会議の相手から「もう一度お願いします」と返ってくる回数が増えたら、机の真ん中に置く1台を足すころ合いです。今回は会議用スピーカーマイクを6点選びました。
方向はそれぞれ違います。話す人ごとの声量差をならすもの、つなぎ足して集音の範囲を広げられるもの、USBに挿すだけで動くもの、小型で持ち出しやすいもの。自分の会議に近いところから読み進めてください。
先に結論を書きます。会社のパソコンとスマートフォンの両方から会議に出る人はBluetoothとUSBの両対応を、会議室の端に座る人の声まで届けたい人は集音範囲を数字で公表しているモデルから選ぶと迷いが減ります。この2つが決まれば、あとは会議室の広さと人数に合わせるだけです。
以下、選ぶときの軸を整理してから、6点を順に見ていきます。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
選ぶときに見るのは接続と集音の広さ
薄い円盤という見た目からは、機種ごとの違いがつかみにくい機材です。それでも判断のしかたは3つに絞れます。
会議用スピーカーマイクを選ぶ3つの軸
- パソコンだけでつなぐか、スマートフォンやタブレットからもつなぐか
- 何人で囲むか。集音範囲や推奨人数を数字で出しているモデルかどうか
- 会議室に据え置くか、持ち出すか。重さと内蔵電池の有無で変わる
接続方式は、まっさきに決めておきたいところです。BluetoothとUSBの両方に対応していれば、社内の共用パソコンでも自分のスマートフォンでも同じ1台が使えます。USB接続だけに絞ったモデルなら、ケーブルを挿した状態でそのまま動きます。どちらが上ということはなく、使う場面が違うだけです。
集音の広さは、メーカーによって公表の粒度がかなり違います。半径何メートルまで拾えるか、推奨人数は何人かをはっきり書いているメーカーもあれば、その数字を出していないメーカーもあります。今回の6点でも、数字を出しているメーカーは分かれました。人数の目安を数字で確かめたいなら、公表しているモデルから当たるのが早道です。
| 商品名 | 接続方式 | 実売の目安 |
|---|---|---|
| Anker PowerConf A3301 | Bluetooth・USB-C | 10,490円前後 |
| エレコム LBT-SP02M2BK | Bluetooth・USB-A | 8,800円前後 |
| EMEET OfficeCore M0 Plus | Bluetooth 5.0・USB-C | 5,599円前後 |
| サンワサプライ MM-BTMSP6 | Bluetooth・USB | 16,280円前後 |
| Jabra Speak2 40 MS | USB-C・USB-A | 16,800円前後 |
| アイリスオーヤマ CMS-101-B | Bluetooth・USB-C | 7,670円前後 |
音の入口が整うと、次に気になるのが映り方です。カメラを内蔵のまま使っているなら、ウェブカメラのおすすめも合わせてご覧ください。
ここからは、この表の並びのまま6点を1つずつ見ていきます。

声のムラとノイズを抑える2台
Anker PowerConf A3301 は声の大小をそろえたい人に
発言する人によって声量が違い、そのつど音量を上げ下げしている会議には、Anker PowerConf A3301 が向いています。公式ページの特徴欄には「オートゲインコントロール 声の大きさとPowerConfまでの距離に関係なく音量を最適化します。相手側に均一な音量で声を届け、ストレスのないオンライン会議をサポートします」と書かれています。機器側で音量を調整しなくても、相手に届く音量がそろうという説明です。
音を整える側の機能も見ておきたいところです。エコーキャンセリングと残響抑制、ノイズリダクションを採用しており、公式は「クリアな通話を実現しました」と書いています。反響の残りやすい会議室ほど、この部分が働きます。
接続はBluetoothとUSB-Cの両方。公式の製品仕様欄に「接続方式 Bluetooth / USB-C」と明記されています。連続通話時間は最大24時間、本体は約124×124×28mmで重さは約340gです。搭載されたUSB-AポートはAnker独自技術PowerIQに対応していて、会議の途中でモバイル機器の残量が心細くなったときは、そのまま充電に回せます。会議室と電源の位置を気にせず持ち回れる1台です。
実売は10,490円前後です。集音範囲と対応人数について、公式は数字を出していません。
Anker PowerConf 会議用 Bluetooth スピーカーフォン A3301
参考価格 13,990円前後
会議室を予約で転々とし、電源の位置に置き場所を縛られたくない人向け
参加者の声量差が大きいチーム、そして会議室を移りながら使うことが多く、電源の位置で置き場所を決めたくない人。この2つに当てはまるなら、候補の先頭に置いて構いません。
エレコム LBT-SP02M2BK は4〜6人の会議室に
Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Cisco Webex。使う会議ツールが職場によってばらばらという人には、エレコム LBT-SP02M2BK が扱いやすい選択肢です。エレコムダイレクトショップ(エレコムが自社で運営する楽天市場店)の商品ページには、これらのWeb会議に適した会議用スピーカーフォンだと書かれています。
集音の数字がはっきりしているのが、この機種の強みです。同じページに「2つの無指向性MEMSマイクが、360度全方位から複数の音声を逃さず集音。半径2.5m範囲を集音できるので、4〜6人程度の会議室におすすめです」と記載があります。半径2.5m、推奨は約4〜6人。自分の会議室に足りるかどうかを、買う前に机の寸法から判断できます。
音声を整える側も抜かりがありません。エコーキャンセラー、オートゲインコントロール、ノイズリダクションを載せていて、複数人のオンライン会議でも声をしっかり拾い、相手の音声もクリアに聞こえるという説明です。接続は有線と無線のどちらも可能で、パソコンとの接続はUSB-AまたはBluetoothと案内されています。無線でつなげば設置場所を選ばずに済みます。
実売は8,800円前後です。
据え置きで使うことが多く、つなぎ方を毎回変えたくない人に落ち着きのいい1台です。
大人数の会議で端の声まで拾う2台
EMEET OfficeCore M0 Plus は2台つないで範囲を広げられる
4つのマイクを円形に並べた構造で、公式は「360°HDの完全なカバー力 4マイクアレイにより、360°音声ピックアップが可能になり、全員の音声が拾われます。高品質スピーカーにより、音声が部屋の隅々まで届きます」と説明しています。EMEET OfficeCore M0 Plus の売りは、この集音の広げ方。
2台目の使い方にも特徴があります。公式ページには「デイジーチェーン接続をサポート 2台の機器をデイジーチェーン接続することで、音声のピックアップ範囲が2倍になり、最大16名までの会議が可能になります」と書かれています。参加人数が日によって振れる部署なら、まず1台から始めて、足りなくなったときに買い足す進め方が可能です。最初から大きな機材を入れなくて済むのは、地味に大きい違いです。
接続の自由度も高く、公式の説明は「即座の接続 USB-CまたはBluetooth 5.0を介した複数の接続方法でさまざまな会議シナリオに対応。」となっています。背景ノイズとエコーの処理には、独自のVoiceIA 4.2オーディオアルゴリズムを載せているという記載があります。
実売は5,599円前後。この記事の6点のなかでは、いちばん低い位置です。
人数が読めない会議を抱えている人、まず1台試してから判断したい人。どちらの入り口からも選びやすいモデルです。
サンワサプライ MM-BTMSP6 は半径5mを1台でカバーする
半径5m。サンワサプライ MM-BTMSP6 が公式ページで出している集音範囲です。比較表には「5m/360°」、会議用スピーカーフォンの早見表には「最大約6人程度(半径約5m)」と記載があります。範囲と人数の両方を数字で出しているので、買う前に机の大きさと突き合わせられます。
製品ページの説明も具体的です。「4つのマイクで360°全方向集音 4つのマイクを搭載し、360°の集音と半径5mの集音が可能です。最大約6人程度の会議に最適です」と書かれています。机を囲んで6人までという、はっきりした線引きです。
接続の使い分けについては、公式が理由まで書いています。パソコンで使う場合はUSB接続、スマートフォンやタブレットで接続する場合はBluetoothと機器に応じて使い分けが可能で、電波が不安定でBluetoothでは繋がりにくかったり充電残量が無い場合などは有線接続にする、という案内です。つながらなくなったときの逃げ道が最初から用意されているのは、会議の途中で慌てたくない人に効いてきます。
標準価格は税込20,900円。実売は16,280円前後です。
会社のパソコンと自分のスマートフォン、その両方から会議に出る機会が多いなら、この1台で足ります。

USBに挿すだけで使いたい人へ
Jabra Speak2 40 MS は有線に振り切ったモデル
Bluetoothを載せず、USB接続だけに絞ったのが Jabra Speak2 40 MS です。公式のよくある質問には「Speak2 40 は Bluetooth で接続できますか? いいえ。」とはっきり書かれています。無線の設定を毎回する手間はない代わりに、ケーブルが要ります。
その割り切りのぶん、音の作りは厚めです。公式は「ノイズキャンセリングのビームフォーミングマイクが4つ 周囲の雑音を遮断して、明瞭でクリアな音声を伝達。」「フルレンジ50mmスピーカーとワイドバンド対応のオーディオ 全員の声が明瞭でクリアに聞こえるパワフルなサウンド。」と説明しています。聞き返しの多い会議を抱えているなら、まず検討したい方向性です。
集音の数字も細かく出ています。技術仕様書には「マイク収音範囲 最大2.3m」「最適な会議室のサイズ 最大4.5m x 4.5m」「マイク数 4」と記載があります。部屋の広さで判断できるので、会議室を実際に測ってから決めてください。
接続まわりも手間がかかりません。同じケーブル上にUSB-CとUSB-A両方のコネクターを備えているので、端子の世代が混ざった職場でも挿し替えだけで済みます。接続するだけで開始できるプラグアンドプレイに対応し、本体はIP64等級の防塵防水性でハイブリッドワークに最適だと公式は書いています。実売は16,800円前後です。
相手の言葉を聞き取り直す場面が多い人、職場と自宅を行き来しながら同じ1台を回したい人には、この有線モデルが合います。
持ち出しやすい小さめの1台
アイリスオーヤマ CMS-101-B は207gの小型モデル
幅も奥行きも約10.8cm、高さは約3.4cm。アイリスオーヤマ CMS-101-B の本体サイズです。重量は約207gで、出力はモノラル3W。バッテリ容量1500mAh/3.7Vの記載があり、電池を内蔵したタイプです。
接続は「BT/USB-C Cable接続。」と案内されていて、Bluetoothと有線のどちらでもつながります。会議室の据え置きにも、自席での打ち合わせにも回せる形です。置き場所を電源の位置で決めなくていいので、小さな会議を数多くこなす人ほど身軽に動けます。
ここで一点、正直に書いておきます。アイリスオーヤマの公式サイトにはこの型番の個別ページが見当たらず、上の仕様はアイリスプラザ(アイリスオーヤマが自社で運営する楽天市場店とYahoo!店)の商品ページに載っているものです。集音範囲や対応人数の数値は、そのページにも出ていません。数字で範囲を確かめてから買いたい人は、先に挙げたサンワサプライやエレコムのほうが判断しやすいはずです。
価格は7,670円前後です。
大きな会議室ではなく、自分のデスクや小さな部屋で数人と話す機会が多い人。持ち出しの多い人にも収まりのいい大きさです。
先に伝えておきたい弱点
いいところばかり並べても選べないので、引っかかりそうな点を先に出しておきます。
まず Jabra Speak2 40 MS です。前述のとおりBluetoothには対応しません。スマートフォンから直接つなぐ運用を考えているなら、この時点で候補から外れます。
エレコム LBT-SP02M2BK には、操作まわりの但し書きがあります。商品ページには「ヘッドセット側のマイク・ボタンは非対応です。スピーカーフォン本体で操作してください。」と書かれています。ヘッドセットを併用する前提の人は、ここを読んでから決めてください。
そして集音範囲です。Anker PowerConf A3301 とアイリスオーヤマ CMS-101-B は、半径何メートルまで拾えるか、何人までを想定しているかの数字を公表していません。数字が無いことと性能が低いことは別の話ですが、人数の目安を先に確かめたいなら、公表しているモデルから当たるほうが確実です。
もう一つ。今回挙げた実売価格は調べた時点のもので、時期によって動きます。会議が一人で完結する日が多い人は、ノイズキャンセリングイヤホンのおすすめも並べてご検討ください。弱点を踏まえたうえでも、6点はそれぞれ役割がはっきり分かれています。
結局どれを選ぶか
決め手は1つではありません。条件別に振り分けます。
参加者の声量差が大きく、音量調整に手を取られているなら Anker PowerConf A3301。会議ツールが職場ごとにばらばらで、4〜6人の会議室が主戦場なら エレコム LBT-SP02M2BK。人数が日によって振れて、あとから買い足す余地を残したいなら EMEET OfficeCore M0 Plus です。
半径5mを1台でまかないたい、パソコンとスマートフォンを行き来したいという人には サンワサプライ MM-BTMSP6。ケーブルを挿すだけの確実さと厚みのある音を取るなら Jabra Speak2 40 MS。持ち出す機会が多く、自席の小さな打ち合わせが中心なら アイリスオーヤマ CMS-101-B が収まりよく使えます。
迷ったときは、次の会議で誰がどこに座るかを思い浮かべてください。人数と机の大きさが分かれば、集音範囲を公表しているモデルから絞り込めます。
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