天体写真は簡単?ZWO Seestar S30 Proレビュー

夕暮れの浜辺で望遠鏡を使う男性

晴れた夜はベランダに三脚を広げて、Seestar S30 Proが撮った星雲をスマホで眺めています。数字が気になる人は、すぐ下の基本情報の表を見てください。機材を一から揃えずに星雲も星座も撮りたい人に、僕はこの1台をすすめます。決め手は、望遠と広角のカメラを積んで三脚込み1.65kgという身軽さでした。

この記事でわかること

  • 2つのカメラで撮れるもの
  • ベランダとキャンプ場で使った感想
  • 光害カットフィルターまわりの弱点
  • S50 Proとの違いと見分け方

値段と在庫は、販売ページで先にのぞけます。

ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30 Pro(ビクセン取扱・2年保証)

ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30 Pro(ビクセン取扱・2年保証)

参考価格 139,900円前後

スマホ操作で星雲や星座の撮影を始めたい人向け。

このブログを書いている人

men's house 運営者

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

Seestar S30 Proの基本情報

Seestar S30 Proは、ZWOのスマート天体望遠鏡です。日本ではビクセンが取り扱っています。スマホの無料アプリ「Seestar」とつなげば、天体を探すところから撮影、画像処理まで本体任せ。

項目内容
ブランドZWO(ビクセン取扱)
商品名ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30 Pro
大きさ・重さ210×140×80mm・1.65kg(三脚含む)
望遠カメラ4枚玉アポクロマート・有効径30mm・焦点距離160mm(F5.3)
広角カメラ有効径3.4mm・焦点距離6mm(F1.75)
保証2年間(内蔵バッテリーは1年間)
数字は各商品ページの表記にもとづきます

バッテリーは本体に内蔵の6000mAh。電池を別に用意しなくていいので、出かける前の準備が1つ減ります。本体のストレージは128GBで、通信はWi-Fi、Bluetooth、NFC、USB Type-Cに対応しています。

値段にはメーカーの希望小売価格がありません。オープン価格なので、今の値段は販売ページで確かめてください。

ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30 Pro(ビクセン取扱・2年保証)

ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30 Pro(ビクセン取扱・2年保証)

参考価格 139,900円前後

スマホ操作で星雲や星座の撮影を始めたい人向け。

S30 Proで撮れるもの

このモデルのいいところは、星雲だけで終わらないことです。望遠で星雲を撮るのも、広角で星座や天の川を撮るのも、この1台でこなせます。そのうえ、街明かりのある場所でも星雲を狙いやすい工夫が入っています。まずはカメラの話から。

Seestar S30 Proは望遠と広角の2つのカメラを積む

望遠側は、4枚玉アポクロマートの光学系です。有効径30mm、焦点距離160mm(F5.3)で、センサーはSONYの1/1.2型(IMX585)。色収差を抑えたクリアな像が出るように作られていて、星雲や星団をじっくり撮るのはこちらの役目です。視野角は4.6°あります。

広角側は焦点距離6mm(F1.75)で、センサーはSONYのIMX586。フルサイズ換算で約35mm相当になり、視野角は63°まで広がります。星座や天の川を撮るためのカメラで、星の軌跡を残すスタートレイルも撮れます。

撮影モードは、星雲星団モード、太陽系モード、風景モード、星座・天の川撮影モードの4つ。解像度は望遠も広角も3840×2160pxです。撮りたいものに合わせてモードを選べば、あとの処理はアプリが手伝ってくれます。

出番は夜だけではありません。望遠側はフルサイズ換算で約500mm相当のカメラになるので、遠くの景色や野鳥を撮れます。付属のS30 Pro専用太陽フィルターを付ければ、太陽の撮影もできます。夜しか使わない道具だと思っていると、ちょっともったいない1台です。

光害カットフィルターとレンズヒーターを内蔵

本体には、星雲が出す特徴的な光だけを通すデュオバンドの光害カットフィルターが入っています。オンとオフはアプリの中で切り替えるだけ。街明かりで星があまり見えない場所でも、星雲を撮りやすくなることが期待できます。

もう1つ見ておきたいのが、レンズヒーターです。夜に長く撮っていると、レンズが外の空気より冷えてくもることがあります。それを防ぐための機能で、クリアな像を保ったまま撮影を続けられるようにしてあります。

Seestar S30 Proはアプリが天体を探して撮ってくれる

操作はスマホアプリ「Seestar」だけで、細かい設定はいりません。アプリには星図表示(SkyAtlas)と「今晩のおすすめ」があり、その夜に見える天体を確かめて、そのまま導入まで進められます。

カメラが天体を自動で見つけて、撮影から画像処理まで行ってくれるのも助かるところ。ピント合わせはパワーフォーカスで、オートとマニュアルを選べます。星の名前に詳しくなくても、見たい天体を選ぶところから始められるのがうれしいところです。

準備は、三脚の水平を合わせて本体を取り付けるだけ。架台は経緯台式で、フォーク式の赤道儀としても動かせます。

S30 Proを使ってみて

最初に「これは楽だ」と思ったのは、外に出してから撮り始めるまでの短さでした。三脚を開いて水平を見て、本体を載せて、スマホをつなぐだけ。望遠鏡の向きを自分で星に合わせる作業がないので、寒い夜でも外にいる時間が長くなりません。

正直、天体望遠鏡というより、星を撮るためのカメラを空に向けている感覚に近いです。僕の場合、星はほとんどスマホの画面で見ています。

ベランダで星雲を撮る夜

ふだん使うのは、自宅のベランダです。アプリの「今晩のおすすめ」から撮りたい星雲を選ぶと、本体が自分で向きを変えて、その星雲のほうを向いてくれます。あとは画面の中で星雲の姿が見えてくるのを、スマホを手にのんびり待つだけ。

街明かりが気になる夜は、アプリで光害カットフィルターをオンにしています。冷え込んだ夜もレンズのくもりを気にせずに撮れたので、ヒーターが入っているのは助かりました。撮った写真を翌朝に見返すのも、楽しみのひとつです。

キャンプ場では広角で星座と天の川

キャンプに出かけるときは、耐衝撃ケースに本体と三脚を入れて車に積んでいきます。荷物がケース1つで済むので、持っていくか迷うことがほとんどありません。

空が暗い場所では、広角に切り替えて星座や天の川を撮ります。テントの横に置いて、星の軌跡を撮るスタートレイルを回しておくのも好きな使い方です。昼のうちに望遠側で遠くの山を撮ってみたら、これはこれで楽しめました。

S30 Proで物足りないところ

いいところが多い1台ですが、使っていて引っかかる点もあります。先に知っておくと困らない点を、順に書きます。

まず、光害カットフィルターが使えるのは望遠側だけです。広角で星座や天の川を撮るときはフィルターなしになるので、僕は天の川を狙う日は街明かりの少ない場所まで持って出ています。

次に、望遠側でピントが合う撮影距離は6mから先です。昼に遠くの景色や野鳥を狙うぶんには気になりませんが、6mより手前にあるものは望遠側では撮れません。近くを写すなら、0.1mから撮れる広角側に任せることになります。

保証の長さも、本体と内蔵バッテリーで違います。本体は2年間ですが、内蔵バッテリーは1年間です。

あとは楽しみ方の好みの話になります。操作も見るのもスマホが中心なので、接眼部をのぞいて星を眺める時間を楽しみにしている人とは、イメージが少しずれると思います。撮った写真を見返すのが好きな人のほうが、満足しやすいはずです。

S50 Proとの違い

ビクセンが扱うSeestarには、名前の近いS50 Proもあります。大きく違うのは、望遠側のレンズと、大きさと重さです。

望遠側の焦点距離は、S30 Proが160mm(F5.3)、S50 Proが口径50mmで260mm(F5.2)です。視野角はS30 Proが4.6°、S50 Proが2.8°。広角側はどちらも焦点距離6mm(F1.75)、視野角63°で同じです。

大きさと重さは、S30 Proが210×140×80mmで、三脚を含めて1.65kgです。S50 Proは140×145×260mmで、本体だけで2.8kgあります。三脚はS30 Proがアルミ製、S50 Proがカーボン製の2段伸縮式です。バッテリーはS30 Proが6000mAh、S50 Proが10000mAh。ストレージはどちらも128GBで、保証もどちらも2年間(内蔵バッテリーは1年間)です。

ほかの望遠鏡も含めて比べたい人は、天体望遠鏡のおすすめも読んでみてください。

広角側の焦点距離と視野角は同じなので、分かれ目は望遠側と持ち運ぶ重さになります。僕の使い分けで言うと、三脚込み1.65kgの軽さを生かしてキャンプや旅先にも持ち出したいならS30 Pro、本体だけで2.8kgになっても、焦点距離260mm・視野角2.8°の望遠側で星雲を狙いたいならS50 Proです。

JANと箱の中身、保証

ビクセンの製品ページでの名前は「ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30 Pro」で、JANは4955295630073です。通販で探すと、S50 Pro(JAN 4955295630110)が一緒に並ぶことがあります。名前が似ているので、商品名の「S30」とJANを見比べておくと取り違えません。

販売ページの商品名に「日本国内正規代理店」「2年保証」と書いているお店もあります。保証の中身はビクセンの公式ページにあり、取扱説明書どおりの正しい使い方で、買った日から2年以内に故障などが起きたときは無償で修理する、というのが公式の書き方です。

箱には、本体、アルミ三脚、USB Type-Cケーブル、耐衝撃ケース、S30 Pro専用太陽フィルター、ZWO 天文学テーマステッカー、取扱説明書が入っています。クイックガイドと安全ガイドライン、クイックスターターガイドも同梱。

なお、仕様と外観は改善のために予告なく変わることがあります。入荷や在庫は、各販売店や通販サイトに直接問い合わせるよう案内されています。

Seestar S30 Proが合う人

Seestar S30 Proは、スマホの操作だけで星雲から天の川まで撮りたい人に合う1台です。望遠と広角の2つのカメラ、光害カットフィルター、レンズヒーターを本体に積んでいて、三脚まで含めても1.65kgに収まっています。耐衝撃ケースに入れれば、そのまま持ち出せます。

向く人・向かない人

  • 機材を一から揃えずに天体写真を始めたい人
  • 星雲と星座の両方を撮ってみたい人
  • キャンプや旅先にも持っていきたい人
  • 望遠側で6mより手前のものを撮りたい人には不向き

最後に1点だけ。注文する画面では、商品名が「S30 Pro」になっているかだけは確かめてください。名前の近いS50 Proは、望遠側のレンズも大きさも別物です。

ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30 Pro(ビクセン取扱・2年保証)

ZWO 天体望遠鏡 Seestar S30 Pro(ビクセン取扱・2年保証)

参考価格 139,900円前後

スマホ操作で星雲や星座の撮影を始めたい人向け。

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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