ソニー FE 85mm F1.8(SEL85F18)は、僕が人を撮りに出かける日にカメラへ付けていく中望遠の単焦点レンズです。この記事は、公園や街なかで人を撮るときに、後ろに入る建物や看板をぼかして人を浮かせたいと考え、中望遠の単焦点を探している人に向けたレビューです。そういう撮り方がしたいなら、僕はまずこのレンズをすすめます。
この記事でわかること
- ぼけとピント合わせでできること
- 休日に持ち出して分かった扱いやすさ
- 手ブレ補正やテレコンまわりの弱点
- FE 50mm F1.8やシグマの85mmとの使い分け
いまの値段を先に見ておくなら、下からどうぞ。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
SEL85F18はどんなレンズか
ソニーのα(Eマウント)で使う交換レンズで、35mmフルサイズに対応した中望遠の単焦点です。ソニーはこのレンズを、ポートレート撮影を手軽に楽しめる大口径の中望遠と位置づけています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ソニー |
| 商品名・型名 | FE 85mm F1.8(SEL85F18) |
| マウント・対応サイズ | ソニー Eマウント・35mmフルサイズ |
| 焦点距離・絞り | 85mm・開放F1.8(最小絞りF22) |
| 大きさ・質量 | 最大径78×長さ82mm・約371g |
| 希望小売価格(税込) | 86,900円 |
APS-Cのカメラに付けた場合、焦点距離のイメージは35mm判換算で127.5mmになります。画角は35mm判で29°、APS-Cで19°です。
レンズ構成は8群9枚で、フィルター径は67mm。フィルターを買い足すときは、この67mmに合わせて選びます。
通販でいくらになっているかは、こちらで見られます。
ぼけとピント合わせが持ち味
FE 85mm F1.8のいいところは、背景のぼけ方、ピント合わせの速さと静かさ、持ち出しやすさの3つです。人を撮るときにこそ、ありがたみが出てきます。
FE 85mm F1.8は9枚羽根の円形絞りでぼかせる
絞り羽根は9枚で、円形絞りです。そこに球面収差の形を整える設計を組み合わせて、画面の端までシャープに写しながら、ぼけは自然に見えるようにしてあります。
色のにじみを抑えるために、ED(特殊低分散)ガラスも入っています。色収差をよく補正するためのガラスです。
開放のF1.8は、ピントの合う奥行きがとても浅くなります。顔をくっきり、背景はふわっとという写真を撮りたい人には、ちょうどいい明るさです。
FE 85mm F1.8のピント合わせは静かで速い
ピントを動かすのは、ダブルリニアモーターです。レスポンスがよく、高速で高精度に制御できるのが特長で、静止画でも動画でも静かにピントを合わせられます。
F1.8の浅いピントは、少しずれるだけで目がぼけてしまいます。このモーターは、そのシビアなピント合わせに応えるためのものです。マニュアルフォーカスに切り換えたときも、操作へのレスポンスのよさは変わりません。
レンズにはフォーカスホールドボタンと、フォーカスモードスイッチがあります。ボタンはピントを止めるだけでなく、カメラのメニューで好きな機能を割り当てることもできます。スイッチを使えば、ファインダーをのぞいたままAFとMFを切り換えられて便利です。
SEL85F18は約371gの小型・軽量設計
大きさは最大径78mm、長さ82mmで、質量は約371gです。85mmの明るい単焦点ながら、小型・軽量の設計で持ち運びやすくまとめてあります。
屋外の厳しい環境で使うことも考えて、防塵・防滴に配慮した設計です。ほこりや水滴が入りにくいように作られています。

SEL85F18を休日に使ってみて
僕がこのレンズを付けるのは、晴れた休日の午前中です。近所の公園や商店街を歩きながら、人や花壇の花を撮っています。85mmで撮ると、まわりのごちゃっとしたものが画面に入りにくく、撮りたいものだけを切り取れるのが気に入っています。
歩きながら構えても腕がつらくならない
カメラに付けて首から下げても、重さで肩が張る感じはありません。歩きながら構えて、撮ったらすぐ下ろす。その繰り返しが苦にならず、出かけた日はそのまま付けっぱなしでした。
フォーカスホールドボタンには、最初からあるピントの固定をそのまま残しています。人の目にピントを合わせたら、ボタンで止めて、構図だけ少し動かします。ファインダーから目を離さずにAFとMFを行き来できるスイッチも、思っていた以上に手が伸びました。
動画でもピントの音が入りにくい
ときどき、短い動画も撮ります。ピントが動くときの音がほとんど気にならず、静かな場所でも安心して回せました。
被写体が少し前後に動いても、ピントが迷わずついてきてくれる感覚があります。F1.8の浅いピントでも、撮ったあとに見返して目が外れていてがっかりすることは少なめでした。
手ブレ補正はレンズに入っていない
このレンズには手ブレ補正がありません。仕様表では、ボディ側の手ブレ補正で対応する扱いです。手ブレ補正付きのカメラなら問題ありませんが、自分のボディに付いているかは先に見ておいてください。
テレコンバーターも使えません。1.4xと2.0xのどちらにも対応していないので、もっと長い焦点距離が欲しくなったときに、テレコンで伸ばす手は取れません。
寄れる距離にも限りがあります。最短撮影距離は0.8mで、最大撮影倍率は0.13倍です。僕もカフェで目の前の料理を座ったまま撮ろうとして、ピントが合わずに椅子ごと下がったことがありました。テーブルの上の小物を大きく写すのは、このレンズの得意分野ではありません。
防塵・防滴は、あくまで配慮した設計です。注意書きには「ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません」とあります。水滴がかかりそうな場面では、このことを頭に置いておいてください。
とはいえ、外で人や花を撮る僕の使い方では、困った場面はこの寄れなさくらいでした。
FE 50mmやシグマ85mmとの違い
比べる相手は、ソニーのFE 50mm F1.8(SEL50F18F)と、シグマの85mm F1.4 DG DN | Art(ソニー Eマウント)です。撮りたいものしだいで、選ぶ相手が変わります。
FE 50mm F1.8(SEL50F18F)との違い
同じソニーのF1.8でも、こちらは焦点距離が50mmです。希望小売価格は税込48,400円、レンズ構成は5群6枚、絞り羽根は7枚の円形絞りです。
最短撮影距離は0.45m、最大撮影倍率は0.14倍。フィルター径は49mmで、外形は68.6×59.5mm、質量は約186gです。
85mmのFE 85mm F1.8は、絞り羽根が9枚で、最短撮影距離は0.8mです。人をアップで切り取りたい日は85mm、部屋の中やテーブルの上まで撮りたい日は50mm。僕はこう分けて考えています。
シグマ 85mm F1.4 DG DNとの違い
焦点距離は同じ85mmで、開放はF1.4です。価格はオープンプライスで、レンズ構成は11群15枚、絞り羽根は11枚の円形絞り、最小絞りはF16です。
最短撮影距離は85cm、最大撮影倍率は1:8.4。フィルターサイズは77mmです。Eマウント用の大きさはφ82.8×96.1mm、質量は625gあります。
FE 85mm F1.8は約371gで、フィルター径は67mm。明るさと絞り羽根の枚数ならシグマ、持ち歩く軽さならソニーという分かれ方です。
逆に、風景や部屋の中を広く写したい人は、カメラの広角レンズのおすすめで焦点距離の短いレンズも見てみてください。
85mmで人を撮りたい気持ちが先にあるなら、僕は軽いFE 85mm F1.8から入るのがいいと思っています。
型名SEL85F18と箱の中身
商品名はFE 85mm F1.8で、型名はSEL85F18です。JANコードは4548736058330。同じソニーのFE 50mm F1.8とは焦点距離が違う別のレンズなので、型名の数字まで見て選んでください。
箱には、フードのALC-SH150、レンズフロントキャップのALC-F67S、レンズリヤキャップのALC-R1EMが入っています。フードは丸形のバヨネット式です。ケースは付いていません。
ケースが無いぶん、持ち運ぶときの入れ物は自分で用意することになります。入れ物を探すなら、カメラバッグのおすすめをのぞいてみてください。
67mmのフィルターは、ソニーから円偏光フィルターのVF-67CPAMと、MCプロテクターのVF-67MPAMが案内されています。フィルターを付けたい人は、この2つから選ぶと型番で迷いません。
通販で探すと、同じ型名で中古品や難あり品が並ぶことがあります。新品が欲しいなら、商品名に中古の表記が無いかを見てから注文してください。ソニーストアで買う場合は、メーカー保証が3年付くと表示されています。
FE 85mm F1.8はどんな人に合う?
FE 85mm F1.8は、人の後ろを大きくぼかして撮りたい人のためのレンズです。9枚羽根の円形絞りでぼけが自然に見え、ダブルリニアモーターで静止画も動画も静かにピントが合います。手ブレ補正はボディ任せで、0.8mより近くには寄れません。そこを分かったうえで選べば、休日の持ち出しに付き合ってくれる1本になります。
向く人・向かない人
- 人の顔を背景から浮かせて撮りたい人
- 静止画も動画もピントの音を抑えたい人
- 手ブレ補正付きのボディを使っている人
- 料理や小物に近寄って撮りたい人には不向き
FE 50mm F1.8と迷ったら、撮りたいのが人の顔なのか、部屋ごとなのかで決めてください。顔を背景から浮かせたいなら、僕はこちらの85mmを選びます。
※本記事はプロモーションを含みます

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