「薬用」と書かれた製品が棚にどれくらいあるのかを数えてみました。
424品のうち141品、全体では3分の1。ただしブランドによって0%から76%まで開いていました。
この記事でわかること
- ブランドごとの比率
- メンズが56%と高く出た理由
- 1ブランドで平均が動くこと
- 比率をどう読むか
由来ごとの比率
| 由来 | 品数 | 医薬部外品 |
| メンズ4ブランド | 131品 | 74品(56%) |
| ロート製薬 | 196品 | 49品(25%) |
| ちふれ | 97品 | 18品(18%) |
メンズが飛び抜けて高い。半分以上が医薬部外品です。男性向けは効能を取りにいくのか、と思いました。
内訳を見ると理由が分かる
| ブランド | 品数 | 医薬部外品 |
| キュレル | 87品 | 66品(75%) |
| バルクオム | 16品 | 3品(18%) |
| オルビスミスター | 14品 | 4品(28%) |
| 資生堂メン | 14品 | 1品(7%) |
キュレルだけが75%で、残り3つは7〜28%でした。
しかもキュレルは87品あって、131品の3分の2を占めます。この1ブランドが平均をそのまま決めていました。
キュレルを外すと18%
キュレルを除いた44品で数え直すと医薬部外品は8品、18%。56%が18%になります。
つまり「メンズは医薬部外品が多い」は言えません。正しくは「キュレルは医薬部外品が多い」でした。
品数の多いブランドが混ざると平均はそのブランドの数字に近づきます。由来をまとめて出した数字はそこを隠してしまう。
0%のブランドもある
| ブランド | 品数 | 医薬部外品 |
| オバジ | 25品 | 0品 |
| スキンアクア | 15品 | 0品 |
| ケアセラ | 9品 | 0品 |
| 糀肌 | 7品 | 0品 |
1品も持たないブランドが4つありました。すべて化粧品です。
化粧品は効能を書けない代わりに配合の自由度が高い。オバジのC25はアスコルビン酸が全成分の1番目に来ていました。
0%は手抜きではなく選んだ道が違うということです。
ロートは会社の中で分けている
| ロートのブランド | 品数 | 医薬部外品 |
| アトレージュ | 13品 | 10品(76%) |
| メラノCC | 12品 | 7品(58%) |
| 肌ラボ | 26品 | 14品(53%) |
| プロメディアル | 26品 | 4品(15%) |
| エピステーム | 29品 | 3品(10%) |
| オバジ | 25品 | 0品 |
同じ会社の中で0%から76%まで開いています。会社としてどちらかに寄っているのではなく、棚ごとに決めている。
だから「ロートの製品」とひとくくりにできません。ブランド名まで見ないと中身の方針が分かりません。
平均だけ見ると外す
ロート全体では25%です。この数字だけ見るとアトレージュの76%もオバジの0%も見えません。
メンズの56%も同じで、キュレルの75%と資生堂メンの7%が混ざって消えています。
数字をまとめるほど知りたかった差がなくなる。今回はそれがはっきり出ました。
高いほうの2ブランド
アトレージュが76%、キュレルが75%。どちらも荒れやすい肌に向けた棚です。
荒れを防ぐ方向の有効成分は古くから使われていて承認を取りやすい。狙いと制度が噛み合っています。
逆に高価格帯のエピステームは10%、オバジは0%。新しい成分を試すなら化粧品のほうが動きやすいからでしょう。
ちふれは18%だった
97品のうち医薬部外品は18品。価格を抑えるブランドは化粧品が中心でした。
医薬部外品は承認の手続きがあるぶん費用も時間もかかります。価格に効いてくる部分です。
ただしちふれは入っている有効成分の濃度を公開しています。トラネキサム酸2.0%、アルブチン3.0%。数が少ない代わりに中身が見える形です。
区分だけでは決まらない
比率が高いブランドが良いブランドという意味ではありません。荒れ止めを軸にしているというだけです。
乾きが悩みならヒアルロン酸の種類が多い棚のほうが合う。肌ラボの極潤プレミアムは8種類持っていました。
区分はその会社が何を約束するかを示すもので、自分に合うかどうかとは別の軸です。
比率をどう読むか
| 見えたもの | 読み方 |
| 由来別の平均 | 品数の多いブランドに引っぱられる |
| ブランド別の比率 | そのブランドの方針が出る |
| 0% | 化粧品で作ると決めている |
| 70%以上 | 荒れ止めを軸にしている |
平均より内訳を見る。今回はそれで結論がひっくり返りました。
数えて驚いたこと
最初は「メンズは効能を取りにいく」という結論を書くつもりでした。56%という数字だけ見ていたからです。
内訳を出したところでキュレル1つで決まっていることに気づきました。そのまま書いていたら事実と違うことを載せていた。
数字が想定に合うときほど内訳を見ないまま進みやすい。合わないときより危ないかもしれません。
この数え方の物足りない点
集めた424品は全成分を公開している会社のものだけです。公開していない会社が入れば数字は動きます。
それと品数はブランドの規模そのものではありません。公式サイトに載っている数を数えたので、廃番や限定品の扱いで差が出ます。
処方も品ぞろえも入れ替わります。2026年8月時点なので、買う前に裏面で確かめてください。
全成分の側の分布は424品を並べた記事にまとめています。
141品の中身は有効成分の偏りを数えた記事にまとめています。
成分の数のほうは1本あたりの成分数を数えた記事にまとめています。
全成分の側の偏りは成分の偏りを数えた記事にまとめています。
棚での使い方
比率そのものは買い物に効きません。自分の悩みが荒れなら「薬用」の多い棚、そうでなければ気にしなくて構いません。ブランド全体の傾向より、手に取った1本に何が入っているかのほうが先です。
区分の違いはメンズ美容の基本ガイドに、製品ごとの中身はランキング記事にまとめています。
※本記事はプロモーションを含みます

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