ミッドセンチュリーのインテリアは脚と木の色で選ぶ 外さない3脚

木の床とローソファ

「ミッドセンチュリー」でインテリアの写真を探すと、床から照明まで作り込まれた部屋ばかりが出てきます。あれを見て、家具を全部入れ替えないと始まらないと思い込んでいたのが僕でした。ソファもラグもテーブルも、そろえないと中途半端になる気がしていた。

自分の部屋を少しずつ替えてみて分かったのは、あの空気を作っているのが面積の大きい家具ではないということ。効いているのは脚の細さ木の色、この2つだけです。逆に言えば、その2つさえ合っていれば、椅子を1脚入れるだけで部屋の見え方は変わります。

この記事では、脚と木の色という2点だけで選べる椅子を3脚並べます。ダイニングを一式そろえる話ではありません。まず1脚だけ部屋に入れて、様子を見るための3脚です。

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30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ…)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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目次

ミッドセンチュリーは、椅子1脚から作れます

先に結論を書きます。ラグもソファも後回しでかまいません。最初に替えるのは椅子です。

椅子は、部屋の中でいちばん「脚」が目に入る家具だから。ソファは脚が隠れていることが多く、テーブルは天板の面積が大きすぎて視線が脚まで届きません。椅子だけが、細い脚を4本、目の高さの少し下でしっかり見せてくれます。

そして椅子は1脚から買えます。6脚そろえる必要はなく、まず1脚を部屋に置いて、机の前でも窓際でも使ってみる。合わなければベッドサイドに回せばいい。この身軽さは、ほかの家具にはありません。

脚が細いと、床が見える分だけ部屋は広く見える

ミッドセンチュリーの椅子は、たいてい脚が細く、座面が床から浮いています。この「床が抜けて見える」状態が部屋を広く見せます。

脚が太い椅子や、座面の下が箱のようにふさがっている椅子を置くと、床の面積はその分だけ削られて見えてしまう。細い脚を4本にすると、床は椅子の下までつながって見えます。6畳や8畳の部屋ほど、この差ははっきり出ます。

もうひとつ、脚が細い椅子は掃除がしやすい。ロボット掃除機を使っているなら、脚と脚のあいだを通れるかどうかで毎日の手間が変わります。ここは見た目より先に効いてくる部分でした。

木の色は、床に寄せるか、はっきり離すかのどちらか

いちばん外すのは、床の色と「惜しい」差になっているときです。床がナチュラルなオークで、脚がわずかに赤っぽい茶。並べた瞬間、どちらも汚れて見えます。

やることは2択です。床に寄せるか、はっきり離すか。寄せるなら、床と同じ明るさの木を選ぶ。離すなら、明るい床には濃いウォールナット系、濃い床には白っぽいアッシュやメープル系を持ってくる。どちらでも部屋は成立します。曖昧な中間だけが成立しません。

判断は写真ではできません。通販の商品写真は、撮影時の照明でいくらでも色が変わるからです。僕がやっているのは、床の日の当たる場所と当たらない場所をスマホで撮って、その2枚を見ながら候補の色を決めること。届いてから「思っていた色と違う」と言う回数がこれで減りました。

部屋のインテリア(1)

椅子を買う前に測る3つ

  • テーブルの天板の高さ(座面高との差が27〜30cmだと収まりがいい)
  • 椅子を引いたときに後ろに残る通路の幅
  • 床の色を日向と日陰の2枚で撮っておく

天板の高さは必ず先に測ってください。座面高だけを見て買うと、机に対して高すぎたり低すぎたりします。

床に合わせて1脚だけ替える(東谷 ヘンリー HOC-541)

最初の1脚として置きやすいのが、東谷(AZUMAYA)のヘンリー ダイニングチェアです。脚は天然木のアッシュ材で、ウレタン塗装。座面と背は布張り(ポリエステル・コットン)で、サイズは幅520×奥行510×高さ650mm。座面高はメーカー公式で420mm(販売店によっては430mmと記載)です。

アッシュは白っぽく、木目がまっすぐに出る木です。明るいフローリングの部屋なら床に寄せる方向で、濃い床なら逆にはっきり浮き上がる方向で使えます。どちらにも振れるのが、この価格帯の1脚としてはありがたいところでした。

テーブルに掛けて、床を空けられる

この椅子でいちばん面白いのは、販売ページで「浮かせる椅子」と紹介されている点です。背もたれをテーブルの天板に引っ掛けて、床を空けたまま掃除ができる。脚まわりを避けながら掃除機をかける、あの面倒がなくなります。

重さもそれを前提にした数字で、メーカー仕様は5.2kg、正規卸のページでは5kgと表記されています。いずれにしても5kg台です。ここは注意が必要で、販売ページによっては約13kgと書かれているものがあります。メーカー公式は製品重量5.2kg、梱包重量12.0kgと出しているので、約13kgという表記を見たら梱包込みの数字だと考えて、製品重量のほうを取ってください。

買う前に確かめておきたいこと

座面高の表記が出典で割れています。42cmがメーカー公式で、43cmと書いている店もあります。どちらにしてもダイニングチェアの標準帯である42〜45cmの中に収まる高さです。「低く座れる椅子」を探しているなら、この1脚はその答えにはなりません。

もうひとつ、天然木なので木目と色味が1脚ずつ違います。後から2脚目を買い足したときに、同じ顔で並ばない可能性がある。色味が違うことを理由に返品できるかは店によって扱いが違うので、買う前に返品条件を確認しておいてください。そろえるつもりなら最初にまとめて買うほうが安全です。色はBR・DBB・GYB・GRが市場にありますが、店によっては2色しか扱っていないページもあるので、注文画面で選べる色を確認してから進めてください。この記事ではブラウン(HOC-541BR)を基準に、サイズと価格を書いています。

まず1脚だけ入れて、脚の細さと木の色が自分の部屋に合うかを試したい。掃除のたびに動かす前提で使いたい。そういう入り口なら、この1脚が素直です。

東谷(AZUMAYA)ヘンリー ダイニングチェア HOC-541BR(ブラウン)

東谷(AZUMAYA)ヘンリー ダイニングチェア HOC-541BR(ブラウン)

参考価格 14,980円前後

予算重視。1万円台で天然木の脚から始めたい人。まず1脚だけ部屋に入れて雰囲気を確かめる枠

木の色で部屋がまとまる(ACME Furniture シエラ ダイニングチェア)

もう少し踏み込んで、1脚で部屋の空気を作りにいくならACME Furnitureのシエラです。サイズは幅48×奥63.5×高さ78cm、座面高44cm、原産国はタイ。材質はラバーウッドと記載されています。重量は公式表記で9.8kg(販売店によっては7〜7.7kgと記載)です。

ラバーウッドは、色にクセが少なく、明るすぎず暗すぎない中間の茶に落ち着く木です。だから床の色を選びにくい。オークの床にもウォールナットの床にも、どちらにも喧嘩せず馴染みます。「木の色でまとめたいが、床の色に自信がない」という状態なら、この中間色が保険になります。

座面は木ではなくビニールレザーです

ここは先に知っておいてください。ラバーウッドなのはフレームで、座面と背はビニールレザー(PVC)張りです。取扱店が「SIERRA CHAIR PVC」「ビニールレザー張り」と書き分けているとおりで、木の面積は脚とフレームの分だけになります。

木の色で部屋をまとめるという話をしている以上、ここを黙って進めるわけにはいきません。ただ、脚と枠が木で、座面が張り地というのはミッドセンチュリーの椅子ではよくある構成でもあります。むしろ座面が布や革になっていることで、木の色が線として細く見える。面ではなく線で木を見せたいなら、この構成のほうが合っています。

なお、色によって価格の扱いが変わります。基本のビニールレザー張りに対して、グリーンやイエローといった色違いは基本色より高く設定されていますし、送料が別途かかる店もある。同じ椅子だからと同じ額を想定していると、注文画面でずれます。

置き場所を先に測ってください

引っかかるとすれば奥行です。63.5cmは椅子としてはかなり大きく、狭いワンルームだと椅子だけで床が埋まります。重さも9.8kgあるので、東谷の5.2kgのように掃除のたび気軽に持ち上げる使い方には向きません。テーブルの下に完全に収まらないケースもあるので、引いた状態で通路が残るかを先に測ってください。

もうひとつ、ACME公式が「部位やロットにより木目、節の出方や表面の風合いに個体差が生じます」と明記しています。同じ型番でも、木目と節の出方は1脚ずつ違うと思っておいてください。均一な木目を期待していると、届いたときに面食らうかもしれません。個体差を味として受け取れる人には、むしろ向いています。

床の色に自信がなく、それでも1脚で空気を変えたい。木は線で見せたい。そこまで来ているなら、この1脚が本命になります。

ACME Furniture(アクメファニチャー)SIERRA CHAIR シエラ ダイニングチェア

ACME Furniture(アクメファニチャー)SIERRA CHAIR シエラ ダイニングチェア

参考価格 28,600円前後

本命。3万円弱で、ミッドセンチュリー寄りの空気を1脚で作りたい人。ダイニングでも机でも使える主役枠

部屋のインテリア(2)

細い木脚を10年単位で持つ(イームズ シェルサイドチェア DSW ダヴェルベース)

脚の細さと木の色という、この記事の主題をそのまま形にしているのがイームズのシェルサイドチェアです。なかでもダヴェルベースは、細い木の脚が座面の下で斜めに開いていく形で、床の抜け方がいちばんきれいに出ます。

仕様は、幅45.7cm×奥行55cm×高さ81cm、座面高41cm。シェルはポリプロピレン、ベースはメープル、保証は5年と記載されています。販売店によっては米国仕様のまま奥行53.3cm・座面高43.8cmと載せている店もあるので、机に合わせるなら注文前に店の表記を確認してください。幅45.7cmは今回の3脚でいちばん細く、置き場所の自由度という点でも扱いやすい数字です。

待つ覚悟と、色の確認が要る1脚

まず価格です。この記事の3脚で一番高く、そろえるとなると腰が引ける額になります。1脚だけ主役として置く前提で考えたほうが現実的でしょう。

次に納期。ダヴェルベースは事実上の受注扱いで、販売店の案内でも入荷まで3〜4ヶ月、店によっては4〜7ヶ月と書かれています。海外取り寄せで注文後のキャンセル不可としている店もあるため、「来週から使いたい」という買い方はできません。

そして色。シェルの色とベースの仕上げ、木の種類が型番のコードに畳み込まれているのですが、販売店によって表示されている色名が食い違っています。木の色で選ぶ記事でこれは致命的なので、注文前に型番を伝えて、シェル色と木の種類を店に確認してから確定してください。ここを口頭で済ませないだけで事故が減ります。

座り心地についても書いておくと、シェルはポリプロピレンの一体成型で、仕様にクッション材は含まれません。デスクで長時間作業するつもりなら、シートパッドを別に用意することになります。加えて販売ページには「商品によって原産国が異なり、原産国を選べない」と明記されています。

数ヶ月待てて、細い木脚と木の色を10年単位で持ちたい。最初にその1脚を決めてしまいたい。そういう買い方をする人だけが選ぶべき椅子です。

ハーマンミラー イームズ シェルサイドチェア DSW ダヴェルベース(メープル脚)BKULZFE8

ハーマンミラー イームズ シェルサイドチェア DSW ダヴェルベース(メープル脚)BKULZFE8

参考価格 95,700円前後

長く使う上位。10年単位で持つ1脚を最初に決めてしまいたい人。細い木脚と木の色という記事の主題をそのまま形にした本物枠

3脚を並べて見る

椅子脚と座面の材座面高置くときの目安
東谷 ヘンリー HOC-541脚は天然木アッシュ・座面と背は布張り42〜43cm(出典で表記が割れる)背をテーブルに掛けて床を空けられる
ACME シエラフレームはラバーウッド・座面と背はビニールレザー44cm奥行63.5cmと大きめで通路を広く取る
イームズ DSW ダヴェルベースベースはメープル・シェルはポリプロピレン41cm(出典で表記が割れる)幅45.7cmと3脚で一番細い
数字はいずれも各販売ページの仕様欄から引いています。天然木は1脚ずつ表情が違うので、最終的な色は届いてから確かめてください。

こうして並べると、座面高は東谷が42cm、ACMEが44cm、DSWが41cmです。DSWだけが2〜3cm低いので、天板が高い机に合わせるならここが効いてきます。あとは幅と奥行、そして木がどれだけの面積で見えるかで差が出ます。部屋の広さから先に決めて、残った選択肢のなかで木の色を選ぶ、という順番が失敗しません。

1脚入れたあとに起きること

最後に、後から効いてくる話を3つ書いておきます。

ひとつ目は買い足しです。天然木は個体差が前提なので、半年後に2脚目を買っても、同じ型番でも同じ色にはなりません。将来そろえたいなら最初に必要数を買う。1脚で完結させるなら、むしろ個体差は気にしなくていい。どちらの方針で行くかを、最初に決めておくと後悔が減ります。

ふたつ目は、椅子が良くなると周りが気になり始めること。僕の場合、椅子を替えた翌月に照明を替えました。順番としては悪くないと思っていて、面積の小さいものから替えていくほうが、失敗したときの損が小さく済みます。この考え方は1万円台から印象が変わるものを並べた記事にもまとめてあるので、家具以外に広げたいときに使ってください。

3つ目は、椅子は「見るもの」でもあるということ。ダイニングで毎日使う椅子と、部屋の隅に置いて上着を掛けるだけの椅子では、選ぶ基準が変わります。前者なら座面と奥行を優先し、後者なら脚の細さと木の色に全振りしていい。今回の3脚は、後者から入っても成立するものを選びました。

部屋の他の場所も替えるなら

脚の細さと木の色。この2つだけを見て、まず1脚。そこから先は、その1脚が部屋の中で何と喧嘩するかを見ながら決めていけば十分です。

部屋づくりで、一緒に考えると早いもの

※本記事はプロモーションを含みます

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この記事を書いた人

30代前半メンズ、都内在住。「大手製薬企業 → 大手EC企業 → 大手メーカー企業」と、ライフスタイルに合わせて転職をしながら現在3社目で日々奮闘中。ファッションや美容といった身だしなみのことから、生活を豊かにするガジェット類、インテリアや雑貨まで、実際に使ってよかったものだけを書いています。

私は極度の脂性肌×敏感肌で、スキンケアは市販薬からデパコス、20以上の美容医療やイソトレチノイン治療まで一通り試してきました。

大好きな香水は500本以上、洋服には累計2,000万円ほどを使用(使いすぎ...)

これまで身を削って試してきた実体験を皆様にお伝えします!

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