星雲の写真を撮るのに、機材はいくつ要ると思いますか。
僕が使っているのは、ZWOのSeestar S50 Proです。本体と付属の三脚、それにスマホがあれば撮影まで進められます。夜空の撮影をこれ1台で始めたい人にすすめます。
この記事でわかること
- 望遠と広角の2つのカメラで撮れるもの
- スマホで操作してみた使い心地
- S30 Proや旧型S50との違い
- 買う前に見ておく型番・付属品・保証
三脚もケースも箱に入っていて、買ったその日から外へ持ち出せるのがいいところです。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
Seestar S50 Proの基本情報
表にすると、こんな中身です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ZWO(国内の取扱はビクセン) |
| 商品名 | Seestar S50 Pro(スマート天体望遠鏡) |
| 望遠側の口径と焦点距離 | 50mm・260mm(F5.2) |
| サイズと重さ | 140×145×260mm・2.8kg(本体) |
| 保証 | 2年間(内蔵バッテリーは1年間) |
| 価格 | オープン価格 |
値段はメーカーが決めていません。販売ページで今の額を見てから決めてください。
星雲も天の川も1台で撮れる
S50 Proは、スマホとつないで撮る望遠鏡です。撮り始めるのに、本体のほかの機材は要りません。
初めての人でも、手軽に天体写真を撮れるように作られています。
S50 Proは望遠と広角の2つのカメラ
望遠側は口径50mm・焦点距離260mm(F5.2)です。レンズは4枚玉のアポクロマートで、色のにじみ(色収差)を抑えたクリアな像を結びます。望遠側のセンサーは1/1.2型で、星雲や星団のような細かい天体を撮るのはこちらの役目です。センサーの型番は望遠側がOmniVisionのOS08B10、広角側がSONYのIMX586で、どちらもカラーです。
もう1つのカメラは広角側。焦点距離6mm(F1.75)で、視野角は63°あります。望遠側の視野角が2.8°なので、写る範囲はまるで違います。天の川や星座のように、空を広く写したいときはこちらの出番です。
日中の撮影にも使えます。望遠側はフルサイズ換算で約880mm相当、広角側は約35mm相当です。望遠側は15mより先にピントが合います。
解像度は3840×2160pxで、撮ったものは本体の128GBのストレージに入ります。
水平に置けば、あとはアプリで進む
使い始めにやるのは、本体を水平に置くことです。
あとは無料のアプリ「Seestar」とつなげば、カメラが天体を自動で見つけます。撮影から画像の処理まで本体がやってくれるので、細かい設定は要りません。ピント合わせはパワーフォーカスで、オートとマニュアルを切り替えられます。
つなぎ方はWi-Fi・Bluetooth・NFC・USB Type-Cの4つです。
バッテリーは10000mAhで、本体に入っています。従来のS30 ProやS50より容量が大きく、外部電源を別に用意する場面はほとんどないとされています。
街明かりのフィルターと赤道儀モード
都市部のように街明かりが多い場所で役立つのが、本体に入っている光害カットフィルターです。街明かりで星が見えにくい場所でも、撮影の確度を上げてくれます。オンとオフはアプリで切り替えられます。
もう1つが赤道儀モードです。ふつうの経緯台モードでは、構図が回ってしまう「視野回転」が課題になります。赤道儀モードなら構図の回転を気にせず、長い時間の露光ができます。淡い星雲の細かいところまで写せるのが、このモードの強みです。
本体は重さを生かした高剛性の作りで、風にも強いとされています。外で揺れを抑えたい人には心強いところです。

Seestar S50 Proを使ってみて
手に取ったきっかけは、住んでいる場所の街明かりでした。星を撮るなら暗い山まで行って、重い機材を広げるものだと思い込んでいたんです。それなら家の近くで、スマホだけで試せるものがいいと考えてS50 Proにしました。
最初の夜に迷わなかったところ
三脚を伸ばして、本体を載せて、水平を取る。僕がやったのは、ほぼそれだけでした。
付属の三脚は、2段で伸びるカーボン製。足元が平らでない場所では高さを少し変えながら、水平を取りやすいところを探しています。
アプリをつないだら、撮りたい天体を画面で選んで待ちます。設定の項目を一つずつ覚えなくていいのは、望遠鏡が初めての僕には本当に助かりました。ピントもオートに任せています。
待っている間は、スマホの画面を眺めているだけです。このゆるさが、僕にはちょうどよかったです。
街明かりの夜と、昼間の景色
家の近くで星雲を撮るときは、アプリでフィルターをオンにしています。本体に触らずに切り替えられるので、外に出ていく手間がありません。
天の川を撮るときは、広角側に切り替えて少し暗い場所へ持ち出します。付属の耐衝撃ケースに入れて運べるので、車に積むときも気が楽です。
意外とよく使うのが昼間です。遠くの山を望遠側でのぞくと、肉眼では分からない細かいところまで写ってくれます。夜しか出番がないと思っていたので、ここはうれしい誤算でした。ただ、近すぎるものにはピントが合いません。ベランダの手すりを撮ろうとして、最初は少し戸惑いました。
外で使うときも、モバイルバッテリーは持っていっていません。
赤道儀モードはすぐ使える?
すぐには使えません。赤道儀モードには、別に雲台が要ります。
付属品の中に雲台は入っていません。長い時間の露光で淡い星雲を狙いたいなら、雲台の分も考えておいてください。経緯台モードのままでも撮影はできますが、視野回転の課題は残ります。雲台を持っていない人は、まず経緯台モードで撮ってみて、長い露光を試したくなってから雲台を足しても遅くありません。
光害カットフィルターが使えるのは望遠側だけです。広角側で天の川を撮るときは、フィルターに頼れません。街明かりの強い場所で天の川を撮りたい人は、そこは割り切りが要ります。
重さも先に知っておいてほしい点です。本体だけで2.8kg、大きさは140×145×260mmあります。風に強い作りと引き換えの重さなので、軽さを求める人には向きません。ポケットに入れて気軽に持ち歩く道具ではないと思ってください。
S30 Proや旧型S50との違い
比べたいのは、同じZWOのSeestar S30 Proと旧型のSeestar S50です。
S30 Proは望遠側の口径が30mmで、焦点距離は160mm(F5.3)です。広角側は6mmで、ストレージは128GB、バッテリーは6000mAhあります。大きさは210×140×80mm、重さは三脚込みで1.65kgです。三脚はアルミ製で、赤道儀モードには雲台と三脚が別に要ります。持ち出しの軽さを大事にするならS30 Pro、口径とバッテリーの容量をとるならS50 Pro、という分け方になります。
旧型のS50は口径50mmで、レンズは3枚のアポクロマートです。焦点距離は250mm(F5)、大きさと重さは142.5×130×257mm・2.5kgでした。ストレージは64GB、バッテリーは6,000mAhです。センサーは、旧型がSONYのIMX462で、S50 Proの望遠側はOmniVisionのOS08B10です。旧型と迷っている人は、このあとの数字の差を見てから決めてください。
ほかのメーカーも含めて比べたい人は、天体望遠鏡のおすすめも読んでみてください。
S50 Proの焦点距離260mmとバッテリー10000mAhは、S30 Proと旧型S50のどちらよりも大きい数字です。同じ50mmでも、旧型からレンズが4枚玉になり、ストレージも倍の128GBになりました。
型番と付属品、保証のこと
名前がよく似たS30 Proと取り違えないように、JANを見てください。S50 ProのJANは4955295630110です。
箱に入っているのは、次のものです。
- Seestar S50 Pro本体
- カーボン製の三脚(2段伸縮式)
- USB Type-Cケーブル
- 耐衝撃ケース
- S50 Pro専用の太陽フィルター
- ZWOの天文学テーマステッカー
- 取扱説明書
三脚の高さは274.5mmから363mmまで伸ばせます。
保証は2年間です。取扱説明書どおりの正しい使い方で、お買い上げの日から2年以内に故障したときは無償で修理してもらえます。内蔵バッテリーだけは1年間です。
国内の取扱はビクセンです。入荷や在庫は、各販売店に直接問い合わせるよう公式ページで案内されています。
S50 Proをすすめたい人
星雲も天の川も、スマホの操作だけで撮ってみたい人に向いています。望遠と広角の2つのカメラがあるので、撮りたいものに合わせてわざわざ機材を足す必要がありません。街明かりには内蔵の光害カットフィルターがあり、雲台を足せば赤道儀モードで長い露光にも広げられます。
重さと雲台の件さえ納得できれば、僕は自信を持ってすすめられます。
使い始めの夜は、本体を水平に置くところだけ丁寧にやってください。そこさえ済めば、あとはアプリが撮影まで連れていってくれます。
※本記事はプロモーションを含みます

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