「乳液を足すとテカるだろう」と決めつけて化粧水だけで終わらせた冬、僕は口の周りに粉をふきました。結論から言うと、敏感肌でも乳液は使っていいし、化粧水だけで止めるより肌の上に残るものは増えます。乾燥から来る肌荒れが主ならキュレル、皮脂とニキビが同時に出るならdプログラム、顔も体も使いたいならケアセラ。この3本から1本選べば足ります。
テカる肌と乾く肌は、同じ顔の上で平気で両立します。
ただし3本とも、僕が使い切った製品ではありません。レビューではなく、有効成分と全成分表示から、どの1本が自分の担当かを決める記事です。
この記事でわかること
- 敏感肌でも乳液を足していい理由
- 乾燥・皮脂とニキビ・全身用、条件別の3本
- 有効成分と全成分表示から製品の性格を読む見方
- 効かないと感じる原因になる使用量と塗る順番
この記事の答え
- 乾燥から来る肌荒れが主 → キュレル 潤浸保湿 乳液 120mL(目安2,090円)
- 皮脂とニキビが同時に出る → dプログラム バランス&アクネケア エマルジョン EX 100mL(3,630円)
- 顔も体も量を使いたい → ケアセラ APフェイス&ボディ乳液 200mL(1,320円)
このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

敏感肌でも乳液は使っていい。まず選ぶならこの3本
3本の役割は、乾燥・皮脂・量で分かれる
担当を、名前と値段つきで出しておきます。迷う時間がもったいないからです。
キュレル 潤浸保湿 乳液 120mL(花王)は、乾燥から来る肌荒れを防ぐ1本です。有効成分はアラントインで、うたわれているのは「潤い成分配合で、角層まで深く潤う」「肌荒れを防ぐ」。花王は定価を出しておらず、実売の目安が2,090円です。
dプログラム バランス&アクネケア エマルジョン EX 100mL(資生堂)は、皮脂が出るのに荒れる肌の担当。3本で唯一、ニキビを防ぐ方向の有効成分を持ちます。本体は3,630円、レフィルは3,190円(税込)です。
ケアセラ APフェイス&ボディ乳液 200mL(ロート製薬/化粧品)は、顔と体を1本でまかなう担当です。200mLで1,320円なので、腕や脚まで塗っても財布が痛みません。有効成分はありません。
3本そろえる必要はなく、選ぶのは1本だけです。自分の肌でいちばん困っている症状を決めて、その1本だけを買えば足ります。
乳液がやっているのは「水分にフタ」だけではない
「乳液は化粧水のフタ」という説明をよく見ます。半分は当たっていますが、半分は足りていません。
乳液は水と油を乳化させた剤形で、水分と油分を同時に置けるのが本当の役割です。化粧水だけでは、置いた水が飛ぶときに肌の水分まで連れていってしまいます。逆にクリームだけでは油に寄りすぎて、皮脂の多い肌には重すぎることも。
「化粧水だけ」でうまくいっている人は、そのままで問題ありません。困っている人にとって、乳液は真ん中を埋める選択肢になります。僕が粉をふかせた冬も、足りなかったのは油分の側でした。剤形ごとの住み分けは敏感肌向け美容液の選び方に置いています。
敏感肌の乳液は、箱のこの表示で絞れる
有効成分の欄をまず見る
低刺激かどうかを、パッケージの雰囲気で決めない方法があります。箱の裏を見るだけです。
まず見るのは有効成分の欄です。ここに名前が入っている乳液は、狙っている先がはっきりしています。キュレルなら肌荒れを防ぐ側、dプログラムならニキビを防ぐ側。いま自分が止めたいのはどちらなのかで、1本目が決まります。
一方、化粧品には有効成分という欄そのものがありません。劣っているのではなく、語れる材料が全成分表示と商品説明だけになるという意味です。全成分は原則として配合量の多い順なので、上から5つ見れば剤形の性格は読めます。
無香料・アルコール無添加・パッチテスト済みの読み方
ここが、いちばん誤読されるところです。
「無香料」「アルコール無添加」「パラベンフリー」は、入っていないものの宣言です。香料やアルコールで荒れた経験がある人には、そのまま有力な手がかりになります。逆に、自分が反応したことのない成分の無添加表記は、選ぶ材料になりません。
「パッチテスト済み」も同じで、テストをしたという事実を表示しているだけです。全員に刺激が出ないと言っているわけではありません。ロート製薬が添えている「すべての方に刺激が起こらないというわけではありません」が、いちばん正直な表現です。この手の表示については、敏感肌用化粧品の表示の読み方にまとめました。
無添加表記の外側に、名前で残っているもの
無添加表記だけを追うと見落とすものがあります。入っていないものの一覧より、入っているものの一覧のほうが情報量が多いという点は、先に押さえておいてください。
ケアセラの全成分には、10番目にラノリンが入ります。羊毛由来の油分です。dプログラムの全成分(資生堂オンラインストア)には、後半にピロ亜硫酸ナトリウム、いわゆる亜硫酸塩が入ります。どちらもメーカーが表示している事実です。
これらが危険だ、という話ではありません。過去にラノリンや亜硫酸塩で荒れたことがある人にとっては、無添加表記が何行並んでいても、その1本は候補から外れます。心当たりがなければ気にしなくて構いません。低刺激かどうかは製品の属性ではなく、自分の履歴と全成分表示の突き合わせで決まります。
【1本目】キュレル 潤浸保湿 乳液 120mL
有効成分アラントインが担当しているのは「肌荒れを防ぐ」
有効成分はアラントインの1つだけです。商品ページの言葉は「角層まで深く潤う」と「肌荒れを防ぐ」の2つです。
この文は2つに割って読んでください。「肌荒れを防ぐ」を担当しているのが有効成分のアラントインで、花王はこれを消炎剤として扱っています。「角層まで深く潤う」は潤い成分のほうの話。フタをしながら、荒れる方向へ転がるのも抑えておけるので、冬に頬が粉を吹く人、髭剃りのあとにヒリつく人にはこの組み合わせが効いてきます。
キュレルを残す理由は、はっきりしています。乾燥寄りの敏感肌に向けて、肌荒れを防ぐ有効成分を持っているのが、この1本だけだからです。後に出るケアセラは容量あたりが安いかわりに、有効成分の設定がありません。
全成分から読める油分の置き方と、1回に使う量
全成分はアラントイン*、水、グリセリン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、シュガースクワラン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコールと続きます。*が有効成分です。
水とグリセリンの次に来るのは、名前の長いヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドです。どの成分名がどれに当たるかまでは明かされていません。花王の説明は、潤い成分としてセラミド機能成分とユーカリエキスを配合、というところまでです。そのあとに並ぶのは軽めの油分です。ワセリンのような重い油で覆う設計ではありません。
見落としやすいのが使う量です。てのひらに適量(ポンプ3〜4押し分)をとり、顔全体、カサつき・潤い不足等が気になる部分にやさしくなじませるのが使い方で、ポンプ3〜4押しは想像よりずっと多い量です。1押しで済ませて「効かない」と判断している人は、けっこう多いはずです。

【2本目】dプログラム バランス&アクネケア エマルジョン EX 100mL
有効成分はトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウム
これは資生堂の乳液になります。旧品の「アクネケア エマルジョン MB」と紛らわしいので、バランス&アクネケア エマルジョン EXとEXまで確認して買ってください。
有効成分はトラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムの2つです。資生堂オンラインストアの商品説明は、毛穴の目立ち&ニキビ予防、うるおって毛穴の目立たない「なめらか美肌」へ導く、というものです。メーカーの言葉なので、僕の言い方ではニキビを防ぐ方向の乳液までにしておきます。
皮脂が出るのに荒れる肌を正面から想定しているのは、3本でこの1本だけです。脂性肌でニキビが出る人が「敏感肌用」の棚に行くと、たいてい乾燥肌向けの重いものばかりです。無添加まわりの表記はアルコール無添加(エチルアルコール)、パラベン(防腐剤)無添加、無香料、敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済みの4つ。
皮脂が出る肌に選ぶ理由と、3,630円という価格の壁
全成分は有効成分2つのあと、キシリット、酵母エキス(3)、アルテロモナス発酵エキス、ジオウエキスなどが続き、そのあとに精製水が来ます。精製水より前にこれだけ並ぶのは、あまり見ない構成です。
油の側で目立つのはメチルポリシロキサンです。シリコーン系の軽い油剤で、厚い膜を作るタイプではありません。皮脂が多い肌に乗せる前提の設計だと読めます。
そして価格です。本体100mLで3,630円(税込)、レフィル88mLで3,190円(税込)。1mLあたり約36円になり、ここが最大のハードルです。 ただし皮脂とニキビの枠を埋める敏感肌用の乳液という条件では、代わりが見つかりません。
dプログラム バランス&アクネケア エマルジョン EX 100mL
参考価格 3,630円前後
皮脂が出るのに荒れる肌へ。ニキビを防ぐ方向の有効成分を持つ、3本で唯一の1本です
【3本目】ケアセラ APフェイス&ボディ乳液 200mL
8種の天然型セラミドと、顔と体を1本で済ませる設計
ロート製薬のこの乳液には、有効成分の設定がありません。そのぶん8種の天然型セラミドで肌に水分を抱えこませるところへ振り切った設計で、顔にも体にもたっぷり使えるのが持ち味になります。
商品説明は「カサつきや肌荒れをしつこくくり返す乾燥肌へ」「肌を強くうるおす乳液」。配合は8種の天然型セラミドと発酵セラミドプラスで、内訳はセラミド1、2、3、6Ⅱ、EOSほかです。
全成分は水、グリセリン、BG、ワセリン、トリエチルヘキサノイン、ミネラルオイル、ペンチレングリコール、ステアリン酸ソルビタン、ポリソルベート60、ラノリン、セラミド1の順です。上位にワセリンとミネラルオイルが来ているのが、この製品の性格をよく表しています。
表記は弱酸性、低刺激性、パラベンフリー、無香料。そこに「すべての方に刺激が起こらないというわけではありません」という但し書きが並びます。
1,320円という値段が効いてくる場面
200mLで1,320円(税込)です。1mLあたりに直すと約6.6円になります。
この安さが効くのは、顔以外も乾いている人です。すねが粉をふく、腕がカサつく、風呂あがりに背中がつっぱる、といった場面。顔用の乳液でここまでまかなうと、120mLが2週間で消えます。量を惜しんだ保湿は、たいてい塗れていない保湿になります。
容量は200mLのほかに大容量ポンプ400mLとつめかえ用370mLも。まず200mLで顔と体に合うか試して、続きそうなら400mLへ移れば無駄がありません。体は塗る面積が広いぶん異常に気づくのが遅れるので、最初の数日は塗った範囲を覚えておいてください。
3本を同じ物差しで並べる
有効成分・うたい文句・容量・価格を1つの表にする
確認できた項目だけを表にしました。それらしい言葉で埋めるより、空欄のままにしています。
| 項目/キュレル 潤浸保湿 乳液 | dプログラム バランス&アクネケア エマルジョン EX | ケアセラ APフェイス&ボディ乳液 |
|---|---|---|
| 有効成分アラントイン | トラネキサム酸・グリチルリチン酸ジカリウム | 有効成分の設定なし |
| うたい文句「潤い成分配合で、角層まで深く潤う。肌荒れを防ぐ。」 | 「毛穴の目立ち&ニキビ予防。うるおって毛穴の目立たない「なめらか美肌」へ導きます」 | 「カサつきや肌荒れをしつこくくり返す乾燥肌へ。肌を強くうるおす」 |
| 容量120mL(つめかえ用100mL) | 本体100mL(レフィル88mL) | 200mL(ほか400mL・つめかえ370mL) |
| 価格(税込)定価の記載なし/実売の目安2,090円 | 本体3,630円・レフィル3,190円 | 1,320円 |
| 無添加などの表記無香料・無着色・アルコールフリー・弱酸性 | アルコール無添加・パラベン無添加・無香料・パッチテスト済み | 弱酸性・低刺激性・パラベンフリー・無香料・パッチテスト済み |
| 1回に使う量ポンプ3〜4押し分 | 10円硬貨大 | 記載なし |
キュレルとケアセラは同じ乾燥寄りの枠です。それでも両方を載せたのは、肌荒れを防ぐ有効成分が欲しいならキュレル、顔も体も量を使いたいならケアセラ、と使いどころが分かれるからです。
乾燥で選ぶか、皮脂で選ぶか、量で選ぶか
分岐は3つしかありません。
粉をふく、洗顔後につっぱる、頬がザラつく——これが主ならキュレルです。有効成分アラントインが肌荒れを防ぐ方向を担当し、油分は軽め。顔に使う1本として選んでください。
昼にTゾーンがテカる、それなのに口周りにニキビが出る——この組み合わせならdプログラムです。3,630円を飲めるかが判断のすべて。化粧水から見直したい人は、脂性肌のメンズ化粧水の選び分けで化粧水側の条件も揃えておくと、乳液の効きかたが変わります。
腕や脚も乾いていて全身に塗りたい——それならケアセラです。買うのは1本で足ります。3か月使って足りない部分がはっきりしてから、2本目を考えれば十分です。
買ってから気づく弱点も書いておく
3本それぞれの、うまくいかない場面
いいところだけでは選べません。つまずく点を出します。
キュレルはポンプ式で、1回に出す量の加減がしにくい作りです。油分が軽い設計なので、真冬に頬が割れるほど乾く人だと、夜はクリームの併用が要ることもあります。120mLという容量も、顔以外に使い始めるとすぐ底が見えてきます。
dプログラムの弱点は価格と流通です。100mLで3,630円は、続けるにはそれなりの覚悟が要ります。どこのドラッグストアにも置いてあるブランドではないので、切らしたときに買い足せない場面も。レフィルを前提に、在庫を切らさない運用にしておくのが現実的です。
ケアセラは、顔に使うと重いと感じる人がいます。全成分の上位にワセリンとミネラルオイルが並ぶので、皮脂が多い肌だと油膜が残る感覚が出やすくなります。僕のような脂性肌が夏の朝に顔へ使うのは、正直おすすめしません。体は年中これ、顔は季節で切り替えるほうが合うはずです。なお乳液で翌朝ベタつくときは、原因が敏感肌のクレンジングと洗顔の側にあることも。
「敏感肌用」でも自分に合うとは限らない
dプログラムとケアセラは「敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み」を掲げ、キュレルは無香料・無着色までで、パッチテスト済みの表記は花王には見当たりません。テスト済みの2本にしても、ロート製薬が「すべての方に刺激が起こらないというわけではありません」と添えるとおり、合わない人は必ず出るという前提は変わりません。
だから前半で、ケアセラのラノリンとdプログラムのピロ亜硫酸ナトリウムに名前で触れました。どちらかで荒れた記憶があるなら、その1本は候補から外して構いません。判断材料は雰囲気ではなく、全成分表示の名前です。
赤みが引かない、湿疹が広がる、じくじくして治まらない——この状態は乳液を替えて様子を見る場面ではありません。乳液の選び直しで対処できるのは「乾く」「つっぱる」までで、その先は皮膚科の領域です。 僕も市販品を3本試して1か月無駄にし、皮膚科では2週間で落ち着きました。新しい1本は、頬の内側にだけ数日塗ってから全体へ広げてください。この手順で、外したときの被害は小さく済みます。
塗り方でつまずくのは、たいてい量と順番
説明書どおりの量は、想像より多い
使用量をもう一度置いておきます。キュレルは「ポンプ3〜4押し分」、dプログラムは「10円硬貨大」です。手に出すつもりの量の2〜3倍あります。
少なすぎるとき起きているのは、「効かない」ではなく単に塗れていないという事態です。伸ばすうちに手のひらへ吸われて、顔に届く量はさらに少なくなります。まずメーカーの量どおりに1週間続けて、ベタつくならそのあとで減らしてください。
順番は、化粧水のあとに乳液です。こするのではなく、手のひらで顔を包んで数秒押さえれば十分です。ゴシゴシ伸ばす動作は、敏感肌には摩擦そのもの。全体の順番はメンズスキンケアの基本の順番で確認してください。
僕なら、この順で買い足す
最後は、買い足す順番の話をします。
1本目は乳液です。化粧水だけで足りていない自覚があるなら、次に足すのはクリームでも美容液でもなく乳液になります。水と油を同時に置けるぶん、1本で状況が変わる目が大きいと感じています。
2本目は、乳液を2〜3か月続けてなお夜に足りないと感じたときのクリームです。夜だけ、乾く部分だけに重ねてください。朝から使うと脂性肌の人はテカりで後悔します。僕は真冬だけ、夜のクリームを足しています。
まずは1本。乾燥から来る肌荒れならキュレル 潤浸保湿 乳液、皮脂とニキビが同時ならdプログラム バランス&アクネケア エマルジョン EX、顔も体も量を使うならケアセラ APフェイス&ボディ乳液です。この3本です。
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※本記事はプロモーションを含みます

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