540gで、28mmから75mmまでずっとF2.8。タムロンの28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(A063)は、フルサイズのEマウント機に付けっぱなしにできる標準ズームです。僕が推す決め手は、広角端なら0.18mまで寄れるところ。街のスナップも旅先の風景も、レンズを替えずに撮りたい人にすすめます。
この記事でわかること
- A063で撮れる写真
- 使って分かった良さと弱点
- シグマやGM IIとの違い
- A063とA063Sの見分け方
標準ズームを1本だけ持つなら、まずこれです。
タムロン 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063・ソニーEマウント用)
参考価格 118,000円前後
フルサイズのEマウント機で、F2.8通しの標準ズーム1本を持ち歩きたい人向け。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
28-75mm G2の基本情報
A063は、初代の28-75mm F2.8(Model A036)の後を継いだ第2世代の「G2」です。この記事で扱うのはソニーEマウント用。同じ名前でニコンZマウント用もあるので、そちらとの違いは後半で書きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | タムロン(TAMRON) |
| 商品名 | 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063・ソニーEマウント用) |
| 大きさ・重さ | 最大径Φ75.8mm・長さ117.6mm・540g |
| 最短撮影距離 | 0.18m(広角端)・0.38m(望遠端) |
| フィルター径 | Φ67mm |
| 希望小売価格 | 149,600円(税込) |
付属品は花型フードとフロントキャップ、リアキャップの3つ。表の額は希望小売価格です。通販での今の額は、このボタンの先で見てください。
タムロン 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063・ソニーEマウント用)
参考価格 118,000円前後
フルサイズのEマウント機で、F2.8通しの標準ズーム1本を持ち歩きたい人向け。
F2.8のまま軽く、近くまで寄れる
明るさと軽さ、寄れる距離、静かなAF。このレンズのいいところを順に書いていきます。
28-75mm G2はF2.8通しで540g
ズームのどこにいても、絞りはF2.8まで開けられます。それでいて長さ117.6mm、最大径Φ75.8mm、重さは540g。初代のサイズ感を保ったまま、レンズの中身はゼロから作り直されています。
中身は15群17枚で、LDレンズと非球面レンズを2枚ずつ使っています。絞り開放から、どの画角でも画面の隅まで高い解像を目指した設計です。絞り羽根は9枚の円形絞りで、開放から2段絞ったところまで、ほぼ丸い形を保ちます。人を撮るときに後ろをやわらかくぼかしたい人には、ここがうれしいところです。
レンズ外観の塗装も見直されていて、こすれ傷に強くなりました。簡易防滴構造と防汚コートも備えていて、外で使う日の安心材料になります。
28-75mm G2は広角端で0.18mまで寄れる
広角端の最短撮影距離は0.18mで、最大撮影倍率は1:2.7。このときレンズの先から被写体までは、約4.4cmしかありません。広角のまま思い切り近づけるので、広角らしい遠近感を強めた迫力のある1枚が撮れます。被写体に寄ったワイドマクロ撮影も、このレンズの楽しみ方の1つです。
望遠端でも0.38mまで寄れて、倍率は1:4.1。75mmの少し長い画角を生かしたクローズアップも、このレンズの得意な撮り方です。広角と望遠のどちらの端でも寄れるので、レンズを替えずに撮れる場面が広がります。
28-75mm G2のAFはリニアモーターのVXD
ピント合わせには、リニアモーターのVXDを使っています。AFの速さは初代の28-75mm F2.8と比べて約2倍。モーターの音もとても小さく作られていて、静かな場所での写真や動画にも向いています。
ソニー用では、ファストハイブリッドAFや瞳AF、DMF、カメラ内のレンズ補正などにも対応しています。
もう1つ見ておきたいのが、TAMRON Lens Utilityです。MFのときにフォーカスリングを回す向きを変えたり、ファームウェアを更新したりを自分でできます。回す向きに好みがある人は、ここで自分の手に合わせられます。

付けっぱなしで使ってみて
付けて最初に気づいたのは、F2.8のズームなのに、カメラを片手で下げて歩いても手首がつらくならないことでした。大口径のレンズは重くて持ち出すのをためらう、という思い込みがあったので、ここは素直に助かっています。出かける日はこれ1本を付けたまま、ほかのレンズを家に置いていくことが増えました。
寄れる広角で撮るのが楽しくなった
いちど慣れると、広角端でぐっと寄る撮り方をよく使うようになりました。手元の小物や料理に近づいて撮ると、後ろの景色まで一緒に入って、その場の空気ごと残せます。ただ、レンズの先が被写体にかなり近づくので、自分やレンズの影が写り込まないように立つ向きは気にしています。
人を撮るときは75mm側を使うことが多いです。F2.8まで開けると後ろがやわらかくぼけて、顔に目がいく写真になりました。瞳AFも素直に合ってくれて、ピント合わせで待たされると感じた場面は、ほとんどありませんでした。
動画とMFで気づいたこと
動画でもAFは静かで、普段の撮影ならモーターの音はほとんど気になりません。それでも、静かな室内でカメラのマイクだけで録ったときは、ピントが動く小さな音が入っていたことがありました。音まで大事にしたい動画では、外付けのマイクを使うようにしています。
MFでは、TAMRON Lens Utilityでフォーカスリングの回る向きを自分の慣れた向きに変えました。こういう細かいところを自分で合わせられるのは、長く使ううえでありがたいです。
向かなかったのは、狭い室内で部屋全体を入れたい場面です。広角側は28mmからなので、もっと広く写したいときには引ききれないことがありました。
弱点は動作音とカメラ側の対応
いいところが多いレンズですが、気をつけたい点もはっきりしています。
1つ目は動作音です。AFのモーターはとても静かに作られている一方で、撮影の環境や条件によっては音が聞こえたり、動画に録音されたりする場合があると案内されています。僕が室内で気づいたのも、まさにこれでした。
2つ目は、カメラ側の機能への対応です。瞳AFやカメラ内のレンズ補正などに対応しているとはいえ、使える機能はカメラによって違います。自分のボディで何が使えるかは、カメラの取り扱い説明書で確かめてください。
3つ目は、カメラ内レンズ補正の設定です。補正のON/OFFを選べるカメラでは、ON(AUTO)にして使うよう案内されています。届いたら最初にカメラの設定を見ておくと安心です。
シグマ28-70mmやGM IIとの違い
同じソニーEマウント用で、よく比べられそうなのはシグマとソニーの2本。選ぶ1本は、何を重く見るかで変わります。まずはシグマと並べてみます。
| 項目 | タムロン 28-75mm G2 | シグマ 28-70mm DG DN |
|---|---|---|
| 重さ | 540g | 470g |
| レンズ | 15群17枚 | 12群16枚 |
| 最短撮影距離 | 0.18m(広角端)・0.38m(望遠端) | 19cm(広角端)〜38cm(望遠端) |
| フィルター径 | Φ67mm | φ67mm |
| 防滴 | 簡易防滴構造 | 簡易防塵防滴構造 |
シグマの28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryは470gで、A063より軽い1本です。フィルター径は同じΦ67mm。最短撮影距離も広角端で19cmと、A063の0.18mに近い数字です。焦点距離の長いほうは70mmまでで、A063は75mmまで届きます。
ソニーのFE 24-70mm F2.8 GM II(SEL2470GM2)は、広角が24mmから始まるのが違いです。15群20枚で、最短撮影距離は広角端で0.21m。フィルター径は82mm、重さは約695gで、防塵・防滴に配慮した設計になっています。
シグマとA063で迷うなら、軽さを取るか、75mmまでの長さを取るかで決まります。
カメラとレンズを持ち歩くバッグを探しているなら、カメラバッグのおすすめも見てみてください。
A063とA063S、ニコン用の見分け方
タムロンのページでは「Model A063」と書かれていますが、販売ページではソニーE用が「Model A063S」と表記されています。名前が少し違っても、ソニーE用であれば同じレンズです。
気をつけたいのはニコンZマウント用です。同じ28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の名前で並んでいて、長さは119.8mm、重さは550g、希望小売価格は154,000円(税込)と、ソニー用とは少しずつ違います。JANもソニーE用が4960371006796、ニコンZ用が4960371006901で別です。注文するときは、マウントの表記とJANを見て選んでください。
フードやキャップを無くしたときは、A063用のレンズフード(ha063)とフロントキャップ 67mm II型(cf67ii)がアクセサリーとして用意されています。ほかに、TAMRON Connection Cable(cc-150、cc-350)もタムロンのアクセサリーに並んでいます。
28-75mm G2を選ぶ理由
A063は、F2.8のまま28mmから75mmまで使えて、重さは540g。広角端で0.18mまで寄れて、AFはVXDで静かに速く動きます。フィルター径はタムロンの大口径ズームシリーズと共通のΦ67mmなので、レンズキャップなどを共用できます。
24mmからの広さがほしくて、82mmのフィルターと約695gの重さを受け入れられるならGM IIです。フィルターをΦ67mmでそろえて、540gで持ち歩きたいなら、僕はA063を選びます。
タムロン 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2(Model A063・ソニーEマウント用)
参考価格 118,000円前後
フルサイズのEマウント機で、F2.8通しの標準ズーム1本を持ち歩きたい人向け。
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