TOAのスピーカーは、店舗の天井や作業場の壁、屋外の軒下に音を届けるための業務用の機材です。公式サイトに並んでいるのも業務用の商品情報で、選ぶ側も「どこに、どうやって付けるか」を決めてから型番を見にいく順番になります。
買う前にまず効いてくるのは、いま手元にあるアンプにそのままつなげるかどうかです。製品ページと販売店の仕様表には、インピーダンスの表記が載っています。ここが8Ωなら、変圧器を挟まずに一般のアンプへつなぐ配線です。kΩで書かれていれば、ハイインピーダンス出力のPAアンプか、トランスを介してつなぐ形になります。
もうひとつの分かれ目は、天井に穴をあけるかどうか。5本のうち天井埋込型は1本で、残りは壁やポールに露出させて留めます。濡れる場所に置けるかどうかは、防滴の表記があるかで分かれます。
この記事では、手持ちのアンプに直結できる2本を先に並べ、そのあとにPAアンプ側とセットで考える3本を置きました。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
手持ちのアンプにそのままつなげるのか
仕様表にある「8Ω」や「3.3kΩ」は、つなぐ相手のアンプを決める数字です。8Ωのローインピーダンスは、変圧器を挟まずに一般のアンプへつなぐ配線方式にあたります。kΩ表記のハイインピーダンスは、ハイインピーダンス出力のPAアンプか、トランスを介してつなぐ方式です。
今回の5本では、8Ωに対応するものが2本あります。片方はローインピーダンスの表記だけで、もう片方はロー・ハイ兼用。切り換えは本体の外側から行えると販売ページの説明に書かれています。残る3本はkΩ表記なので、アンプ側もそれに合わせてそろえます。
取り付け方も先に決めておくと迷いません。天井埋込型は取付穴の寸法が決まっていて、天井に穴をあける工事が要ります。壁掛型や屋外向けのホーン型は露出設置で、金具を使って壁やポールに留める形。据え置きで鳴らしたい場合に、別売のスピーカースタンドへ取り付けられると書かれた型もあります。
濡れる場所かどうかは、防滴の表記で見分けます。今回そろえた中で防水性能の記載があるのは2本で、どちらもIPX4です。残りの3本は、公式の商品名にも概要にも防滴・防水の記載が見あたりませんでした。
買う前に決めておく3つ
- アンプがもうあるなら、8Ωの表記がある2本から見ます
- 天井に埋めるつもりなら、取付穴の寸法と別売品を先に確認
- 雨がかかる可能性のある場所は、IPX4の表記がある2本に絞ります
| 商品名 | アンプへのつなぎ方 | 取り付け方 |
|---|---|---|
| TOA F-05B | 8Ω ローインピーダンス | 付属金具で壁か天井に露出 |
| TOA BS-1020B | 8Ω/500Ω ロー・ハイ兼用 | 壁面(金具は別売) |
| TOA BS-320T | 3.3kΩ/5kΩ/10kΩ ハイインピーダンス | 壁掛 |
| TOA CM-1830A | 3.3kΩ/10kΩ ハイインピーダンス | 天井埋込(取付穴Φ150mm) |
| TOA CS-63 | 1.7kΩ/3.3kΩ/10kΩ ハイインピーダンス | 屋外の壁やポールに露出 |
一般のアンプに直結できる2本
ここから商品ごとに見ていきます。先に置いた2本は8Ωのローインピーダンスに対応していて、変圧器を挟まずに配線できるのが共通点です。設置する場所が屋内か半屋外かで、選ぶほうが分かれます。
BGMもアナウンスも1本でまかなうTOA F-05B
公式ページの説明は「高品質のサウンドで、BGM・アナウンス等の幅広いシーンにマッチするコンパクトな2ウェイスピーカーです。」という一文で始まります。音楽を流している時間と、呼び出しをかける時間が混ざる場所を、公式が名指しで挙げているわけです。店内に音楽を流しながら、ときどき呼び出しも入れたい店舗に向きます。
配線は8Ω・120Wのローインピーダンスです。変圧器を挟まずに一般のアンプへつなぐ方式なので、アンプがすでに現場にあるなら、スピーカーを足すところから始められます。アンプ側を入れ替えずに済むのが、この1本の効きどころです。
取り付けの自由度も高く書かれています。公式ページには「付属の取付金具は、壁/天井どちらへの設置にも対応し、上下左右に調整が可能です。」とあり、金具は本体に付属します。さらに「簡単に仮固定できるため、調整や配線時に両手を使え、優れた作業性を提供します。」とも書かれていて、配線しながら向きを追い込める作りです。実売は25,900円前後。壁と天井のどちらに付けるかを現場で決めたい人には、この作りが扱いやすいはずです。
指向角は水平100°・垂直100°と公開されています。付けたあとで角度を振れるぶん、席や棚の並びを変えたときも向きで合わせられるはずです。
TOA BS-1020B は軒下の設置にも対応します
こちらは防滴型です。公式の商品名にも「防滴型」が入っていて、販売ページの仕様表には防水性能IPX4、商品説明には「防滴構造になっており、雨水などが直接かからない屋外軒下などで使用できます。」と書かれています。直接は雨のかからない軒下のような半屋外まで、置き場所の候補を広げられます。
つなぎ方の幅を広く取ってあるのも、この型の特徴です。定格入力20Wで8Ωと500Ωの両方に対応し、販売ページの説明には「インピーダンスの切り換えは、本体の外側から容易にできます。」と書かれています。いまは手持ちのアンプで鳴らしておいて、あとからハイインピーダンスの配線に切り換える、という順番でも組めます。
音のほうは、公式が「コンパクトサイズで、アナウンス・音楽再生にも適した広帯域スピーカーです。」「ハイインピーダンス・ローインピーダンスの両方に対応した2ウェイバスレフ型スピーカーシステムです。」と説明しています。アナウンスだけでなく音楽再生も名指しされているので、屋外側に音を出したい店舗でも使い道があります。取り付けは壁面で、取付金具SP-410は別売です。実売は13,090円前後。
半屋外に1本欲しい、けれど配線の方式はまだ決めきれていない。そういう段階の人には、切り換えが本体側でできるこの1本が保険になります。

PAアンプ側とセットで考える3本
ここからの3本はkΩ表記のハイインピーダンスです。アンプもハイインピーダンス出力のものを用意するか、トランスを介してつなぎます。そのぶん、壁掛・天井埋込・屋外と、付ける場所の選択肢が広がります。
音量調整が付いたTOA BS-320T
公式ページの説明は「明瞭性に優れたスピーカーです。」の一文だけです。新しいURLでも旧URLでも、この一文以上のことは書かれていません。仕様のほうは、販売ページの表に並んでいます。
仕様表には定格入力3W、定格インピーダンス3.3kΩ(3W)・5kΩ(2W)・10kΩ(1W)と出ています。kΩ表記なので、PAアンプかトランスを介す配線です。使用スピーカーは12cm、出力音圧レベルは91dBと書かれています。
本体側に音量調整が付いているところが、この型の売りです。公式の商品名にある「ATT付」がアッテネーターのことで、スピーカーの側で音量を決められます。取り付けは壁掛なので、天井に穴をあける工事は要りません。実売は5,220円前後です。
公式が出している情報は一文だけ。それでも壁掛・3W・音量調整という3点は仕様表で確かめられるので、事務所や倉庫に1本ずつ足していく用途なら判断はつきます。
TOA CM-1830A の設置には天井の穴が要ります
天井に埋めてしまえば、機材が目に入りません。公式ページは「天井埋込型のスピーカーシステムです。」から始まり、「スプリングキャッチ方式により、パネルを引っ掛けるだけで簡単に施工できます。」「差込式コネクターによりワンタッチで結線ができ、中継端子を標準装備していますので、3線式配線でアッテネーター(別売)を使用する際などには工事の省施工が可能です。」と続きます。「また、システム天井用としてもお使いいただけます。」という一文もあります。
そのかわり、取り付けは工事になります。販売ページの仕様表には取付穴寸法Φ150mm(最大板厚50mm)とあり、天井に穴をあけて留める前提です。本体の質量は約630gと書かれています。
配線は定格入力3W、3.3kΩ(3W)・10kΩ(1W)のハイインピーダンス。ここで見落としやすいのが別売品で、公式が「設置環境に最適なスピーカーパネル(別売)を選定できます。」「3線式配線でアッテネーター(別売)を使用する際などには」と書いているとおり、パネルとアッテネーターは本体に含まれません。本体だけでは天井面が仕上がらないので、予算はパネルまで含めて考えます。実売は4,940円前後です。
内装をいじれるタイミングがあるなら、埋め込んでしまうほうが収まりはよくなります。工事が入る改装や新装のタイミングに合わせて選びたい型。
TOA CS-63 は屋外の壁やポールに付きます
屋外に音を出すなら、この型が候補になります。公式の説明は「トランペットスピーカーの防水性と明瞭性の良さに、コーン型スピーカーの優れた音質をプラスしたホーンスピーカーです。」という書き出し。続けて「ステンレス製アングル,ボルトの採用により、屋外での耐食性を確保し、インピーダンス切換が容易なロータリースイッチを採用しています。」とあります。
防水性能はIPX4です。販売ページの仕様表には「その他:JIS C 5532(音響システム用スピーカー)に準じる」という記載もあり、出力音圧レベルは96dBと出ています。公式のカテゴリーページのほうには「駐車場や軒下など耐食性を確保し」という一節がありました。屋外での耐食性という文脈で、置き場所の名前が出てきます。
定格入力は6Wで、インピーダンスの切り換えはロータリースイッチで行えます。配線の方式を後から変えることになっても、本体側で対応できる作りです。取り付けは屋外の壁やポールへの露出設置で、天井の穴あけは要りません。実売は9,945円前後です。
敷地が広くて、いまのスピーカーでは端まで声が届かない。そういう現場に足す1本として考えると分かりやすい型です。
買う前に見落としやすいところ
つまずきやすいのは別売品の存在です。CM-1830Aはスピーカーパネルとアッテネーターが別売で、公式は「設置環境に最適なスピーカーパネル(別売)を選定できます。」と書いています。販売ページの出品名にも「パネル別途」と入っています。BS-1020Bも取付金具SP-410が別売です。本体の値段だけで予算を組むと、あとから追加が出ます。
設置できる場所にも条件が付きます。BS-1020Bは「雨水などが直接かからない屋外軒下などで使用できます。」という書き方で、雨が直接あたる場所は想定されていません。CS-63をスピーカースタンドST-16Aに取り付ける場合、公式は「(強風下での使用不可)」と注記しています。F-05Bを別売スピーカースタンドST-34Bに載せる場合は、販売ページに「※設置にはK&M社製アダプター19780もしくは19610が必要です。」という注記があります。屋外に出すならホーンスピーカーの型を中心に検討したほうが、条件は楽になります。
防滴の表記が無い型を屋外に出さない、というのも押さえておきたい点です。F-05B・BS-320T・CM-1830Aは、公式の商品名にも概要にも防滴・防水の記載が見あたりません。屋根の下でも、吹き込みがある場所は避けます。
付ける場所から選び直してみます
配線からたどると、F-05BとBS-1020Bの2本が手持ちのアンプで鳴らせる側です。F-05Bは壁と天井のどちらにも向けられて、BGMとアナウンスの両方を公式が挙げています。BS-1020Bのほうは防水性能IPX4。半屋外まで置き場所を広げられるのが強みです。
PAアンプ側をそろえるなら、残りの3本から選びます。BS-320Tは壁掛で本体に音量調整が付いた型、CM-1830Aは天井に穴をあけて埋める型、CS-63は屋外の壁やポールに出す型です。付ける場所が決まっていれば、この3つは重なりません。
工事の入るタイミングがあるかどうかで、選び方は変わります。改装の予定があるならCM-1830A、手持ちのアンプのまま壁にすぐ足したいならF-05B、PAアンプ側までそろえて壁掛けで音量も分けたいならBS-320Tです。屋外へ声を出したいならCS-63かBS-1020B。順番としては、置き場所を決めてから配線の方式を見る、という流れが迷いにくいはずです。
音の機材をそろえるときに読む記事
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※本記事はプロモーションを含みます

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