105、250、380、600、2500、4000。この記事で扱う家庭用プロジェクター6点が、それぞれ公式に出している明るさの数字です。こうして並べると、下と上では桁が違って見えます。
ところが、この6つを横一列に並べて比べる読み方は成り立ちません。単位が3種類に分かれているからです。ANSIルーメンと書いてある製品、ISOルーメンと書いてある製品、そして修飾語のない「ルーメン」とだけ書いてある製品が、同じ売り場に混ざって並んでいます。
数字の大きいほうを買えばいい、という読み方が通じないのはここです。表記の違う数字をそろえるための換算式は、どのメーカーも公式には出していません。家庭用プロジェクター選びで最初につまずくのは、たいていこの部分だと思います。
そこでこの記事では、6点それぞれが「どの単位で明るさを書いているか」を先に並べます。そのうえで解像度、内蔵OS、投写距離、実売の価格まで見ていく構成です。番号は順位ではありません。値段の大小でも、数字の大きさでも並べていません。
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
ルーメンの数字は、単位の欄まで読まないと並びません
6点の公式表記を単位ごとに分けると、こうなります。
- ANSIルーメン表記: Nextorage NX1(105)、Anker Soundcore Nebula P1i(380)、WiMiUS G2(2500)
- ISOルーメン表記: XGIMI Nova(250)、TCL A1s(600)
- 修飾語なしのルーメン表記: KABENI PRO2(4000)
このグループ分けは明るさの読み方を整理するためのもので、このあと6点を紹介する順番とは別になります。掲載順ではANSI表記とISO表記が交互に出てきますので、どの製品がどの表記なのかは表の真ん中の列で確かめてください。
同じ表記どうしであれば、少なくとも同じものさしで書かれた数字として並びます。ANSIルーメンの3点は、そこだけを見れば同じ土俵に乗っていると考えて構いません。ISOルーメンの2点も同じです。
やっかいなのは、この2つのグループをまたぐときと、修飾語のない数字を混ぜるときになります。KABENI PRO2の「4000ルーメン」は、UENO-monoが自社シリーズを比べている比較ページに載っている数字で、ANSIやISOといった断りがどこにもありません。何を基準に測った値なのかが公式に書かれていない以上、105 ANSIルーメンや600 ISOルーメンの隣に置いても意味を持たない数字になってしまいます。
換算して「実質◯◯ANSI相当」と書き直すことも、この記事ではしません。各社が換算の根拠を出していないからです。ここで言えるのは、単位が違う数字は並べて比べられない、というところまでになります。
| 製品名 | 公式の明るさ表記 | ネイティブ解像度 |
|---|---|---|
| Nextorage NX1 | 105 ANSIルーメン | 854×480 |
| TCL A1s | 600 ISOルーメン | ネイティブ1080PフルHD |
| XGIMI Nova | 250 ISOルーメン | 1920×1080 |
| Anker Soundcore Nebula P1i | 380 ANSIルーメン | 1920×1080画素 |
| WiMiUS G2 | 2500 ANSIルーメン | ネイティブ1080P |
| KABENI PRO2 | 4000ルーメン(修飾語なし) | フルHD |

家庭で映像を見るための6点を、掲載順に見ていきます
ここから1点ずつ見ていきます。どれも家庭で映画やドラマ、動画配信を見るための機種として選びました。上から順に優れているという意味ではないので、気になった行から読んでいただいて構いません。
1. Nextorage ベッドルームプロジェクター NX1
寝る前に天井へ映す、という一点に振り切った製品です。公式が出している明るさは105 ANSIルーメン。ネイティブ解像度は854×480で、6点の中でここだけがフルHDに届いていません。そのぶん価格は下がっていて、実売は10,000円前後です。
投写サイズは30インチから最大120インチまで対応と記載がありますが、何メートル下がれば何インチになるかというメートル数の表記は公式にありません。光源寿命については約20,000時間と記載がありました。ただし、その光源がLEDなのかレーザーなのかは公式ページに書かれていません。縦横比は16:9、コントラスト比は400:1です。
内蔵OSはありません。NetflixやYouTubeを見るなら、Fire TV Stickのような機器をHDMIでつなぐ形になります。本体だけで完結しないところは、買う前に必ず押さえておきたい部分です。
寝室の壁や天井に小さく映せれば十分で、置き場所を増やしたくない人に向く一台です。すでにFire TV Stickを持っている家なら、追加の出費もほぼありません。
2. TCL A1s
追加の機器を買い足さずに動画配信をそのまま見たいなら、ここが分かりやすい選択になります。内蔵OSはGoogle TVで、Netflixについては「Netflix Certified」の認証を公式に取得済みです。アプリを無理やり入れて動かす形ではない、という意味を持ちます。
明るさの公式表記は600 ISOルーメンです。ANSIルーメンではないので、Ankerの380やWiMiUSの2500とは別のものさしの数字になります。解像度はネイティブ1080PのフルHD対応で、4K入力にも対応します。ネイティブ4Kではないところは読み分けてください。
光源寿命は「30,000時間以上」と公式に記載があります。6点のうち寿命の時間数が公式に出ているのは、このA1sとNextorage NX1の2点だけでした。光源が3色LEDである点は、TCLの別ページに記載を確認しています。
投写サイズは45インチから150インチまでで、距離のメートル数は製品ページに載っていません。電源はACコードのみで、バッテリーは内蔵していないため、設置場所はコンセントの届く範囲に限られます。
通常価格は57,990円です。期間限定のセールが入ることもありますので、実売は52,500円前後を目安に見ておいてください。
リビングに置きっぱなしにして、テレビの代わりに動画配信を流したい人に合う構成です。
3. XGIMI Nova
3万円を切る価格に、Google TVとバッテリーの両方が乗っています。実売は29,700円前後です。
明るさの公式表記は250 ISOルーメン。TCL A1sと同じISO表記なので、この2点どうしなら同じ基準で書かれた数字として見られます。ネイティブ解像度は1920×1080で、公式が標準解像度として明記している値です。
置き場所の話でいうと、Novaはスローレシオを1.3:1と公表しています。この比率から計算すると、100インチを映すには約2.9m下がる必要が出てきます。投写サイズの対応範囲は45インチから150インチです。
内蔵バッテリーは38.48Whで、公式は「1.2時間の映画鑑賞、4時間の音楽再生(エコモード時)」と案内しています。映画を1本通しで見ると、ほぼ使い切る計算になります。コンセントから離して使う日は、この時間を頭に入れておいてください。光源はLEDと記載がありますが、寿命の時間数は公式に出ていませんでした。
NetflixもYouTubeも公式対応で、そのまま開けます。日によって寝室とリビングを行き来させたい人なら、この1台が扱いやすいはずです。持ち出す前提でもっと軽い機種を探しているなら、モバイルプロジェクターのおすすめのほうも見ておくと選択肢が広がります。

4. Anker Soundcore Nebula P1i
投写距離のメートル数を公式が数字で出している、6点の中で唯一の製品です。「約4.15mの距離で最大150インチ」と製品ページに書かれており、比例で計算すると100インチはおよそ2.8mになります。部屋の寸法を測ってから決めたい人には、この一行があるだけで話が早く進むはずです。
明るさは380ANSIルーメンで、仕様表に単位まで明記されています。解像度はフルHDの1920×1080画素、光源はLED、対応OSはGoogle TV。型番はD2200511(ブラック)で、投影画像サイズは40インチから150インチまで対応します。
リモコンにはNetflix・YouTube・Amazon Prime Videoの専用ボタンが付いています。見たいサービスをひと押しで開ける形なので、家族で共有する機種としては効いてくる部分です。
一方、公式の仕様表にはバッテリーの欄そのものがありません。コンセントから給電して据え置きで使う設計と考えるのが自然でしょう。
通常価格は49,990円です。実売は44,990円前後を目安に見ておいてください。
同じ場所に据えて、部屋の広さから逆算して選びたい人に向いています。
5. WiMiUS G2
2500ANSIルーメンという表記は、ANSIルーメン表記の3点の中ではいちばん大きい数字です。部屋を暗くしきれない家で使いたい人が、まず目を向けるところだと思います。ただし、この数字が意味を持つのはANSI表記どうしを見比べたときまでで、ISO表記の600や修飾語のない4000とは並びません。
解像度は「ネイティブ1080Pの物理解像度」で、4Kデコードに対応します。ここもネイティブ4Kではありません。最大投写サイズは300インチと記載があり、6点の中では最も大きい値になります。
内蔵OSは公式Google TV 14.0。Google Playの2万以上のアプリからNetflix・YouTube・Disney+などにアクセスできると、Amazonのブランド公式出品ページに書かれています。
気をつけたいのは買える場所です。楽天市場とYahoo!ショッピングには、正規の取扱いが見つかりませんでした。どこでも買える製品ではなく、実質Amazonでの購入になります。価格は49,491円で、参考価格は67,990円。在庫ありの表示を確認しています。
光源はワット数が50Wと出ているだけで、LEDかレーザーかの種別、寿命の時間数、投写距離のメートル数は商品ページに記載がありません。仕様を細かく詰めてから買いたい人には、この情報量の少なさが引っかかると思います。
6. KABENI PRO2(カベーニ プロ2)2026モデル
重量542gという数字が、この製品の位置づけを示しています。型番はUM-0005A、解像度はフルHD、最大投写サイズは180インチです。
明るさは「4000ルーメン」と表記されています。冒頭で触れたとおり、この数字にはANSI・ISO・光源ルーメンといった修飾語が付いていません。しかも記載場所は製品ページではなく、UENO-monoが自社シリーズを比べている比較ページのほうです。他の5点の数字の隣に置いて大小を語れる値ではないので、4000という数字だけで判断しないでください。
内蔵アプリについては、NetflixとAmazonプライムビデオなどが最初からインストールされていると公式に案内があります。ただし、Netflixの公式ライセンス認証を取得しているという表記は見つかりませんでした。TCL A1sの「Netflix Certified」とは、書かれ方が違います。
投写距離のメートル数、光源の種類、光源寿命の時間数は、いずれも公式ページに載っていませんでした。
実売は74,800円前後です。国内ブランドの販売窓口から買いたい人が候補に入れる一台になります。
解像度は「ネイティブ」と「対応」で読み分けます
明るさの次につまずきやすいのが解像度の表記です。4Kという文字が出ていても、公式の書き方をよく見ると2種類に分かれます。
TCL A1sは「ネイティブ1080PフルHD対応」と「4K入力にも対応しています」を、別々の行に分けて書いていました。WiMiUS G2も「ネイティブ1080Pの物理解像度」と「4Kデコードに対応」を並べて書いています。どちらも4Kの信号は受け取れますが、映し出す側の解像度が4Kになるわけではありません。
6点のネイティブ解像度を並べると、5点がフルHD級で、Nextorage NX1だけが854×480でした。フルHD級の5点はここで差がつかないので、選ぶときは明るさの表記・内蔵OS・置き場所のほうを見るほうが早いと思います。
解像度の表記を見るときの順番
- まず「ネイティブ」「物理解像度」と書かれた行を探す
- 「4K対応」「4K入力」「4Kデコード」は受け取れる信号の話
- 2つが同じ行に書かれていない製品は、必ず分けて読む
100インチを映すのに、どれだけ下がる必要があるのか
置き場所から決めたい人にとって、ここがいちばんの情報不足になります。
投写距離のメートル数を公式が数字で出していたのは、6点のうちAnker Soundcore Nebula P1iだけでした。「約4.15mの距離で最大150インチ」という記載があり、100インチは比例計算でおよそ2.8mになります。XGIMI Novaはメートル数そのものの記載はないものの、スローレシオ1.3:1を公表しているので、そこから100インチ約2.9mが出せます。
残る4点、Nextorage NX1・TCL A1s・WiMiUS G2・KABENI PRO2は、投写距離のメートル数が公式に見当たりませんでした。対応するインチ数の幅は各社とも出しています。Nextorage NX1が30〜120インチ、TCL A1sとXGIMI Novaが45〜150インチ、Anker Soundcore Nebula P1iが40〜150インチ、WiMiUS G2が最大300インチ、KABENI PRO2が最大180インチです。ただし、そのインチを出すために何メートル必要かは伏せられたままになっています。
狭い部屋で大きく映したいなら、この距離の情報があるかどうかは選定の分かれ目になります。設置場所そのものを見直したい人は、テレビまわりの配置の考え方も合わせて読むと決めやすくなるはずです。
買ってから気づきやすい引っかかりどころ
弱点も正直に書きます。6点それぞれ、買う前に知っておきたい部分を1つずつ挙げておきます。
- Nextorage NX1: 内蔵OSが無いので、単体では動画配信を開けません
- TCL A1s: バッテリーを内蔵していません。公式ページにバッテリー容量の記載自体が無く、コンセントのある場所でしか使えません
- XGIMI Nova: バッテリーは満充電でも映画1本ぶん、公式表記で1.2時間の映画鑑賞までです。光源寿命の時間数も公式に出ていません
- Anker Soundcore Nebula P1i: 公式仕様表にバッテリーの欄がありません。据え置きで使う前提の設計です
- WiMiUS G2: 楽天市場とYahoo!ショッピングに正規の取扱いが見つからず、購入先が実質Amazonに限られます。光源の種類と寿命の記載もありません
- KABENI PRO2: 明るさが「4000ルーメン」とだけ書かれていて、どの基準で測った値かが分かりません。投写距離・光源の種類・寿命も公式に記載がありません
こうして並べると、どの製品にも公表されていない項目が残っています。買う前に公式ページで確かめる項目を、あらかじめ決めておくのが確実です。明るさの単位、ネイティブ解像度、内蔵OSの有無、投写距離、この4つを見れば、店頭でも通販ページでも判断が早くなります。
どこから見ればいいか、もう一度並べます
最後に、掲載した順のまま用途を並べ直しておきます。
Nextorage NX1は寝室の天井や壁に小さく映す用途で、Fire TV Stickなどを別に足す前提の一台です。TCL A1sはGoogle TVとNetflix Certifiedが入っているので、置いてすぐ動画配信を流せます。XGIMI Novaは3万円弱でバッテリーとGoogle TVの両方を持っていて、部屋を移しながら使えるでしょう。Anker Soundcore Nebula P1iについては、投写距離のメートル数が公式に出ている唯一の機種でした。部屋の広さから逆算して決めたい人は、ここから見てください。WiMiUS G2はANSI表記の3点の中でいちばん大きい2500という数字を出していますが、買い先はAmazonに限られます。KABENI PRO2は542gと軽く、国内ブランドの販売窓口から買えるかわりに、明るさの単位が分からないままでした。
製品の並び以上に持ち帰っていただきたいのは、ルーメンの数字を見たら手前に何と書いてあるかを読む、という一点になります。ANSIなのか、ISOなのか、それとも何も書かれていないのか。ここを飛ばして数字だけで比べると、選び方そのものがずれてしまいます。
家庭用プロジェクターを探すときは、数字の桁に驚く前に単位の欄を見るところから始めてみてください。
※本記事はプロモーションを含みます

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