだけ確かめて、あとは裏面を読む。合うかどうかは家に帰ってからの話です。
テスターに期待しすぎると店頭で決めきろうとして時間が延びます。分かる範囲が3つだと知っていれば5分で済む工程になります。
裏面の読み方はメンズ美容の基本ガイドに、製品ごとの中身はランキング記事にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

コメント