USBで挿すだけのマイクで、配信や録音の声はどこまで整うのでしょうか。僕が机に置いて使っているのは、ElgatoのWave:3 MK.2です。歪みを抑える処理やエフェクトをマイクの中でこなしてくれるので、機材を増やさずに声を良くしたい人に、まずすすめたい1本です。
この記事でわかること
- Wave:3 MK.2の中身と、声のために何をしてくれるか
- 使ってみて良かったところと、合わなかった場面
- Wave Neo・Wave DXとの違い
- 注文の前に見ておきたい型番と別売品
声の機材をひとつ選ぶなら、僕はこれを推します。
Elgato Wave:3 MK.2 USBコンデンサーマイク(10MAO9901)
参考価格 28,980円前後
配信やポッドキャスト用にUSB接続のコンデンサーマイクを探す人向け。

このブログを書いている人
30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。
私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。
大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)
これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!
Wave:3 MK.2の基本スペック
型番は10MAO9901です。まずは中身を表で見てください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名・型番 | Elgato Wave:3 MK.2(10MAO9901) |
| マイクの種類 | 16mmコンデンサーカプセル(内蔵JFET)・カーディオイド |
| 録音の音質 | 24bit・48kHz |
| 接続 | USB-C(USB 2.0 HS)・3.5mmステレオジャック(ヘッドホン) |
| 重さ | 570g(デスクスタンドあり)・250g(スタンドなし) |
| メーカー表示価格 | 28,980円 |
周波数特性は70〜20000Hz、最大SPLは130dBSPL(1kHz時)、ダイナミックレンジは110dBです。感度は-20dBFS(1kHz時)。パソコンだけでなく、タブレットやスマホにつないでも録音を始められます。
いくらで買えるかは、下のリンクから店ごとに見比べられます。
Elgato Wave:3 MK.2 USBコンデンサーマイク(10MAO9901)
参考価格 28,980円前後
配信やポッドキャスト用にUSB接続のコンデンサーマイクを探す人向け。
Wave:3 MK.2のいいところ
このマイクの売りは、声をきれいにする仕事をマイク本体が引き受けてくれるところです。良い音のために機材を足していくやり方を変えたい、とElgatoは説明しています。追加の機材も、面倒な設定もいらない作りです。
16mmのカプセルとポップフィルターを内蔵
中に入っているのは16mmのコンデンサーカプセルで、指向性はカーディオイドです。声をしっかり前面に捉える作り。
ポップフィルターも本体に入っています。マイクの前に別のフィルターを立てなくても、声をクリーンで安定した状態に保つ役目は本体の担当です。Wave Pop Filterという別売りのアクセサリーも用意されていますが、まずは本体だけで使い始められます。
Wave:3 MK.2の中で動くWave FX Processor
中で声を処理するのは、Wave FX Processorです。LEWITT Audioと共同で作ったカスタムチップで、これを積むことでClipguard 2.0による保護、オンボードDSP、VSTエフェクトの組み込みが本体で使えます。
声は、Clipguard、DSP、VSTエフェクトの順に、ひと続きの流れで処理されます。声を整えながら、歪みをその場で抑える仕組みです。モニタリングの反応も速く、それでいて複雑なルーティングを組まずに済みます。必要な操作はマイク本体に集めてある、というのがElgatoの説明です。
VSTエフェクトも、作業を止めずにあとから足せます。
ダイヤルとWave Linkで手元から調整
本体の操作は多機能ダイヤルと、タップでのミュートです。入力のレベルは、LEDリングにリアルタイムで表示。ヘッドホンジャックもあり、自分の声をその場で聞きながら話せます。
細かい調整は、無料でダウンロードできるWave Linkの担当です。Waveシリーズのハードウェアを、このソフトからまとめて操作できます。エフェクトの適用とカスタマイズ、ボイスチャット用のサウンドボードの追加、別録り用のミックスまで、ここ1か所でできます。Auto GainとVoice Tuneも積んでいて、Stream DeckからはWave Linkのプラグインを通して操作する形です。

使ってみて感じたこと
Wave:3 MK.2を選んだのは、家で話す声を録る機会が増えて、ノートPCの内蔵マイクでは物足りなくなったからです。オーディオ機材を何台も並べるのは気が進まなかったので、USBケーブル1本で済むマイクを探していました。
挿してすぐ話し始められた
Wave Linkを入れてUSB-Cでつないだら、そのまま声が入りました。最初に助かったのは、LEDリングで入力の大きさが目で見えることです。声が大きすぎるかどうかを、画面を見ずに確かめられます。
本体をタップするだけでミュートできるのも便利でした。話している途中で咳が出そうなとき、手を伸ばせばすぐ切れます。Auto Gainをオンにしてからは、入力の大きさを自分でいじることがほとんどなくなりました。
Wave Linkでエフェクトを足すときも、触る場所がこのソフトひとつなので迷いませんでした。
録った声の聞こえ方
録った声を聞き返すと、内蔵マイクのときにあったこもった感じが減って、言葉が聞き取りやすくなりました。パ行で息が当たる音も、外付けのポップフィルターなしで気にならない程度です。
ヘッドホンを本体に挿して、自分の声を聞きながら話せるのも気に入っています。声が小さくなっていると、すぐ気づけるからです。
ダイヤルひとつで手元の調整がだいたい片づくので、パソコンの画面でメニューを開く回数がぐっと減りました。
Wave:3 MK.2で困るところは?
いいところが多いマイクですが、引っかかる点もはっきりあります。
まず、同梱されているのはデスクスタンドまでです。マイクアームも、Wave Shock Mountも、Wave Pop Filterも、Wave Extension Rodsも別売り。このうちWave Shock Mountを足すと、6,480円が上乗せになります。僕はしばらくデスクスタンドのままで使っていましたが、キーボードを打ちながら話すと、マイクの位置を口元に合わせにくく感じました。
次に、つなぐ側の条件があります。システム要件はWindows 11以降、macOS 14.2以降で、USB-Cポートが要ります。手持ちのパソコンのOSが要件に入っているか、先に確かめてください。
ソフトのWave Linkは、別にダウンロードして入れる形です。エフェクトやミックスの細かい設定は、ここが前提になります。
重さはデスクスタンド込みで570gあります。机の上でどっしり置ける反面、持ち歩いてあちこちで使う気にはなれませんでした。
向く人と向かない人
- 向く人:機材を増やさず、USB1本で配信や録音の声を整えたい
- 向く人:ミュートや入力の確認を、マイク本体で済ませたい
- 向かない人:Windows 11より前のOSのパソコンで使いたい
- 向かない人:マイクを持ち歩いて、場所を変えながら録りたい
Wave NeoやWave DXと比べると
同じElgatoのマイクから、2本と並べてみます。
Wave Neoは、メーカー表示価格が13,980円です。コンデンサーでカーディオイド、周波数応答は20Hz〜20kHz、最大SPLは120dBです。ビット深度は24bitで、サンプルレートは48kHzと96kHzに対応しています。接続はUSB-Cで、3.5mmのヘッドホンジャックもあります。重さはライザーなしで450g、ライザーありで520gです。96kHzで録りたい人は、こちらも候補に入ります。
Wave DXは、メーカー表示価格が16,480円で、ダイナミックカプセルを使ったマイクです。指向性はカーディオイドで、周波数特性は50Hz〜15kHz、重さは440gです。接続はXLRなので、USB-Cでパソコンに直接つなぐWave:3 MK.2とは、つなぎ方そのものが違います。XLRの機材でそろえている人は、こちらを見てみてください。
僕がWave:3 MK.2を手元に置いているのは、同じUSB-CのWave Neoと比べて、最大SPLが130dBと10dB高いからです。録音は48kHzまでなので、96kHzが要らない録音なら、Wave:3 MK.2で足ります。
型番と同梱品の確かめ方
MK.2の型番は10MAO9901、JANコードは0840440416227です。旧型のWave:3は、Elgatoの比較表では10MAB9901、販売店によっては10MAB9900-JPという型番で載っています。名前が似ているので、注文の画面では型番まで見てください。
箱に入っているのは、本体、デスクスタンド、USB-Cケーブル(250cm)、5/8インチと3/8インチのアダプターです。このアダプターがあるので、一般的なマイクアームにも取り付けられます。Elgatoのマイクアームなら、Wave Mic Arm MK.2やWave Mic Arm LPが候補です。
値段は店や時期で動きます。メーカーの表示は28,980円なので、それを目安にリンク先で今の額を確かめてください。
Wave:3 MK.2をすすめたい人
USBでつなぐだけで、歪みを抑える処理もエフェクトもマイクの中で済ませたい人に、Wave:3 MK.2をすすめます。ミュートや入力の確認が本体でできるので、話すことに集中しやすいマイクです。
マイクと一緒に配信の環境をそろえるなら、Webカメラのおすすめやゲーミングヘッドセットのおすすめも見てみてください。
迷ったら、上の基本スペックの表に戻って、接続と重さの2行だけもう一度見てください。USB-Cでつなげて、570gを机に置けるなら、あとは今の値段を見て決めれば大丈夫です。
Elgato Wave:3 MK.2 USBコンデンサーマイク(10MAO9901)
参考価格 28,980円前後
配信やポッドキャスト用にUSB接続のコンデンサーマイクを探す人向け。
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