40代になると、同じことをしていても結果が変わってきます。寝不足が翌日に出る、髭剃りの赤みが数日残る、洗ったあとのつっぱりが引かない。
これは何かを間違えたからではなく、回復にかかる時間が長くなったからです。その前提でケアを組み直すと、やることが決まってきます。
この記事でわかること
- 戻る力が落ちるとは何か
- 40代で出やすい変化
- 削る方向をやめる意味
- 優先順位のつけ方
戻る力とは
肌には、洗浄や紫外線で崩れた状態を元に戻す仕組みがあります。弱アルカリに傾いたpHを弱酸性に戻す、削られた角層を作り直す、炎症を収める。
この速度が落ちるのが40代です。同じ刺激を受けても戻りきる前に次の刺激が来るので、状態が積み上がっていく。これが「治りにくい」の正体です。
毎日の刺激を減らす
戻る力が落ちたなら、入ってくる刺激のほうを減らす。これが最も理にかなった対処です。
| 毎日の刺激 | 減らし方 |
| 洗浄力 | 弱酸性・アミノ酸系へ |
| 湯温 | 38〜40度に下げる |
| 摩擦 | タオルは押さえるだけ。擦らない |
| 髭剃り | 刃をこまめに替える。逆剃りをやめる |
| 紫外線 | 日焼け止めを毎日 |
どれも新しい製品を買う話ではありません。やり方を変えるだけで刺激は減ります。そのうえで足りない分を製品で補う。
しみが目立ってくる
20代・30代で浴びた紫外線の影響が見た目に出てくるのがこの年代です。できてしまったものを化粧品で消すことはできません。
できるのは、これから増えるぶんを防ぐこと。日焼け止めを毎日塗るのがいちばん確実で安い手になります。すでにあるものが気になるなら医療の領域を検討することになります。
くすみと透明感
肌の入れ替わりに時間がかかると古い角質が残りやすくなり、くすんで見えます。ただし削ると角質は厚くなるので、削る方向は行き止まりです。
保湿で柔らかくして、週1回だけ擦らない方法で落とす。この順番なら循環に入りません。効果を感じるまでに数週間かかる前提で見ます。
乾燥と痒み
皮脂の量が減ってくると、体のほうが先に乾きます。すね、腕の外側、背中。冬に痒みが出るのはこのためです。
顔だけでなく体の保湿も習慣に入れる必要が出てきます。面積が広いので、伸びの良い剤形を選ぶと続けやすい。風呂上がり10分以内が最も効きます。
目元と口元
皮膚の薄い場所から変化が出ます。目元の小じわ、口元のほうれい線。乾燥で目立つ部分は保湿で軽くなることがあります。
ただし、構造として深くなったものは化粧品では戻りません。ここは線を引いておかないと効かないものにお金を使い続けることになります。
シワ改善という枠
シワ改善の効能で承認された成分が入った製品があります。医薬部外品で、その旨の表示がある製品だけがこの効能を書けます。
メンズ向けの棚にはほとんど無いのが実情です。手元で149品を調べたときも該当は0品でした。探すなら棚の外まで見ることになります。
髪と頭皮
顔だけでなく頭皮も乾きます。フケや痒みが出るようになったらシャンプーの洗浄力を見直す時期かもしれません。
毎日洗う必要があるかも人によります。皮脂の量が減っていれば洗いすぎになっていることがある。2日に1回にして様子を見るという試し方もあります。
優先順位
| 順位 | やること | 費用 |
| 1 | 日焼け止めを毎日 | 小 |
| 2 | 洗浄力を落とす | 小 |
| 3 | 体の保湿を習慣に | 中 |
| 4 | 睡眠を確保する | ゼロ |
| 5 | 目元・口元の対策 | 中 |
上の4つは費用がほとんどかかりません。ここが埋まってから高価格帯の製品を検討するほうが何が効いたのか分かります。
引っかかるところ
この記事の結論は「刺激を減らして保湿する」というものです。40代の悩みに対して回答としては地味だと思います。
ただ、化粧品でできる範囲は正直に言えばここまでです。構造として変わったものは戻らない。その線を引いたうえで、これ以上進めないことに力を向けるのが現実的でしょう。
肌の厚みと弾力
年齢とともに、真皮のコラーゲンやエラスチンが減っていくとされます。これが弾力の変化として見た目に出てきます。
ただし、化粧品はこの層まで届く前提で作られていません。できるのは表面を整えることまでで、ここは正直に線を引いておいたほうがいい。構造の変化を戻したいなら医療の領域になります。
清潔感という言い方
40代で「清潔感」と言われるものの中身は、肌のきれいさよりも整っているかどうかに寄っていきます。眉、髭、鼻毛、爪、髪の分け目。
どれも数分で整えられるものばかりです。スキンケアに時間をかける前にここが埋まっているかを見るほうが、他人から見た印象は変わります。
見た目に効く順番
| やること | 見た目への効き方 | 費用 |
| 保湿を厚くする | くすみと小じわが軽くなる | 小 |
| 日焼け止め | これ以上増やさない | 小 |
| 眉と髭を整える | 印象が最も変わる | 小 |
| 睡眠を取る | クマと血色に出る | ゼロ |
| 高価格帯の製品 | 差は出にくい | 大 |
3つ目を軽く見ないほうがいい。肌の状態より眉の形と髭の輪郭のほうが人の目に入ります。費用も時間もかからないのに効きます。
ひとつ前の年代については30代のスキンケアにまとめています。
夜の工程については夜のスキンケアの記事にまとめています。
入ってくる刺激を減らす
戻る力が落ちたぶん、刺激のほうを減らす。洗浄力、湯温、摩擦、髭剃り、紫外線。この5つで大半が決まります。
どれも製品を買わずにできる調整です。順番の考え方は基本ガイドに、選び方はランキング記事にまとめています。
そのうえで足りない分を製品で補う。順番を逆にすると効いているのが製品なのかやり方の変更なのか分からなくなります。
※本記事はプロモーションを含みます

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